1. 小松正史『耳を澄ませば世界が変わる』
  2. 音が、下から立ち上ってくる──..
音が、下から立ち上ってくる──尾道・千光寺の中腹で録音した
2026-09-29 19:01

音が、下から立ち上ってくる──尾道・千光寺の中腹で録音した

対岸の造船所の音が、山の上まで上がってきます。

電車の音も、船の音も、下からほのかに立ち上ってくる。

一番上の展望台ではなく、中腹で録りました。

文字で読む場合はこちら。
https://note.com/masafumikomatsu/n/n1244c4a4a4c1
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/627e0afcfd1be6fc466131c8

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
おはようございます。小松でございます。
今日ね、尾道に日帰りで行ってきました。
えっとですね、シルバーウィークの最終の日だったんですけど、9月の23日水曜日。
家族でですね、1日だけでね、日帰りで京都からどれぐらいのところまで行けるか、みたいなね、そんな感じで行ったんですけど。
結論的には、日帰り旅行もね、すごくいいですよね。
荷物がすごく少ないですし、集中するっていうのかな。前後があるとね、まあ遠いところだと仕方ないんですけどね、ホテルとか泊まる必要があるので。
でもね、ずっとね、1日だけだとグッとね、集中するわけなんですよね。
なので、朝ね、そんなに早くなかったんですけど、8時半頃のね、京都の駅の初の新幹線に乗って福山まで行きまして。
そこから普通列車に乗って尾道の駅で降りて、そこでまあ4,5時間ぐらい、3,4時間ぐらいだったか、4時間5時間ぐらいで滞在して、それでまた同じルートで福山経由で帰ってきたという感じですね。
それでね、尾道の場所ね、皆さんよく映画でよく知られているところでご存知だと思うんですけど、僕初めて行ったんですよね。
僕はサウンドスケープの音風景の研究をしているので、何か数人が尾道のサウンドスケープの研究をしたことがあって、僕の本を参考にしながら調べていったっていうのがあるんですけど、
すごくね、特徴的な場所というかね、サウンドスケープでもなかなか調査したいなということで、どんな場所かなっていうこともあってですね、ちょっと選んで行ってまいりました。
それでね、すごく思ったのはですね、尾道の景観なんですよね。
京都に普段住んでいると、ちょっと商業的というか、一部分の景観は割と古都っていう感じなんだけど、周りに足を運ばせるとすごく乱雑としてますよね、京都って。
看板もちょっと派手なところもあるし、車もガンガン通ってますし、なかなかインバウンドも含めて落ち着かないんですよね。
特に西木市場なんか行くとですね、かなり激変している状態でね、ちょっと僕はうんざりしているわけなんですけども、
それと比べるとですね、やっぱり尾道ってすごいですね。
やっぱり景観、特に景観条例がすごいんですよね。
全国区市の景観の動態保存というか、動態認識というんですかね、そういうところがあってですね、とても素晴らしいって思いました。
まず景観条例ができる前の話だとね、尾道のこの海がありますよね、尾道水道と呼ばれてるんですけども、
これはですね、駅から降りるとですね、対岸に島が見えるんですけどね、向かい島っていう島ね。
03:01
そういうところもあるので、特に山もやっぱりすごく坂道でね、わりと皆さんの印象強いと思うんですけど、
つまりですね、山と海と対岸をセットで守るというね、そんな状態なんですよね。
それでルールがなされていて、調べるとですね、2010年に、わりとそんなに古くないですけど、景観条例が日本の中でも区市のですね、景観条例として施行して、
施行か施行して、それで稼働してるわけなんですよね。
具体的に見ていくとですね、家の高さはもちろん屋根の形とか、壁の色っていうのがあって、
これ色彩的にはマンセルッチっていうんだけど、そこまで細かく規制されてるんですよね。
特にですね、細い路地とかね、斜面の街並みがすごくやっぱり尾道にはあるので、そこが崩れないように条例的に徹底的にガードされてるんですね。
ちなみにね、条例はね、破ったところで罪、直接的な罪になるってことは極めて難しいのかもしれないけど、
でも守ってるっていう姿勢でもってですね、なかなか自分で好きなようにはできないなというね、
そういう規制のブレーキをかけてるところではすごく大事なところかなというふうに思いますね。
そして映画でいうとですね、小津康二郎さんっていうね、日本の映画の本当に第一人者、東京物語っていうのが1953年にありましたけれども、
これね、世界の本当に映画史に残るところで、同じ場所っていうかね、画角で本当にあまり変わらないんですよね。
それで本当に定点で撮影して、それで主人公がですね、劉知秀さんとかね、有名な俳優さんがね、おられますけども、
その方々が出られて、ゆっくりしてあまり遠く多くないですよね。
すごく日常の風景に溶ける感じで、ちょっと広角的な感じで、そしてそれぞれのですね、主人公が肩で物を語るみたいな感じのね、
そういう日本の美学をすごく活かしたような作品がありますよね。
例えば尾道のシンボルでね、今回行けなかったんだけど、浄土寺のですね、境内越しに見る海と船とかね、
長い階段とかね、すごくね、そういう普遍的にどこでもありそうなものなんだけども、やっぱりね、
日本の特徴的な風景をがっつり表しているようなね、そういう場所でカメラで切り取ってですね、
で、尾道の街、これリピーターすごくいると思いますよ。僕初めて行ったけど、もう一回行きたいと思いましたもんね。
なんかね、ここでちょっと伝えると映画っぽい感じのそのイメージが先行するような雰囲気あるじゃないですか。
06:00
僕もそういうとこで映画もね、ちょっと見たりもしてましたし、それで尾道はこんな感じだっていうふうに思ったんだけど、
実際ね、そこは切り取られた場所じゃなくて、その切り取られた場所の部分がですね、
その雰囲気が全部の尾道の市街に広がっているというか、そこで人もね、実際に生活していらっしゃいますし、
住民の方々とも結構ね、挨拶とか話はしましたですけれども、それが本当にね、今ここで現代でも動いているっていうか、
生活がね、そこで堂々的に織りなされていることっていうのがやっぱりすごく価値があるなって思いましたね。
はい、それでまたですね、監督でいうと大洲さんとともにですね、大林信彦監督さんね、
尾道三部作ってありますよね。転校生と時をかける少女と寂しん坊っていうね、
これ地元出身の、これお医者さんの出身、お家がそうみたいなんですけど、監督さんで、
それで、大洲さんがですね、静寂感とか日常っていう状態であればですね、
大林監督は細い坂道とか階段とか古い洋館とか、ファンタジーっぽいところがちょっとあるのかなっていうふうにね、思いました。
その場所の一部分をね、後でちょっと説明しますけれども、行ってきたんですよね。
そういうね、二人の映画の舞台となったところ、すごいね、素晴らしい場所なんですよね。
でね、映画っていうのはやっぱり切り取るところがあると思うんだけども、やっぱね、それなりの普遍性があると思うんですよね。
さっきお伝えしたように、尾道って立体的な地形なんですよ。尾道水道の海でしょ。
そして山とか、あと山陽本線で鉄道がありますよね。
町の真ん中に通過としての山陽本線。
何度もですね、電車に遭遇したんですけども、貨物列車が多いですよね。
全部、あまり荷物を入れてないような、そういう感じですよね。
そういうのがあったりとかするし、人員もたくさんあるし、坂道もあるし、商店街もすごくね、活気があるという状態なんで、
これね、映画的にはね、カメラを少し向けるだけでね、海と船が撮られたりとか、路地と猫ね、猫ちゃんもいましたね。
あとね、坂と石段というか、ものすごくバリエーションの富んだ映画、短時間で撮れるんで、やっぱり映画の作家とか映像作家にとってはですね、ものすごくいい場所だと思いますね。
こういう場所でですね、僕が行ったのは最初に尾道の駅からですね、一番上のてっぺんの千光寺公園というところに行きました。
ここをだいたい歩いて、路平に登ってですね、そこから歩いていくというところがあったんですけども、シルバーウィークの最後の日ということもあってですね、
09:01
うちらはですね、タクシーで尾道の駅から一番上まで一気に上がりました。
一日で行かなくちゃならないというね、そういう制約があるので、ゆったりというよりもやっぱりこう外観的にというか、すごくダイジェストで見たいなというふうに思ったので、
まずはガガッとですね、2000円弱でリーズナブルだったんですけども、それで上の方に千光寺公園行って、そこから降りていったという感じですね。
すごくいいパノラマが広がるようなですね、さっきの風景が一面に見えるわけですよね。
そういう展望台もね、コンクリートでできた面白い形の展望台が多分5年以内程度ぐらいでできたところだと思うんですけども、
もうね、西は愛媛県の多分宇和島の方まで見えたし、あと広島方面ね、広島までは見えないですけど、その方面の三原方面のですね、山並みが見えたりとか、
あと今治が多分見えたと思います。大島も見えたかもしれないですね。
そして東の方にやると岡山とかですね、高松方面まで見えるというような、すごい景色いいんですよね。
そこで僕はちょっと耳を澄ませてみたんですよ。
すると造船工場の活動の音とかですね、ちょっと音サインもあったりとか、
あと電車が通るとね、うわーっと広がるような、そこだけちょっとですね、すり鉢状とは言わないんだけれども、くぼみみたいな感じで街があるので、
対岸の音がね、上まで上がってくるんですよね。
やっぱここでサウンドスケープの調査をしたいなっていうね、思われた研究者とかね、多分学生さんかもしれないけど、やっぱ分かります。
稲町とか京都市、僕はね、サウンドスケープ調査をしておりますけれども、やっぱすごくね、手で掴み取れるような感じで、地域の音風景が一つ織りなされてるっていうところがありましたね。
そんでね、偶然なんだけども、その選考時にですね、鐘楼があるんですね。
えっとね、これどういう字なんだろう、これ。和紙っていう字?驚くっていう字かな?なんか分かんない。
なんとか音楼っていうね、ちょっとすいません。あの、鐘楼があったんですよね。
これね、日本の音風景100選に選ばれてね、いるところで、さすがつけなかったんですけど、
多分これがつかれると、この尾道界隈までずっと響くんじゃないかなっていう感じのね、素敵な感じだったですよね。
山のね、中腹にあるんですけどね、途中岩もあったりとかして、すごい良かったですね。
境内を降りていって、下がるだけってすごく楽というか良かったんですけど、至るところに岩があったりとか、それで遠くの対岸を見たりとか、市街を見たりとかしてですね、
どんどん降りていくところに、雰囲気的にはですね、町がですね、よりこう、町の下に降りていくっていう感じだったですね。
12:05
それで尾道本通りの商店街に着くわけなんですね。
途中山陽本線の高架、高架というか山陽本線の踏切を渡ってですね、めちゃくちゃ昭和レトロな感じですね。
そこで尾道のラーメンいただいたんですけども、すごくね、素朴で優しい味だったかな。煮干しっぽかったかな。
それで本当に美味しくいただいて、価格もいいのかなって、これ800円くらいだったですね。
いろいろ頼むとちょっとかかりますけど、800円ってなかなか今の時代では珍しい。
観光地だったらもっとバカ上げすること多いじゃないですか、京都みたいなね、ぼったくり商売してるところありますからね。
そういう感じじゃないなというふうに思いました。
そしてそこからですね、瀬戸田のソフトアイスいただいたりとかですね、地元のジンジャーエール、生姜でできたやつ。
もうなんか納天やられるくらい美味しかったですね。
それからですね、みそで天満宮っていうところがあってですね、ここちょっと行ってきたんですけども、
いやーすごいね、ここも大橋監督の舞台となってるところでですね、石段が結構あるんですよ。
そこをね、主人公が転がるっていうようなね、喧嘩して転がっていってそこから場面が変わるっていうところなんですけども、
とにかくそういうね、ちょっと歩いたところでいろいろな絵にもなるし、何かストーリーが生まれるっていう、そういう空間にもなってるっていうかね。
それがやっぱ観光客の方すごくね、外国人も含めて多いんですよね。
その方々っていうのが何かね、楽しむというか何回もリピートされてるんでしょうね。
そして地元の方もですね、その方々を、ここは京都と似てると思うんですけども、自然と受け入れてるというか、観光地、観光者慣れしてる感じですよね。
特にそこでなんということもなく共存しているっていうような、共存タイプの場所なんかなっていう感じがしましたね。
そこでね、写真を撮ったり音を撮ったりして、それで海岸沿いを通って、海岸通りっていうのがありまして、そこで通ってですね、
目の前の向かい島のね、ドックを見ながらですね、帰っていったっていうのがありましたね。
で、その向かい島にですね、1分か2分、3分くらい、5分もかかんないかな、船がね、渡し船というよりも割と大きな船なんですけど出てるんですよね。
人だと100円で行けるのかな、それで車もバイクも自転車もだけど、車って130円で行けるみたいなんですけども、対岸に行けるわけなんですよ。
で、そこは橋が架かってるんだけども、橋のところで行くとすごく遠回りになって、2,30分かかるらしいんですよね。
15:07
なので、本当にね、10分おきとかね、7分おきくらいに出てるような連絡船に乗ってですね、皆さん出入りしてるわけなんですよね。
今度はそこ行ってみたいなっていうふうに思ったんですけども、そういうね、地域の動きがあるっていうのかな、
淀みがないって感じですよね。通過地点ですよ、船にしても電車にしてもね。
それでもそこにある昔からの街並みっていうのが守られてるというか、両方ですよね。行政としての公的な部分からの守りと、あと住民の意識ですよね。
そこは多分ものすごく強いんじゃないかなっていうふうに思ったので、ここは僕は景観研究ずっとしていますけれども、両方が重ね合わせて成功してる場所っていうのはね、
日本でも各地点々とありますけど、代表的な場所であるのかなっていう感じがしました。
最後まとめると尾道のハイライトっていうのは五感全部で感じるっていうところが素晴らしいなっていうふうに思いましたね。
音がね、やっぱり響くんですよね。響き渡るというか、それはやっぱり天望台のところで見ると、
いい箇所はね、天望台の一番上の方のコンクリートのところじゃなくて、中腹にある天望台で僕は音を録音したんですよね。
すると観光客の音もしないですし、遠景、中景、近景だったら中景から来る船とかですね、移動してる音とかですね、電車の音とかっていうのがほのかにね立ち上ってくるので、
めちゃくちゃ素晴らしいね、サウンドスケープの地点、耳取りの地点にもなるかなと思ったので、
毎回行くたびにたぶんね、新しい雰囲気を織りなすような場所かなっていうふうに思ったので、ここは特に良かったですね。
ちなみにさっき2人の男女2人が転がり落ちて、心が入れ替わったっていう転校生の話なんだけどね、大橋監督の。
これ55弾の一弾と呼ばれてて、これがですね、君の名はの新海監督がそこをまた影響を受けたっていうふうなエピソードもありますよね。
だからね、こういう創作動画とか映像とかね、そこのストーリーっていうのは連綿と日本のクリエーションにすごく影響を与え続けてるというね。
君の名を見たアニメを見た次のクリエイターがまたそういうのをね、ごリスペクトというかオマージュするかもしれないですね。
18:05
そこの辺りがまた楽しみかなと思いまして。
まあここね、1日で回って、今日その電車からね、新幹線から帰って、夜収録してますけども、すごくね、続くというか1日でっていうのがなんかいいかもしれない。
だからね、もしよかったら1日で行けるところっていうのを、1日で日本中を動く男みたいなね、女の方でもいいんだけど、そういう感じでね、楽しんでいかれてもいいのかなと思って。
またぜひ、北山道という感じで今日はですね、散歩配信じゃなくて自宅配信でお伝えしました。
ちなみに自宅配信だと、やっぱり喋り方がね、なんかちょっとね音声配信っぽいよね。
ということでちょっと違いもね、毎日聞いていただいている方は認識いただけるかなと思います。
19:01

コメント

スクロール