2024-01-10 12:42

聡ちゃんは鬼

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将棋歴40年のオッサンが、勝手に熱く語ります!

【誤】99%と1%→【正】90&と10%

#声日記

サマリー

藤井聡太八段の強さの一つは、CPUの読みの速さが他の人とは異なるということです。また、もう一つは、考えた手を指してくれなかったら困っていたと言えます。彼の強さは他のプロ棋士を追い詰め、勝負に勝つために必要な時間を持つことを、持ち時間のコントロールで示しています。

00:01
もりっしぃです。1月10日の声日記をアップしようと思います。
本日も仕事の帰り道ということで、今日も、そうですね、三河屋のさぶちゃんは、やりたいことだけやってました、という1日で、
疲れはしなしたが、楽しかった1日でございました。ということで、昨日言った通り、すいません、将棋の話をしたい。
聡ちゃんが強い理由
今日は将棋の話をしたい。誰かというと、有名な藤井聡太八冠の話をしたい。我らが聡ちゃん、私ども家では、尊敬の念を込めて、聡ちゃんと呼んでおります。
そんなマニアックな話をしても、興味ない人も、全く興味ないと思うので、ただ、彼がどうすごいのかっていうことを、ちょっと私の解釈、あんまり、こういうことを言っている人はいないので、私の解釈で話をさせてもらいます。
よく言われているのが、AIがね。
AIを、
AIを使って、その、聡ちゃんがね、強くなっていると、その、なんか、AIの申し子的な、あの、話題がね、テレビでは多い印象ですけど、いかがでしょうか。
これね、あの、半分正しいんですけど、半分そうではないと。で、何かっていうと、AIで将棋を研究しているのは、みんなやってる。
っているんですよ。今や。で、彼が初めにスタートしたわけではないっていうところなんですね。だから、彼だけが、AIを活用しているわけでもないし、彼だけがAIで強くなったわけじゃないっていうことなんですよ。で、そうすると、何がっていうときに、努力とかね、そういうことを言うつもりは、今日はありません。当然、みんなやってますんでね。努力もね。で、何かっていうと、二つ。
まず一つ目。
これは、前、そうちゃんが名人になる前、だから負けた、前名人の渡辺明前名人、奥さんがね、将棋の渡辺くんっていう漫画を描いてらっしゃる、お旦那さんをモデルして、漫画を描いてらっしゃる、渡辺前名人が、
言った言葉が、
分かりやすくて、
藤井さんは、
CPUの、
大きさが、
人より違うというふうに、
言ってます。これがね、
特にこの界隈、
声日記の界隈の方が一盤分かりやすいかな、
っていうところかなと思います。
で、その、
変臨を見せたのが、
僕、彼を知ったのが、
あの、
彼が小学校の時なんですけど、
これ、すげぇなっていうことがあって、
何かというと、
全日本詰将棋選手権っていうのが、
毎年ありまして、
で、詰将棋って何ですかっていうと、
あのー、
ご存知ない方が、まあ、いらっしゃったら、
分かりやすく言うと、
将棋は、王様を、
えー、取ったら、
勝ちになるわけですが、
えー、それを、
パズルのようになってまして、
動かし方が決まって、
動かし方が決まってますんで、
そのパズルを、
解く、
いや、最後まで、勝ち切って、
これを詰ますって言うんですけどもね、
詰む状況まで、えー、
持っていく、
えー、パズルの、
問題を解き続ける選手権があるんですけど、
これって、アマチュアから、
えーと、
現役バリバリのプロ棋士まで参加できるんですけど、
これにね、
小学校6年で、
優勝してるんですよ。
で、
とんでもないのがおるなーと、
正直あの時から、思ってました。
まさかこんな風になるとは思いませんでしたけど、
で、なんでやというと、
結局、ものがね、
考える、
えー、スピードが、
読むって言うんですけどね、
読みのスピードが、
全然人と違う、
ということなんですね。
これがやっぱり、
大きなポイント。
で、彼のその強さの一つ。
で、もう一つ、心地よく、
こうね、
今日は実は言いたいんですが、
すごーくね、
人の良さそうな顔してるじゃないですか。
あのー、
彼が、
非常に、
残酷なほど、
残酷だということですね。
これを、
人の心を、
おるっていうね、
これをちょっと言うときたいなと。
で、おとついですかね、
あのー、
今回、将棋の王将戦っていうね、
タイトル戦の第一局目があったんですが、
えーと、
持ち時間ね、考える時間があるんですよ。
一人、
えー、今回は8時間かな。
8時間考えていいですよっていう
ふうな形で、持ち時間がありますと。
えー、基本的に、
終盤、最後の方に、
なればなるほど、時間を、
たっぷり余らしてる方が、
いいわけです。
だから、考える時間が、それだけ、
最後の最後が増えるので、
えーと、勝ちきるとこまで、
読む、考えるということができるんですよ。
で、今回、
えー、挑戦者の、
菅井九段の、
えー、
最終的な、
局面、終盤で持ってた時間、
残り時間70分。
それに対して、
聡ちゃん8分。
もう、歴然として、
終盤戦の中で、
進んできた試合の中で、
8分と70分は、
致命的な差なんですが、
えー、
彼は、
残り8分で、
6分間で、詰ましてしまうんですね。
いつもより勝負に、
勝つんですよ。
で、何がっていうと、
思いっきり実は、
聡ちゃんって、時間使うんですよ。
時間のコントロール無しに、
使うんです。
使ってるんですけど、
持ち時間のコントロール
結局、さっき言った通り、
CPUが違うので、
ものすごいたくさんの数、
読んで、
勝負あるっていうとこまで、
あのー、
ある程度やっぱり、
時間使って読み切るので、
最後、8分でいいんですよね。
そうすると、
何が、
心を折るのかっていうと、
挑戦者としてはですよ、
対局者は、
俺、時間大幅増してるから、
いけると思うんですよね。
ところがですよ、
そっから、
急に手が止まらないから、
考えを止めて、
パタパタパタパタさし続けるんで、
もう、その時の、
ショックですか。
なんで?っていうふうに思うわけなんですよ。
じゃあ、
見通してるんだっていうふうに思ってくると、
ここが、
対人戦のあれですよね。
すごく、
大きなはずではと、
考えても仕方がないことをね、
考え始めて、
負けますということで、
だから、たぶんね、
これ大きく、
負け方になるので、
彼はそういうことをやります。
で、あと、
8巻を、
タイトル8つあるんですけど、
それを最後、
8巻を達成するときに、
これも、
追い詰めと読みの差
あのー、すごいなと、
ひどいなと思ったんですが、
あのー、
最後、タイトルを取るときの試合、
今、あのー、
どっちが何%有利です、
っていうのがね、
AIの予想っていうのが出るんですけども、
実は、そうちゃんですね、
当時、永瀬、
前王座ですね、が、
勝率、勝つ確率が、
99%で、
そうちゃん、1%まで追い詰められたんですよ。
で、
だけど、
えー、ここが、
時間の妙で、
残り2人とも、持ち時間っていうのを
使い切ってですね、
えー、一手、
あのー、30秒以内で、
指さなくてはいけません、
という状況に、
もつれ込みました。
多分ね、そうちゃん負けは覚悟はしたんだと思うんですよ。
ただ、負けは覚悟したんですけど、
一応ね、
追い詰めておくんですよ。
で、
あのー、
自分を詰まさないと、
あなた負けますよ、っていうとこまで、
パパパパパッと追い詰めておくんですね。
で、
おそらく、で、その時に、
最後、
詰まさないといけないところで、
えー、
永瀬、王座は、
本当は、
この手を指さない、指した方がいいよね、
っていうことを、
理解してたはずなのに、
間違うんですよね。
で、
その間違いを引き起こさせる、
いわゆる、追い詰め、
を、指しておく、
っていうのがね、
これ、また残酷なことするんですよね。
だから、
これが、その、なんていうんだ、
対人選の妙、っていうんですかね。
いや、この人怖いわ、と思って、
いつもみて、あの穏やかそうな顔してるんですけどね。
で、
あとね、あの、逸話で聞くのは、
あの、
感想戦って言って、
あの、
将棋指し終わった後に、
二人でこう、あれってこうでしたよね、
とかっていう話をするんですよ。
で、もう一遍将棋の盤で、
あの、指しながら、
勉強のために、
感想戦っていうのをするんですが、
そこでね、
この手指してたら勝ってましたよね、とかね、
とか、相手が必殺で、
これ、実はこういうことは、やったらどうしました、
とかって聞くんですけど、
そしたら、あの、
いや、それも読んでました、とかね。
スラスラと言うんですよ。
ほんで、とか、
本当はこう指してくれてたら、
僕困ってたんですけどね、っていうことを、
言うらしいです。
これ、心悪ますよね。
えー、全部自分の指してって読まれてんの?
んちか、とか、
えー、自分が思いついてない指して、
ちゃんと考えてはんの?
んとかね。
これがね、怖いとこです。
ということで、まあ、あのー、
一人で勝手に、
アツっぽく、語りましたけども、
えー、何がいたか、
あの、そうちゃんが、
いかに、
あの、すごいのかっていうのを、
ちょっと違う切り口で、
ぜひ、語りたかったな、ということで、
えー、今日は、
えー、声日記にあげてみました、と。
というわけで、
えー、自宅が近くなってきたんですが、
えーと、
ちょっと現実に、
戻るとですね、
年末年始にかけて、
声日記を、
聞いていただいてた、
方には、
ちょっとお伝えはしてるんですけども、
えー、私、
仕事を、
持ち越してまして、
まだ期限がある期限があると思ってですね、
仕事を、
持ち越してきたんですが、
えー、今日も、
冒頭申し上げたとおり、
好きなことだけやりまして、
やらなあかんことを、
後回しにして、
いよいよ、明日が、
締め切りとなってきました。
もりっしぃ。
僕の場合は、
時間切れで、
詰みかもしれません。
というわけで、今日はこの辺で、
それでは、また。
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