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はい、おはようございます。平瀬楽器の平瀬トモキです。今朝のMORNING NOTEは、マイク、実は楽器というタイトルでお話をさせていただきます。
はい、このMORNING NOTEは、兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする、毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
音楽のこと、教室のこと、弁当作りとか動画制作の裏話まで、音楽と街のあれこれを毎朝少しずつおしゃべりしています。
朝の支度とか、通勤のお供に耳だけご参加いただければと思います。
今はですね、YouTubeライブ、それとインスタライブでライブ配信をしながら、スタンドFMで収録もしております。
ですので、YouTubeライブの方ではコメントも書いていただけますので、ぜひ良ければ参加していただけると嬉しいです。
冒頭に何があったかと言いますと、そのスタンドFMで収録しているマイクの電源が入ってませんでした。
大変びっくりしました。こっちライブ始まってるのに、なんでこっち音入ってへんやろうってね、ドキドキしたわけですが、
今日はですね、そんなマイクの話でございます。
マイクの話するのになんでマイクでトラブってんねんって話なんですが、気を取り直してやりたいと思います。
マイク、皆さんの生活の中で最も身近な楽器って何なんかな、ちょっと考えたつ。
その中の答えの一つで、やっぱりマイクじゃないかなと思ったわけなんですよ。
皆さんの中ではですね、マイクって楽器なの?って思ってらっしゃる方多いと思うんですけども、実はマイクは楽器なんです。
電気屋さんでもね、もちろん売ってるんですけども、我々みたいな楽器店でもマイクは扱っています。
別に電気屋さんのマイクがあかんわけじゃないんですけども、どちらかというと電気屋さんで売ってるマイクっていうのはちょっとお休めのマイクが多いと思うんです。
一般的な電気屋さん、高級電気屋さんは違いますよ。イメージ的には1万円前後くらいまでのカラオケで使うようなマイクを売ってらっしゃることがほとんどだと思います。
一方で楽器店というのは、その辺の安いマイクももちろんあるんですけれども、ちょっとお高めのマイクとか他の種類のマイクを扱ってたりします。
今日はですね、そんなマイクの話を少しだけしたいなと思うんですが、ざっくり分けまして、実はマイクって2種類分かれているんです。
それは皆さんご存知でしょうか。
2つ。ダイナミックマイクとコンデンサーマイク。これが大きく分けて2種類になります。
説明しますね。ダイナミックマイクというのは何だと言いますと、カラオケのマイクです。
いわゆる歌手が使っているようなマイク。歌番組とかで歌手が手に持っているマイク。あれ全部ダイナミックマイクです。
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線がついてるやつ、ついてないやつ、いろいろありますけども、全部含めて手で持って歌うやつがほとんどダイナミックマイクだと思ってもらって大丈夫です。
あとはギターの音を録るのに、ギターの前にマイクスタンドでマイク立ったりするじゃないですか。
ああいうのもテレビで見えるやつなんかほとんどダイナミックマイクだと思ってもらって大丈夫です。
もう一方でコンデンサーマイク。コンデンサーマイクというのは収音用やと思ってもらったらいいです。収音というのは音を集めるって書いて収音なんですけども、
例えばラジオのDJがしゃべってたり、ヘッドホンしながらおしゃべりしてたりするじゃないですか。
そんな時に目の前に大きめのマイクがあったりとか、あとはCDの録音をしている歌手が使っているマイクとかね。
最近あんまりないかな。収録の状況の写真をジャケットに使ってたりしますよね。
あとは最近だとYouTubeのファーストテイク。あれで使っているマイクはコンデンサーマイクです。
コンデンサーマイクの前に布みたいな丸いやつを置いています。あれはポップガード。
あれは別にこういうパッという息の吹きかけがなくなるような、するためのものなんですけど、
その奥にあるちょっと四角いマイクがありますよね。あれがコンデンサーマイク。
収音用のマイクなのですごいクリアに音が取れるんですよ。
これの説明をする時に、場所にもよるんですけど、ちょっと広い部屋にいてた時に、
部屋の端っこの方で紙をカサカサって触った音をちゃんと拾うマイクのことをコンデンサーマイクと言います。
コンデンサーマイクってそれぐらいのレベルなんですよ。
他にコンデンサーマイク、何があるかな、なかなか普段の生活で見ないので、こういう時にどうやって説明したらいいかなと思うんですけども、
皆さんが多分一番よく見るコンデンサーマイクは漫才の人が二人の真ん中に置いているマイクがありますよね、スタンドマイク。
あれです。あれがコンデンサーマイクと言います。
コンデンサーマイクって実はいろんな種類がありまして、先ほど言った収音用のマイクっていうのは確かなんですけども、形が実はいろいろあるんです。
漫才師の方が使われているような四角いマイクはお客さん側と漫才師側とどっちも音が取れるんですけども、
お客さん側の音を切って音が出ないように、音を拾わないようにしてたりします。
漫才師の声がきっちり拾えるようにとかね、そんな感じになっています。
コンデンサーマイクはたぶん漫才のマイクが一番わかりやすいかなと思うんですね。
先ほど言いました通り、ワイヤレス。線がある、ないですね。ワイヤレス、ワイヤードマイク。
あとピンマイクと呼ばれるものだったり、ヘッドセットとか、楽器用のマイクとか、いろいろありますよね。
その用途によって使われ方もいろいろあったりします。
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マイク全般的になんですけども、やっちゃダメなことっていうのがあります。
なんとなくお分かりだと思うんですけど、まず水分は基本的にダメなんですよね。
やっぱり楽器といっても機械じゃないですか。やっぱり水は基本的に厳禁です。
あと落とすのはダメですよね。落とすのはダメ。これはどんなもんでもそうだと思うんですけど、
自分のもんでも落とすの嫌じゃないですか。マイクをどっかの業者さんが使っているときに落とすのは絶対ダメなので、ダメです。
これが意外と皆さんやられるんですけども、マイクを叩く。ボンボンボンボンって。音出てるかな?ボンボンボンって。
やったりしません?あと息を吹きかける。フッフッフッフッってやりますよね。
あれね、実はダメなんです。あれやると僕らみたいな音響業者は怒ります。ブチギレます。タカーンって怒るんですよね。
なんでこれがあかんかと言いますと、これ今皆さん、スマホとかパソコンのスピーカーから出た音を聞いていただいていると思うんですけども、
この音っていうのは空気の振動なんですよね。マイクというのは音が入った上のグリルっていうんですけど、そこから音が入りますよね。
それが薄い鉄板がぶら下がってまして、そこが振動するんです。その振動を電気信号に変えてアンプとかミキサーに送って音を出すと。
そういう仕組みにやってるんですけども、マイクを叩いたり息を吹きかけることで、このぶら下がってる薄い鉄の板が外れて落ちてしまったりするわけです。
そうなると音は出なくなります。なので叩くとか息を吹きかけるっていうのはマイクを壊す行為なんですよ。
僕らが使ってるマイクってね、いやらしい話、まあまあお高いマイクなんで叩かれたら困るんです。なので絶対叩くなと。
落とすのなんか絶対誤発なんですけど、叩くなとよく言います。
マイクはね、結構やっぱりカラオケ行かれるじゃないですか。ワイヤレスマイク、カラオケ行ったらだいたいワイヤレスマイク使うじゃないですか。
あれね、線がないんでね、どうしてもちょっと扱いが雑になりがちなんですよね。机の上に置いといてゴロゴロって押したりとかね、あれは絶対ダメなんで、やっぱりあかんなぁと思うんですがね。
まあ線がない分ね、扱いは楽にはなってると思います。でもやっぱり線がないっていうのはね、落としやすいっていう不安がもちろんありますし、どうしても扱いが雑になってしまうということもあります。
あとですね、もう一個言うと、やっぱりその線があるないっていうのは、実は音質にもこだわりが、音質に影響があります。
今皆さん、エアポッド、ヘッドホンとかね、使ってはるじゃないですか。あれも線なしでしょ。でも線ありのヘッドホン使ってる人もいると思うんですよね。
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何が違うってね、やっぱり音質なんですよ。エアポッドがどんだけ良いと言っても、やっぱり線なしのものって音の質は落ちるんです。
やっぱり切れる可能性もあるじゃないですか。何かが遮断されてね。だからやっぱり僕は個人的に線なしっていうのはあんまり信じてなくて、
イベントの司会者がね、線なしのマイクでやるっていうのはまあまあまあまあまあありだと思うんですけども、歌を歌う人ができたら線ある方がいいんじゃないかなと、個人的には思います。
これはもう本当に人それぞれだと思うんですけども、例えば歌番組、いろんな歌手が見れるとしたら、例えば紅白歌合戦とか、去年の年末ご覧になられた方もいらっしゃると思うんですけども、
あれ見てるとですね、ケーブルあるマイクを使っている歌手の方が一定数いらっしゃいます。大半はもうケーブルなしですよね。
ワイヤレスマイクを持ってるんですけども、バンドの方とか、アイデアルの人とか当然ヘッドセットとかね、ケーブルなしの普通のワイヤレスマイクを持ってます。
で、ケーブルありのマイクを使っている人って一体どんな人なんかなって見ていただくと、何かしら一定の条件というか、そういうのが見えるんじゃないかなと思うんですね。
まあなんというか踊りを踊る人なんかはケーブルがあると邪魔なんでね、ワイヤレスでも全然いいと思うんですけども、やっぱりファッションではなくて音質を求める方というのはケーブルがあるマイクを使ってあります。
確かね、去年の紅白はずっとケーブルありでやってた石川さゆりがケーブルなしだったんですね。ワイヤレスマイクになってましたね。うーんと思ったんです。
あとまあポピュラーで言うと、だいたい椎名林檎とかはケーブルありが多いんじゃないですか。
やっぱり音楽に真摯に向き合ってないからケーブルがないわけではないんですけども、そこの部分にこだわりがある人というのはケーブルがあるマイクを使う人が多いなぁと感じています。
まあそればっかりが正義ではないんですよね。あとまあ線がないということはやっぱり何も見えないので、何かトラブった時に怖いっていうのが一番あるんですよ。できたら僕はケーブルありがいいなぁと個人的には思うんですが、まあまあ邪魔なんでね、なかなか大変ですけどね。
はい、というわけで今日はマイクの話をさせていただきました。冒頭にはマイクのトラブルでちょっとやり直しをしてしまいましたが、大変失礼いたしました。
はい、というわけで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
はい、明日木曜日は冷やせ楽器の動画ラボということで動画のお話をちょっとしたいなと思っております。まだ何の話するか全然考えてないんですけども、明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。
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それでは今日もいい1日をお過ごしください。いってらっしゃいませ。