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2025-06-02 40:01

日常としてのTāheru Anatomia ep5

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サマリー

第7回のエピソードでは、ソクラテスの弁明を探求し、ソクラテスとプラトンの関係や、ソクラテスが真実を求めた結果の運命について論じます。また、AIが関与したエッセイにも言及し、現代における知識の探求や真実について考察します。このエピソードでは、ソクラテスの弁明とその背景、さらには彼の思想が現代社会に与える影響についても考えられています。さらに、AIの進化に対する哲学的な視点や、真実を求める姿勢の重要性が強調されます。また、AIが絵や論文に与える影響について考察され、自身の創造性と社会的な営みとの関係についても議論がなされます。

ソクラテスの弁明
【ミスメラ】第7回、普段着としての名著、執筆工期。
イエーイ!
始まりました。
みなさまから好評いただいているコーナーです。
この回、全然反響はない、別に。
我々のコンテンツで反響あったのはあれでしょ?
chiro さんが言ってた、全なる美あってほしいの話が反響結構ありましたけど、あれぐらいじゃないですか。
前々回とかは結構、muro さんの語り口が良かったっていう意見が。
ありましたね。前々回、古代人の自由のやつですね。近代人の自由と古代人の自由のやつ。
あれでも、自分も撮ってる時に、連載では書ききれない部分を話せて語ってもらってたなと思って、聞いてて良かったなって思ってたので、良い反応があって良かったです。
ありがとうございます。
何にせよ、連載6000字しか書けないんでね。
そぎ落とさなきゃいけないっぽくは出てきちゃいますよね。
今回第7回はソクラテスの弁明なんですけど、プロントンっていう、哲学の歴史はプラトンの注釈であるって言った哲学者がいるぐらい、西洋哲学においてめちゃくちゃ大事な人プラトンなんですけど、そのプラトンの師匠さんがソクラテスなわけですよね。
このソクラテスは裁判にかけられて死んじゃうんだけど、裁判での弁論を書いたのがこのソクラテスの弁明っていう本で、ソクラテスがどういうふうな考え方をする人物なのかっていうのが結構端的に出てる古典的名著なんですけど、ソクラテスの弁明にどんなことが書かれてたかほとんど書けなかったですね、原稿の中で。
ソクラテスの弁明って、結構もう余すとこがないんですよ。全部に言及したいぐらい1ページ1ページに資産が多い本なんですけど、ソクラテスの話を2000字ぐらい書かなきゃいけないわけですよね。
ソクラテスが誰かとかプラトンとどういう関係かとか、そしたらプラトンになって書いてたら、もう紙面が間に合わないわけですよね、っていう感じでね。どうでしたか?
面白かったです。
エッセイパートのとこで、文学フリーマンに去年もひとしおさんと一緒に出展してたんで、ひとしおさんのベースサイトで通販文があったんで買ったんですけど、全然気がつかなかったですね。
あわみよっていう大人紙出したんですよね、ひとしおさんの企画編集で。ひとしおさんに何でもいいからエッセイ書いてくれって、好きなだけ書いていいけど何ページか書いてくれって言われて、何でもいいって言われたら逆にほら難しいじゃないですか。
エッセイとAIの影響
でも押して書けますぜみたいな安受けをして、例に移し向きを破りながら、数編のエッセイ書いて出したんですけど、ひとしおさんがそのエッセイで何を企画してたかっていうと、出版されたエッセイ集にはなんと15編載ってるんですよね。
その15編の中に、一部は僕が書いたエッセイ。一部はAIは完全に書いた、始めから終わるまでAIは完全に書いたエッセイ。真ん中に中間として、AIが書いたものを僕が仮説修正したエッセイっていうのがあって、3種類のエッセイが載ってるよっていうことをどこにも告知せず、誰にも言わず、初めにとかでも何にも説明せずに出したんです。
編集後期みたいな後書きみたいなのを、僕とひとしおさんで音声を収録して、音声配信したんですけど、その音声配信の中でネタバレをしてるんですよ。実はAIが書いたものが混ざってますみたいな。
その後書きを読まなかった人は、あれが僕が書いたものかAIが書いたものか分かってないみたいな。そうしたところには僕しか書いてないから。
そのAIの文章も、ただAIでディレイトしたわけじゃなくて、僕が今までたくさん書いた文章っていうのがあるから、それを全部AIで食わせて、AIが学んだ僕のスタイルみたいなものを模倣して書いてもらったわけです。
本当に僕が読んでもまず僕っぽいなみたいな感じだったりとか、フレーズによってはTwitterの言葉とか、僕Twitterアカウントたくさん書いてるんだけど、そのうちのいくつかはツイートしたやつ全部残ってるから、それとかを食わせて、そのAI。
だからそのフレーズがもう全部僕のフレーズみたいなのを使ったエッセイとか書いてきて、僕が見ても僕の文章っぽいのが載ってるんですよね、その同人誌に。
それってどうなんっていうのをテーマに今回のエッセイ書いたんですよね。
本当に全然気づかなかった。
特典的な感じでお二人のネタバラシがあって、めちゃくちゃ面白いことをするなぁと思って、やられたって思って。
ひとしおさんちょっと天才ですよね。
で、このこれからの連載のミスメラのグループラインみたいので、ちょっと相談というか、できたものを見せてもらったりするんですけど、自分はいつも面白いなぁみたいなだけで特に言えるとかないんですけど、
結構千尋さんが読者目線って感じですけど、的確にこう面白かったんで、こういう話もっと聞きたいですとか、この文章すごい室さんっぽかったですっていうのをそういう感じで返してて、
今回の本、千尋さん買ってないって言ってたんで、やっぱ室さんの室さんらしい文体みたいなのを結構千尋さんは理解してるのかなって思ったんで、これを千尋さんが読んだらどう思うんだろうなって思って、
無理矢理化して感想を聞かせろっていうことをしたぐらい面白かったです。
じゃあ千尋さんは読んだんですか、阿波宮。
読みました。面白かった。
千尋さんはどれくらい当てたんですか。
いや、ほとんど当たらなかったです。でも、何も知らない状態で最初に読むじゃないですか。
ラスの中で子供に微笑みかけられてみたいなのはありませんでした。なんか子供が出てくるやつがあって、それ読んだ時だけ室さんどうしちゃったのかなって思ったんですよね。
なんか、なんだろう、おかしなこと言ってるなーって思ったのと、あとなんか最終的に何が言いたいのかよくわからないやつがいくつかあって、眠かったのかなみたいな。
締め切りがギリギリみたいな、そういう理由で、もう何が言いたいかよくわからないがとりあえず文字を綴ったみたいなのがいくつかあるのかなーぐらいに思ってたら、そのネタバラシでAIがあるみたいな。
あっ、なるほどって思って、もう一回どれがっていう答えを聞く前に、自分でこれはAIこれはムロさんみたいな感じで振って答え合わせをしたんですけど、
その確信を持ってこれは絶対にAIだろうって言えたのは、子供が出てくる話だけでした。
それはなんか変なこと言ってるって思ったから、これは絶対そうだなと思ったんですけど、他のは結構あってるのもあったけど、絶対そうだって確信的に言えたのはあまりなかった。
あれ難しかった。それと、あとAIで写真を修正するっていうエピソードを1個入れて、AIみたいなものが僕たちの社会に入ってきたことによって、どれが本当のことでどれが本当じゃないことかみたいなのが全然わからなくなってるよねっていう話を書いてて。
メッセージには書かなかったんだけど、僕最近ショートムービーですごくハマってるのが、妖怪とかおばけみたいなのが日常生活の中に登場するっていうのをAI生成でやってる人がいるんですよね。
本当にそんな感じなわけ。夜の森からすっごいでっかいキリンみたいなやつが出てくるとかさ。今はまだAIって判別がつくけど、質感とか動きとか。でもこれ、もうすぐにわからなくなるだろうなと思って。
そうすると、今僕たちはAI以前の世界を知っているから、そのようなものは実際に存在せず、AIで地面に潰されたものだってことがわかるんだけど、でもAIネイティブの人たちはもうわかんないじゃん。
自分が知らないだけでそういう生き物が世界にいるのかもしれないみたいになってくるわけだよね。そうすると、何が本当のことで何が本当のことじゃないかっていうのが、どんどんわからなくなる世界に僕たちは今生きてるよねっていう話をしたんだよね。
真実の探求
それでソクラテスの弁明の話を導入して。なんでソクラテスの弁明の話を導入したかっていうと、ソクラテスこそが真実を言った罪によって殺されてしまった人だから。何が真実かっていうことをめちゃくちゃこだわったら殺されてしまうっていう、そういう人だから彼を採用して。
ソクラテス自身は神係的な仏人だったらしいんだよね。大門っていう神霊って神様の霊っていう言い方をするんだけど、大門の声っていうのが彼に聞こえてて、あれをするなっていう禁止をしてくるらしいんだよね。
だからそれができなくてみたいな話っていうのがソクラテスの話によく出てくるらしくて。
彼の弟子みたいな人の一人が、当時ギリシャにデルフォイっていう予言っていうか神託をするところがあるんだけど、そこに行って、なんて聞いたか正確に忘れちゃった。
この世で一番賢い人はいるか?ソクラテスはこの世で一番賢いのか?みたいなことを聞いたら、デルフォイの神託でソクラテスほど賢い人はこの世にいないって言われたんですよね。
ソクラテスは結構神様信じてる設計系な人だったから、デルフォイの神託っていうのは正しい。
当時ソクラテスだけじゃなくて、基本的にデルフォイの神託っていうのは、それで戦争するか信じるか決めたりとか、国の重要な運営のことを決めたりとか、全ギリシャ人がかなり信じてた神託。
それはもう真実なわけね。神様が言ってるから。
ソクラテスより賢い人がいないって言われたから、知恵がある人がいないって言われたから、ソクラテスは自分にはそんな知恵がないはずなのに、なんで神様がそんなこと言うんだろうと思って疑問に思ったわけ。
世の中で知恵があるとされている人、政治家とか技師、エンジニアとか職人とか、何かに話に行って、
いろんな人に、自分は知恵がないんだけれどもあなたの知恵について教えてくれって、無知を装うっていうのがアイロニーっていうことなんだけど、
無知を装ってあなたの知っていることを教えてくれって聞いていくと、どんどん聞くと、大体の人が知っていないことを知っているっていうことに気がついたわけね。
どんどん質問すると、どこかの時点でわからなくなるんだけど、わからなくなるはずのことをわかっていることとしてずっと喋ってましたよねってことに気がつくわけ。
自分が何を知らないかっていうことはその人が知らなかったわけね。
ソクラテスはそれを何回繰り返した後に気づくわ。自分は自分が知っていないってことを知っている。
その分他の人より知恵があるんだ。これを無知の知とか不知の自覚っていうような言い方をするんだけど、
自分が何を知っていて何を知らないのかみたいなことを自分は整理可能なんだ。
その整理可能な言い方っていうのを伝承法とか散歩術っていう言い方をするんだけど、相手との対話の中で導き出していくっていう。
そういうのをソクラテスはやってたわけね。
ソクラテスは街の中でずっといろんな人と話をして、いろんな人に対話っていうのを、彼の言い方は知を吟味するっていうのをやってたんだけど、
知を吟味をしていて、それがすげえってなって若い人たちの中でソクラテス好きな人たちも現れたし、
そうやって人の権威みたいなのを貶めてるからソクラテスのこと嫌いな人たちも現れたし、
だいたい同時期にギリシャにはソフィストと呼ばれる人たちもいて、
この二人が何をしてたかっていうと、基本的にギリシャっていうのは市民が政治に参加するんで、
政治に参加するための能力っていうのは身につける必要があったわけね。
それは弁論術とか、みんなに対して自分の考えてることをちゃんと説明するための弁論術っていう能力だったし、
国の運営っていうのをちゃんと考えるための基礎教養みたいなものがあって、
そういう弁論術とか基礎教養みたいなのを教える人としてソフィストっていう人たちがいたわけ。
ソクラテスはそういうソフィストの人のリーダーと思われたみんなに。
当時アテネっていうのは何十年もスパルタっていう別の都市国家の戦争状態にあって、
このアテネとスパルタの戦争状態っていうのはペロポネソス戦争っていうんだけど、
このペロポネソス戦争でアテネは負けちゃうんだよね。
負けちゃった結果、新スパルタの有力者っていうのが、
アテネはもともと民主主義の国だったんだけど、
この民主主義っていうのは骨抜きにして、独裁的な政権っていうのを作っちゃった。
これを30人政権って言うんだけど、この30人政権が有力市民とか、
政治的な対立してる人とかをどんどん粛清したりとか追放したりとかして、排除していって、
彼の財産を奪ったりしてたんだよね。
ソクラテスはその30人政権の中の有力者と仲がいい人だと思われてたんだよ、周りの人に。
でもアテネはずっと民主主義をやってたから、こういう独裁政権みたいなものが許せないわけで、内戦になっちゃうんだよね。
内戦になった後、スパルタが仲裁して、民主主義派、民主派が政権に戻るんだけれども、
ソクラテスの弁明
この30人政権の時代にあったことっていうのは不文にしましょうねと、
降伏しちゃいけないですよっていう和平協定を結んだ。
民主派に政権が戻った後、民主派は30人政権時代にあった出来事に基づいて訴訟はできなかったんだけれども、
別の大義名分を作り出して、財産を取り戻そうとしたりとか、
その時に犯罪を犯した人を訴追しようとしたりとかしてたわけ。
ソクラテスっていうのは30人政権時代の偉い人と仲が良かったとみんなに思われていたし、
色々な人の権威を訴追させていたし、
金をもらって若者たちにあることないことを教えるみたいなソフィストの一人だと思われていたし、
色々悪いことが重なって、国家反逆罪で訴えられちゃうわけね。
本当は30人政権に近かったから、こいつを処刑しようと思ってるんだけど、民主派の人たちは。
でも報復しちゃいけないって決まってるから、ソクラテスは若い人たちを堕落させている。
国家の神っていうのを信じていない。
国家の神を信じていなくて、別の神っていうのをアテネに導入しようとしていて、
そのために若者っていうのを誘惑して堕落させているっていう罪で起訴されちゃう。
でもソクラテスから見ると、そんなことはおためごかしだということはわかってるわけ。
でもこのおためごかしだみたいなものをうまく論破しないと自分が処刑されてしまうっていうこともわかってるわけ。
それを弁明するっていうのがソクラテスの弁明っていう本なんだよね。
結構緊迫してるでしょ、状況が。
うん、してますね。
ソクラテスって、僕らからすると哲学者のイメージだから、ひ弱な老人みたいなイメージだ。
でもペロポネソス戦争に何回も従軍してて、
その負傷した民主派の指導者みたいなのを戦場で助けたりしてるんだよね。
アテネがスパルタに負けて撤退するときも、ソクラテスが堂々と歩いてたのに敵側がびっくりして追撃してこなかったみたいな偽伝もあるらしいんだ。
じゃあ結構、弾力もあるし肝も刺さってるしみたいな。
そうそう、武闘派な一面があるんだよね。
これ面白くて、孔子もそうなんだよね。
孔子も身長が2メートルぐらいあって、城の城門を1人で開け閉めすることができた。
10人ぐらいで開け閉めする城門を1人で開け閉めできたみたいなのがあるらしい。
だからデカくて体が強いんだよね。
ソクラテスはそういう人だから、愛国者だし、国のために戦ってるし、
その時は民衆派とも戦ってるし、
そもそも30人政権の時代に、粛清の片方を担げって言われるんだけど、それ断ってるんだよね。
断ってて、別に30人政権と近くないし、
当時訴えられた時すでに70歳で、おじいちゃんだったからもう老人だしみたいな感じで、
こういうことを言って、みんなの憐れみを買って言い逃れることが全然できた。
それは500人協議会っていう、もともとアテネは直接民主制だから全市民が参加する民会っていうのがあるんだけど、
この民会だと実務的な処理できないんだよね。
だからアテネを10個の行政区分に分けて、
その10個の行政区分から50人ずつ代表者を出す500人協議会ってのがあって、
この500人協議会がだいたい行政的な実務を全部取り仕切ってた。
国家反逆罪の裁判っていうのは、この500人協議会の前で、500人の代表者の前で演説するっていう場があった。
この500人の地元の有力者だよね。
だから教養もあるし、ものごと分かってる。
だから多分、大概の人にはこれが茶番だってことは分かってるわけ。
だからソクラテスが別に本当に反逆してるとは思ってないわけ。
だからソクラテスが反省してますみたいな態度に出れば、やっぱそうだよねってなるわけよ。
だからソクラテスはそういうふうな裁判戦術を取ればよかったのに、
法廷戦術を取ればよかったのに、それを取らずに真っ向から訴状みたいなものに対抗していくっていうのがソクラテスの弁明なんだよね。
めっちゃかっこいいじゃないですか。
めっちゃかっこいいって言うと殺されちゃったからね。
ソクラテスはそれも全部言うわけ。
そもそも30年政権の時にいろいろあったんで、
なんか私が突入されたんでしょうねみたいなことをまずはじめに言って、
僕は誰からもお金もらってない。
だからソフィストのようにお金もらって人に教えるみたいなことはしてない。
だから若者を誘惑するみたいなことはやってないし、神様を信じてないみたいなのもおかしいよねと。
あらたかた訴状に国の神々を否定し、別の神々を利用してるみたいなことを言ってるけど、
これ矛盾してるよね、これ自体が。
まず私が神様を信じてるから、信じてなければなんで別々の神様を連れてくるみたいなことになるんだよ、みたいな話をして。
僕は信じてるし、それはもうアティの神様ですよ、という話をして。
その訴追した側から民主派の人たちからすると、
ソクラテスは大門からいろんな声が聞こえるんだよねみたいなことを言ってたのを、
別の神々を導入してるみたいな攻撃にしてるんだけど、
ソクラテスはそういう意味で言ってるんじゃないしみたいな話をして、
あんた方の言ってることはでもむちゃくちゃなんだと。
私がどういう人格か説明しましょうって言って、
さっきのデルフォインの神託を受けて、こういうふうなことをして、
自分が無知であるってことが私はわかった。
だからみんなと対話してるし、この対話によって地を愛し、探し求める。
真実っていうのはすごく大事なんだ。
この真実に基づいて一緒に地を探求するっていうことが大事でしょと。
これが僕の人生にかされた、神様からかされた生き方だから、それをやってるだけですよと。
それをやってるってことは神様に求実ってことじゃないですかと。
何が悪いんですかっていう話をするんですよね。
これを聞いたらみんな面白くないわけですよね。
そういうところが嫌だから訴追されたわけですよ。
それは何が悪いんですかって言って、訴追されて、有罪に決まっちゃう。
真実の探求
第1回の弁論に基づいて有罪か無罪かを決めて、その次に量刑を決めるんだよね。
その量刑を決めるので、みんなは私のことを有罪だと言う。
それは私が真実を喋るからあなた方は有罪と言うんだろう。
それにふさわしい刑罰っていうのは、私を下品官の夕食に招くことだって言った。
当時の下品官っていうのは国賓とか、他の都市公開から来た国賓とか、
あとはオリンピアの大会で優勝した人とかをもてなすための場所。
ソクラテスはオリンピアで勝利した人が国のオマレとなるわけだよね。
僕がやってることは彼より断然すごいんで、
下品官で食事食べれるべきだよねってことを言って、
その量刑はソクラテスの死刑と罰金と無罪っていう3つあったんだけど、
ダントツで死刑になっちゃうんだよね。
1回目の弁論で無罪に入れた人も死刑に入れてるんだよ、計算上。
3回目の弁論っていうのは全部決まった後に、
ソクラテスが話すっていうやつで受け入れますっていう話をしてるんだけど、
人間の知能営みっていうのは、この真実に基づいて知を探求するっていう姿勢によって生み出されているから、
このAIが導入された社会でも、
僕たちはその姿勢を堅持すべきじゃないっていうのを書きましたね。
そうだなって思いました。読んで。すみません。
AIって、イラスト描いてる人たちの間でもやっぱすごいめちゃくちゃ話題に上がる。
でしょうね。脅威ですよね。
そうですね。で、みんなどうやってそれに対抗するかみたいな。
かなりSNSの話題の波になりやすいものなんですけど、これ読んでこれしかないなって思った。
真実を探求していただくしかない。
そうですね。
真実を探求していただくしかないみたいな。
ソクラテスかっこいいな。
めっちゃロックだよね。
ソフィストとかも批判してるわけだよね。
金儲けとか出世とか、名誉とかのために真実を曲げるようなことをしてる人たち。
そんなことしたってしょうがないよねって言ってるんだよね。
ソフィストたちは金儲けをすればお前は幸福になれるんだと。
社会的地位があればお前は幸福になれるんだって言ってるけど、ソクラテスにはそうじゃないよねと。
金があっても地位があっても、魂が優れてないと幸福にはならんよって言ってる。
お金をたくさん手に入れたがために破滅する奴っていっぱいおるやんって。
そういうことじゃないんだよねと。
魂を良くするために必要なのは、
知恵と真実っていうものを大事にしながら、物事を吟味していくしかないんだよっていう話をしてる。
それと同じだと、何が正しいことか、何が良いことかっていうことがわかってくるよね。
何が善かっていうことがわかってくるよねと。
何が善かっていうことがわかると、その善に残っているということを持って幸福になるよねと。
いう話をしてる。
その幸福っていうのは、私だけが幸福だっていうことがあり得ないよねと。
幸福っていうのは、周りから見てもお前のことが幸福だって思うわけはずじゃんみたいな。
だから独りよがりのものになるはずがないんだよっていう話で。
なんかあるじゃん、みんなで幸福みたいなものがみたいなやつだと思うんだよね。
それは対話の中で、地を銀にすることによってしかわからんじゃんっていう話をしてて。
だから対応するっていうのは、お前が勝った、私が負けたみたいな話じゃねえんだよって。
一緒に何が真実か何が違うっていうことを銀にしていくっていうことが大事なんだよっていう話をしてる。
だから弁論の中でも、私にかけられた用具っていうのはめちゃくちゃです、以上みたいな話しかしないわけ。
対話にならないわけ。本当のこと言わないから。
その通りですけど、絵とかイラストに置き換えると、何が真実?本物か?
どうすることが良い行いなのかっていうのを見極めるのって結構大変だなっていうか。
なんか全くわからない人もいるだろうなって、今聞いてて思っちゃう。
いるでしょうね。
言っちゃえば私だって正しい行いをしてるかどうかわからないけど。
なんかそうなっていくと、良い行いにたどり着くのがより大変になる。
たどり着かないよな。
AIがすごい発達してきてるから、
すごいそういう間買い物的なものが分かりにくい脅威みたいな感じするんですけど、
でも実際は別に、そのソフィストとかもイラスト描いてる人と実際変わらなくない?って思う。
どう変わらないんですか?
AIと。だから間買い物じゃん。
AIとソフィストは?
同じじゃない?って。だからずっと踊らされてるじゃんって。
そこでどうするのかっていうのは。
なるほどね。それはそうだね。
ヤマイモさん、いつも通りラディカルっすね。
AIを脅威に感じるのは、お前がAIと同程度の間買い物だからだって言ってるわけですよね。
これはノートに書いたネタと同じなんで。
待って待って待って。もう一回もう一回。私にも説明して。
これはノートに書いたまんまですけど、
AIを問うってことは、結局それはお前自身が問われてるんだって。
哲学とAIの関係
おのれがトゥルーだったら、AIもフェイクも関係ねえだろっていうの。
そういう話だろって書いたんですけど、そういう話じゃないのって。
ソクラテスの弁明と今回の話を聞いて。
わかんない。もうちょっと。
ヤマイモさんが言ってることを正確に言ってるとは思わないんだけど、
僕の理解だと、例えばもし絵を描いている人が何かの真実に到達しようとしている場合、
AIの登場はその真実に到達する助けにこそなる脅威にはなり得ない。
AIは真実に到達できない。
だから自分の到達する真実っていうのを作り出すための道具にはなり得るけど、
自分の敵には絶対にならない。
でも、もし絵を描いている人が生活のためとか、名誉のためとか、
社会的地位のためにやっていたら、AIは敵になり得る。
AIの方がより大衆に受ける絵をよりたくさん、より早く生成することができるから、
AIと真実の追求
その戦いでは絵を描く人は負けますよね。
うーん、はいはいはいはい。
っていう話を多分矢芽芽さんが言ってると。
よくわかった。
そうですね。すいません。
私はなんかもうちょっと、もっと手前のとこで立ち止まったの。
絵を描くにあたって、資料とかを集めるときに、
もうすでにAIの描いたものばかりが当たるようになってたりとかして、
例えばその人が別にお金のために絵を描いてなかったとしても、
何も知らずにAIの作り出したものを参考にして描こうとしちゃうみたいなことがあるから、
本物を目指そうとしてるけども、そのソースが偽物の上に立っちゃってるみたいな。
でも、別に一撃必殺で本物に到達する必要はないじゃないですか。
AIに一撃ジャンプされたとしても、またそんでできたものっていうのを銀にすればいいわけ。
そもそも当たった情報っていうのを銀にすればそうはならなかったわけだけど、
その真実を求めて銀にしろっていう話をソクラテスはしてるから、
始めるから善に至れとか真実に至れっていう話をしてるわけじゃなくて、
だから哲学者っていうのは地を愛し求めるものなんだっていう話をしてるわけだよね。
知っているものではなくて、自分が知らないのだから、到達できてないんだから、
その到達しようとする運動の中にあるから、それをしたらええやんっていう話。
だから学術とかも多分そうだと思うよ。
これから論文みたいなのがAIでどんどん生成されるようになったら、
今は一応研究者の名前でそのAIを使っているか使っていないかが、
その人の責任でその人の考えとして出てるわけだけど、
もしかしたらいずれどんどんAIが混ざり込んでいって、
AIの作った論文みたいなのが混ざり込んでいって、論文なんか決心が決まってるから、
どんどん出て、今はいいけど、
例えば200年後とか300年後とかの研究者が研究しようとしたときに、
21世紀から22世紀の論文ってもうそのAIに相当汚染されてるから、
役に立たない人がいたりすることになる可能性っていうのがある。
僕がそのエッセイで書いたのは、たとえそうなっても、
それは技術上のテクニカルな問題にすぎないから、いずれ乗り越えられるだろう。
それを乗り越えられるかどうかっていうのは、
僕たちが真実を探し求めるっていう態度を持っているかどうかにかかってるんだよっていう。
これは近代人の自由と古代人の自由の時と一緒で、
もし僕たちがソフィストのような人たちに屈してしまって、
創造性と社会的営み
真実を追い求めるよりも財産とか社会的地位みたいなものを追い求めてしまうんだとしたら、
もうその瞬間に僕たちの市の営みっていうのはおしまいになってしまうっていうことでもあると思う。
そうだね。
だなーって思ったっていうか。
前々回のでも、私が同じこと言ってたと思うんですけど、
ちょっと途方もないから、マジかーみたいな気持ちになる。
問題は結局AIじゃない。
そういう曲がりものがいっぱい昔からあったし、膨大でより分かりにくいみたいなところがあるが、
でも最終的には何を求めるかで。
そうだね。
結構似たような話してたじゃないですか、前々回のやつでも。
その度に思うんですけど、私ってマジで自分のことしか考えてないんだなってすごい思う。
どういうこと?
やってること全部自分のためにやってるっていう気持ちでやってたから、
良いもののためにとか、市の営みのためにみたいな話を聞くと、
想像もできないような、途方もない、到達できないものを見据えて行動するということが、
すごく現実的じゃないような、自分に当てはまらないみたいな感覚がしちゃって、
でもそれってすごい、私が自分の周りのこととか、自分が楽しいからこれをやってるとか、
そういうところしか見えてないんだな、思い知らされる感じがする。
何かに到達を目指してるわけじゃないんですか、じゃないっていうか。
千代さんも絵を描くわけじゃないですか。
どれっていうのを発信するっていうのは、そう言いかけてるわけじゃないですか。
そうですね、私の何か言いたいこととか表現したいことがあって、
それを誰かが見える場所に発信してますね。
やってることは変わんないんじゃないですか。
まあ、そうか。
そうでもないですか。
別に千代さんがやろうと思えば、それは絵という形でできるかもしれないし、
っていう話なんじゃないかなと思います。
難しい。
1ヶ月後ぐらいに、あ、そういうことかってなるかもしれない。
いいじゃないですか、1ヶ月で分かれば。
一生かけても分かんないことばっかなんで。
でもこのエッセイ自体は面白いです。
すみません、ありがとうございます。
人生を楽しんだら、エンジョイ。
40:01

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