2023-10-02 18:09

村上春樹のススメ

#村上春樹
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00:06
この後にですね、村上春樹の小説のどれがどういうふうか、みたいなことをちょっと喋っているんですけどね。
村上春樹の小説の何がいいかを言うのを、という大事なことを言うのを忘れていたので、ちょっと先に追加を今入れておりますけど、
村上春樹のね、とにかくちょっと早口で言いますよ、小説ってのはね、読んでるとね、現実感がなくなってね、
なんかね、現実とね、自分の間にね、ベールがね、貼ったみたいな感じがしますよ。
すごくね、ふわーっとなんか意識が遠のくようなね、独特のね、読書感があるんですよ。
で、僕なんかはね、若い時はね、例えばね、あの、車のね、免許の試験とかあるでしょ?
ああいう緊張する時にね、いつもね、村上春樹の小説を持って行ってました。
羊を巡る冒険とか持って行ってました。
で、それをね、読むわけ。読むとね、なんかね、現実とね、少しね、今の僕の現実とね、
あの、なんていうかな、僕の中、内部と外の現実の間にね、ベールがあの、挟まったみたいな、
現実感がなくなってね、そうするとね、なんかどうでもよくなるんだよね、なんかいろんなことがね。
で、別にそうするとさ、この免許ね、あの、試験落ちたらどうしようとか、なんかちょっと緊張してんだけどね、緊張ゼロになるんですよ。
なんで皆さんね、緊張した時にね、緊張をゼロにするっていうね、えっと、安定剤みたいなものを飲むとか、そういうことじゃなくてね、
村上春樹のね、あの小説ね、いいと思いますよ。
まあ、ね、もしかするとね、安定剤よりも副作用強かったりするかもわかんないけどね、変な人になっちゃうっていうね、あるかもわかんないけどね、
僕なんか村上春樹もうめちゃくちゃ好きなんで、その現実と、あのどっ、あのなんていうかな、あの、離れる感じ?
あの物語で、その、えっと、起承転結があって、え、面白かった東の敬語みたいな、そういうこととはもう全然違う。
えー、犯人は誰なんだ、その謎解きが面白い矢笠クリスティ、こんなんとは全然違う。
少し、あの、ね、怖さがあるぞ横締みの女子、そういうのとも全然違う。
もう日本でというか世界でこの人しか描けない、この読んでるうちに現実感がなくなるふわーっとした雰囲気、
まあそのふわーっとした雰囲気はね、もっと羊とかね、その辺の前半の物語で味わいやすいと思いますけどね。
まあ後ろの方の最新、新しい本なんかもね、もう現実感がなくてね、あのめちゃくちゃ面白いんでね。
えー、ということで、本編の方に、えー、どうぞ。
はいどうも、馬性の精神科医リブラでございます。
えっと、今日は、あの、いつもね、これなんだっけな、えー、これはなんだ、ピクセルセブンプロで撮っておるんですけども、
あの、今日はちょっと試しに古いiPhoneXRで撮っております。
なんか違うかな、一緒かな、まあやってみてね、ちょっとと思いますけどね。
えっと、今日は金融の話をして間違いをいっぱい言ったので、もうちょっと嫌になっちゃって金融じゃない話を、えー、ちょっとしようかなと思ってですね。
あのイージーさんの、あの、あれ面白いよねっていう話をこの前しましたね。
あの、なんかヘンテコの、あのヘンテコの、あの、学園ドラマ。
んー、私はリブライオン、シェルベスターのやつね。
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えー、パンダコッターっていうやつね。
えー、キテレスなあのお話、あれめちゃくちゃ面白いですね。
えー、で、そのね、あの、僕あの、見てた時にね、あのよくわからないヘンテコの物語っていうのから色々伝わってくることがあるんだけれども、
あれがね、あの、なんかね村上春樹っぽいなぁと思ってね、えー、思ったんですよね。
村上春樹の小説、皆さん、読まれる?
あの、すっごい有名でしょ。村上春樹ってさ、あのめちゃくちゃ有名なんですよね。
村上春樹知らない人いないよね。
だけど、意外と読んでない人たちが多いイメージなんだよね。
あの、村上春樹って、あの、名前は知ってるけど、何かこう、文学的で難しいんじゃないかみたいな、なんか、ね、で、こう読んでないような人たちも、あの、結構いるみたいなんですけどね。
なのでね、読んでない人ね、ご存じないかもわかんないけどね。
村上春樹の小説っていうのはですね、えっと、基本キテレスなんですよね。
あの、リブライオンとか出てきそうな勢いですよ。
知ってます?
うんとね、一応ね、単編小説と長編小説があるんだけど、一応長編小説が僕は好きなもんですからね。
えっと、主に長編小説。まあ、単編もほとんど全部読んだかもわかんないけど、長編小説。
あの、一番新しい、あの、街とその不確かな壁かな、あれ読んでないんだけど。
うーん、ちょっとだからそっちはあれなんだ、わからないんですけど。
なんかね、読むのもったいなくてね、読んじゃうと終わっちゃうでしょ。
えー、まあ、ちょっと残念だなと思って、まだ読めないんですけどね。
うんとね、大きく分けてですね、普通の、なんていうかな、現実的な物語と、あの、大きくファンタジーに振った物語と2つあるんですよ。
村上春樹の小説っていうのは。
で、ファンタジーの方が多いです。
で、ファンタジーと言ってもですね、あのー、愉快な、あのミッキー、ミッキーマウス!みたいな、そういうあのファンタジーじゃないんだよ。
あのー、なんていうかな、うんと、死んだ友達が出てきたりね。
えー、空からサバが降ってきたりね。
なんだ?って言ってね。
えー、なんかサバが降っていくんだよね。
で、その空から降ってきたサバに関しては特にその後言及されることもなくみたいなね。
えー、カーネルサンダースに売春婦紹介してもらったりね。
あのー、ジョニーウォーカーさんが猫の首を並べてみたり、
口から出てきたリトルピープルが空気中から糸を紡いで空気騒ぎを作ってみたり、
当然のように月が二つあったり、
えー、井戸の中でぐーっと念じていると壁を抜けたり、
博士が音をつけ忘れたりします。
あー、ごめんなさい、音聞こえなかったか。音消してたわ、ごめんごめん。
っていうようなことになったり、めちゃくちゃです。
んー、というようなこのめちゃくちゃ話と、
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そうね、めちゃくちゃ話。
やっぱりめちゃくちゃ話の方が村上春樹っぽいなってことで、
僕なんかはやっぱり好きなんですよね。
でもなんだろうね、多分なんかこのバランスを取るのかな。
あのー、めちゃくちゃ話をいくつか続けると、
めちゃくちゃが出てこないお話が挟まるんだよね。
あるいは、まあそうだね、あとそうだね、
えっとね、一番最初がね、風の歌を聴けっていうのであの人デビューするんですよね。
これあんまりめちゃくちゃじゃないんですよね。
で、このね、これ実は羊三部作と言われていて、
まあ四部作とも言うんだけど、三部作とあって、
風の歌を聴け、1973年のピンボール、羊を巡る冒険、
この三つがね一応セットみたいな、
同じ主人公が出てきて、同じ登場人物で展開する物語なんですけどね。
これはちょっと独特で、最初のその二つはあんまり不思議、
まあ若干ファンタジックなんだけど、
この辺で村上春樹像的な世界が作り上げられるのかもわからないですけどね。
だんだんだんだんファンタジーになっていて、
最後の羊を巡る冒険はまあまあファンタジーだし、
えっとこの羊を巡る冒険のお話から、
えっと同じ主人公で少し時代が空いて、
また出てきたのがダンスダンスダンスって言うんですけど、
これはもう完全に村上春樹世界が炸裂するんですよね。
で村上春樹の作品、どれを読んだらいいかっていうのは、
一回ちょっとイージーさんに、
イージーさんに読むかどうか知らないけども、
ちょっと紹介するぐらいの気持ちで喋ってますけど、
まあね、面白いんですよね。
この村上春樹大好きなんだけど。
で、いくつかあるんだけど、
一応ね、僕が思うこれはファンタジーックじゃないなと思う代表がやっぱりノルウェーの森。
一番有名ですけどノルウェーの森はあんまりファンタジーな感じがしない。
サバも降らなければですね。
空気さの木も出てこなければ月は一つしかないし、
壁は抜けません。
燃じたからといって壁を抜けたりはしないし、
なんか夢の世界で人を殺したりもしない。
夢の世界で人を殺して手が血まみれになったりもしない。
まあそういうね。
カーネル・サンダースはバイシュンフを紹介しては来ない。
カーネル・サンダースはバイシュンフを紹介しては来ない。
みたいな普通の世界の物語ね。
あと国境の南太陽の西も普通の物語かな。
スプートニクの恋人どうだったかな。
アフターダークは全然ファンタジークじゃない。
あと有名なところだと色彩を持たないタサキツクロと
彼の巡礼の旅だったっけ巡礼の都市だったっけ。
あれも全然ファンタジークじゃないです。
逆言うとその他は全部ファンタジークです。
で、そうだな。
初期の頃のやつもものすごく面白いんですけどね。
やっぱりね、どうかな。
僕すごく好きなんだけども
最初に読むのにオススメしないのはネジマキドリクロニクルですね。
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読みにくいと思う。
かなり読みにくいと思います。ネジマキドリクロニクル。
階層シーンとか。長いんだよねそもそも。
長いからね階層シーンとかいっぱい出てくる。
何が何やら追いかけるのがよくわかんなくなってきて。
そもそも村上春樹の小説は夢のお話みたいなんで
ファンタジークなんで。
しかも彼は夢を見ないんですって。
この小説が夢だからです。
夢を見ないっていうのは夜の夢を見ないんだって。
この小説自体が全部夢みたいな話。
通じつまん合わなくてもね。そんなこと気にしちゃダメなの。
そんなことはね。細かいことは気にするな。
それ若チコ若チコなんです。村上春樹の小説はね。
ネジマキドリクロニクルは僕は結構好きで
Amazonのオーディブルでも聞きました。
よかったですね。藤木直人さんのネジマキドリクロニクルはすごくよかった。
もしネジマキドリクロニクル一回読んでわかりにくいなと思ったら
オーディブルの聞くとね。
60時間とか80時間とかありますけどね。
聞くとまたよくわかるんじゃないかなと思いますね。
まあ読みやすいのは
おそらく海辺のカフカとかかな。
そうですね。海辺のカフカ読みやすいかな。
あと1984が読みやすいんじゃないかなと思いますね。意外とね。
いろんなおかしなことは出てくるんだけれども
なんていうかな。村上春樹の小説って
何も起こらない。出来事が足して起こらなかったりするんだよね。
1973年のピンボールは1973年にピンボール台を探して
最後見つけましたっていうだけの話なんだよね。
もう何もないわけ。筋がないんだよね。あんまりちゃんと。
その空気感を読むみたいな。読んで楽しむみたいな小説なんですよね。
そういう意味では1984なんかは
一応なんていうかな。物語が展開するんだよな。
主人公は2人いて青豆っていう女の子と
女の子というか女性と若い女性と天護という
まだこの同じ年ぐらいの若い男性。
その一章ごとに青豆の章、天護の章、青豆の章、天護の章と章が
一章ごとに主人公が入れ替わります。
最後その、もちろん当たり前なんだけど
その2つが話が絡んでいくと。
ちなみに海辺のカフカも
カフカ君の章と中田さんの章が交互に
中田、カフカ、中田、カフカと主人公が入れ替わっていて
最後これが絡んでいくと当たり前ですけどね。
そのように2つの主人公というか2人の主人公2つの章が
だんだん寄っていってだんだん絡まっていくという
パターンの小説は今の2つを入れて3つあって
12:00
もう1個がこれ一番面白いと思うんだけど
世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
結構初期の作品ですけど
世界の終わりという物語と
ハードボイルドワンダーランドという2つの物語が
交互に語られていて最後それがまた絡んでいくというお話ね。
ウンベノカフカと1984も同じような構造になっていて
内容的にもね、全然主人公も関係ないんですけどね
この2つを読み比べることによって
ウンベノカフカと世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを
読み比べることによって
村上春樹の書いた時の年齢による社会への
コミットメントの仕方の違いみたいなものが
浮き彫りになっていて結構面白いんですよね。
そういう時代性みたいなものとかね
彼の年齢みたいなものも考えると
若い時はやっぱり世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
だけど年を取るとウンベノカフカになるんだなー
っていうようなことを思いながら読むと
またちょっと味わいが深いっていうね
というものですね。
だからそうだな、好きそうだね。
1984読みやすいんじゃないかなと思うけど
1984、主人公が2人出てくるんで
そういう物語がややこしくて読みにくいと
そういう風に思う人もいるかもわからないんで
そうすると騎士団長殺しとか読みやすいかもね。
1人の主人公で最後まで行きます。
男の人1人で行きますね。
ただ1984に比べて物語の欲望みたいなものが
ちょっと少ない気がする。
1984はちゃんと物語が展開していって
ちょっとドキドキハラハラみたいなやつがあって
珍しいんだよね。
村上春樹でドキドキハラハラみたいなものがあるので
これは非常に珍しいんでね。
そういう意味で何か奇想転結みたいな物語がないと
なんだこれって思うと思うんだよ。
慣れないと。
特に1973年のピンポールなんか読むと
なんだこれって思うことになるんじゃないかなと思うんですよ。
何も起こらないからね。
一体何なんだと思われるんじゃないかと。
夢の話なんてしょうがないんですけどね。
この人の夢が物語として語られているだけなんで。
全然不思議じゃないんですけど。
ダンスダンスダンスなんかもすごく面白いし
ちゃんと物語の結末を迎えますよね。
物語に奇想転結が欲しければ1984。
村上春樹ファンの中で一番人気がある
一番面白いと言われている小説が
読みたければちょっと長くてあれだけども
世界の終わりとハードボールドワンダーランド。
間を取って無難なのは海へのカフカ。
この3つが2つの物語が出てくるシリーズですね。
あとはタサキ作るとか
ノルウェーの森とか
国境の南とか
この辺の現実的な話があって
これは僕はあんまり好きじゃないんですよ。
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サバ振ってくれないと
壁抜けてくれないとしっくりこないんだよね。
そういう意味では
ネジマキドリクロニクルなんかはすごく面白いんだけど
非常に読みにくいんではないかと
思います。長いし。
ということでその辺を参考にですね
初期の作品も僕大好きで
読んでるんですけども
ということでどうでしょうね。
どうだろう。
世界の終わりとハードボールドワンダーランドが
なんかいいかも分からないけど
読みにくいかも分からないですけど
なんかあれに似てるよ。
世界の終わりとハードボールドワンダーランドはあれだよ。
魔界の話に似てるよ。
おじいちゃんが魔界の扉を開けるでしょ。
あんまりああいうギャグは出てきませんけどね。
非常に面白いので
皆さんも村上春樹読んだことない人いたらですね
長編小説なんか1個読んでみたら
カフカでも読んでみたら
HQ84読んでみたら
めちゃくちゃ面白いですよ。めっちゃくちゃ面白いですよ。
文学的に難しいなんてことは全然ないんですよ。
わけわからないのは文学的に難しいんじゃなくて
夢を語って
人の夢を聞かされてるみたいな感じがするので
ちょっと難しい。
希少点決がはっきりないと嫌だっていう人は読みにくいと思う。
たぶんスカンクさんにちょっと読みにくいと思うなとは思いますね。
どういうことですか?とかなるんだよね。
なんですかあのサバが降ったのはみたいな。
もうそういうこと気にしちゃダメなんだよ。
サバカチコで読むんです。そこはもう気にしないの。
ああサバカ降ったんだなと思って通り過ぎるんです。そこは。
そここだわっていると最後まで答え出てこないんですよ。
いろんなことに。
なんで猫の首ちぎったんだとかあんまりそういうこと気にしたらダメなの。
そう思ったの村上春樹。そう思ったからちぎれただけ。
もう気にしない。
なんで壁抜けれるんだとかそんなこと書いてないから答え。
それはそういう風な夢を見ただけだから。
だからそれを書いた。
それを見て僕らが色々思えばいい。
何かがおかしいとか色々指摘してくる人がいるみたいなんだけど。
村上春樹はいろんな時に回答します。
いやこれ小説ですから。
嘘話ですからそこが何かおかしいとか言われても困りますと。
あるいはこれはどういう意味ですかみたいに聞かれた時に。
意味なんか分からないってそれぞれみんなが思うように思えばいいじゃないか。
これ小説ですからってよく村上春樹さんおっしゃる。
ということで気にせずおかしなことがあっても気にせず読み進むという勇気。
理屈なんか合わなくたって気にしないっていう若ち子の精神。
そういったもので村上春樹読んでいただければ大変面白く読めるんではないでしょうかということで。
僕が一番好きなのは世界の終わりとハードボールドワンダーランド。
1984も大好き。ネジ巻きドリクルノニクルも好きだけど読みにくい。
ウンビアノカフカはちょっと軽い感じで読みやすい。
まあまあ面白い。その他は全部面白い。
よろしくお願いします。皆さんも読んでみるといかがでしょうか。
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さようなり。
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