SHIHOの故郷への旅
夕焼けひとりきり、始まりました。
SHIHOは、二桁生まれのパーソナリティー、ミッキーロンリーがご案内します。
SHIHOはレトロ。今は懐かしい思い出。明日の心配もせず駆け抜けたSHIHOの時代。
温かく、優しいSHIHOの情景。心思うままに、お話しできればと思っています。
どうぞお付き合いください。
今日は、夕焼け物語輝きの章。
夕日の愛は時を越えて。
ある少女の物語。
それは幼き頃、両親との別れ。
そして、愛情豊かに育ての親。
最温寺、ご夫婦の下で、高校、大学と進学して夢の叶えつつある。
そして、彼女は今、夕焼けに染まる中、ある場所へ向かっている。
その少女の名は、最温寺SHIHOだ。
懐かしむ、当時の思い出の地。
それは、自分が幼い頃、ひっこみ地屋で泣き虫だった頃。
影踏みをした思い出の場所。約束の場所。
夕日の染まる崖の中、出会った人たち。
そして、自分が育ててくれた施設。
そして、園長のもとへ、ある報告に向かっていた。
それは、自分が夢である、エアラインのエンタープライズ。
泣いてをいただいて。
そして、まもなくサービス業員としての座学。
そして、その修行をまた保守。
業員としての訓練。約2ヶ月余りを終えて。
その後は、実際にエアプレーンに登場して、
最終の実地訓練、OJTの場。
そんな流れを控えることとなる。
そして、自分の故郷にある、心の恩師ともいえる、
自分の施設の園長、そしてスタッフの方に、
自分の泣いての報告をするために、彼女は戻ってきた。
そして、その施設では、園長が懐かしく、
おかえり、志望ちゃん。
満面の笑みで、その人目を潤ませながら、互いに歩いをし合う。
頑張ったね。
そして、思わず志望は自分の子供に帰ったように、涙を潤ませる。
そして、自分がまだ15歳の頃までいた時に、自分のことを知っている子供が、
今は、その当時の13、14といった年齢になっている。
志望姉ちゃん、そんな声をかけて、少女たちが、少年もやってくる。
そして、だけが、覚えていたのね、みんな。
志望は少し誇らしげに、その自分の故郷に戻ってきたことに嬉しく。
そして、一つの贈り物をもらう。
それは、腕時計だった。
これは、ある人からの贈り物よ。
そして、志望は大事そうに手を差し止めて、思わず時計を両手で触れて、
まるで思いを受け取るかのように、しばらく胸の前で抱き寄せる。
時計をいたわるかのように、その持ち主は、贈り主は、この日を待っていたようだ。
そして、彼女は、そんな施設で子供たちと戯れた後、
また、園長の見送りで、タクシーで、自分の今の生活、これから控えるエアプレーンのエンタープライズの訓練。
恩師との再会
その場所に戻る。
そして、再度自分の子供の頃を思い出していた。
夕焼けに染まるその約束の地、土手を眺めた時に、
男の子が自転車をパンクさせて泣きじゃくっているそばで、
一人の彼が自転車の空気入れで、一生懸命汗だくになって、その男の子の自転車に空気を入れていた。
いちに、いちに、そんな必死な行走で空気を入れているのは、主婦は、思わずタクシーの窓から、その姿を見て、風景が温まった。
そうだ、時計を送ってくれたのは、彼に間違いない、他ならぬ、さすらいのロンリーライダー、北海道だ。
いつも、あの頃と同じように子供のパトロール。
いじめられたり困っている子供がいたら手助けする。
今日は泣きじゃくってパンクさせていた男の子の自転車に空気を入れている。直してあげたんだろう。
そして、主婦は、しばらく見て、目をうるませながら、あえてその自分の晴れ姿、それはフライトの時、まだ彼の優しさ。
会わないことを選択した彼の思いを踏み入れてはいけない。
そして、うつむきながらタクシーの中で窓を閉めて、また自分の今の生活、これから控えている訓練のためにまた駅へ向かう。
そして、一つのその北海道に深く深くお辞儀をしながら立ち去るのだった。
主婦は涙の誓い。そのフライトの時まで会わない。そんな決意を持ったのだった。話は変わります。
主婦が自分の施設に内定の報告に行きました。そして、そこで見た時計の贈り主。でも、そのフライトまでは会わないと誓いを立てました。
そんな主婦を応援してみたいと思います。夕焼けひとりきり。このあたりで本日終わりたいと思います。
お付き合いしていただき、本当にありがとうございます。
次回の番組、お楽しみに。