1. マレブルの言葉日記「イエスか農家!」
  2. #80 良い農業とは。GAPとは。..
2023-01-15 27:39

#80 良い農業とは。GAPとは。最終章。

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「良い農業のやり方」の基準を示してくれているGAPは経営支援や人材育成、人事評価のヒントが詰まってる。GAP認証農産物のマルシェとかテーマを持ってイベントして普及した方がいいのかな〜。オーガニックマルシェは流行ってますもんね。流行りといえばSDGsとGAPは親和性が高いのに農家も消費者もバイヤーも知らないってのは本当にもったいない。と思ってます。
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マレブルポッドキャストイエスか農家。前回からの続きです。
はい、GAPについて第3回目です。
前回ですね、GAP認証を受けた農場から出荷される農産物については
第3者の保証付きということで、消費者の側からGAP取ってない
取ってないという言い方はあれだな。GAPに基づいて農業をしている農家からの
食べ物じゃないと買わないよ、みたいな宣言をしていただくと
GAPに沿って、GAPの基準を満たした経営をしている農場のものなので
基本的には安全も確保されているし、農家さんの労働的な労働安全も確保されているし、環境への配慮もされているしということで
ある意味持続可能な農業をやっているところ、そこを優先的にですね
少々高くても買うよと、やってもらえるとですね
農家としてもGAPを取る、GAPに基づいて農業をするというインセンティブは上がってくるし
バイヤーとしても消費者としても認証されているものであればすごくわかりやすく
価値のあるもの、持続可能なSDGsに対応しているもの
そういうものを買っていく、購入していく、優先的に買っていくことで
SDGsが推進されたりとか、持続可能な農業を応援するという
購買行動がですね、農家さんを応援するという一翼を担うのかなというふうに思っています
ユニリーバのリプトンの事例、前回からの続きですけど
リプトン、紅茶ですよね、年間約1兆杯
2730億リットルの茶葉が消費されていて
コモディティー商品、農産物はだいたいコモディティーになっていきますけど
ありふれた商品でティーバッグ1つあたり約4円で販売されている
03:01
栽培農家は炭化が下がると面積を拡大していって
殺虫剤や肥料を大量に使用する、とにかく茶葉を大量に作らないといけない
炭化は下がっていく、土壌の質は低下していって土壌侵食が起きたり
殺虫剤等で労働環境が悪化していくとか
面積を拡大するといっても平地にはできないので
どんどん斜面を開拓してお茶の茶葉の園地を、茶園を拡大していって
それが危険だったりとか、持続不可能な農業になっていったと
ユニリーバとしては栽培農家からお茶を買っている立場ですので
この農家が後継者がいなくなったら自分たちもリプトン、紅茶を売れなくなるということ
どこかで手を打たなければ必要な、先ほど言ってた1兆倍消費されてますから年間
必要量を確保できなくなるよねと
ここでユニリーバとしてメッセージを投げかけて
我々は100%持続可能な方法で栽培された茶葉を購入するというふうにも宣言してしまったと
価格競争が、先ほどティーバッグ1つあたり4円ということで
価格競争が熾烈な業界でコストをあえて引き上げますよと
ちゃんとした茶葉じゃないとうちはもう買いませんっていうふうに言って
内部でも猛反対を受けた、業界に与えるショックが大きかったということです
取引先の劣悪な労働環境はリプトンのブランドへの攻撃材料になり得るということを
経営者としては判断したということで
今SDGsとかが叫ばれている中で
チョコレートとかもよくあってますけど
供給側の農家を仕立ててというかですね
労働環境を劣悪な状況においたまま
単価を買い叩いて
仕入れて高いチョコレートとか高いコーヒーで売ってるっていうのは
それだけでブランドへの攻撃材料になり得るよねということで
紅茶もそういう可能性はあるということで
持続可能性を訴えて
意識の高い消費者の購買行動を変えていこうというふうに
やったという事例があります
持続可能な茶園認証制度、指導員の育成
06:01
あとは農薬の防護服、農家が購入するときに
その補助をしてあげるということで
また消費者にもあなたも一役買ってお湯沸かしましょうということで
メッセージを発信して
うちは持続可能な農家からしか茶葉を購入しないようにしたんで
コストとしてはですね
仕入れコストとしては上がったけど
リプトンの売り上げが11%増
この業界最大のシェアを誇っているところが
売り上げをさらに伸ばして
市場シェアも1.6%上げてくるっていうのは
もう本当にすごいことだし
逆に言うとお客さん、消費者が
意識の高い消費者が
そういうふうに感じ取って
これを変えばより茶園の認証制度とか
市土井の育成とか
農薬防護服の補助に使われているということを
理解して購入していただいた結果なんだろうな
というふうに思います
最近も何かの本で読んだんですけど
消費者は何でも安けりゃいいかっていうと
別にそういうわけではなく
日本の事例じゃないですけどね
多分そういうわけじゃなくて
適正価格であれば
納得できる価格であればいいというふうに
特に国産のものを買うときは
言っているというアンケート結果も出てまして
コストも一面だけど
安いものを買い続けることによって
じゃあその安いものしか
商品として生き残っていかなくなるような世界って
将来的にどうなのっていうのも
供給側がメーカー側が投げかけていったという事例です
この茶葉を生産する臨床農家の生産量も
豪華な15%増えましたと
品質ももちろん向上して
生産コストは下がるということで
最大の恩恵
農家が言ってる最大の恩恵は
将来に引き継ぐことができる
健全性を確保できましたということで
やっぱり子供とかいても
ちょっと子供にはさせられんねっていう
日本の農業の中でも
よく使われているセリフなんですけど
自分の代までは我慢してできるけど
子供にはこれはちょっと引き継げんよねと
お金にもならんし危ないし
天気が変われば
最近は環境的にも
いつもと違う天気
09:00
天候になったりするので
異常気象とか言われてますんで
そこで1年間の売り上げ
全部吹っ飛んじゃうっていう
リスクももちろんあるし
そういう保証制度とかももちろんあるけど
これは告げないなっていうのが
大抵のですね意見で
将来に引き継ぐことができる健全性を
その認証制度とか
農薬防護服の補助金とかですね
そういうのをメーカーが作ってくれたことによって
農家も生産量も増えたし
コストも減ったし
将来が明るくなったというような事例が
紅茶の部分であってます
ギャップについて思うことで
ギャップの指導員の資格を持っているので
ギャップの回し者というふうに
捉えていただいて結構なんですけど
マレブルというですね
オンライン直売所をやってる中でも
やっぱり特に労働安全の部分ですね
あんまりその農薬の基準違反とか
肥料地層型とかですね
品質に関しては
そこまで心配してないというか
もうなんていうんですかね
プロですんで彼らは
それはもう基本的にない
やっぱりアジアギャップとか
グローバルギャップの事例を見てると
やっぱりそんな信じられんことあるかいなっていう
でも世界的にアジア的に全体で見ていくと
日本の中でも起こり得る可能性がある事故と
今自分がマレブルで
契約農家さんと付き合いの中で
この事故はまずないだろうなとか
あったとしてもダブルチェックで防げるよね
っていうような部分で
品質に関しては心配してないですけど
労働安全ですよね
やっぱり機械使ったりとかで
死亡事故には繋がらないけど
例えば骨折しちゃったとか
指がなくなったとか
そういう可能性は農業って
すごく高いなというふうには感じていて
リスクがですね
そうなった時に出荷停止というか
もう野菜出せなくなったわっていうのは
非常にうちとしても困るし
楽しみにしてくださっているお客さんからも困る
っていうことなので
今のとこギャップを前面に押し出してはないですけど
経営支援の一部として
12:01
ギャップの考え方を伝えて
こういうことってありませんとか
こういうことってどこからどこまで認識してますかとか
誰が知ってますっていうような話をして
そこをちょっとずつ改善していく
ギャップの認証まで行かないけど
ギャップに則った経営の改善とか
工夫ができるようなお手伝いを
今しているところです
Jギャップ導入にかかるコストの例ということで
ギャップ認証するためにはですね
初年度約50万年間ですね
ぐらいはかかるかなと
今までやってないであろう水質の検査とか
農場の改修とか農薬の保管庫を作ってみたりだとか
あとは審査費用がかかるというのと
そのギャップを整備していく中での指導相談料
県の普及委員がですね
ギャップの指導委員持っている場合は
基本的にはそこは無料になるということで
あとは自分で学習して導入すれば
そういう経費の負担
人を呼んで大体年間というか
ギャップを取るまで
認証するまでに4回ぐらいの指導が入るということで
その部分の人件費が結構かかると
まあ更新
認証した後の更新については10万ぐらいになるので
最初のハードルですね
ギャップ認証に漕ぎつけるまでのハードルが高いというのと
こんだけ費用をかけてギャップ取って
イエーイ!Jギャップの認証の産物ですよって
出しても多分お客さんもあんまり知らないので
でも高いねちょっとっていう感じで
まあその日本の消費者はブランドとか
テレビで紹介されたものとかには
すごく飛びつくけど
自分が知らないものに対して
第三者の認証があるよって
しかも日本ギャップ協会の認証があるよって言っても
そもそも知らないので
やっぱりそのデカデカと無農薬とかですね
書いてあったり
農家の顔の写真がついてたら
そっちの方を買うとか
この間テレビでこれ見たとか言って買うっていう
まあ基本的に出回っているものは
安全ということがどうしてもあるので
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そこにインセンティブが働いてないというふうな印象で
農家さんもやっぱりギャップの認証に行くまでには
なかなかハードルが高い
精神的なハードルが高いのかなというふうに思います
輸出を目標にしていくためにはですね
グローバルギャップなりアジアギャップなりを
取っていかないと
もう販売するバイヤーが最初の関門ですよね
世界のバイヤーの最初の関門として
ギャップがあるというふうな
ギャップ持ってないと
よそでは売れませんよっていうようなもので
今後アジアではまだそれほど普及してないんですけど
まあどうからずギャップ普及してきたら
お前ギャップ持ってないのっていう世界が
逆に出てくるのかなと
ギャップ取ってないくて
農産物販売してるの
日本ってみたいな感じになってくる
まああのガラパゴス化してしまう
日本の中では通用してるけど
世界ではちょっとそれ
その意識は通用しないんじゃないの
っていうようなイメージですね
今後ちょっとずつこういうギャップ
グローバルギャップ
グッドアグリカルチャープラクティスです
いい農業のやり方っていうのが
だんだん浸透して
消費者が知るところになればですね
口コミでギャップ取ってないの
買わんよっていうような人たちが
増えていってくれればいいのかな
もう一つはその普及のやり方も
ちょっと下手くそだなというふうには思ってて
やっぱりスーパー大手のスーパーとかで
ギャップコーナーを設けてもらうとか
ギャップのことについて説明するような
まあちょっとしたイベント
カンファレンスじゃないけど
ギャップ認証農産物しか集めない
マルシェとかですね
いうのをやってほしいですよね
そのオーガニックマルシェみたいな感じで
たまに福岡でも開催されてますけど
あのオーガニックっていうのが
また色々調べてほしいんですけど
基準がもうものすごく曖昧な定義になってしまって
本当は有機ジャスを摂っている
農産物しかオーガニックというふうには
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名乗っちゃいけないようになってますが
基本的に無農薬とか無肥料とかで
自然農法で栽培したらオーガニックだよとかですね
いろんなものが基準がそれぞれによって違うので
ギャップはですね
もう基準としては認証基準としては
しっかり固まっているものですので
なんかそういうオーガニックという
耳障りのいい言葉に
結構押されてしまっているなというふうに思ってます
ギャップですね
グッドアグリカルチャルプラクティス
ヨーロッパから持ち込まれた概念で
農産物の生産の工程をリスク管理していきましょうと
そのリスクを最小限に抑えている工程
例えば土作り、柵付け、種まきとかですね
苗植え、収穫、出荷調整、在庫保管とか
そこまでを工程に区切って
各工程がすごくリスクが抑えられている
そのリスクというのは
安全な農産物を安全でなくす
それは科学的、物理的に安全であることの保障を
阻害するリスクですね
ギャップが言っているリスクというのは
安全を阻害するリスク
そのリスクを認識して評価して対応して
各工程においてリスクが最小限に抑えられている
ある程度取り除かれているのであれば
その工程から生み出された農産物は
全量が安全と言えるでしょうという考え方から
生まれた農産物の認証制度のことです
ギャップを認証されていると
基本的には安全が担保されている
食品衛生法を遵守した農産物を出荷できる
できているということですので
国が変わっても基本的には
グローバルギャップを持っていれば
グローバルギャップを持っているんであれば
大丈夫だよねと
うちの国の消費者にも自信を持って売れます
というような
そういう一つの免許証みたいな形のものがギャップです
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私はこのギャップが経営改善
農家さんの農業経営の改善とか
もしくは従業員の評価
農業って農家さんは
その父の代から祖父の代から
みたいな引き継いで農業をやれてるっていうのは
基本的には最後農産物を出荷できてる
自分の計画通りの量を出荷できてるっていうのが
農業をやれてるっていう証だと思うんですけど
従業員雇ったとかいう時に
じゃあこの人がどこまで農業をやれてるかっていうのを
評価する一つの指標として
ギャップの項目を使ってみるのも
いいんじゃなかろうかというふうに思ってます
農家さんの頭の中には1年間の計画とか
1年間の作業のスケジュールとかやり方とか
危ないところにどういうふうに気をつけてるかとか
この農薬の巻く時期巻き方
肥料の投入量とかですね
どういうふうに判断しているか
ハウスをいつ開けるかとかいつ閉めるかっていうのを
そこにも各農家さんのそれぞれの基準があって
こういうふうにやったらいいよねみたいなのが
ギャップの中には落とし込まれている
一般的に世間一般的にというか
日本で農業をやるなら
こんな感じでやった方がいいんじゃないのっていうのが
Jギャップの中では
こういうリスクに気をつけた方がいいよねっていうのが
網羅されているのがJギャップですので
Jギャップの項目がそのまま人事評価というか
この人がどのくらい農業という
抽象的なものに対して向き合えているか
みたいなもの差しの一つにはなるのかなというふうに思ってます
経営改善の部分でも
ここちょっとこういうリスクあるよねとか
こここういうそんなことないよって
よく言われるんですけど
そんなことあった事例から
ギャップの項目って生まれてるんで
実際本当に確率としては低いかもしれないけど
可能性として実際に事故があってたりするということです
土地とか施設の状況とかそれぞれによって
そのリスクの大小は違いますので
リスクがあるかないかをしっかり見ておいて
うちではそれは起こらんよねとか
いうことも話して
24:02
逆にそれは気づいてなかった
もしかしたらうちでも起こるかもしれん
っていうところに対しては
じゃあどういうふうに工夫して修正していこうか
従業員が怪我しないようにとか
異物が混入しないように
どういう工夫をしたらいいかっていうのを話して
経営を改善していくというところで
そこも従業員の人が勉強して
もし従業員の方がそういう提案ができるようになったら
こいつ農業のこと分かってきたやん
っていうような形で評価してあげて
評価した以上は報酬に繋がらないといけないので
評価と報酬をひも付けて
人事評価基準みたいなものも
そのギャップ項目の中から引っ張り込んで
作れるんじゃないかなというふうに思いまして
今一緒に経営支援でタッグを組んでいる
農家さんの経営改善の中でも
ギャップの項目管理する要求する項目を利用して
経営の支援をやっているというのが現状です
まあなんかヒントに繋がればなというふうに思って
ギャップのですね
ちょっと長くなって
第3回に分けてお話をしましたけど
グッドアグリカルチャプラクティス
良い農業のやり方をですね
ぜひ消費者の皆さんにも知ってもらって
ギャップ取ってないんですかって
農家さんに変なマウント取れるように
ギャップ取ってないのに
え大丈夫ですかみたいな感じで
ギャップってなんなんやろうって
逆に農家さんが勉強し始めて
何度も言ってますけど
別に認証はしなくていいと思ってます
ギャップに基づいて農業をやるというか
ギャップのことを一回認識して
あなるほどこういうことねと
うちも全部OKクリアクリア
ならもうそれでいいんですけど
一番怖いのはやっぱ知らないってことですよね
知らない誰も知らないけど
ここにコストをかけて
一生懸命やってる人たちがいる
めっちゃいいことなのに
SDGsにすごくかなっているというか
まあ環境保全のことも考えて
農業やっていきましょうっていう理念が
ギャップの中には含まれているのに
農家も知らない消費者も知らない
バイヤーも知らないっていうのが
僕はもったいないなというふうに
すごく思っているので
今回ギャップについてお話をさせていただきました
27:01
やっとね野菜のこと
野菜のことというか農業のことについて
ちゃんと真面目にお話をしてみましたね
ギャップについては以上でございます
生産者と消費者をおいしさでつなぐ
オンライン直売所
あなたもマレブルで地産地消しましょう
合言葉はイエスかノーか
27:39

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