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俺は、赤信号。真っ赤っ赤な信号なんだぜ。
俺には、仕事がある。
俺の仕事は、交通を止めること。
俺っていうのは、ペアがいたり、もう一方いたりして、
2ペア、もしくは3マンセルで働いている。
俺の最も大事なパートナーが、青信号。
そして、3マンセルの場合は、黄色信号もいるんだぜ。
俺の仕事が止めること。
青信号の仕事が、進めること。交通を流すこと。
そして、黄色信号っていうのは、注意を与える。
それぞれに仕事を持っているってわけ。
俺の仕事は、もしかしたら、一番重要な、一番大事な仕事なのかもしれない。
というのも、車になぞらえて考えてみよう。
車に、もしもアクセルしかなかったら、
車に、もしもブレーキがついてなかったら、どうなるだろうか。
その車っていうのは、青信号が続けば、
なんとか、なんとかなんとか、耐える。
そういうことは、できるかもしれない。
でも、この世の中っていうのは、車がたくさんある。
だからこそ、俺たちがいて、俺たちが交通の整理をしているってわけ。
もしも、赤信号になったときに、ブレーキのない車が存在したとしたら、
それはもう、あるしかない。
その車、その車のドライバーっていうのは、
この世の世界から、あの世の世界へと昇天する。
昇天するのを防ぐのが、俺の役目、俺の仕事ってわけ。
俺がいなければ、数多くのドライバーさんたちが昇天しちまう。
そんなことはさせねえ。
それは平和な世界じゃねえよね。
ということで、この俺、赤信号が存在するってわけ。
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俺の言うことを、ちゃんと聞いてくるよね。
そう、そういうわけ、お聞きいただき、ありがとうよ。
また聞いてくるよね。
