はい、本日も始まりました。物と価値のリベラルアーツ。パーソナリティのきのです。 まずは前回までのおさらいですね。
個人を出て、二人の男性によって店を出すことに成功したシャネルは、ジャージー素材を使い、第一次対戦中の世界で大ブレイクを果たしました。
そんな中、最愛のパートナーであるアーサーボーイカペルを事故で失い、失意の中に陥ってしまうんですが、
シャネルはその中でも進むことをやめませんでした。 今日はそんなところから話し始めたいと思います。
1921年、シャネル N°5 服から香りへ。 このね、N°5っていうのはね、かなり有名な香水になるんですけども、
この1921年シャネルはね、シャネル N°5っていうのを発表します。 これね、マリリン・モンローだったりとかのね、名言でかなり流行ったものでもあるんですけども、
シャネル公式はこれをドレスメーカーによる最初の香水として香水の行動を覆したと説明しているんですね。
ここでシャネルは服のブランドから体全体のブランドへ広がっていきます。
服っていうのはね、視覚的な世界観なんですけども、香りはね、見えない世界観っていうのを表現しているっていう感じの考え方なんですよね。
つまりN°5っていうもの自体は、シャネルを視覚から記憶へ拡張した商品っていうことが言えるんではないかなと思うんですよね。
これってね、かなり重要なんですけども、シャネルは女性が服を着ることで自身が考えていた自由みたいなものっていうのを表現して、世界観を共有していったわけなんですけども、
その次として香りで女性の存在の残り方を変えたっていうふうに言われるんですよね。
匂いっていうのは、やっぱり記憶に残る。これ結構ね、皆さん経験あるかと思うんですけども、
ふとね、通り過ぎた時に懐かしい匂いがしたりとかですね、もしかしたらそれが元カノとかだったかもしれないですし、
お世話になった人だったかもしれないし、もしかしたら家の匂いとかそういったものでも思い出すことってあるんじゃないかなと思うんですよね。
結構僕もね、ノスタルジックな気分になる時とかはありますよね。
昔こんな香水あったなーとかだったりとかね、そういったところで記憶をね、パーッとその匂いを嗅いだ瞬間に、
当時の記憶みたいなものがね、フワッて出てくることっていうのがあると思うんですけども、
一緒に過ごした時間だったりとか、存在していたこと、そういった記憶に残るようなことっていうのを、
シャネル自身は本当にしたかったんじゃないかなーって思うんですよね。
で、というのも、この時っていうのは、アーサーボイカペルが亡くなって2年後なんですよね。
ということは、その間で企画とかそういったことを考えると、結構2年で出したっていうところが、
その直後に出したと言ってもいいんじゃないかなって思うんですけども、
その時にもしかしたら、アーサーボイカペルの匂いですよね。
部屋とかに残る匂いとかを嗅いだ時に、そういったこと思い出したり、彼を思い出したりとかして、
そのきっかけでこういった発想が出てきたんじゃないかなっていうふうにも思うんですよね。
なので、彼が亡くなってから2年後っていうのに、このNo.5っていうのが生まれたことにはね、
本当に意味を感じてしまいますよね。
で、この拡張によってシャネルは単なるクチュールメゾンではなくて、
女性の体、記憶、気配とかまで扱っていくっていうね、
女性本体自体の世界観を作っていくようなブランドになっていくっていうことなんですよね。
寝る時にはシャネルの5番を振りかけるだけですよっていうのがマリリン・モンローの名言なわけですけども、
そのね、シャネルの5番の匂いを嗅いだ時にマリリン・モンローのことを思い出した男性は結構いるんじゃないですかねっていうところですね。
彼女はいろいろありますからねっていうところなんですけども。
そして1930年代っていうのがね、大恐慌だったり映画だったり国際化とかっていうので不安定な時代になっていくんですけども、
そこの中でシャネルはさらに国際的に知られていくんですよね。
で、あの社会はね、どんどん不安定になっていったっていうところなんですけども、
1929年で言えば世界恐慌がありますし、
ヨーロッパは政治的不安がすごく動き減らしている最中ですよね。
第二次大戦前ですし、その第一次大戦後のね、いろいろな状況っていうのがあったっていうところなんですけども、
ファシズムですよね、独裁的政治とかっていうのを動き出しているのもこのあたりの時代なんですよね。
なのでファッションの世界でも新しい緊張っていうのが生まれてきてますというところなんですよね。
そしてね、1930年代にはね、エルサスキャペリっていうようなデザイナーが出てくるんですよね。
彼女はシュールレアリズムっていう芸術家とかのね、共闘によってファッションをより奇抜で知的な表現を出していっているんですけども、
このショッキングピンクっていうのをね、生み出したことでも有名なデザイナーですよね。
これがね、シャネルと対立するというかね、対照的なものとして出てくるんですよね。
シュールレアリズムっていうのはね、サルバトレ・ダリーとかのあのあたりの絵画とかイメージを想像していただくとわかりやすいかなっていうところですよね。
なのですごくアーティスティックな感じなんですよね。
ここでね、シャネルとかがね、どういう立ち位置だったかみたいなところなんですけども、
ポルポアレはファッションを劇場に変えていって、スケパレリはもうそのファッションをね、アートに変えて、ファッションでアートを表現していったっていう感じなんですよね。
で、シャネルはね、ファッションを生活に落とし込んでいったっていう比較的ね、身近なところに行っている感じなんですよね。
この違いっていうのがね、非常に重要なんですよね。
なのでシャネル自体っていうのはね、結構奇抜な感じではあったんですけども、その奇抜さで勝ったっていうのではないんですよね。
で、女性がね、毎日着る、生きる生活だったりとかね、そういったところの目線で作っていったっていうところなんで、強かったっていうところですよね。
シャネルもね、アートでは結構言われてはいますけどね。
はい、実際、はい。
なんですけども、そういったところ、そういった要素もありつつ、でも根幹的な部分としては、日常の生活に溶き込んでいくようなっていうイメージが強かったっていうところですね。
はい。
総まとめとしては、帽子屋から第二次世界大戦直前までのシャネルっていうところを話させていただいたんですけども、
この時期のシャネルを一言で言うのであれば、
女性の生活を上から飾るのではなく、内側から作り変えたブランドっていうところなんですよね。
はい。
もうシャネルが扱っていたっていうのはね、本当に体であったりとか、その気配みたいなものであったりとか、
記憶であったりとか、社会的な立場。
女性の動き方、見られ方っていう部分をすごく考えて作られたデザイナーだったんじゃないかなっていうふうに思いますよね。
女性がね、本当に自分の人生を切るための形式だったっていうところですよね。
これがね、やっぱそのブランドのストーリーとして本当に強い部分なのかなっていうふうに思うんですよね。
例えばね、普段の生活をしている人とかでも、多分ね、こういったことに共感される方とかっていうのはすごくおられるんじゃないかなっていうふうに僕は思っているんですよ。
本当にそんな辛い時期もあったりするでしょうし、
それがね、成功していなくて辛いっていう部分もあるでしょうし、成功して辛いっていう部分もあるでしょうし、
成功した中に何かが起きたから辛いっていう部分とかだったりもあったりすると思うんですよね。
その中ででも、やっぱりその中を常に、なんていうんですかね、這い上がってきたというか、七転び八起きで立ち上がってきたシャネル。
常に考え続けてきたシャネルっていうものっていう、そのストーリー自体がね詰まったものを持つっていうことの意味っていうのが、
やっぱりそういうコンセプトでやっぱりそのデザインは作られてますし、
それを持つことで自分がそこに投影するじゃないですけども、投影するみたいな感じでもいいのかもしれないですけども、
そこに憧れていく。持っているけど憧れていく。逆に言えばそれが自分の一つになるっていうところ。
この、なんていうんですかね、シャネルのストーリーと自分のストーリーをつなげていけるっていうのが、
こういったブランドのいいところなんじゃないかなって思うんですよね。
例えばですけども、シャネルのアイテムで言えば、今で言えばね、トラステがあったりするわけなんですけども、
それから先も、ディズニー風だったりとか、22だったりとか、今で言えばね、シャネル25っていうね、25があるわけなんですけども、
そういったそれぞれのモデルだったりとかっていうのをね、全部持てるっていう人もね、もちろん中にはいるかとは思うんですけども、
たぶん実際生きていく中で、数点持てたらいいですし、1点でもね、すごくいいとは思うんですよ。
でも、それらって本当に大事に使いますし、ありとあらゆる場面で一緒に過ごしていくことになると思うんですよね。
そんな中で、シャネルが生きたストーリーっていうのと、自分がやってきたストーリーっていうところに
思いが込められているデザインっていうのを、自分のストーリーと重ね合わせてさらに進化させていくみたいなイメージを持って、
持つことができれば、たぶんね、ふとシャネルのバッグを持って、
5年だったり10年だったりした時に、ふとそのバッグを見た時に、
やっぱりその、シャネルが積み上げてきたストーリーの重さと、やっぱり自分が積み上げてきたストーリーの重さっていうのがね、
重なって見えるタイミングっていうのが来るんじゃないかなっていう風に僕は思うんですよね。
その時に、そのバッグを手放すことで、新しい道に進むっていう決意をするっていうことでもいいですし、
引き続き使っていくっていう風に考えてもいいですし、思い出すためのアイテムとして置いておくっていうことでもいいと思いますし、
例えばね、娘だったりとかに受け継いでいくっていう形でもいいと思うんですよね。
で、そういったことができるし、そういったことをやっても負けないぐらいのストーリーを持っているアイテムなんだっていうのを、
ふと思い出していただければなっていう風に僕は思うわけです。
では、今日のところはこんなところで、以上です。