00:07
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。
本日はですね、その打楽器、日用品と鉄の塊と爆発物です。というお話をさせていただきます。
このMORNING NOTEは、兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする、毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のあれこれを毎朝少しずつお話ししています。
朝の支度とか、通勤のお供に耳だけご参加いただければと思います。
YouTubeライブ、インスタライブでも配信しておりますので、コメント書いていただけると嬉しいですし、
スタンドFMでお聞きの方は、コメントやいいね、あとレターでコメントとか送っていただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
というわけで、水曜日は音楽ミニ豆知識というお題でお話ししているんですが、
今日はですね、その打楽器、日用品と鉄の塊と爆発物ですというタイトルです。
ちょっと変わった楽器の話、特に打楽器の話ですね。
見た目は楽器じゃないけども、ちゃんと音楽に使われている打楽器って結構たくさんあったりするんです。
おそらく楽器屋さんにしかないのかもしれないんですけども、打楽器ばっかり載ってるカタログっていうのがあるんですよ。
そういうのを見てると、およそ楽器じゃないよねみたいなのが載せたりするんです。
民族楽器とかは別ですよ。民族楽器って正直よくわからんものがあるじゃないですか。
馬の顎の骨をそのまま楽器に使ったやつとかね。
木の実をそのまま使ってるやつとか、そんなんはね、まあしゃあないなと思うんですけども、
そんなんじゃなくて、ちゃんと今回でいうとオーケストラとか吹奏楽とかでちゃんと楽器として使われている楽器っぽくない楽器が結構あったりするんですよね。
今日はそんな話をしたいと思います。
まず一つ目、ミュージカルソウという楽器があります。
ソウって何かわかりますかね、ノコギリなんですよ。
関西の方でしたらね、お前はアホかで大体わかると思うんですけども、
横山ホットブラザーズというお笑いの方がいらっしゃってね、
その人たちは今ちょっともう珍しいんですけど音楽漫才っていうのをしてありました。
アコーディオンとかギターとかでね、ちょっと歌うたりながら漫才をするっていうスタイルだったんですけども、
そこの中で使われるのがこのミュージカルソウ。
ノコギリを使ってですね、バイオリンの弓で弾いて音を出すという楽器なんです。
これは別に横山ホットブラザーズが考えたわけじゃなくて、昔からあるみたいなんですよね。
チャップリンの映画とかでも使わせたりそうなんですけども、すごい良い音になるんですよ。
03:04
ミュージカルソウ、普通のノコギリでもなるんでしょうけども、
いわゆる海外の大工さんが昔使っているような、
両刃であるような、日本の四角いノコギリじゃなくて、ちょっと台形みたいなノコギリ。
あれを使って曲げて音ピッチを変えて弾く楽器なんです。
多分YouTubeとかでもミュージカルソウっていうのがあると思うんで、ぜひチェックしてみてください。
横山ホットブラザーズの話もどっかでしたいですよね。
お笑いの話ね、どっかでしたいなと思うんですけどね。
まあまあいいや。実はこれ、最近ちょっと見なくなったんですけども、
日本のポピュラーなアーティストの人も使ってたりしました。
最近少ないですけどね。
2つ目、ウォッシュボードという楽器があります。
ウォッシュボードと言うとですね、なんじゃらほいって感じですけども、洗濯板ですね、そのまんまです。
洗濯板ね、もうそれこそミュージカルソウ以上に使わないですよね。
もうだいたいみなさん洗濯機だと思うんですけども、
昭和の初期とかは洗濯板でみなさん掃除されてましたよね。
あの洗濯板を楽器として使うんです。
昔の本当の洗濯板、木の洗濯板であったりとか、ブリキの洗濯板もあったりするんですけど、
あれを鉢とかピックみたいなものとか、木の棒みたいなものを使ってこすって音を出すんです。
あれですよね、ギロってあるじゃないですか。ギロと同じだと思います。
これのルーツはですね、アメリカの音楽、ブルーグラスだそうです。
リズム楽器、打楽器なんでね、リズムを出すために使うんですけども、
手軽に出せるっていうことでよく使われてたそうです。
今でもどうかわからないけどね。
その次3つ目、タイプライター。これはもうタイプライターです。
いわゆるタイプライターなんですが、タイプライターって最近パソコンがほとんどなので、
タイプライター見たことない方もいらっしゃるかもしれないですけど、
タイプライターでカチャカチャカチャカチャ言うじゃないですか。
で、チーンって行を変わるときにチーンってするんですよね。
あの音がリズム楽器として使われています。
特にですね、ルロイ・アンダーソンという人が作曲したザ・タイプライターという曲があるんですけども、
あれなんかはタイプライターがソロ楽器としてフィーチャーされてまして、
ソロを奏でるわけなんですよタイプライターが。
めっちゃいい曲です。聞いたことある人も多いと思うんですけどね。
気になる方はYouTubeでタイプライター、ルロイ・アンダーソンとかオーケストラとかで検索していただくときっと出てくると思います。
これは吹奏楽でもオーケストラでもよくやられる曲なので、ぜひチェックしてみてください。
4つ目かな。アンビル。
アンビルって何か分かります?
06:00
アンビルって言うとね、鉄の塊なんですよ。
僕が見たことあるのは、あれなんなんかな。
あのー、なんていうんですか。線路?線路の切ったやつみたいな。
ああいうものを鉄のハンマーで叩くんですよ。
当然、カーンとかキーンとかいう音が鳴るんですけども、それを打楽器として使います。
オーケストラの曲、オペラとかでも使われてたりしますし、吹奏楽とかでも使われてたりします。
吹奏楽だったら、有名な曲だったら大憎み曲とか使ってたんちゃうかな。
鍛冶屋さんの曲とか使われてます。
本当にね、鉄の塊なんで、鉄の塊を叩いた音がします。
当たり前なんですけど、むちゃくちゃ重いです。鉄の塊なんでね。
そんな楽器というか、擬音楽器みたいな感じですね。アンビルというものがあります。
最後5つ目、大砲。大砲です。
これはもう一番有名なのがチャイコフスキーの1812年ですね。銃曲1812年。
それ以外で大砲がある楽器は、楽譜は見たことないんですけども、たぶんこのためだけでしょうね。
これね、楽譜上はキャノンって書いてあって、最初見た時なんじゃらほいって思うんですけど、これ大砲なんですよ。
チャイコフスキーの1812年というのは戦争の曲で、その中で大砲が実際になっているシーンがあるんですよね。
そこで大砲を鳴らすんですけど、大体の場合は大太鼓、できる限り大きい大太鼓をドーン、ドーンって鳴らすことが多いですし、
最近はね、シンセサイザーとかで鳴らすこともありますが、地元ロシアとか、特に軍楽隊みたいな時には、
そのリアル大砲を鳴らすこともあるらしいです。
オーケストラの音ぶっ飛ぶような気がするんですけどね。
でもテレビで見たことありますよ。ドーン、空砲ですけど、ドーンって鳴らしてるやつを見たことがあります。
あれは大迫力ですよね。1812年はすごくいい曲、めちゃめちゃいい曲ですし、やっぱり大砲の音が印象的ですよね。
あの曲に大砲の音を入れたいと思ったチャイコフスキーもすごいなと思うんですけども、その楽譜を見て、やっぱりこれ大砲ですよな、あかんわと思う指揮者の人もすごいなと思いますね。
今は大砲でやることなんかほとんどないと思うんですけども、少なくとも1812年はすごいいい曲なんで、まだ聴いたことないという方はぜひ聴いてみてください。
それこそYouTubeにいっぱいあると思います。名演奏いっぱいあるんでね、ぜひ聴いてみていただけたらなと思います。
今日はですね、代表的な打楽器、楽器っぽくない打楽器を5つほど紹介させていただきましたけども、
09:05
こんな風にね、これが楽器っていう感じの楽器も受け入れてしまうこの音楽の懐の深さ、そんなことを感じますよね。
音が鳴るものイコール楽器っていう考え方でいくと、いろんなものが本当に音楽の材料になるなぁというふうに思います。
実際に今回はオーケストラの楽譜の中で使われているものばかり選ばせてもらいましたけども、そうじゃなくて、
なんかね、あのあれあるじゃないですか、ヤクルトの飲んだ後の殻、あれに砂とかビーズとか入れて蓋してね、飲みかすって言ってね、
あのマラカスみたいに使うっていうのが、保育系の方がよくやったりするんですけども、そういうのももちろんありますよね。
どんなんで言うと本当にどんなものでも楽器になるので、またいろんな楽器使っていただいて、音を楽しんでいただけたらなというふうに思います。
今日ご紹介したような代わりの多楽器、もし興味持っていただきましたら検索していろんな音を聞いていただいたらいいと思いますし、
こんな楽器もあるよってまた教えていただけたらなというふうに思います。
はい、というわけで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
今日の番組の感想とか、音楽レッスン、動画、イベントに関するご質問、ご相談なんかは、ひらせ楽器の公式LINEで受け付けております。
LINEの検索画面でひらせ楽器と入力していただくと、ひらせ楽器サンダーセンターというIDが出てきます。
それをですね、友達追加していただきまして、感想とか相談とか送っていただけましたらと思います。
モーニングノート聞いたよと書いていただくととっても嬉しいので、ぜひぜひよろしくお願いいたします。
明日は木曜日、ひらせ楽器の動画ラボということで動画のお話をさせていただければなと考えております。
というわけでまた明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。
それでは今日もいい一日をお過ごしください。
いってらっしゃいませ。
