第6話のテーマは「検索結果は、人によって違う」。前回のドメインの回に続いて、今度は検索そのものの話です。
入り口は、学校での困りごとから。一人一台の端末が入って調べ学習が増えた教室で、「この言葉で検索してみて」と同じワードを指定したのに、先生と子どもたちで結果が違う。子ども同士でも違う——「困るんですけど」という現場の声に、「そりゃそうですよね」と返ってくるところから始まります。
理由として出てきたのが、アルゴリズム。ネット上の数えきれない情報を、どの順番で並べて目の前に出すかを決めているルールのことで、いつ検索したか・誰が検索したか、そしてルール自体の変更によって並び順は動く。同じ人が同じ言葉で調べても、今日と明日で違うことがある。さらに、検索サービスが違えば並び方も変わります。ただ、そもそも自分が何で検索しているのかを意識している人は多くなく、「何で検索してますか」と聞かれると、子どもも大人も一瞬止まってしまう、という話も。
人によって違う理由として挙がったのは、位置情報と、これまでの検索履歴、そしてアカウントの設定。小学校の授業でケーキ屋さんを探したら、みんなの近くのお店が出てきて、子どもが「なんで近くの店を出してくるんだろう」と疑問を持った、というエピソードが紹介されました。多くの場合は疑問にもならず、「気が利くな」で通り過ぎていく。履歴を参照しない検索サービスを試したら使いにくくて戻ってしまった、という体験談も出てきて、そこから「わたしたちは情報を自分で選んでいるのか、それとも選ばされているのか」という問いへ。SNSの回で出てきたエコーチェンバーやフィルターバブルと同じことが、検索でも起きているのではないか、という話になりました。
とはいえ、仕組みの中身は外からは見えません。だから最後は、遊びとしてやってみるほうへ。いつもと違う検索サービスで同じ言葉を入れてみる、隣の席の人と同じ言葉・同じタイミングで検索して見比べてみる、家で親子でやってみる。「順番は人によって違うんだよ」と言われるだけでは、ふーんで終わってしまう。実際に見比べて「こんなに違うんだ」となるほうが残る、という実感が語られました。
同じ言葉を入れても違うものが出てくるのが、むしろ普通。その違いを、それぞれの個性のようなものとして楽しんでみる——そんな回になりました。
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⏱ チャプター
オープニング
前回の振り返り(アドレスの後ろ・メールの差出人)
同じワードで検索させたのに、結果が違って困る
同じ人が同じ言葉で調べても、今日と明日で変わる
何で検索してますか、と聞かれて答えられない
ケーキ屋さんを探したら、近くの店が出てきた
履歴を参照しない検索サービスを試してみたら
気を利かせてくる検索に、軽く支配されている
エコーチェンバー・フィルターバブルは、検索でも
見せたくないものが上に出ない国/そもそもブラックボックス
使い続けている検索サービスと、年代の話
いつもと違う検索サービスで、同じ言葉を入れてみる
動画のサービスの検索は、もっと差が大きい
一人ではできない。学校で、家で、親子で
まとめ=違いを、それぞれの個性として楽しむ
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🎙 パーソナリティ
のざたん(聞き手・会いに行けるセンセイ) https://meetupsensei.com/
安藤未希(メディア情報リテラシー/株式会社インフォハント代表) https://infohunt.co.jp/
📮 質問・おたよりフォーム
https://forms.gle/M5SDiGEy1TyAeN9D7
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サマリー
このエピソードでは、同じ検索ワードを使っても、人によって検索結果が異なる理由とその影響について掘り下げています。学校現場で、生徒と教師、あるいは生徒同士で検索結果が違うという問題提起から始まり、その原因として「アルゴリズム」の存在が挙げられます。アルゴリズムは、インターネット上の膨大な情報を並べるルールであり、検索したタイミングや検索した人、さらにはアルゴリズム自体の変更によって結果が変わるため、同じ人が同じ言葉で検索しても日によって結果が異なることがあると説明されています。 さらに、検索結果が個人によって異なる要因として、位置情報、過去の検索履歴、アカウント設定などが挙げられます。例えば、ケーキ屋を探した際に近くのお店が表示されるのは、位置情報が参照されているためです。多くの人はこのカスタマイズを「気が利く」と感じて通り過ぎてしまいますが、これは情報を選ばされているのではないかという問いにつながります。SNSにおけるエコーチェンバーやフィルターバブルと同様の現象が検索でも起きている可能性が指摘されます。 アルゴリズムの仕組みはブラックボックスであるため、その違いを理解するには、実際に異なる検索サービスを使ってみたり、隣の人と同じ言葉で検索して結果を見比べたりする体験が有効だと提案されています。遊び感覚でこれらの違いを体験することで、「こんなに違うんだ」という実感を得られ、検索結果の違いをそれぞれの個性として楽しむ視点が生まれると結論づけています。