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こんばんは、精神科のリブラでございます。
バスへの総合病院で精神科医をしております。
精神科のバックヤードということで、
精神科の後ろのところで、
医者やら、心理師やらで話している普段の無駄話の要約などを
ちょっとここでということで始めておりますが、
今日はですね、
いつも一緒にやっている先生が、
今日全然誰もいなくて聞いてみたら、
一人は産業医大というのが小倉にありましてですね、
小倉の産業医大に産業医の講習に行っているということで、
今日は最近見ないなと思ったら、そちらに行っているようですね。
産業医科大学に行って講習を10万円か何か払って、
何日間か講習を受けると産業医になれるんですね。
産業医なんてね、いろいろ資格みたいなものがあって偉そうですけども、
実は僕も、僕は取ってないんだな、産業医の講習には行ったんだけど、
講習にだけ行って産業医を取っていないってめちゃくちゃ珍しいパターンですけど、
行くと取れるんです。
僕らというか僕はですね、産業医と結構産業医が僕の患者さんを大事にしないもんだから、
なんでこんなことやってくるんだって結構喧嘩みたいになることが昔多くて、
産業医って何なんだと思って、こんなに喧嘩するんだから、
やっぱり相手のことを知らないといけないということで、
産業医側の理屈を知ろうと思って、産業医になる気なかったんだけど、
産業医大に講習に10万円払って行ったことがあるわけですけど、
本当にあれはお金払えやもらえるようなもんでね、
どんなもんかなと思って行ってみたんですけどね、
始まって早々ですね、放送が入るんですね。
後ろの方にいらっしゃる先生、
携帯電話で、携帯ゲームなどをずっとやっている先生は、
講習を受けたことになりませんので、
あと始まってすぐに出て行かれる人、
すぐに1分、2分で出て行く人、
それも講習を受けたことになりませんので、
時々チェックしますので、逃げていかないようによろしくお願いします、
みたいな放送が入るんですよ。
そんな放送をします?大人に向かって。
そんなことをやる人がいっぱいいるっていうことなんですけどね。
医者なんていうのはあんまりまともな人たちじゃないんで、
そんな放送が必要なくらい。
実際行ってみたら後ろで、
当時はDSだったかな、みんなDSやってましたけど、
っていうところに行ってみてね、
いろいろ多少勉強になりました。
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分かったことっていうと、
僕が産業医となんでこんなに揉めているのかなと思ったんだけど、
それやっぱり、ちゃんと事情があって、
産業医っていうものは、
患者さんを見ているわけじゃないんですよね。
もちろん患者さんを見ているんだけれども、
患者さんを、一人一人を治療する医者ではないんですよね。
言ってみて分かったことですね。
じゃあ彼らが、産業医が一体何を見ているのかというと、
彼らは会社を見ているんですよね。
企業を。
企業を人に見立てて、
企業というものの健康状態を、
医学的な観点から管理している。
そういった彼らは職業なんですね。
彼らが見ているのは、人ではなくて企業なんです。
そして、企業を見ている彼らと、
患者を直接見ている僕ら、臨床医である僕らと、
理解が一致することもあって、
それは例えば、当然なことながら、
企業を人に見立てた場合に、
企業としての体の一部である、
僕が言うところの患者さんは人ですよね。
人がもちろん健康的である方が、
企業も健康なわけですね。
社員が不健康になると、
企業もそこの部分がうまく機能しなくなって、
不健康になるので、
当然、そういった患者さん、
僕からすると患者さん、
向こうからするとその企業の一部であるところの人、
患者さんというものが健康であった方が、
企業が健康になるということで、
その患者さんをよくしたいというふうに、
利害関係が一致している場合もあって、
そのときは僕も、
臨床医としての、主治医としての僕と、
産業医の意見は一致しているし、
目的も一致しているので、
ちっとも揉めもしないし、
仲良くやれるわけですけど、
向こうは企業を見ているので、
例えば、僕らでいうと、
患者さんでいうと、
例えばその人ががんになって、
がん細胞があったらですね、
がんはね、
手術で取らなきゃダメだなというときがあるわけですよね。
同じく、
その社員さんが、
治ればいいんだけども、
これはもう治すよりも、
手術で切り取って、
あるいは何か移植して交換した方がいいねというふうに、
産業医が判断する場合があるわけです。
そうすると、
僕は患者さんを治したいのに、
産業医の先生は、
もうそれを排除しようとし始める。
この人いると、
企業にとって具合が悪いというふうになると、
それを切って捨てようとするんですよね。
それは当たり前ですよね。
向こうは企業を見ているわけだから。
企業が健康であることが目的なんで、
それぞれ、
人が良くなればいいんだけど、
もう無理だと踏んだら、
それを排除したり、
交換したりしようとする。
だけど僕は、
向こうでいうところの細胞の一つかもしれないけど、
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こちらからすると、
治療の主体である患者さん、
これを排除されたら、
たまったものではないので、
治せよと。
治そうとしているじゃないかと。
向こうは、
もうやらないから出て行ってくれと。
ということで、
なんでお前、
それを医者がやることかと、
僕らは思うわけですけど、
向こうは、
そうだよと、
俺は医者だよと、
企業の医者だよということで、
そういうことで、
対立することがあるんだなということが、
産業医にはなっていないんだけども、
産業医になれるところまで、
一応勉強をしに行って、
僕はDSをやらずに、
ちゃんと話を聞いて、
なるほどねと、
いうふうに思ったことがありますね。
というのをね、
今日はバックヤードで、
話をしようと思ったんだけど、
今日はバックヤード、
全然人がいなくて、
一人ぼっちで、
産業医団行ってるんだ、
小倉行ってるんだ、
近くにカレー屋さんあったな、
そこ美味しかったなとかって、
思いながら、
今日はバックヤード、
人がおらずお休みでしたという、
バックヤードのお話でした。
また、
いずれかの機会に、
おやすみなさい。