展示会の背景
はい、笹行です。ながらcastを始めます。 この番組は、自分大好きな61歳、
私笹行の声のブログ、声の日記です。 通勤途中に歩きながら収録してますので、
息がハァハァ上がったり、周りの雑音、騒音、 風切り音などが入ったりしますが、何卒ご容赦ください。
今日は休みなんですけども、ちょっと髪の毛を 切りに行くので、
その途中で 収録しようと思っております。
今、3時回って、 もう4時か。
今までずっと、
先日の東京旅行の時の動画を、
ちょっと編集したりしておりました。 いやー、なんか、
家でもね、そんなことやってると、 仕事やってるのとあんま変わんないなって感じも
するんですが、 まあね、昨年、
頑張って、 花の動画を
あげまして、 今年もね、
なんとか頑張ってやりたいななんて 思っておりまして、年明け、
もう2月ですけどね。 最初の動画、今作成中って感じですね。
はい。 で、今日は、
その東京旅行の中の一つで、
松岡京子さんの展示会があったので、
その話をしようと思います。 じゃあ、
行ってみよう。 今、聞いてらっしゃる方で、
松岡京子という名前にピンとくる方、 少ないかなと思います。
一番よく知られているのは、
自動書、自動文学、 絵本の翻訳者として、
よく 知られているかな。
ピーターラビットシリーズは、 石井桃子さんが翻訳されたんですが、
それの後の方のシリーズですね。
わりと新しめのところは、松岡京子さんが 翻訳されたりもしてますね。
あとは、東京子ども図書館という、
なんだろう。 組織の
立ち上げにも非常に 尽力されて、
お話というものを 広げるということに、
なんだろう。 人生を捧げた方なのかなと思います。
松岡さんは、
新宿の方で、
最後、 病気で
療養生活を送られて、 多解されたんですけどもね。
そんな松岡さんの仕事を振り返る、 東京子ども図書館ができて、
50周年ということもあって、 今回、
こういう 展覧会が企画されました。
この展覧会、 開催された場所は、東洋町を降りたところにある、
ギャラリーAクワッドというところで、 竹中公務店の、
東京支店だか、支社だか、本店だか、 本社だかわからないけど、そこのビルの
入ったところにある、なんだろう。 企業がやっている、
美術館というには、ちょっと規模は小さいですけども、 展示スペースですね。
まあ、ちょっと規模が小さいと言っちゃったんですけど、 実は無料なんですよ。
見るのは。
だから、そこまですごい規模ではないんですが、 ただ、
内容は非常に充実していました。 ちなみに、Aクワッドの意味は、俺は結局よくわからなかったんだけど、
大文字のローマ字のAに4乗ですね。 クワッドっていうことだそうです。
スペース小さいながらも、非常にきちんとした展示でした。 実は同じ場所で以前に、
バージニアリーバートンの 展覧会も確かやったと思うんですけども、
その時もね、なかなか 素晴らしかった。
これ、俺は行ってない気がするけど、 うちの同じ職場の人間が行ったりして、
その時に、図録がめちゃくちゃ良かったんで、 図録だけは買いました。頼んで買ってもらった覚えがありますが、
今回もすごく良かったんですよ。
俺よりも先に行ったスタッフが見せてくれたんですけどね。 なので実は、図録保持者に行ったようなところもあります。
500円ですけどね。安い。
どういう縁でこういう展覧会が行われたかは、 経緯はちょっと謎なんですが、
東京子供図書館というところの50周年記念の 展覧会ということで、
本当にね、ずっと 引っ張り続けてきた東京子供図書館を
引いてきたというか、
そういう松岡京子さんも 数年前に亡くなったのかな。
まあそんな 開古典、彼女の歩みとともに東京子供図書館を振り返るというような
展示でしたね。 実はあの
ギャラリーAクワッドの紹介
最初に松岡さんがどんな人だったのかっていう話を 簡単にした方がいいかなと思います。
東京子供図書館も50周年ということで、 松岡さんについてのDVDを出してまして、
私も先日それをちょうど見たばかりなんですね。 なのでその話をちょっと
しようかなと思うんですけど、 松岡京子さんはですね、
まあ 大きな流れで言うと石井桃子さんというね、
戦後の日本の児童文学や 絵本の翻訳など
その 業界と言うとあれなんですけども、そういうものを
牽引してきた 非常に大きな存在
なんですけども、その 直系の
弟子というわけじゃないんだけどと思うんですけども、 まあ
その流れを組む、やっぱり非常に偉大な
人だと思います。 ここからはねちょっと私の記憶で
喋るので若干というか、まあ多少ズレがあるのはお許しください。 松岡京子さんは確か
文学部なのかな、英米文学か英文学か、 そっち系の専門の方で、
図書館について学ぶ機会が
あって、
それこそ 日本で初めてなのかな、図書館の専門の学部が
できた時に、その後 松岡さんも入って勉強されたり
あとはまあその 子供のための図書館っていうことについて
まあ学ぶために アメリカの
やはり公立の図書館なのかな、そういうところに行って 実習
実際に
たぶん仕事をしながら学ぶみたいなことを されて、まあ多分当時
アメリカっていうのはそういう子供のための図書館っていうことについて
かなり進んでいたんですね。
でまあ最先端の
ところを実際に学んで、実地でね学んで日本に帰ってきて、 で
大阪市の図書館で初めてなのかな、その子供のための図書室
っていうのができて、そこの担当の職員として配置されます。
アメリカで学んできたことの一つにそのお話を
するっていう活動
があったんですね。
まあそれをその大阪でも
松岡享子の功績
実際に実践 されたようです。
で、ただねそれは
大阪市の図書館だから公務員なわけですよね。
そこのルールとして、一つの職場に3年
以上いられないみたいなルール。 3年しかいられないんだよね。
だからどんなにそこを希望しても他の場所に配置がされちゃうっていうことで、
松岡さんは
その仕事を辞めて、
で東京に戻ってきて、 そして家庭文庫を
開くんですね。
松の実文庫だったかな。松岡さんの松で覚えてるんですけども。
すでに石井桃子さんが
やはり家庭文庫されてたんですね。かつら文庫でしたかね。
で、松岡さんも自分の
家庭で、家でそういう文庫を
やって、子供たちが集まるような場所を作りつつ、
お話をするっていう活動を
されていきます。
そういう児童文学、子供のための本についての
勉強会みたいなものも熱心に参加、
もしくは主催はされてなかったかもしれないですけども、 そういった活動を
まあ、
担ったりしてたんじゃないかなと思います。 当時で言えば瀬田亭司さん
なんかも、あとは渡辺、
渡辺、出てこない。
だめだねー、はい。
茂雄さんだ、はい。 たぶん、渡辺茂雄さんとの出会いがあって、
大学時代の話だと思うんですけども、 そこから子供の本に確か
傾倒していったんじゃないかなと思います。
その当時の、
展覧会と松岡享子の活動
そういった翻訳者とか、実際に絵本を作る人、書く人、お話を書く人、
児童文学者、いろんな人たちと交流しつつ、そういう家庭文庫っていうものをね、
続けて
いくんですね。
で、その後ですね、
東京の他の場所で、
やはり家庭文庫があって、
結局のところ、個人の活動
っていうことになるのかな。
で、
限界を感じてという、確か理解であっているかと思うんですが、
そういった文庫が4つ
集まって、それはその松上文庫、松岡さんの、石井文庫さんの桂文庫と、あと2つ、
ごめんなさい、名前失念しちゃったんだけど、 同じ系列で2つ家庭文庫があって、
その4つの文庫を統合する形で、
東京子供図書館っていうのが、
できたそうです。
はい、そんなわけで今日は、
徳屋に行く、行き帰りのね、
途中で、松岡京子さんの展覧会の話をしてきました。
ストーリーテリングの重要性
東京子供図書館を立ち上げた後の話は、ちょっと僕も、
そこまで語れるわけじゃないので、
省かせていただくんですけども、
ここでね、お話っていうものについて、ちょっと補足していこうと思うんですね。
実はその
DVDの一番最後ですね、
締めくくりのところで、
松岡京子さんご本人の、晩年の言葉だと思うんですけども、紹介されていて、
私がね、
亡くなったらねっていう前置きだとか、ちょっと忘れちゃったんだけども、自分のことを、
自動文学や絵本の翻訳者だとか、あるいはそのお話を実際書いてもいるので、そういう
自動文学者、
本を書く人、いろんな紹介のことをしてくれるかもしれないけども、
お話を広めた人って言ってくれる人は、
少ないと思う、みたいなことを最後言ってるんですね。 ただ、実は松岡さん本人、私自身はそのお話の種を撒いて、
それを広げることをずっとやってきたんだっていうようなことを最後、
1時間ほどのDVDの映像の中で、それが最後の言葉だったと思うんですね。
で、その子供たちの前でお話をして、聞かせるっていうことを、
ずっと大事にして、活動の中心に据えていたんじゃないかなと、僕は思っているんですけども、
その東京子供図書館の活動の中の一つに、お話を語る人を育てるっていうことも
やっていて、実際うちのスタッフも、
その研修を受けて、お話の語り手として、
資格と言うとちょっと大げさなんですけども、活動を実際うちでもそういった機会を
設けているんですね。お話し会として。
それはね、1年かけてかな、1年だったかな、
何度かその東京子供図書館に通って、
学んでいく、身につけていくっていう、
講座というのかな、そういうことを
ずっとやってきて、その成果も、
きっとすごいと思うんですね。全国にそうやってお話を語る人たちがいるっていう、
本当に種を蒔いているんですね。
で、最後にそのお話って、
ストーリーテリングと呼ばれることもあるんですけども、
絵本の読み聞かせとか朗読とは違って、
お話を完全に自分が
暗記して空で言えるような状態になって、
子供の前で話すっていうことなんですね。
読み聞かせとの大きな違い、僕の理解では、
朗読も読み聞かせも、あくまでも目は
その文字を追っているんですね。ただそのお話の場合は、
その語り手の目は子供たちを見てるんですね。
だから子供たちの
ちょっとした表情とか、
息を飲む感じとか、そういったものを見ながら語ることができる。
そこが多くの違いだと前に聞いたような気がするんですね。
だからこそ、
より子供の心に届けられるんだっていうようなことだったと思うんですね。
それを松岡京子さんはアメリカの図書館で目の当たりにして、
それを日本で広げようと
活動してきた方なんですね。
すごいなと思います。
ちょっとね、僕も詳しくはわかってないので、浅い語りになっちゃったんですけども、
ぜひ興味のある方は東洋町ギャラリーAクワットに足を運んでみてください。
詳細は概要欄にリンクを貼っておきます。
今日はここまでです。最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
ではまたね。
ちゅーす。