第7話は、少し間が空いての再開回。テーマは「検索窓に、何を打つか」。前回の「出てくる側」の話から、今度は「打つ側」の話です。
入り口は、前回のケーキ屋さんの続きから。「ケーキ屋さん」の次に何を打つかは、人によって違う。チーズケーキ、ベイクド、レア——名前を知らなければ「白いやつ」「やわらかい」と特徴で探すし、「かわいい」「おいしい」のような感覚の言葉を入れることもある。思い浮かべているものも、知っている言葉も、人それぞれです。ところが、その「次の言葉」の選び方を、子どもに説明したことがない。出てきた候補をそのまま押して、違ったらまた別の候補を押す——言われてみれば二人ともやっている、というところから話が転がりました。
そこで出てきたのが、「答えてほしいものを探しに行っている」という感覚。お財布やチーズケーキなら、好みに合わないものを飛ばしていい。でも調べ学習では、早く答えがほしい、自分が賛成する意見がほしい、という気持ちがはたらいて、反対の意見をつい見なかったことにしてしまう。大人もやるし、人間そういうもの、という話に。手立てとして、「いい点・悪い点を最低5個ずつ」と数で示す、「人間って選んじゃうから」と正直に伝える、「他の意見もありそうだから、もう少し調べてみたら?」と声をかける、といった案が挙がりました。
最後は、毎日検索しているのに、他の人がどう検索しているかは誰も知らない、という話へ。安藤さんが高校で行った、SNSの投稿が本当かどうかを調べて「どう調べたか」まで発表するワークでは、たどり着く答えは同じでも、道具も言葉も目のつけどころもグループごとに違ったそうです。そこから、大人どうしで検索窓を見せ合うワークショップがあってもいいね、という話になりました。大人向けの検索ワークショップに興味がある方は、「やりたい」とぜひコメントで教えてください。やりたい人がいると分かれば、実現に向けて動きやすくなります。
いま調べているのは、好みのものを探す検索なのか、両方の意見を集める検索なのか。それを少し意識するだけでも変わるかもしれない——そんな回になりました。
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⏱ チャプター
オープニング・前回の振り返り(ケーキ屋さんと位置情報)
「ケーキ屋さん」の次に、何を打つ?
次の言葉の選び方、説明したことがない
答えてほしいものを、探しに行っている
好みの検索ならそれでいい。調べ学習では賛成ばかり拾う
いい点・悪い点を、最低5個ずつ
おいしいものを探す検索と、資料をつくる検索
他の人がどう検索しているかを、知らない
高校でのワーク:SNSの投稿は本当か、どう調べたか
大人向けの検索ワークショップ、やりますか(まとめ)
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🎙 パーソナリティ
のざたん(聞き手・会いに行けるセンセイ) https://meetupsensei.com/
安藤未希(メディア情報リテラシー/株式会社インフォハント代表) https://infohunt.co.jp/
📮 質問・おたよりフォーム
https://forms.gle/M5SDiGEy1TyAeN9D7
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サマリー
検索窓に入力する次の言葉は、人によって思い浮かべる対象や語彙が違うため、同じ「ケーキ屋さん」でも「チーズケーキ」「白いやつ」「柔らかい」など検索方法が分かれる。二人は、予測候補を無意識に選びながら、答えてほしい情報や自分が納得できる意見を探しに行くことがあると話す。財布やケーキのような好みの検索では問題になりにくい一方、調べ学習では賛成意見だけを拾い、反対意見を見なかったことにする可能性がある。対策として、良い点と悪い点を最低5個ずつ探すことや、人は自分の意見に合う情報を選びがちだと正直に伝えること、別の意見を促す声かけが提案された。 検索の目的が、おいしいものを探すことなのか、両論を集めて資料を作ることなのかを意識するだけでも検索は変わる。安藤さんが高校で行った、Xの投稿が本当か嘘かを調べ、調べ方も発表するワークでは、グループごとにツールや検索語、着目点が異なったが、最終的な答えは同じになった。そこから、大人どうしで検索窓を見せ合い、検索のプロセスを共有するワークショップの案へと話が広がった。
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