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リュウスタイルのハッピーライフコーチング。この番組は、プロコーチのリュウスタイルが、あなたのシニアライフを、そして、これからシニアになるあなたのプレシニアライフを元気にする、様々なライフ発見について、時には博多弁で語る番組です。
皆さんたちは、仕事などでやることが、ものすごくどんどん溜まっていった時に、それをどうやって進めていいか分からなくなってしまったり、そのうち手もつけられないでどんどん溜まってしまったり、やりたいことよりもやらなければならないことの方がどんどん積み上がっていって、自分の人生なんか前に進まないなと、いうことばっかり続いてしまうというようなことってないですか。
僕はずっとそういう人間だったんですけれども、2006年の2月のある日以来、実は人生を前に進めるようになったんですよね。
前に進むということをこうしたいという漠然とした思いというのがあって、それを達成すべき目標に位置付けて、そこまでの工程を区切って日々の計画に割り当てて、そして着実にこなしていって、最終的に達成するという、そういうことができるようになっちゃったということなんですね。
2005年ぐらいまでの僕っていうのは、こうしたいなという思いはあっても、そこへ向けての実行は行き当たりばったりで、モチベーションとか流れとかに左右されて、遂行すること自体ができなかったとか、したいという思いはあっても実行することができなかったとか、そういうような生き方をずっとしてて。
やりたいこといっぱいあるからですね。マルチポテンシャライトだとか、その頃自分がそういうもんだということも分かりもせずに、とにかく頭の中が散らかってて、休みの日には時間がたくさんあっても、それをどう使っていいかわからなくて、自由になる時間が多いほどむしろ悶々とした気分があって、一日を過ごしてて、結局何もできなかったという自分に自己嫌悪を覚えながら月曜日を迎えるという、
それを繰り返してきたんですよね。ところがですね、本当に簡単なことから僕はね、思いを目標にして、計画を立てて実行することができるようになったというね、そういうことなんですけれども、それはね、カレンダーを戦略的に使うということができるようになったという、そういうことなんです。
カレンダーをね、戦略的に使うということについての話なんですけどね、それはね、締めっきり一日前のカレンダーにね、たった一つのことを書き込んだということから全てが始まったんですね。
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それまでのカレンダーというのは、自分にとってはね、予定を書き込むもの以上のものじゃなかったんですね。いつ何があるということがわかるという、その意味以上のものじゃなかったんです。ところがね、本当にね、ある日、何がきっかけだったか全然わからないんですけれども、ものすごく小さな、でもね、それでいて偉大なことをね、やったんですよ。
レポートの提出というタスクの期限をカレンダーに書いたときにね、何を思ったかわからないんですけど、その前の日にね、ほんの一つの事項を付け加えたんですよ。本当に些細なことだが、私にとっては革命的な事項だったんですね。
それはね、レポートの完成という、あったこれだけのことがその後の20年間の私をね、大きく変えることになったんですね。提出するんだから、前の日にはできていたいなと思ったんですね。そう思ったんだろうと思うんですが、私はそこにね、1日前にレポートの完成って書き込んだんですよ。
目標のね、達成に行き着くための一つ前の工程を書き込むという、それはね、当然その一つ前の工程を考えることになりますよね。その一つ前はレポートを見直すという、これを前の日に書いたんですね。
こうやってね、レポートの第一回完成とか、第三段落の終了、第三段落の書き始めというようにね、一つ前一つ前とずるずると芋ずるのようにね、レポートの提出を実行するに至るためのタスクをどんどんどんどん書き加えていったんですね。本当に夢中になっていました。
カレンダーを遡って一つ一つ工程をね、書き込んでいったんですよ。最終的にね、そのレポートを提出する前の一番最初の工程をね、レポート提出の要項を読むという、何をしなければならないかを把握するということですね。
それは2週間前のカレンダーに書き込まれて終わったんです。すなわちね、レポートを提出するにはね、2週間前に取り掛けなければならないということね。それこそまでの日々に何をしなければならないのかということがね、明確になったんですね。
自分にとってみると、それが驚くべき体験だったんですよ。目の前の霧が晴れたような感じだったんですよね。この日のたったこれだけの支えのことがね、その後の自分に与えた影響というのがね、あまりにも大きいので、この日のことをよく覚えているんですね。
以来全ての制限付きのタスクというのは、自分にとっての目標だと定めて、そして達成すべきプロジェクトと考えるようになったんですね。そしてカレンダー上でね、逆算しながら工程を考えていくようになったんです。つまり、スモールステップに割り込んでカレンダーに落とし込むということができるようになったということですね。
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これができるようになって世界が変わりました。今日何をしないといけないのかということがカレンダーを見るだけでわかるんですね。その通りにやっていけば確実にゴールにたどり着けると。この安心感素晴らしかったですね。焦らなくてもいいということ。
時間の迷子になることもないしね。落とし込まれたタスクというのを淡々と実行していれば、いつの間にかゴールにたどり着くんだということの自信が湧いてきました。
2006年のこの瞬間以来ですね、いつも定室ギリギリになってね、慌てて徹夜に近い状態でタスクを行なして、場合によっては1日2日遅れて迷惑をかけていたというような僕がね、大きな仕事をいくつも並行して進めて、それを期限数日前に終わらせて、その上でゆったり読書するというようなことができるような自分に前進したんですね。
悶々とすることもなくなって、沙汰産商工群に苦しめられることもなくなったと。こうしたいなとか、こんなことができたらいいなとかいう思いを次々に現実のものにすることができるような自分になったということですね。私は前に進めるようになったわけです。
プロジェクトをね、タスクに分解するとね、カレンダーに落とし込むことができるということがわかったんですね。なので、せねばならないことを悠々とこなしつつ、したいなと思うこともやはり並行して実現させていくと。カレンダーを戦略的に使うということはそれだけの力を秘めていたという、そういうことなんですね。
期限の前日のカレンダーにね、あれを書き込んだという行為は、タスクとね、プロジェクトの違いを把握して、プロジェクトをタスクに分解した行為だったということができるんですね。例えば、手紙を出すという行為、この日までに手紙を出せなきゃいけないという行為、これを1月の8日に出すというふうに書くとするじゃないですか。そこにはね、実は達成すべきタスクがいくつも入っているんですね。
まず手紙を書かなきゃいけませんね。で、書こうと思ったら便箋がないなと。便箋を買いに行かなきゃならないなと。さあ、書こうとしたらボールペンがないなと。ボールペンを探さなきゃいけないと。書き終えて宛名を書こうと思ったら、今度は差出人の住所が書かれていないので、住所緑を探せなければならないとかね。
切手を取りに行かなきゃいけないとか出しに行かなきゃならないとか。それらそれらのタスクというのを一つ一つ乗り越えて初めて手紙を出すということがね、達成できるわけなんですね。場合によってはこれだけのことを乗り越えるだけで2日ぐらいかかることだってあるのに、カレンダーに書くときは平気でその日に手紙を出すと書いてしまうわけです。
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いざ手紙を出すときになって慌てて結局今できないから後からと先送りしたということが何度あったことかということなんですね。
手紙を出すということをプロジェクトと捉えて、そのために乗り越える一つ一つのことをプロジェクト、成功のためのタスクと捉えることで、うまく段取りをつかむことができてね、カレンダーに落とし込むことができると。そして計画的にストレスなく一つ一つのタスクを乗り越えて手紙を出すという目標を達成することができるわけですね。
これって実は知的生活を行うためのとっても必要な能力だったんですね。前に進むということは本当に爽快で、一歩一歩前に進んでいる安心感とか確実に達成できる日が来るという自信とかね。
今日はたとえ切手を買ってくるということしかできなくても焦らなくていいわけですね。確実に手紙を出すというプロジェクトを達成するために今一歩進んでいるわけですね。この焦らなくていいというのがね、知的生活を行うためにはものすごく大切な能力なんですね。
何でかというと、焦っているとほんのちょっとした隙間時間を有効に、つまり読書だとかいうような知的生活に使うことができないんですよ。ちょっとした時間が空いたらすぐね、事務の前倒しに使っちゃうんですね。今のうちにできることをどんどん進めておこうという気持ちになって、だから空いた時間というのが知的生活じゃなくて事務仕事で埋まっていくんですよ。
するとキリがなくなってね、本を読むとか勉強するとか、そういう自分を高めるための時間まで全部事務処理に変えてしまうってね、そして満足しちゃうんですよ。
これ実は先人がちゃんと言っててね、知的生活という本の著者のハマトンという方がね、こうした状況をね、実務的技能に自由に活動する余地を奪われてしまうという言葉で言ってるんですね。ちょっと読んでみますね。
外からの圧迫が最高になると高度な知的生活は全く頓挫してしまい、高度な知性もより低次元の、しかし目前の事態には速攻力を発揮する実務的技能に自由に活動する余地を奪われてしまう。そういうことなんですね。
その日にすることがわかっているとね、同時にこれはその日にしなくてもいいということもわかるんですね。だからやたら焦る必要はない。今日は切ってしか買いに行かなくていいということがわかるということなんですね。
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今日やることがわかっていると、今日やらなくていいことがわかると、焦らず悠々と知的生活を続けながら、しかも実務はどんどん進めていくという、まあそういうような自分にあの日以来慣れたということなんですね。
はい、私は今の自分が本当にそれが完璧にできているということは言い難いけど、でもあの日以来私はそのような生活への道を歩むことができたんですね。
人生最多暴起という時期が何度も僕はこの中で言っているけれども、そういう時でさえ、そういう時でさえ読書をずっとやっていったという、それはまさに自分が進めているんだということがね、わかっていた。そういうことがあるからかもしれないなというふうに思いました。
はい、ということでですね、今日は間にジングルを入れながらやったんですけれども、なんかなかなかうまくいかないなと思いました。はい、それではまた何か始めたの流スタイルでした。