AI検索の導入
フェロに課金したよ、という配信を昨日したんですけど、結構好評で聞いていただいています。
その中で、やっぱりAI検索ということ自体、あまり知らなかったよ、というコメントもいただいたので、
改めてですね、もう概要をさらっと解説をしておさらいをしていこうかなと思いました。
AI検索と従来の検索との違いは、広告なしで一気にまとめてくれるということですね。
例えば何らかのことが気になって調べるというときに、Googleで調べる場合は検索語を入れるわけですね。
例えば本棚に積んどく本がどんどん積み上がっている場合にですね、一体これどうしたらいいんだろうかというようなことを気になったときに、
何という検索語で調べようかなと考えてあげくにですね、積んどく本解決みたいな検索語を入力しますよね。
そうするとタイトルに積んどく本解決という文字が入っている記事がずらっと表示されて、
そして僕らはその中から自分の検索意図に合った記事が書かれていそうだなというタイトルを見つけて、
それを一つ一つポチッとクリックして中身を見て解決をしていくという、これが従来の検索の方法だったんですね。
調べていくうちにですね、もう何か広告がたくさん入っているわ、それとも調べたいことでない内容がいっぱい書いてあるわ、
本の一部だけにしか書かれてないわとかですね、いろいろと不満もあるわけですね、そういう検索をしていたときに。
そもそも自分はその積んどく本の何に困っていたのかという、それを解決したいと思っているのかどうかということすら何か最終的には分からなくなって、
何調べていたのかがすら分からなくなってみたいなことになっていくことが結構あるという。
2000年の最初頃に登場したこの検索エンジンというのは世界の様相を一変したんですけれども、
20年経って少しずつほころびが、精度疲労みたいなね、そういうものが見え始めているという。
このような状況の中にAI検索というのが登場したわけです。
AI検索ではですね、検索後という形で入力しなくてもいいんですよね。
積んどく本が増えて困っているんだけど、みたいな入力でいいんですよ。
そうするとAI検索ではですね、この人は一体何について問題意識を持っているのかなと、
またそれをどうしたいと思っているのかなとかいうことを考えるわけですね。
この人の本当の知りたいことは何だろうかといろいろ考えるわけですよ。
そして、そうやって理解をして、あ、分かったと。
じゃあこれらの人が知りたいことについて、何を知りたいのか分解しようということで、内容を分解していくんですね。
それらについて、わーっと調べていくわけです。一気にいろんなサイトから調べてくるんですね。
もう一つの検索後で、例えば20とか30とか、場合によっては40とか50とかね、そういうような数の記事を調べてきます。
そしてそれをですね、タイトルと見出しという形で見事にまとめ上げてくれるわけですよね。
で、そこにはもちろん広告がないし、同じことを何度も見せられるというストレスもないし、
ほんのちょっとしか書かれていないというような内容の薄さへの不満とかも生まれないし、
そういうものすべて見た上でまとめてくれるわけですね。これがやっぱりAI検索の良さなんです。
で、さらにいいのは何かというと、本当の自分の検索意図もわかるということなんですよ。
例えば先ほどのね、つんどく本の場合、つんどく本を解決したいというふうな思いを持っていたという形で入力したんですけど、
検索エージェントが出してきた答えの中には、つんどく本というのは悪いことじゃないんだよと、
あるいは未来に向けて蓄えている宝の山なんだよというような視点も示してくれるわけですね。
で、調べるときにはそんなことを考えてもなかったんだけれども、実は解決というのは、
つんどく本を減らすのではなくて、つんどく本を未来に向けていかに有効に使っていくかという、
そっちの方を自分は知りたかったんだということに気づくわけです。
これはね、これまでのGoogleにおける検索ではなかなか生まれにくかったことなんですよね。
本当の疑問に気づいていくっていうのは。 これは一気にいろいろなものを調べ上げて、
この人が知りたいのはこんなことじゃないか、本当はこんな悩みじゃないかというようなことまで考えた上でね、
表示をしてくれるからこそできることなんですね。
ということで、検索エンジンですね。これまでの検索エンジンとAI検索の違いというものをざっと紹介したんですけど、
検索の新しいアプローチ
もちろんAI検索はそうやってまとめてくれるけど、その大元のソースもしっかりと横にずらっと置いてくれてるし、
そこをクリックすると大元の資料も読むこともできますしね。
何よりですね、この良いところというのは、いろんな検索エージェントがあるんですけど、
それらをうまいことまとめてね、上手に表示してくれる機能というのがあるわけですよ。
例えばね、ジェーンスパークだったらスパークページという一つのネット上のページを作ってくれるんですよ。
見事にまとめられたページを作ってくれるんです。
なので、例えば人に何かを共有したい場合とかには、ジェーンスパークでそのようなページを作っておいて、
そこへのリンクを渡すというようなやり方とかもできるわけですね。
また、私が使っているフェローではですね、それをマインドマップ化してくれたり、
パワーポイントのプレゼン資料を作ってくれたりとかもするわけですよ。
そのように、ただ調べるだけじゃなくて、それを次にどのように活かしていくかというところまで
示してくれるようになっているというようなわけです。
昨年の暮れぐらいから、このAI検索などでのね、
本当はこれが知りたいんじゃないの?みたいな。聞きたいのは本当はこれじゃないの?みたいな推論ですね。
この推論ということについての機能がものすごく発達をしたんです。
その推論できるようになったことについて、
あなた本当はこれがしたいんじゃないの?ということを返してくれているというのが今のAI検索なんですけど、
これがさらに進んでいくとですね、
あなたこれがしたいんじゃないの?じゃあ、そこに行くまでのタスクを作ってあげるねというようにね。
タスクを自動的に作ってくれるというようなことに今進んでいる最中なんですね。
フェローの方も1月のアップデートで検索代理、つまり検索エージェントという機能が出てきて、
こんなことしたいんだというと、じゃあそのためのステップを考えてあげるね。
その通りにやっていくけどいいかい?みたいな感じで、ステップをずっと踏んでいってくれるというようなのが
搭載されてきているんですけど、
AIエージェントの未来
AIエージェントにまだ行かないんだけど、AIエージェントのちょっと一つなんですかね、橋渡し的な機能ですよね。
AIエージェントになると実行というのが含まれてくるので、実際に何々のサイトに行って、実際に自分がチケットを取ってきますみたいな、
そういうところまでやってくれるようになるのがAIエージェントなんですけども、
今少しずつそこへの動きが進んでいて、
先週でしたかね、チャットGPTにオペレーターという機能が出て、もう驚愕する機能ですね。
全世界中がオーって言ったんですけど、それは実際に実行までやってくれるんです。
つまり、どこどこの旅行に行きたいんだって言ったら、そこの旅行の代理店にアクセスをして、
そしてチケットを取るというところまでやってくれるというオペレーターです。
こうなるとAIエージェントですよね、そこまで行くとね。
AIエージェントの話は余談だったんですけど、AI検索というものについて、
そういうAIエージェントに行くための一つの今の過渡期のような形になっているということです。
今ですね、本当に世の中の様相というのはどんどん変わってきていて、
これは不可逆ですね、元に戻ることはないので、
その中で僕らというのはどのように良いものを作っていくのかと、それらを活用してね。
というようなことが大事になってくるかなというようなお話でした。