#253 【ゼロワンラジオ公開収録】カーブアウトはなぜ成立するのか— 東京海上日動発「Carjany」に学ぶ
2026-06-25 51:19

#253 【ゼロワンラジオ公開収録】カーブアウトはなぜ成立するのか— 東京海上日動発「Carjany」に学ぶ

今回のゼロワンラジオは、2026年5月22日に開催された「01Booster Conference Spring 2026」での公開収録セッションをお届けします。

ゲストに東京海上日動発のカーブアウトベンチャーである株式会社Carjany(カージャニー)代表取締役の渡邊裕太氏をお迎えし、「カーブアウトはなぜ成立するのか?」という問いの本質に迫ります。


自動車販売業界に長年携わってきた渡邊氏が挑むのは、「ディーラーに行くと営業されて帰れない」「ブランド横断で比較できない」というユーザーの課題と、「試乗業務の効率の悪さ」に悩むディーラーの課題を同時に解決する、ショッピングモールでの有料ブランド横断型試乗サービスです。


一見、損害保険の本業とは無関係に思えるこの事業が、なぜ親会社の厳しいガバナンスを突破し、カーブアウトとして成立したのか?

その裏側には、「単独で数十億〜100億円を稼ぐ事業」を目指すボトムアップ型コンテストの限界を破り、「親会社(本業)の1兆円超の自動車保険ビジネスにおける、数千億規模の経営課題(顧客接点の確保・コスト削減)」を解決するための手段として事業を位置づけるという、極めて緻密で壮大な戦略(トップダウンのロジック)がありました。


出向形式というセーフティネットを活用しながらも、親会社から適切な距離を保ち、意思決定を2ヶ月から1〜2日へと爆速化させた組織作りのリアルや、業界の古い体質に疑問を持つディーラー経験者を惹きつける採用戦略など、大企業発の事業創造における極めて重要な示唆が詰まった50分です。


■トピック

オープニング

ゲスト紹介:自動車販売業界に20年携わってきた渡邊裕太氏の経歴

ユーザーとディーラー双方の課題を解決する「Carjany」のビジネスモデル

イオンモール・東京海上日動との資本業務提携と、カーブアウトならではの強み

車が必要な地域に特化したドミナント戦略と5年後の計画

事業単独ではなく「本業(1兆円市場)の課題解決の手段」として通すロジック

損保業界が抱える「顧客接点不在」の危機感と、中国・平安保険からのインスピレーション

会場からのQ&A

お知らせ:合田の著書『新規事業の本質』につい

総括:日本を、世界を変える「大構想」の必要性


合田ジョージ著書『新規事業の本質 世界レベルの「理論」と「現場知」で描く全体地図』

8月発売予定です。詳細は以下よりご確認ください!

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【ゲスト】

渡邊 裕太 氏

株式会社Carjany 代表取締役


MC#1

合田 ジョージ GEORGE GODA

株式会社ゼロワンブースター代表取締役

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手との国際アライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造によるデザイン白物家電の商品企画を担当。村田製作所にて、北米向け技術営業、米国半導体ベンダーとの国際アライアンス、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業に携わり、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略策定を実施。スマートフォン広告のIT StartupであるNobot社に参画、Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、同社のKDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定。現在は01Boosterにてコーポレートアクセラレーター・事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアを中心とした国際的な事業創造プラットフォームとエコシステム構築を目指している。日本国内の行政や大学を含む、多数の講演やワークショップ実施の実績あり。


MC#2

上田 夏生 NATSUKI UEDA

大学卒業後、経済産業省に入省。以後、コーポレート・ガバナンス、電力産業、中小企業税制、人事・コンプライアンス、ディープテック・スタートアップ支援、福島復興推進に関する業務に従事。ディープテック・スタートアップ支援に関する業務では、「起業家主導型カーブアウト実践のガイダンス」の策定に向けた研究会運営・ガイダンス作成、ディープテック・スタートアップ支援事業などの研究開発支援事業や起業家支援プログラムの制度設計・運用、ディープテック・スタートアップへの事業開発支援に向けた法的基盤の整備(NEDO法改正)などの業務を担当。一橋大学大学院経営管理研究科経営管理プログラム修了(MBA)。


MC#3

奥田 敦葉 ATSUHA OKUDA

同志社大学を卒業後、新卒で大手物流倉庫会社に総合事務職として入社。日々の在庫管理と現場改善業務を担当し、管理系の改善業務の面白さに魅了される。その後、IT人材系のベンチャー企業に入社し、バックオフィス部門の統括として経理総務業務、業務効率化、新卒教育等に携わる。2022年3月より01Boosterに参画。


01Boosterは、新規事業・イノベーションに取り組む組織に対し、構想設計から実行フェーズまでを支援する事業創造カンパニーです。

https://01booster.co.jp/

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