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近々公開される、スーパーマリオ・ザ・ムービーに先立って、予習の必要があるかと思いまして、DVDを借りたわけなんですが、思った以上に面白くて困っちゃったな。
続けて。
とことんまで原作要素を適当に解釈している感じがたまらなくてさ、その最たるものはマリオが所属するキノコ王国だよね。
キノコ王国、つまりキノコは味方。キノコを食べてパワーアップする。
その辺の要素が、まさかヒロインの父親がさ、土管から菌糸まみれになってウジュルウジュルって出てくるとは思わないじゃない?
菌糸まみれっつうかも。菌糸の塊になったヒロインの父親。もうね、そこだけで優勝ですよ。
君どこまで知ってた?
全然知らなかった。一つも知らなかった。
あのクッパがデニスホッパーっていう役者さんがやってて、あのビジュアルぐらいしか本当に知らなかったね。
あとはグンバ。グンバの顔が何度か見たことある。
本当にそれ以外は何も知らなかったけど、ここまで面白くなっちゃってるとは思わなかったね。
もうちょっとね、凡庸なクソ映画だと思ってた。
クソ映画だってことを知ってたんだ。
いやクソ映画だろうなとは思ってた。
それはもうティザーとかイメージビジュアル見たらさ、ダメ映画ならわかってるじゃん。
なんかセットした時のメニュー画面が出るじゃん。DVDだから。見た時点でうわーって思ったんだけど。
ここまでいいボンクラ映画だとは思わなかったなっていうのが正直な感想で。
生半可のボンクラ映画を想像してたら思った以上に狂ってたね。
解釈の…
適当さ。
適当なの?あれは。
雑というか、とりあえずキーワードを拾ってりゃいいだろって感じで、片っ端から入れてる感じはしたな。
最後のテーマソングがオールモストアンリアルって出るじゃん。
まぁなんか、だいたい非現実的よって、なんちゃってら?みたいな感じのが出てきちゃったなって思って。
逆にすごい才能なんじゃないかって。
原作要素が入ってるところを上げていけば、次はヨッシーですかね。
やたらとリアルで、ナイフで刺されたりするヨッシー。
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人を普通に食べようとするヨッシー。
単語の字面だけ当てはめていけば、合ってるんだよ。
そうね。
ビジュアル的解釈というか。
ビジュアルがさ、普通にリアルな恐竜でキモいっていうのはいいんだよ。
もうここまでやったんだからこんぐらいはやるだろうと思ってて見てたんだけども。
最後の方でさ、レナさんをさ、普通に食べようとしてるところが面白くってさ。
ヨッシーは何でもペロンって飲み込んじゃうキャラクターだから、そこ拾ってるんだけどさ。
レナってクッパの娘じゃなかったっけ。
あー、コクッパでレナっていたっけ。
コクッパにスパイクと、
ギギはいたよね。
ギギいたでしょ。見た目もわりとパンキッシュな感じの。
コクッパが何人かいて、その人たちかなって。
女性のコクッパもいたじゃないですか。
いたね。
娘で、だけど父親に特別な思いがあるみたいな。
そんな感じになってんのかな、この作品の中ではって思ってたんですけど。
ギギとスパイクもいとこってことになってたしね。
確か息子じゃん、もともとは。
そこらへんはね、いきなり6500万年前にブロンクスって始まったところからさ、
俺は最高になってしまったので。
君ブロンクス好きだもんね。
いやブロンクスが好きなわけじゃないけど、
スーパーマリオでいきなりブロンクスから始まるの勘弁してくれよってなるじゃん。
どこだよ、ここはって。
まあブロンクスなんだけど。
キノコ王国とかさ、ナンタラアイランドとかじゃねえのかよっていうさ。
それでいてキノコ王国要素があれでしょ。
最高ですよね。
キノコとかしたお父様がさ、物語の要所要所でさ、
菌糸を伸ばしてマリオとルイージを助けてくれるわけですよ。
時々このゴム兵をさ、菌糸でジュルって落としてきてくれたりとか、
あと紹介するのは父ですって言われて、
ジュルジュルってきて、
お目にかかれてご縁ですって言うルイージと、
それに対して免疫で応えるパパ。
それを普通にシラフで紹介してるデイジー。
完全に巨人のそれだよ。
引いてるのはマリオだけだよね。
デイジーって日本語版で言うとピーチでいいの?
また別にいるんだっけ?
デイジー姫ってのがいるんだよ。
この映画が1993年っぽいから、
ゲームボーイ版のスーパーマリオランドっていうゲームのピーチ姫ポジションのヒロインがデイジーだったの。
スーパーマリオランド?
ワールドも出てるはず。
ヨッシーが出てたからスーパーファミコン号でもあるよね。
あとマリオカートも出てるんじゃないかと思うんだよね。
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だから車でチェイスしたりするシーンがやたらと入ってきたのか。
地下世界の車ってみんなパンタグラフが乗ってて、
天井から電気を拾って走ってるよね。
昔のゴーカートってあんな感じだったんだよね。遊園地の。
途中でゴーカートみたいなのが出てくるシーンが結構あったよね。
パトカーでね。
パトカーでマットマックスとゴーストバスターズを混ぜたような。
なんか異様にゴーストバスターズにあったよね。
でもあのデザイン嫌いじゃないよ。あのパトカー結構好きだったんだけど。
パトカーもそうだし、なんとなくマリオとルイージが銃を持ってたりとかさ、
映像の雰囲気がゴーストバスターズを思い出すようなところが結構あった。
車の後ろからニョキって出てるファンタグラフみたいな、
外視の挟まったコーンみたいなやつがあれっぽいよね。
ゴーストバスターズっぽいよね。
ビジュアルに関してこの説明をつけるんだとしたら、
多分地下世界だから、排ガスとかが出せないから、
ああいう風に電気を供給して車を走らせてるとかなんじゃないかなと思うんだよね。
クリーンエネルギー。
クリーンエネルギー。電気はどこかで作る際に排ガスは出るんでしょうけど。
クッパの髪型も原作の甲羅のトゲトゲをイメージしてるんですかね。
亀ではなかったわね。
そうだね。
みんな徐々に出てきそう。新手のスタンド使いっぽすぎる。
ヘアスタイルとか。
群馬さんたちもキモいんだけどさ、見てるうちに可愛くなってきた。
野菜をわざわざ持ってきてくれる群馬さんとか。
彼ハーモニカがついてたじゃない。
体感マシーンで群馬にされるシーンが映ってたミュージシャンの人だよね。
最初の群馬さんの顔がみんな顔が違うのよ。
まんまるで人とトカゲが混ざったような顔の群馬さんと、
まんまそのまんま恐竜の細長い群馬さんとか。
みんな体に対して頭が妙にちっちゃい。
あとコマンダー群馬さんはちょっとゴツめ。
イカツイ顔していたりする。
頭がちっちゃいな、脳みそが小さいってことなのかね。
おそらく対カジュウで撃たれたときのシミュレーションの図?
あそこに映ってたやつが、
大脳皮質の進出がなくなって、
小さくなっていってる。
爬虫類の脳みそになっていってたから。
対カマシーンもさ、対カ度合いと進化度合いがつまみのダイヤルで変えるようになっててさ。
それにあれが出てきて、いきなりグッパをあれにくくりつけてさ、
作動させるの面白かった。
ちゃんと対カさせれば、あそこで話が終わってたのにね。
何だったの?その後ちょっとバカにするためだったの?
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一瞬ね、顔の鱗が見えたりしたよね。
イギーとスパイクはさ、逆にあのマシンで賢にされたんだけどさ、
賢にされたのにさ、いきなり車で転落してたりとかさ、
めちゃめちゃ進化してもバカはバカのまんまなんだよね。
語彙力だけがアップして、それだけ。
それだけだったね。
変わってなかった。
マリオ要素といえばさ、ジャンプ力はさ、謎のジェットブーツでさ、説明されてて。
かかとにキラー入れてたね。
いきなり出てきたマツコデラックスみたいなキャラクターがさ、
そのジェットブーツをさ、用意してくれるわけだよね。
あれは何なんだろうね。
あれ最初出てきた時にトゲ像の化身かと思ったのよ。
その赤いドレスのね、袖のところがトゲトゲだったからね。
これはトゲ像の人なのかなって思ってたんだけど。
あそこの流れもさ、地下世界に行って、右も左も分かんない状態。
おばあさんに道を聞いたら、そのおばあさんが武器を持ってるか確認してきて持ってないって言ったら、
金を出せ、いやこのネックレスだって言って奪われてたじゃん。
羅生門かよってなるじゃない。
そしたらいきなりマツコデラックスが出てきて、
おばあさんを張り飛ばして、石のネックレスを奪って、
無表情で飛んで去っていく。
あのシークレースは何?ってなるよね。
その後、なぜか恐れずに2度殴られると、惚れられるっていう。
とってもいい感じになる。
急に出れるじゃん。
たらし込みテクニック。
なんか知らないけど、その後めっちゃにこやかで親切な人になる。
軍馬に追われてる時にかくまってくれて、逃げろってやってくれたもんね。
ほがらかに笑って送り出してくれる。これを履いてお行き行って。
素敵だったわ。
あとは大火獣がスーパースコープだったし。
スーパースコープって何?
スーパーファミコンの光線獣だね。
よかった?
ポンクラ映画として復旧期になってしまった。
今度やるスーパーマリオ・ザ・ムービーも、いろんな原作要素を取り込んでるのが予告だけでわかる。
マリオカートとか。
スマブラとか、いろんなマリオが出てくるゲームの要素が入っているのであろうということを予想させる。
予告でパッとわかるのはマリオカートくらいだけどさ。
その浮き浮き感っていうのが今回の映画にも負けず劣らずあって。
今度はどんな要素をどんな形で拾ってきてくれるのかしらって思った。
もっとスーパーマリオを題材にした実写化でもっとマシなのなかったの?
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ない。
スーパーマリオを実写化しようなんてバカはあんまりいない。
バカって言ったね今。
配管工って言ってたのはご存知の通りマリオブラザーズの話じゃない?
その設定を活かして工具をいろんなところで活用するとかですね。
そういうところは良かったんじゃない?
階段登っていくシーンとかエレベーター登っていくところは若干レッキングクルーンを思い出したんだけど。
それもあるのかなって思った。
あとは最後にキノコを信じるんだって言ってキノコを取り出したら
その融合された世界が元に戻る。
多分ルイージが石を外したってことなんだろうけども。
その瞬間にふわっと体が量子化するというかなるじゃない?
その時にふわっと膨らむんだよね。
巨大化!
そうそうスーパーキノコを食って巨大化したっていうのを表現なのかなって思った。
ふんわり想起させてくれるんだよ。
原作というか元のスーパーマリオブラザーズのゲームの要素が
なんとなくところどころでふわっと想起させてくれるんだけど
全部拾い方がおかしい。
おかしいね。
映画の作者の人の変なフィルターを通じてスーパーマリオの要素を
まあ間違っちゃいな。
間違ってるけどね。
間違ってるんだけど合ってるっちゃ合ってるんだよなっていう不思議な気持ちにさせてくれる。
だから原作ファンとしてね
多分送るところなのかもしれないんだけど
嬉しくなっちゃったんだよね。
次はどんな富士気な形で原作要素を見せてくれるんだって思ってね。
ちょっと待って、今度のやつって同じ人担当してるわけじゃないんだよね。
次はっていうのはこの映画の中でこの次に出てくる原作要素は
クッパの役者の人は自分のキャリアの中で最悪の仕事だって
思い出したくもないみたいなことを言ってたみたいだけどね。
泥は最高だって首まで泥に浸かってるところを見たら
まあなんとなくそうだろうなって思ったけどね。
これの撮影中、家で一人になった時に泣きながらトイレで壁殴ってたりしたのかな?
知らないけど泥のシーンは本当になんだかわからない。
あとは地下世界でクッパがゴンドラに乗ってさ
ああいうゴンドラに乗ってるクッパっているよね。
そう、ああいうゴンドラに乗って火を吐いてくるんだよね。
俺ワールドはやってないけれども最初はあれに乗って攻撃してくるので
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上からバズーカで炎の弾を撃ってくるっていうのは
それのパロディーだなって思いながら見た。
最後に武装したデイジーが大変なの一緒に来てちょうだいっていうのも
コテコテの昔の映画の終わり方っぽくてよかったな。
バックトゥーザフューチャーだよねって思った。
そこらへんはついていけなかったのよ。
90年代の映画だって感じ。
全体から90年代感がむせるように匂ってきて俺は好きよ。
音楽とかもずっと運動会みたいな曲が流れてるっていうか
バックスバニーショーみたいな音楽が流れっぱなしだったよね。
エンドロールの時のダッサイロックとかも
映画の雰囲気にはぴったりあてていいんじゃない?
やばいの見せられた感じするよね。
割と想定外の広いものだった。
さっきも言ってたけどグンバが最初見た時はなんだこの気持ち悪いのはって思ったんだけど
だんだんキャラクター性が見えてくるに従って
可愛く燃えてくるのが不思議だなって思ったね。
みんなで並んで踊る。
なんかユーモラスでね。
全体的に正気に見てみれば
気色悪いっちゃ気色悪いんだけど
なんか最後は慣れてた。
おかしいね。人の慣れって怖いよね。
全然見れる映画でびっくりしました。
当時劇場でお金払って見た人どう思ったんだろうな。
それはブチ切れてるだろうね。
実際キノコを決めながら作ったみたいな映画だったよね。
思った以上にシュールというかピーキーだったね。
だいぶね。