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#10 【1-7】CHANELはなぜ何度も生まれ変われるのか?|ラガーフェルド、ヴィアール、ブレイジーの価値観リレー
2026-06-03 35:49

#10 【1-7】CHANELはなぜ何度も生まれ変われるのか?|ラガーフェルド、ヴィアール、ブレイジーの価値観リレー

今回のテーマは、


「CHANELはなぜ100年以上生き残っているのか?」


です。


普通のブランドなら、創業者が亡くなれば終わる。


伝説的なデザイナーが去れば勢いを失う。


しかしCHANELは違いました。


ココ・シャネルが作った価値観は、


カール・ラガーフェルドによって現代の神話へ。


ヴィルジニー・ヴィアールによって日常のエレガンスへ。


そしてマチュー・ブレイジーによって、新たな時代の身体性とクラフトへ翻訳されようとしています。


今回の配信では、


・ラガーフェルドは何を復活させたのか?・なぜシャネルは巨大な文化装置になったのか?・ヴィアールはなぜ過小評価されやすいのか?・ブレイジーは何を変えようとしているのか?・ブランドはなぜ「変わらない」より「変わり方」が重要なのか?


を深掘りします。


シャネルは服を作っているようで、実は時代ごとの「女性像」を作ってきたブランドです。


だからデザイナー交代は単なる人事ではない。


それは、


「今の時代、美しさとは何か?」


という問いへの新しい答えでもあります。


ラガーフェルドは、眠っていた記号を世界ブランドのエンジンに変えた。


ヴィアールは、巨大化した神話を日常へ戻した。


ブレイジーは、ロゴと記号の王国を、素材と身体の物語へ再起動しようとしている。


シャネルの歴史は、ブランド史というより、


“価値観のアップデート史”


なのかもしれません。


今回も「物と価値」の視点から、CHANELというブランドの進化を見ていきます。


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サマリー

シャネルが100年以上にわたりブランドとして生き残り、進化し続けられる理由を、カール・ラガーフェルド、ヴィルジニー・ヴィアール、マチュー・ブレイジーという3人のデザイナーの功績を中心に解説するエピソードです。カール・ラガーフェルドは、シャネルが持つ象徴的な記号(ツイード、カメリア、パール、CCロゴなど)を現代のファッションシーンで再び魅力的なものへと蘇らせ、ブランドを巨大な文化装置へと昇華させました。彼は単に過去の遺産を守るだけでなく、それを現代の欲望に結びつけ、ランウェイを劇場化することで、シャネルの世界観への「パスポート」としての価値を創造しました。さらに、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌによるジュエリーや、ピーター・フィリップス、ルチア・ピカによるメイクアップやネイルといった、服飾品以外の分野への展開も、シャネルの世界観をより身近で日常的なものにし、ブランドの裾野を広げる上で重要な役割を果たしました。 ヴィルジニー・ヴィアールは、ラガーフェルドが築き上げた巨大な神話を日常のエレガンスへと引き戻し、ブランドの継続性を保ちました。彼女は革命的な変化ではなく、既存の価値観を理解し、それを現代の生活に馴染む形で継承することに注力しました。そして現在、マチュー・ブレイジーは、ロゴと記号が中心だったメゾンを、素材、身体、クラフトマンシップの物語へと再起動しようとしています。彼はボッテガ・ヴェネタでの経験を活かし、シャネルの強力な記号性を維持しつつも、より身体感覚に訴えかける「クワイエット・ラグジュアリー」の方向性へとブランドを進化させようとしています。シャネルの強さは、変わらないことではなく、「変わり方」の上手さにあると結論づけ、ブランドの持つ思想や世界観に共感することの重要性を説いています。

シャネルの進化を支える3人のデザイナーとその役割
はい、本日もやって参りました、物と価値のリベラルアーツパーソナリティーのきのです。
今回はですね、CHANELの歴史最終章というところでですね、ここCHANELの意思を引き継いだ3人のデザイナーを主役として話していければなと思います。
主役になるのは3人のデザイナーです。カーラ・ラガーフェルド、ビルジニ・ヴィアール、そしてマチュ・ブレイジーというところで、
この3人を並べると、CHANELというブランドが40年、そうですね、CHANELが亡くなって以降40年経ってますけども、
それ以降でどのように変化してきたのかというのがかなり見えてくるかと思います。
一言で言うとですね、カーラ・ラガーフェルドはね、眠っていた記号を世界のブランドのエンジンに変えた人。
ビルジニ・ヴィアールは巨大化したCHANELを日常のエレガンスに戻した人。
マチュ・ブレイジーはロゴと神話のメゾンを素材・体・クラフトの物語へ再起動しようとしている人というところで考えられるのかなというふうに思います。
そしてつまり、CHANELはカーラ・ラガーフェルド以降の40年で、復活・継承・再解釈というこの3つの変革を経験してきているわけなんですけども、
まあそうですね、ブランド史というよりね、もはやメゾンのOSアップデートの履歴みたいなイメージになるのかなというふうに思います。
たぶんですね、CHANEL本体に再起動しますかって聞いたら黒字に白文字で静かにイエスだけ出てくるんじゃないかなというふうに思うんですけども、
ただね、ここで忘れてはいけない部分があるんですけども、CHANELを変えてきたのはその服のデザイナーだけではないんですよね。
やっぱりジュエリーだったりメイクだったり、ネイルっていう部分だったりね、色だったりアクセサリーっていうところ。
そうですね、アパレルのデザイナー以外にも小さなものにしっかりね、CHANELの思想を落とし込んできたデザイナーたちもいます。
今回はなので、3人のデザイナーに加えて、ヴィクト、ワールドゥ・カステラーヌ、ピーター・フィリップス、ルチャピカっていうこの3人にも触れながら、
CHANELがどのように服のブランドを越えて世界観のブランドになったのかを見ていきたいと思います。
はい、つまり今回の問いは、CHANELはなぜ何度も生き返るのかというところ。
そしてもう一つ、CHANELはなぜ服だけでなくピアスやネイル、唇までCHANELらしく見えてしまうのかという部分を一緒に考えていきましょう。
カール・ラガーフェルド:眠っていた記号を世界のブランドエンジンへ
はい、まず第一番目、カーラ・ガフェルドですね。
もうこの人はもう本当にね、有名すぎるぐらい有名すぎるところなんですけども、この方は1983年にCHANELに加わることになるんですけども、
当時のCHANEL自体もね、もちろん名門なんですよ。
ここCHANEL自体がね、本当に築いてきたものっていうのは本当に大きいので、
そしてここCHANELの時代にもうすでにね、CHANELのナンバーファイブだったりツイードジャケットだったり、
2.55のバッグ、リトルブラックドレスっていうところで、メインとなる商材っていうのはもうすでにね、出来上がっているわけなんですよね。
もう本当にね、ブランドで戦うとしたならば武器庫みたいな状態になってくるんですけども、
まあでも歴史があることっていうのと、今欲しいと思われることっていうのは別の話になってくるんですよね。
こういうすごいものがありましたよねっていう部分はあるんですけども、
ただそこからそのものばかりずっと作り続けるわけにもいかないんですよね。
やっぱり服だったりアパレルだったりファッションっていうものにはトレンドというものもありますし、
時代をね、背景としてやっぱ反映させているっていう文化的な部分も本当にあるんですよね。
なのでやっぱりその、もともと強いものを持っているっていうね、古典っていうのはすごくありがたいものなんですけども、
これがね、ちょっとね、パワーが強すぎるとちょっと触りにくいものになってくるんですよね。
なのですごいのはわかるんだけども、それを引き続けていいのかなっていうのがね、ちょっと疑問になるっていうこの距離感が、
やっぱりこのブランドを続けていく上で売れる売れないっていう部分にもつながってくるんですよね。
なのでシャネルもね、ほっておけばね、そういう文化財的な部分になっていったのかもしれないですね。
その他にね、このシャネルの時代とかに活躍してたすごく有名なブランドとかで、もうそうなっているブランドっていうのもね、すごくたくさんあるんですよね。
なのでそうやって消えていったブランドと、じゃあシャネルはなんで違うのかなっていうところっていう部分なんですよね。
そこで誰かがね、その部分を生かしていかないといけない。
やっぱり人間である以上は、本当に100年200年生きることは難しいと思うんですよね。
なのでやっぱり継承していかないといけないんですけども、その継承っていうのが創始者というかデザイナーっていうのはもう本当に唯一無二なものっていうのが強いので、継承するのはものすごく難しいんですよね。
そこに現れたのがカールラガフェルトというところなんですけども、彼がやったことはね単なる復刻ではなくて、このやり方っていうのは今現在の他のブランドでも結構やられたりしてます。
なのでそこの先駆者としてやってきたことっていうことをちょっとね見ていきたいと思いますね。
ここシャネルが残した記号っていうのがやっぱりあるんですよね。
それだけ売れたっていうことについては強いものを持っていたっていうことが要因になってくるんですけども、
例えばシャネルだとツイードであったりカメリアであったりパールであったりキルティング。
キルティングってね今現状マトラッセって言われてるんですけども、そういうマトラッセであったりね、チェーンバック、バイカラー、リトルブラックドレス、そしてCCのロゴですよね。
これが元々ね元からシャネルの行動だったわけなんですよ。
記号だったわけなんですけども、これはね放っておくとねこういうのがあったねっていう王家の紋章みたいな感じになっちゃうんですけども、
その王家の紋章みたいだったものになりかけていたものですよね。
そういう古典をもう一度使いたくなるものに変えたのがカールラガフェルド。
こう考えるとねカールラガフェルドすごいですよね。
しかもねただ使いやすくしたわけじゃないんですよね。
もう本当にその時代に合わせて欲しくなるものだったり、その写真だったりっていうのが出てきてますし、
SNSとかね当時そうやって出てきているどんどんね時代が変わりつつあった時代にはなってくるので、
まあそういう写真に映えるもの。
そして一目でシャネルと分かるものっていうところ。
つまりねシャネルの記号っていうのを世界のブランドのエンジンに変えていった人なんですよね。
ここですごく重要なのがカールラガフェルド自体がシャネルらしさっていうのを守っただけではないっていうことなんですよね。
彼はシャネルらしさが売れる構造っていうのを作ったっていうこの言い方すごくかなり大事なんですよね。
あのイメージするものっていうシャネルっていうものはここシャネルの時からそんなに変わってないんですよ。
でも変わってないって思えるっていうことがすごいですよね。
現状の現在でもおしゃれだなって思えるバッグとかになっているのにも関わらずシャネルが作った時とそんな変わってないよねって思えることっていうのはすごく重要かなっていうふうに僕は思うんですよね。
でそのらしさっていうのが人の欲望につながっているかどうかっていうところがポイントなんですよね。
そうやっていくら歴史があったものだったとしても今の人が欲しくならなければブランドっていうものはね本当に美術館とかそっちのカテゴリーになってくるんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
なのでそのカールラガフェルトっていうのはそのシャネルっていうものをそういう博物館になりかけていたものというかね展示されていた部分ところになっていたものみたいなところから引っ張り出してきたような。
そしてこれがカールラガフェルトの特徴でもありますけれども巨大劇場に変えたというところがポイントになってきます。
カールラガフェルトの時代のシャネルですごく象徴的なのがランウェイを劇場化したっていうことなんですよね。
グランパレーっていうところがあるんですけどもそこをスーパーマーケットにするとかね。
空港にする、宇宙ステーションにする、氷山を置くとかね。都市そのものを舞台にするとかね。
普通ならね服を見せるためのショーなんですけども、カールラガフェルトはそこで世界観を見せるために服を使うっていう、この文脈がすごく大事なんですけどもそういうことをしたっていうところですね。
そうすることでシャネルの服っていうのは単体の商品ではなくなってくるんですよ。
シャネルという都市の住人が着る衣装っていうものになっていくっていうところですね。
これねちょっと表現難しいんですけども、わかりやすくイメージするとディズニーランドとか行くじゃないですか。
そういった時にミッキーの耳をつけたりすると、ディズニーランドの中の人になれるような感じっていうのがわかりませんかね。
そういうところなんですよね。
そういうことをシャネルというブランドを使ってやっていったっていうところ。
カールラガフェルトのシャネルっていうのはそういうイメージがすごく近いのかなっていうふうに思います。
ツイードジャケットとかバッグっていうのはファッションの服飾品であるっていう同時に、シャネルっていう夢と魔法の王国ですよね。
そこへのパスポートみたいなものになっていったみたいなイメージなんですね。
なので服を、服とかね、バッグとか売ってるようで実はそこから見える形式を売っているっていうのがカールラガフェルトの本当にすごいところ。
で、商品を売ってるようで、その世界に入る権利ですよね。
要はそれを持っているだけで、そのシャネルっていう世界観っていうところにいるような気持ちにさせてくれるようなっていう部分ですよね。
そしてもう一つ忘れちゃいけないのはラガフェルト自身なんですよね。
これね、シャネルとすごく共通点があるんですけども、カールラガフェルトも自身を結構キャラクターする人なんですよね。
その白髪でサングラスでハイカラで黒いスーツ、これクロムハーツつけてたりとかするんですけども、男がつけていいのはクロムハーツだけだみたいなことも言ってたりもします。
そういうふうな感じで、本人ものすごくキャラが強いんですよね。
なのでイラスト、カールラガフェルトって別でブランドとかも作ったりするんですけども、そのブランドのところに本人のキャラクターみたいなのがあるんですけども、
そのアイコンだけで、これカールラガフェルトだなってわかるという、むしろ顔だけでわかっちゃうっていうような、もう記号化してるんですよね。
そういうところがシャネルとの神話性も高かったんじゃないかなっていうふうには僕は思ってるんですけども。
で、その彼っていうのはやっぱりデザイナーであって、広告党であって、そういう世界を作る魔術師でもあったっていうような感じだったわけなんですよね。
少し言い過ぎた感じに聞こえちゃうかもしれないんですけども、
ブランドっていうのはね、だいたい少し言い過ぎたぐらいが、やっぱりちょっといいんじゃないかなっていうのが、その当時の価値観としては強いのかなっていうふうに思います。
ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ:ジュエリーでシャネルの世界観を日常へ
で、もう一つ。ヴィクトワールドゥ・カステラーヌですね。
これはね、結構ね、このデザイナー3人以外ではちょっと本当に外しちゃいけないんじゃないかなって思うんですけども、
シャネルの記号っていうものを、身元と指先の欲望に変えた人というのがいいのかなっていうところですね。
この彼女はですね、1980年代から90年代にかけて、シャネルのジュエリーに大きく関わった人なんですよね。
例えばですね、GPアクセサリーだったり、ココクラッシュっていうものとかもあったりするんですけども、そういったところですよね。
そういったところが、ジュエリーとかアクセサリーとか、アパレル本ちゃんとはちょっと違った部分に関わって作っていった人っていう人なんですけども、
この方ね、フランスの名門貴族カステラーヌ家っていう、そうそうたる家に生まれておりましてですね。
幼い頃からジュエリーに強い関心を持っていたっていうところなんですよね。
これ結構有名なエピソードとして、彼女、貴族なんですよ。一応貴族なんですけども、
12歳の頃にブレスレットを溶かして指輪を作ったっていう、もうすでに聴琴しているっていうね、意味のわかんない話があります。
これね、実際ね、今の時代で考えてもらうとすごくわかりやすいかと思うんですけども、聴琴って今の時代でも結構難しいんですよね。
そのセットを作ること自体がですね、結構難しいんですよ。工業機器とか使わないといけなかったりとかするわけなんですけども、
それを当時ですね、12歳の頃ってことなんでね、まだね、1900年代の20世紀半ばぐらいですよね。半ば過ぎぐらいのところになってくるんですけども、
その時に、そうやって作っていたっていうところですよね。遊び方の圧が違いますよね。
で、彼女がシャネルで担った重要な役割は、シャネルの記号ジュエリーで広げたことっていうところなんですよね。
これね、ポイントなんですけども、ジュエリーとアクセサリーって、今の文脈で言うとね、ちょっと違うんですよ。
ジュエリーっていうのは、木金属を使っているとジュエリーになって、使ってないとアクセサリーになるっていうふうな認識が一番いいのかなっていうふうに思います。
一番わかりやすいところ。で、木金属にも、これちょっとね、ここちょっと割愛させていただきますけども、定義があります、実は。
この木金属と呼ばれる金属を使われているかどうかっていうのが、ジュエリーのポイントにはなってくるんですけども、
金だったりプラチナだったりっていう以外にも、パラジウムとかそういった部分とかも存在してくるので、この辺り説明するとちょっとややこしいので割愛させていただきますけども、
そういったところを使ってですね、シャネルの記号っていうのをジュエリー広げたっていうところですね。
シャネルというとね、バックやツイートジャケットの印象が強いかもしれないんですけども、
やっぱりそのシャネルの世界観の日常で身につける入り口としてはピアスやイヤリング、ブローチ、ネックレス、リングだったりっていう存在はかなり大きいんじゃないかなっていうふうに思います。
はい。なぜならジュエリーはですね、服よりも小さいんですけども意味が濃いから。
これね、ファッションとか興味ある人はわかるかと思うんですけども、ジュエリーとかね、アクセサリーにお金かけるっていう意識がある人っていうのは結構多いと思うんですよ。
というのも、やっぱりね、全部揃えるってなるとお金かかっちゃうんですけども、アパレルがね、自動的に一番最後になるんじゃないかなっていうふうに思います。
Tシャツとかだったらまだあれなんですけども、ジャケットとかっていうのがやっぱり買うのはすごくハードルが高いんですよね。
そして、やっぱり時期物というか使える期間っていうのはものすごく短くなってしまうので、なかなか買える人っていうのは少ない感じになっちゃうんですけども、
ジュエリーとかであればそのままね、一生つけることだってできるわけなんですよね。
そういったことを考えると、ジュエリーにお金をかけるっていう人は結構いるっていうところになってくると思います。
例えばですね、シャネルのピアスなんですけども、服全体をね、シャネルでは固めなくても、
耳元にCCロゴですよね。シャネルのマークだったりとかパールだったり。
カメディアのモチーフがあるだけで全体の印象がね、変わってくるし、シャネルをつけてる人みたいなイメージになってくるんですよね。
これでも結構すごく面白いんですけども、ピアスとかってすごくちっちゃいんですけども、記号としてはものすごく強いんですよね。
服がね、世界観に入る服だとしたら、世界観の小さなスイッチみたいな感じなんじゃないかなっていうふうに思います。
なので、極端な話ですね、日常の普段着ている服とかっていう部分のところに、
そのシャネルのピアスをつけるだけで、ちょっと全体的にシャネルの世界観がホワッとまとわれるような感じになってきます。
ここでね、カールラガフェルトの仕事の繋がっていくんですけども、
カールラガフェルトはね、シャネルの記号を巨大劇場にしていった感じなんですけども、
一方でね、ビクトワールド・カステラーヌっていうのはね、その記号をね、
耳元や指先の小さな欲望へと落とし込んでいったっていうところがポイントになってきます。
はい、なのでこのシャネルっていう巨大な神話っていうのをね、日常のアクセサリーに変えていったっていうところ。
これはね、ブランドにとってすごく重要なんですけども、
本当にね、みんながみんなツイートジャケットを着れるわけではないからっていうところ。
で、ツイートジャケットってね、じゃあなんでみんなが着れないのかっていうと、
簡単にイメージしてもらいたいんですけども、
あれ、実はね、100万くらいするんですよね。
はい、なので、ジャケットに100万かけれるかっていうと、結構な勇気いりますよね。
はい、ということなんですよね。
でもね、ピアスからだったら取り入れやすいっていうところ。
で、ピアスにまあまあ2桁万円かけたとしても、
全然ね、他のブランドでかけたりとか、
結構ね、カジュアルなブランドとかでもそれぐらいするのとかもあったりするので、
まあその移行はしやすいんじゃないかなっていうふうには思いますよね。
で、そしてね、ブローチとかだったとしたら、
まあ選べたりしますし、いくつも集めるということもできるし、
日で変えたりするっていうこともできたりするっていうところ。
そしてリングとかだったら自分で楽しめるし、
ずっと着けてて。
きょうたの話、女性の方だったりすると、
仕事中に着けてても、そんなに派手なものじゃなければ、
全然何も言われることもないから、
日常的に肌を見放さず着けることができるっていうところですよね。
ネックレスなんかは特にそうだと思うんですけども、
まあそういうところから、日常からもシャネルに触れるっていうのはね、
すごく大きいと思うんですよね。
はい。
まあ仕事でね、ツイートジャケット着ていく人はいない、
まあお金があったとしてもね、
例えばすごく稼いでる人だったりとか、
資産を持っている人とかだったとして、
買えたとしても、仕事でツイートジャケット着ていく人っていうのは、
あんまりいないんじゃないかなっていうふうには思うんですけども、
はい。
でもアクセサリージュエリーとかであれば、
まあ極端な話、中3階級というところの部分でも、
全然いけるっていう部分になってくるわけですよね。
はい。
そういうところがね、結構あの、
シャネルを広げる要因にもなってるんじゃないかなっていうふうに思います。
はい。
服箱、ジュエリー、メイク、防水っていうのはね、
こうやって繋がっていっているっていうのが、
すごく重要なんじゃないかなっていうふうに思います。
で、もうあの、本当にビクトワールド・カステラーヌっていうのはね、
もうジュエリーっていう重要な領域を本当に広げた人物として
見ることができるんじゃないかなっていうところなんですよね。
なのでブランドの可能性を広げたともいえるかなっていうふうに思います。
はい。
ピーター・フィリップスとルチア・ピカ:メイクとネイルで表現するシャネルらしさ
そして次がピーター・フィリップスっていう人になってくるんですけども、
指先にシャネルらしさを宿したメイクの魔術師っていうところにはなってくるんですけども、
これね、昔ね、その海外旅行とかに行ったときに、
プレゼントするなら、
ね、彼女だったりとか、
あの気になる女の子とかにプレゼントするんだったら、
そのシャネルのね、化粧品がいいですよみたいな話、
聞いたことないですかね。
はい。
そういったところに関わっているのがこのピーター・フィリップスという人なんですけども、
まあ唇だったりね、アイシャドウとかももちろん重要なんですけども、
ピーター・フィリップスの仕事で一番の功績はやっぱネイルなんじゃないかなっていうふうに思いますね。
この、あの、505、あのパトキレールっていうネイルがあると思うんですけども、
これもしよかったらね、あのGoogleとかで調べていただければいいかと思うんですけども、
この色ですよね。この色の上品さみたいな。
はい。
これでシャネルの世界観を表現するっていう、
ね、新しい目線ですよね。
はい。
はい。シャネルを着ている人は、シャネルの世界観を持っている人はこういうネイルの方向性なんですよっていうのをね、
すごく示した人なんじゃないかなっていうふうに思います。
はい。
そっとね、その色を取り入れているだけで、
その派手すぎず地味すぎないっていう、
で、すごく馴染んで上品な感じがするっていうこの色ですよね。
はい。
よかったら使ってみてください。
はい。
はい。
そんな部分もあるんですけども、
このカイルドフェルトのランベの大きな世界観と、
ネイルの小さな世界観っていうのはね、
これすごく対比がものすごくいいですよね。
で、なぜならこれはね、このネイルだったらね、
毎日ね、していったとしても全然大丈夫だと思います。
はい。
むしろね、この系統の色のネイルをされている方は結構よく見かけます。
はい。
というわけでね、そういうところの功績を持っているというのが、
このピーター・フィリプスという方なんですよね。
はい。
で、あのシャネルの価値がどんどん内側に入っていく感じになってくるんですけども、
はい。
そして、ジュエリーで言うとね、
ジュエリーじゃない、メイクですかね。
メイクとカラーというところで言うと、
もう一人、ルチアピカというところですね。
あのシャネルの伝統色を現代の感情へ翻訳した人と言われる人なんですけども、
彼女はね、イタリアナっぽいの出身のメイクアップアーティストなんですけども、
この人ですね、2015年にグローバルクリエイティブメイクアップ&カードデザイナー
っていうところに就任されるんですよね。
はい。
色を単なる流行色として扱わないっていう、
赤、黒、ベージュ、ブラウン、ルージュノワール的な深い色みたいなところですよね。
はい。
こういうね、シャネルにはね、もともとね、強い色のコードがすごくあるんですけども、
はい。
これらの思想っていうものを、
あのメイクに取り入れていった人なんですよね。
で、それを現代のファッションに馴染むように、馴染む感じで、
で、作り変えていった人って言ってもいいんじゃないかなっていう風に思います。
なのでこのルチアピカはね、シャネルの伝統色を使いながら、
現代の感情に寄り添うメイクを作っていったというところ。
なので、感情が翻訳することっていう風に、感情が翻訳した人っていう風にされているわけなんですよね。
はい。
で、そして、次ですね。
ヴィルジニー・ヴィアール:巨大な神話を日常のエレガンスへ
この2019年にカウラガフェルドは亡くなってしまうわけなんですけども、
その次にね、引き継いだのがビルジーニ・ビアールっていうね、
彼女はですね、カウラガフェルドと一緒に仕事をしてきてた人なんですよね。
言うなればね、ほぼ弟子みたいな感じで、
一時ね、黒絵に、カウラガフェルド黒絵もやってたんですけども、
その黒絵に行く時も一緒に行ってたりします。
はい。
この人がカウラガフェルドが亡くなった後にシャネルのデザインを引き継いでいてます。
この人はですね、この巨大なカウラガフェルドっていうもう偉大な人が作った神話みたいな部分を、
クローゼットに戻した人っていうイメージがちょっとしっくりくるのかなっていう風に思うんですよね。
はい。
なので、彼女っていうのはどんどんね、生み出していくっていう感じではなくて、
どちらかっていうと、カウラガフェルドの意図だったりとかコンセプトだったりとか、
作ってきたものっていうものを理解しながら、
日常に近づけていくっていうようなイメージが近いのかなっていう風に思います。
はい。
特にね、パールとかね、女性らしい感じの取り入れ方っていうのをすごくされたデザインが結構印象的だったかなっていう風に思いますよね。
はい。
あの時期ね、すごくパールが流行りましたしねっていうところになってくるんですけどね。
はい。
なのでね、彼女の仕事っていうのはね、派手な革命をしたっていうよりは、
巨大なブランドっていうのを崩さずに継いでいくっていうのはね、すごく難しいことだと思うんですよね。
あれだけね、ちょっとね、先進が偉大すぎると結構ね、しんどいとは思うんですけども、
それをちゃんとね、続けるような形にしていった人なんじゃないかなっていう風に思います。
はい。
なので、その時代辺りぐらいからですね、徐々に徐々にね、世界のね、ブランド感っていうのはね、徐々に変わっていくんですけども、
そこをね、ちゃんとね、中間をしっかり抑えつつ、引き継いでいけた人なんじゃないかなっていう風に思います。
はい。
マチュー・ブレイジー:素材と身体性を重視した新たなシャネル
そして最後なんですけども、マチューブレイジですね。
このね、マチューブレイジがちょっとね、今、シャネルのデザイナーになってるわけなんですけども、
彼ね、ボッテガのデザイナーだったんですよね、ボッテガ・ベネタのデザイナーだったんですけども、
ボッテガって基本的にはロゴを全く使わないっていう、あのね、縫い方というかの、編み方だけで、
そう、表現するっていう、ブランドを表現する。
なのでロゴをあんまり見せないブランドになってくるんですよね。
はい。なので、素材だったりクラフトだったり、全体の動きだったり、
まあその、技術的なものだったりとか、そういったものを大切にしていたブランドから、
シャネルに来たっていうところで、すごく面白いところなんですけども、
というのもね、シャネルはね、世界で最も強いロゴと記号を持つブランドだと思うんですよ。
はい。他のブランドを考えても、やっぱりね、あとビトンとグッチぐらいしか対抗できないんじゃないかなと思うんですけども、
じゃあその3つの中でどれが一番勝ってたシャネルだと思うんですよね。はい。
なので、これっていうのはね、なかなか別ジャンルの人が来た感じになってくるんですよね。
結構でも、その対比みたいな部分がやっぱりちょっとね、面白い部分になってくるんですけども、
ブレイジの課題っていうのはね、やっぱシャネルの記号を消しちゃダメっていうところなんですよね。
なのでツイードもカメリアもCCロゴもキルティングオパールも、全てそこがシャネルだったりするので、
じゃあ、なんか素材だけでいこうかっていうと、また話は変わってくるわけなんですよね。はい。
でも、なんか、そうですよね。
それを使いすぎると、やっぱりその、結局はシャネル記号のブランドになっちゃって、
ブレイジの良さっていうのは消えてしまうっていうところで、めっちゃ難しいと思うんですけども、はい。
その解釈の仕方がすごく良くて、
どちらかっていうとブレイジっていうのはどちらかっていうと、ここシャネルに帰っていってる感じなんですよね。
要は、結構ね、ロゴだったりとかをしたカウルラガフェルトっていうところも、やっぱりね、踏襲はしてるんですけども、
どちらかというと原点回帰に近い感じにはなってくるんですよね。
原点回帰してるんですけども、どちらかというと強くてニューゲームみたいなイメージなんじゃないかなっていうふうに思います。
で、今までそれまでっていうのはね、ロゴでわかるシャネルだったんですけども、
ブレイジからは来た時にわかるシャネルっていうのを目指してきていると。
まだね、それほど時間が経ってないので、そんなにモデルは出てないんですけども、
なんていうんですかね、ツイートとかも薄くしたりとか、軽くしたりとか、そういったところをすごくこだわっている感じが出てきています。
で、そのジュエリーとメイクの話がもう一度つながってくるんですけども、
ジュエリーとかでも耳元とか指先とかだったりとか、そういう雰囲気でっていうところは、たぶん身体感覚によるものだと思うんですよね。
その身体感覚っていうのをマチュー・ブレイジはものすごく大事にしているっていう感じがします。
なので、彼が今後していくべきことっていうのは、時代の流れ的に言うと、
結構ね、クワイエット・ラグジュアリーっていう概念にシャネルをどんどん寄せていくっていうことが、
たぶん本当に重要になってくることなんじゃないかなって思うんですけども、
シャネル自体っていうのは本当に記号が強すぎるブランドなので、
そこをどううまくやっていくかっていうのが、すごい彼の課題で、
シャネルらしいのに見たことがないものを作れるのかっていう、もう本当にめちゃめちゃ難しいところなんですけども、
だからこそ、このマチュー・ブレイジが今後作り上げていくブランドっていう、シャネルっていうものっていうのはですね、
すごく面白いものになっていくんじゃないかなっていうところ。
ここで彼を選んだっていう経営層もやっぱすごいなっていうふうに僕は思います。
なので、今後のメゾンとしての強さ、
マチュー・ブレイジのどういうふうに変革していくかっていうところをね、
どんどん注目して見ていければなっていうふうに思います。
最後にまとめたいと思いますけども、
シャネルの強さの源泉:変わり方の上手さと変わらない芯
ブレイジはロゴと神話のメゾンを素材・芯体・クラフトの物語へ再起動しようとしている人というところでですね、
シャネルは変わらないから強いっていうのではなくて、変わり方が上手いから強いんですよね。
そして変わらない芯も持っているっていうところ。
そういったところをすごく感じていただければ面白いんじゃないかなっていうふうに思います。
この世界観だったり、空気感だったり、思想だったりっていうものに共感した上で、
そのシャネルを持つっていうことと、ただぱっと見の印象でいいなと思って持つっていう、
この違いっていうのが今後の時代ではものすごく大きくなっていくんじゃないかなっていうふうに僕は考えています。
なので、そういったバックグラウンドだったり背景だったり、思想だったりっていうところを引き継いだ上で、
ぜひとも身につけていただいて、その世界観をまとった女性になっていただければなっていうふうに僕は思っています。
そういう感じで人生を豊かにしていってもらえれば僕は嬉しいなと思っております。
それではまた次回。では。
35:49

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