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2025-12-08 10:00

FarmesVoices🍊vol.109「酸っぱいみかんは最強のポテンシャル」

FarmesVoices🍊vol.109


今回のテーマは「酸っぱいみかんは最強のポテンシャル!?」

今年も夏の高温・乾燥で全国的にみかんが高糖度・高酸度です。
みかんは糖と酸のバランスが重要でどれだけ甘くても酸が強いと酸っぱく感じます。
みかんが酸っぱいのであれば、それは失敗ではなく「これから最高に美味しくなるために、エネルギー(酸)を蓄えている状態」と考えてください。
※糖度も高い場合に限る
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サマリー

酸っぱいみかんのポテンシャルについて語り、糖と酸のバランスが味に与える影響を深掘りしています。また、品種ごとの特性や保存状態の重要性にも触れられています。

酸っぱいみかんの特性
この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活動する、メタグリ研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさんこんにちは、富山みかんです。
疲れています。非常に疲れています。
なんか、このところ、これぐらいしか言ってないですけど、ほんと疲れてます。
なんだろうなぁ、去年の方が結構売れてたんですけどね。
売れてたっていうか、今ちょっと、今年はうちの畑みかんが裏年で、あまりたくさん生産できなかったので、売るものがないんですけれど。
まあ、それでも疲れてますね。
あ、そういえばですね、先週の放送で、あまりAI動画がちょっと恥ずかしいなと思ったんですけど、
ブーさんやじつとさんが説得してくれまして、コツコツ上げて、
おかげでですね、ECショップへのインスタグラムからの流入が、5人になりました。この1週間で。
5人、ECサイトを覗いてくれました。
売上にはまだつながっていませんけれど、0から5人上がったということで、大きな進歩ですね。
まあ、ちょっとこの調子でね、コツコツやっていこうかなと思っています。
それでは今回のテーマに入りたいと思います。
今回のテーマは、酸っぱいみかんは最高のポテンシャルを持っている、というテーマでお送りしたいと思います。
ちょっと今までこの配信で、みかんの産について、どこまで言ってきたかわからないですけれど、
もしかしたら重複しているかもしれませんけれど、
ちょっと今思いつくのはこれくらいなので、
みかんの産について語らせていただきたいなと思います。
今年というか去年もそうだったんですけど、
夏場が高温乾燥で、みかんが糖が高い、酸が高いという傾向があります。
これはみかんの産地全体的にそうです。
美味しいみかんは糖と酸のバランスが良いです。
先ほど言ったように、今年のみかんは糖も高くて酸も高いという傾向があるんですけれど、
両方高いと酸の方が際立ってしまって、糖の存在感が薄くなってしまうので、
甘いけれど酸が高いから酸っぱく感じるということがあります。
酸というのはクエン酸なんですよね。
みかんは収穫後も生きていて、呼吸することでクエン酸が減っていきます。
実は糖も減っているんですけれど、クエン酸が下がることによって糖が際立ってくるので、
はじめすっぱいみかんでもしばらく置いておくことによって、
酸が減って糖が高くなって甘くなっているというふうに感じます。
ここからもう少し深い話になってきます。
これが品種によってまた変わってきます。
ひとくくりにするのは良くないですけれど、わせみかん。
わせみかんは皮が薄いため、結構早く酸が抜けるんですよ。
僕もよく言っていますけれど、日持ちがしません。
酸っぱいなぁと感じて置いておくのも1週間とかそれぐらいで食べてしまわないと、
酸が抜けすぎてボケたような味になってしまいます。
僕が栽培している品種で青島みかんというのがあるんですけれど、
品種ごとの違いと保存方法
こちらは皮が厚くて酸が抜けていくのがゆっくりです。
なので12月に収穫して2週間3週間置いて、
正月以降に食べるのが本当は美味しい食べ方なんですけれど、
年末年始食べたいという人のためにちょっと早めにお送りして、
できれば酸っぱいなと感じたら何日か置いてから食べていただいたほうがいいかなと思います。
これは正月以降も保存状態が良ければ2月までも持ちます。
味が落ちていきません。むしろ濃厚な味になっていきます。
本当に風通しの良くて低温でまたちょっと湿度もあるところだと非常に長持ちします。
3日火の青島みかんは12月に収穫して3月まで出荷が続くので本当に長持ちする品種です。
あとは番外編として僕が栽培している品種の中でもはるみとたまみ、この2つは酸が強い品種で、
これも1月とか2月に収穫して1ヶ月ぐらい置いて水熟して食べるのが一番美味しい食べ方なんですけれど、
去年はとにかくはるみもたまみもあまりうまくいっていなくて、
火肥障害が起きている状態だったのであまり長く置いておくと悪くなってしまうということがあったので、
本当は長く水熟させてからお送りするのがいいんですけれど、それが今回ちょっとできませんでした。
今年はどうかな、はるみもたまみも樹勢が弱いので収穫期になっているとかなり木が弱っているんですよね。
そうすると果実の皮も弱くなってしまっているので長く置けないということなんですよ。
今ジェミニを使ってたまみの酸抜けについて調べたんですけど、
ちょっと読み上げます。
たまみ、ハイリスク・ハイリターン。酸が隠す爆発的な香り。
キヨミとウィルキングを掛け合わせた品種で独特の強い効果があります。
特徴、非常に濃厚な甘みを持ちますが、同時に強烈な酸味を持つことも多い品種です。
たまみの最大の特徴はウィルキング油水の強烈な香りですが、酸があまり高いと脳が酸味に気をとらえて香りを感じにくくなります。
マスキング効果、劇的な変化。酵素によってクエン酸がある一定ラインを下回った瞬間、隠れていたトロピカルな香りと濃厚な甘みが一気に開花します。
伸び塩の幅が最も大きいです。酸っぱいたまみは酵素が酸を分解した後に化ける可能性が非常に高いですが、個体差も激しいため、食べ頃の見極めが重要です。
今、僕が取り組んでいるシークワサを代気にした、たまみやレコアスミを追記したものですが、シークワサを代気にすると酸が低くなるということで、たまみと相性がいいんじゃないかなと思って取り組んでいます。
それでは今回は以上になります。
今日もメタグリボイシーズを最後までお聴きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。
みんな、みかん食べてね。牛乳飲んでね。
バイバーイ。
今回のみかんの呼吸代謝について、ソラツーで動画作成してインスタグラムにあげるので、またよかったら見てください。
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