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一ですこんばんは あの今夜はですねその大学受験にまつわる
まあちょっとした裏話みたいな話をねさせてもらおうかなと思ってます これね特にね秘密というわけではないと思うんですけれども
まあ多分ね皆さんご存知ない話じゃないかなと思います というのはね何かというとまあ国公立大学やったらまあ二次試験
とかまあ推薦入試とかまあ私立大学やったらねあの 共通テスト
じゃなくて あの個別入試であの筆記試験というのをやっていると思うんですけれども
マークシートじゃない方ね筆記試験というのね まああの
受験のスタイルに応じて選べると思うんですけれども これね採点するじゃないですかもちろんねその
大学の先生たちが採点してその採点結果というのを エクセルのシートにまあ打ち込むわけですよまあエクセル以外表記さんあるかも知れない
ですけれども まあこのコンピューターに打ち込むわけですよ
でまぁこの点数ね例えば数学何点英語何点 国語何点とか課題作文何点とかで面接何点とかで例えば縦軸にこの受験生の受験番号を
並んでて名前は書いてないですけれども横軸に数学英語面接みたいに並んでて でその点数足し算します合計点を出します合計てまあ300点満点でこの人
200点ですよとかまあ250点ですよとかついてって 最後その合計点順にまあ並べ替えするわけですよね並べ替えして上からまあ定員まで
何人定員がまあ 推薦で10人あったらまあ上から10人取りましょうかって話になるわけなんですけれども
あのここですね えっとまあ採点というのはあの
大学のね教員がまあしっかり採点して点検も別の人が点検をしてというので 採点ミスがないようにというのはねとこの大学もやってますそれからまあ
点数をねだいたい採点とついでに採点して点数をその問案用紙に書いていくことが多い と思うので
手書きでね点数つけていくんですけれどもそれを最後 excel のシートまあ表記者のシート にね書き込むところここ間違いがないように
これ何回も点検をします 8例えば50点で書いているのを5点で書いちゃってないかとかまぁゼロと6が見間違い
やすいからまぁ56点してないかとかね そういうところは何度も確認をするんですけれども問題はねその先なんですよ
表計算ソフトにね入れたところからの話で普通はね excel に入力したら あのまああとは間違いないやろうと思うじゃないですか例えば数学と英語と面接の点数
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100点満点でまぁそれぞれた場合60点50点40点あったらまた試算して 150点ありましたねそこは間違いないと思うじゃないですか
いや実際間違わないですよ エクセルってほら最初のバージョンてねあのアップルのマッキントッシュっていう
まあ今のマックの 初代ですね初代用に出てたソフトなんで40年ぐらい歴史あるんじゃないですかね
もう今さらその足し算でバグが出るということはね ちょっと考えにくい
ですけれどもこれで何するかというと エクセルの表を印刷して人間が電卓でて計算で計算するんです
で僕ねこれまでね大学 あの
5つぐらい移り変わってきましたけどもどこの大学でもやってました でまぁ今の大学前の大学
でもまた前の前の前の大学でもどのぐらいの人数でてたかっていうとどのくらいの 人数て可能何回繰り返すかって言ってエクセルの足し算が正しいかどうかっていうのを
事務官3人教官2人合計5人でやってました 合計5人で5回確認するんですこのエクセルの差し算が正しいかどうかっていうのを
印刷して本でこの数字見ながら電卓に打ち込んでいって たしてまぁ例えば平均取るとこうやったら平均まで計算します
小数点2桁まで計算しますます2桁が3桁がだいぶと違いますけれども 計算をしますで計算したらチェックマーク入れます
で5人でチェックするから5個チェック入るんですよねエクセルのシートに印刷した シートに
でこの人はなんかあの例えば面接ね 3人で3人の面接官がいました3人で平均取りましたっていうと
まあ小数点2桁がもう例えば100点満点で82点 なんやろうねあの
15とかになったりとかするわけですよ でそれが平均正しく計算間違ってないかどうかっていうのをその面接シートてね手書きの
面接シートからもう1回計算し直して エクセルの計算間違ってないかというのね確認5回確認するんですよ
でこれもねエクセルの方間違わないわけじゃないですかでエクセル間違わないんですよ で人間の方がどっちかっていうとね電卓打ち間違えたりとか数字を見間違えたりとか
して勘違いしそうなんでもなんでこんなね 不毛なことするんやろうと若い頃若い頃というかすごい最近まで思ってたんですけれども
いやこれはねちゃんと意味があるんやとねもう最近ちょっと思い始めたんです それ何かというと
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のほらお経をねお坊さん小山春じゃないですか でお経を読むってその読んでてお経に間違いが見つかることってまあないわけじゃない
ですか お経はね正しいもんと思って読むわけですよ
でお経自体がねその1000年以上の歴史があって 万が一間違いがあってももうそれは修正されてきたわけじゃないですか
でエクセルの計算というのも一緒でお経と一緒でそうそう間違いが起こるわけでは ないし僕も
大学の教員になっても何年20年経ちますけれども エクセルの計算が間違えたというのは一度も当たったことがないですし他の人が見つけ
だということ のことも聞いたことはないんですけれども
ただそのお経ってねその何回も何回もお坊さんが目を通すことでそのお経その ものの価値がね
ついているというか上がっていると思うんですお経のカルマっていうお経にカルマが あるかどうかわかんないけどこれお坊さん聞いて話でもないんですけれども
たくさんの人が目を通すことでそのもの自体の価値が上がるっていうことであると思うん です
点数受験生の方がね受験された点数 っていうのはたくさんの人が目を通すことでその
まあ点数そのものに価値というか意義というものがこう 猫積み上げられていくんじゃないかなというのをねさっきね感じるんですだからこれは
ね 一種の儀式なんじゃないかなと思ってでもこれねバカにならんのは万が一ね計算ミス
あったんじゃないですかとかまぁ自分の点数おかしいんじゃないですかとかまぁこう 受験生からクレームきた
あれマスコミからこれミスありませんかって言われたマスコミから来るというのは大体その 予備校がねこの採点おかしいんじゃないですかと言ってくる
わけなんですけれどもその時に自信を持っていや我々はちゃんと公平に 計算してますよ
検山もしてますよって言い切るためにはこれだけのことをやらなあかんのやと でこれだけ猫の点数の表にカルマを与えたというためにやっぱりこれだけの猫と
作業というのをねしなきゃいけないんじゃないかなとひょっとしたらだってほら 大学のね教員ってノーベル賞クラスの先生もいはるわけやし
その自分がやってめちゃくちゃ優秀な人たちをね非常に高い時給を払わなあかんところ その仕事を実質
ほらまあ勤務時間ないとはいえですね他の仕事止めてやらしているわけですよ すごいコスト払ってすごくやってるわけなんですけれども
それはやっぱりねその受験生がある意味答案をして祈りを込めてやってることなので それに対して我々大学側ができる正義
なんやないかなと思って まあ今まではねそのエクセルの健山なんてこう無駄なことやってるなっても昔はね電卓が
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信じられなかったからソロバン弾いたって話がね 今となっては笑い話ですけれどもそれはソロバン弾くというある種
その精神性というのがあったと思うんですで今電卓叩くっていうのも一種の猫精神 的な積み上げというものがあるんかもしれないなぁと思って
そういうことをねやってますというかねあの今日もやってきたんですけれどもでやって きたということをね
自分の中で消化するためにこうやってお話をさせていただいてはいるんですが だから受験生の皆さんね皆さんの答案
1個1個の答案それから採点っていうのもめちゃくちゃ大事にしてます まあその上でね合意判定させてもらっているので
まああの受験ね落ちちゃったよっていう人 あの我々本当真摯にねやらせてもらっているのであの
まあそれはムカつくと思うんですけれどもまた次の機会をね あの
待っていただければと思います というわけでね今日はその受験にまつわるお話というのをさせていただきました
あの こちらね無理なんだよラジオあの僕ね
あの本当はのちゃんとねあの学術的なというか教育的だね a
ポッドキャストもさせていただいていますスティーム.fm てあの st e am . fm というねチャンネルもやら
してもらってますのでよかったらそちらもね 聞いてみてくださいあの今夜も聞いてくださってありがとうございます
市でした