オープニングと薬剤師のキャリア教育
Yeah! みんなでまじわる たてたて よこよこ プラスプラス
楽しいといううちに 十字のせれば 草かんぶりの 薬になる
あなたの街の 元気の元 まなべるや 曲の トートラジオ
おはようございます。トートラジオの時間です。
日曜日の朝、みなさんいかがお過ごしですか?
大塚町、宮崎市大塚町にあります、
まなべる薬局知恵所、おっちゃん薬剤師こと、高尾雅人です。
先日ですね、近所の高校で、薬剤師として高校生にキャリア教育講座を行ってきました。
優秀な学校ですし、僕が何か教えるってことはないんですけども、
ぜひともう一つだけ、もう一度伝えるとしたら、このことだなっていうことがあるんです。
それはですね、ふと気づくことは薬かもしれないってことなんです。
ちょっと抽象的だったりするもんだから、お話としてみなさん聞いてください。
静かな机の話:少年の悩み
タイトルは、静かな机の話です。
ある町に勉強が苦手な少年がいました。
少年は毎日机の前に座るたびに、はぁーとため息をつきました。
勉強しなきゃいけないのはわかっている。
でも、どうしてもやる気が出ないんだ。
ある日少年は近所のおじさんにそう話しました。
そしておじさんは少年の部屋に置いてある机を見て言いました。
いい机だね。これなんでできていると思う?
少年は少し笑って答えました。
きれいでしょ。
おじさんは静かに首を振りました。
ううん。半分はきれてきている。
でももう半分は?
少年は意味がわかりませんでした。
おじさんは続けて言いました。
机の本当の意味:家族の支え
その机に向かう時間を作るために、
お父さんは疲れていても働いた日がある。
お母さんは欲しいものを後回しにした日がある。
家族で出かけたかった日を我慢したことがあるかもしれない。
君が安心してお腹いっぱいご飯を食べて、
ゆっくり雨風をしのげる家で、
今は平和に勉強したくないなと言える時間。
それは当たり前に見えるけど、
本当はお父さんお母さんが毎日少しずつ差し出してくれた時間なんだよ。
少年は黙って机を見ました。
机は昨日までと同じ机でした。
でもその日は少しだけ違って見えました。
分厚い教科書も面倒な宿題も、
ただの苦しいものではなく、
誰かが自分に預けてくれた未来のように思いました。
少年の変化と成長
少年はその日から急に勉強が好きになったわけではありません。
それでも机に向かう前に少しだけ思うようになりました。
この時間は自分一人のものじゃない。
だから今日はせめて1ページだけでも進めよう。
やる気が出る日も出ない日もありました。
失敗する日も眠くなる日もありました。
でも少年は少しずつ前に進みました。
やがて大人になった少年はこう言います。
あの机は木だけでできていたんじゃない。
お父さんお母さんの愛と願いと信じてくれた時間でできていたんだ。
気づきが心を動かす薬になる
勉強しなさい。
そう言われても人はなかなか動けません。
でも本質に気づいた時に心が少しだけ前を向くことがあります。
自分が持っている時間は自分だけのものではないのかもしれない。
誰かが働いてくれた時間。
誰かが配慮してくれた時間。
誰かが信じてくれる時間。
その上に自分の今日があります。
そう気づけた時、やる気のなさが少しほどけることがあります。
完璧に頑張らなくてもいい。
急に変わらなくてもいい。
まずは1ページ。
まずは5分。
もう今日だけ少しだけ。
ふと気づくことは心を動かす薬になるのかもしれません。
今日もあなたの1日が少し前に進む1日になりますように。
エンディング
とうとうラジオでした。
ではまた来週。
みんなでまじわるたてたてよこよこプラスプラス
楽しいといううちに十字のせれば
草冠の薬になる
あなたの街の元気の元
学べるや曲のとうとうラジオ
来週もとうとうラジオでお会いしましょう。