物語の始まり
おはようございます。 今日もあなたに笑顔と元気
そして今日は 一つの物語を
お届けします。 5月21日水曜日
みおの生きるラジオ始まります。 昨日の放送の
コメント返しの方法
教えてくれてありがとうございます。 ぽんちゃん、ひろさん
いつもありがとう。 そして最近ちょっと声が出しにくいなぁって思ったので
はっとりさんの真似をして今日は 立って収録してます。
どうでしょうか? 朝のお耳元気になったら嬉しいです。
今日は 花しずく
アリソン美希さん そしてAIアートを
我らが アポロさんが
制作した 絵本の
一部を 読みます。
とっても美しくて清らかな妖精たちと 自分が
なんだかここにいていい 自分を
少し好きになれる そんな物語が今回は3つ入ってます。
その中で私が一番好きな物語を今日は 朗読します。
ケイトの葛藤
ヤリケイトの丘の隅っこに ケイトという小さな生が住んでいました。
ケイトは歌を歌い 空の雲に物語を書くのが大好きでした。
でも 胸の奥にはいつも重たい石のようなものがありました。
本当の私ってどこにいるんだろう 一人静かにつぶやく日々
みんなと一緒にいてもどこかで 私は特別じゃない
と思ってしまうのです 仲間が欲しい
でも近づかれすぎるのは苦手 そんな矛盾を抱えながらケイトは今日も一人
丘に佇んでいました。ある日ケイトは森の奥で小さな花がうつむいているのを見つけました。
どうしてそんなにしょんぼりしているの と尋ねると花は言いました。
誰も私のことを見てくれない 咲く意味なんてないと思ってたの
その言葉はまるでケイトの心の声 彼女はそっと花に歌を送りました。
自分の奥深くから響いてくるような優しい旋律 その時花の色がほんのり戻りふっと笑ったのです。
ケイトの胸の石が少し柔らかくなった気がしました。 花との出会いをきっかけにケイトは気づき始めました。
自分が感じていた劣等感や痛みは誰かと共鳴する力になるということ 足りないと思っていた部分こそ誰かの安らぎになることがあるのだと
自分の中の矛盾 近づきたいけれど離れたい
わかってほしいけど干渉されるのは苦しい そういったすべてが
私という存在を形作っている ケイトは否定したかった感情たちも優しく受け入れる準備ができてきました
自己受容の旅
おかえ戻ったケイトは以前と同じように一人で過ごします でも心は前よりもあったかい
胸の中の石はまだあるけれどそれもまた愛おしい 自分の一部
彼女は歌を歌い続けます 私の色は私だけの色
きっと誰かの光になる その旋律は風に乗って広がり遠くの誰かの心にも触れるでしょう
本当の私は見つけるものではなく 育てていくもの
そう感じたときケイトの色が整い始めました あなたの痛みも劣等感もあなたを形作る美しい一かけら
その色が整うとき世界はきっと少しだけ 優しく見えるでしょう
花の星たちは自分の弱みや痛みを知ったことで本当の自分に出会いました 人のために頑張る子もよく見せようとする子も居場所がない子も
みんな自分を守るために一生懸命だったのです だからこそその劣等感さえもかけがえのない一部でした
あなたの中にもきっといます 小さな花の星が
どうかその声に そっと耳をすませてあげてください
そこから優しい一歩が きっと
始まります 素敵な一日の始まり
いってらっしゃい