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2024-04-11 11:56

祝!本屋大賞「成瀬は天下を取りに行く」のオススメポイントを3つプレゼン!

こんばんは。

おやすみラジオの佐藤まなです。

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さて続いては、私が最近見た映画やアニメ、読んだ本などを紹介するコーナーです。
今日ご紹介するのは、宮島美奈さんの小説「成瀬は天下を取りに行く」です。
この小説は、2020年、今年の本屋大賞のノミネート作品でして、今週の4月10日、もうね、あと2日後には本屋大賞の発表が行われるっていう、今すごく旬でオススメの一冊です。
まず、成瀬は天下を取りに行く、どんな物語かっていうと、天才なんだけど、なんかちょっと変人。
周りから浮いてる、成瀬あかりっていう人物がいて、成瀬は勉強もすごいもちろんできる。
で、勉強以外に、なんか急に、私はこれからしゃぼん玉を極めようと思うって言い出して、しゃぼん玉を極めて、でっかいしゃぼん玉を作れるようになって、天才しゃぼん玉少女として地元のニュース番組に出ちゃう。
みたいな。なんかそういう、自分の興味持ったことを極めて成功させていくような人物なんですね。
で、そんな成瀬が、私はこの夏、西部に捧げようと思うって言い出すんですよ。
で、幼馴染の島崎は、また成瀬が変なことを言い出したぞと思って、夏を西部に捧げるってどういうこと?って聞くと、成瀬はこの夏、閉店することが決まった地元のデパート、西部の大津店に毎日通うことにするって言うんです。
で、その閉店してしまうデパート、西部大津店には、これから閉店まで、夕方のローカル番組グルリンワイドが、その西部大津店からあと何日っていうのを生中継するらしい。
で、成瀬はその生中継に毎日映るように、映り込みに行くから、チェックしてくれっていうのを幼馴染の島崎に頼むんです。
で、そこから毎日成瀬は西部大津店に行って、グルリンワイドの生中継に映り込みに行って、それが1日目、2日目、3日目と続けていって、
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で、成瀬はこうやって最終日まで、どうやってその挑戦に挑むのか、世間の反応はっていう感じのあらすじ。
で、この小説のおすすめポイント、いくつかあるんですけど、その一つが、なぜ成瀬は成功するのか。
成瀬が天才であるゆえんというか、成功のエッセンスみたいなのがすごい詰まっている気がして、成瀬から成功のエッセンスを学べるっていうのが一つおすすめポイントかなと思います。
で、成瀬は最初に言った、シャボン玉天才少女っていう肩書き以外に、大津市の剣玉チャンピオンになったりとか、単価コンクールで大津市市長賞を取るとか、そういう全校の朝礼の表彰コーナーの常連みたいな感じになってて、
確かに成瀬は何でもできちゃう。地頭の良さとか、そういうね、もともと持っているものもあるんですけど、でもその成瀬の挑戦っていうのを一から追っていくと、才能とか能力的なことだけじゃない。
これは成功しますわ、みたいな。そういうね、成瀬の精神性みたいなところに気づかされるんですよ。
例えば、グルリンワイド、移り込みに行くぞって言って、真夏の暑い中、西部大津店に毎日行く。
最初はもちろん誰にも相手にされない。ツイッターでエゴサしても全く誰も気にも止めてない。2日目。2日目ももちろん同じ。
それが何日か経っても、グルリンワイドのテレビクルーは変な目立ちたがり屋が移り込みに来てるな、みたいな感じで、成瀬のことを完全に無視するって決め込んでいる感じで、
やっぱり何か始めるとき、自分が面白いかも、これいいかもと思って始めたことも、結果が出ないと面白くなくなって、やめちゃったりするじゃないですか。
誰にも認められないこととか、結果の出ないことを続けるってすごく難しくて、そういう時の成瀬のモチベーションの保ち方がすごくいいなって思うところがいっぱいあって、
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で、挑戦する上でアクシデント、うまくいかないこともあるんですけど、そういう時の成瀬の失敗というか、アクシデントへの物事の捉え方というか、そういうのも、あ、いいなって、
こういう風に捉えるんだって勉強になることがあって、何かを成し遂げる人の後ろをついて回ったような感じを味わえる本だなって私は思いました。
で、作者の宮島美奈さんが京都大学出身の方なんですよね、兄弟。だからこの小説は宮島さん自身のことなのか、兄弟で出会ったね、賢くってユニークな人たちのことなのかわからないですけど、
なんかそういう成瀬みたいな天才を今まで見てきたからこそのエッセンスが詰まっているような気がしました。
成瀬の挑戦、成瀬を、成瀬すごいね、面白くて魅力的なキャラクターなんですけど、そこを楽しみながら何か成し遂げる人って、あ、こうなんだなみたいな、そういうのを学ぶことができるっていうのが一つこの本のおすすめポイントだなと思いました。
で、あと2つおすすめポイントがあるんですけど、成瀬って同級生の中で頭一つ抜けた天才、いろんな逸話を持つ奇才として書かれてるんですけど、この小説で成瀬が挑戦していることって、結果で見ると実はそんなにうまくいってなかったりするんですよね。
成瀬はこの夏、西武大津転に捧げるっていうところから始まるんですけど、西武大津転での夏の出来事がこの物語の全てではなくて、成瀬は次々に突飛なことを言い出しては挑戦して、でその挑戦のどれもが天才、奇才のエピソードになるわけじゃなくて、
天才、奇才の成瀬でも結果が出ないこともあって、スランプに陥ることもあって、何でもできちゃう天才って言われてる、思われてる成瀬の人間らしさを感じられるのもすごくいいなって思うポイントです。
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あともう一つ最後のおすすめポイントが、この本すごい読みやすいんですよ。文章の読みやすさ、ストーリーのわかりやすさ、ボリューム感っていうのはすごいちょうど良くって、私は3時間くらいで読み終わったんですけど、でもすごくギュッと詰まった、満足度の高い映画を見たような感じで、
普段あんまり本を読まない人とか、最近忙しくって本を読む気分から遠ざかっている人とかでも、本当にスッて入りやすい。スッて入りやすくって、いつの間にかナルセワールドにはまって、でも一気に読めちゃうみたいな、そんな一冊なんじゃないかなっていう。
まさに本屋大賞にぴったりだなって思いました。他の本屋大賞のノミネート作品を読んでないので、何とも比較ができないんですけど。
読具感もね、すごくさっぱりで爽やか。新年度に今の時期にちょうどいい本だなーって。新学期、今日が1日目の人もいるかもしれないし、4月1日から新しい会社入った人は、今日が6日目の出社だったかもしれないし。
で、こう、ナルセ、ナルセの1日目、こんな感じだったんだ。ナルセの挑戦6日目、こんな感じだったんだ。そうか、1日目、6日目。ちょっと自分はうまくいかなかったけど、大丈夫かもしれないって、ちょっと勇気をもらえる本なんじゃないかなって思います。
で、漫画家の東村あき子さんが帯に、甘酸っぱくもない、絵目もない、こんな女子中学生の爆走物語を私は待ってましたっていうコメントを寄せていたんですけど、私もね、大うなずきで。なんか本当にね、爽やかな気持ちで読めるおすすめの一冊です。
宮島みなさんのナルセは天下を取りに行く。みなさんもよかったら読んでみてください。
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