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ただいま入りましたニュースです。11年前に作成されたと思われる謎の小説が発見されました。
発見されましたのは、昔懐かしいミクシーからで、作者の黒柳さんは、この作品を何らかの形で残しておきたいと語り、音声配信に踏み切ったということです。
以上、ニュースでした。
皆さんこんにちは、こんばんは、ごきげんよう。きゅりおしてぃへようこそ。
タイムカプセルって素敵ですね。戻れない時代をまた感じることができる。やってみたいなぁと思うことの一つですね。
今だけは土に埋めず、保管してくれる業者さんにお願いする方もいるそうです。
ということでございますけども、今回のきゅりおしてぃは、黒柳林檎小説【夏の大妄想】です。
2009年8月よりミクシー日記でぼちりぼちりと書いていて、なんと13年前の小説となります。
それでは早速読んでいただきましょう。
久しぶりの休日だった。瀬野は少し遅い昼食をとり、まだ感じに起きていない頭でコーヒーを飲みつつ、天井のあたりを見ながらぼんやりと考えた。
何をしよう。一日こうしているのももったいないな。
休みも不定休なため、友人と過ごす休日などほとんどない。
それにしても暑いな。やっぱクーラー買えばよかったよ。
汗でべっとりと首に張りついた髪の毛をざっと後ろで一つ結びにし、部屋中の窓を全開にした。
海沿いに建てた瀬野の家は、真夏の日中でも涼しい風が窓を開ければ入ってくる。
窓全開で、ああ爽快、爽快、爽快。
とりあえず外出するための準備をすることにした。
コンタクト、メガネでいいか。化粧、日焼け止めだけでいいか。
服、今日は街に行く気分じゃないからこのままでいいか。
すっぴんメガネ、タンクトップに、ハーフパンツ姿にB3を履き、
携帯、財布を持ち外へ出た。
ウワッチ、外は日が照るから暑いわ。
03:00
車に乗り込む。
ウワッチ、シートカバーめちゃくちゃ暑い。
瀬野の車は最近黒いシートカバーを取り付けたため日焼けてかなり暑い。
ハーフパンツなので足がすごく暑かったのだ。
思わず車から降りたが、しばらくしてシートカバーをそっと触ってみると、
42度ぐらいになっていたので再度車に乗り込み、あてもなく車を発進させた。
しばらく車を走らせていると、タヌキが跳ねられ死んでいた。
目を合わせないようにしないと呪われる。じっちゃんが言ってた。
少し右寄りに車を走らせていると、右車線の車にクラクションを鳴らされた。
プップー、死にてえのか。プッフル。
瀬野は一人にやけてしまった。
その直後、怒りがこみあげてきた。
あのタヌキめ。
タヌキのことはさておき、車はさらに加速していく。
風が瀬野の髪の毛をボサボサとなびかせる。
まるでごっついてのしゃがれ声したぬくみずさんが、
細い目で微笑みながら頭をぐしゃぐしゃと撫でるような感覚だった。
懐かしいな。
ふと昔を思い出し、少しせつなくなった。
海風にガンガン吹かれたせいで、のどがカラカラに渇き、
土屋杏奈のような声になってしまった。
Give me drink!
ついつい英語が出てしまった。
瀬野は先月までアメリカ育ちの帰国子女だったのだ。
Oh, cork! Cork for drinking!
オートマチックハンキーを見つけた。
ドライングしたのどにコークを流し込む。
かぁ、たまりゃん!
車はさらに加速していく。
ひゃー!
マイカーは喜びの声をあげている。
その瞬間、
ズカボバーン!
ハンドルとタイヤが灼熱のアスファルトに放り出された。
マイカーは悲鳴をあげていたのだ。
気づけば速度はワンハンドレットフォーティーを超え、
06:00
メーターはエイツを指していた。
オーバーヒートしたのだ。
俺のマイカー、灼熱ハート!
そしてマイカー、オーバーヒート!
カラスがかぁ、鳴いてるかぁ、
マイカーボーン!
You cheeky!
思わずヒップホップ育ちなソウルが出てしまった。
セノは灼熱のアスファルトをトボトボ徒歩で歩き出した。
またれい!
帽子を目深にかぶった34歳ぐらいの男が、
セノの前に立ちはだかった。
あの、どいてくれませんか?
君って音楽とか妄想とか興味あるよね?
秘密です。
いきなりなんなんですか?
行きますよ。私は今から…
うん、やっぱりね、そうだと思った。
俺、誰でしょう?
はぁ?知りませんよ。人の話聞いてま…
うん、あのさ、その車はジャフに頼んで、
俺の車に乗って。
怪しい人の車には乗っ…
早く乗ったら怒るよ。ひどく怒るよ。
ジャフまだ電話すらしてないのに。
生きえるわけないのに。
そうだ!セノはぷくっとほっぺたを膨らまし、
上目遣いを意識しつつ、
怒った雰囲気を醸し出して、
様子を見ることにした。
作戦だった。
そんな様子なセノを見るでもなく、
男は缶コーヒーを一口飲み、
タバコを吹かし出した。
うっ、上目遣い、疲れた。
目が痛い。
セノはたまらず一度目を閉じようとした。
その瞬間、男がふっと笑って言った。
お前がドライアイなのは知っている。
くそ、次の作戦だ。
つうかさ、早くジャフ呼びなさいよ。
あ、はい。
くう、不覚だ、不覚。
セノはポケットから携帯を出し電話した。
あ、そのまま警察に電話して、
この人、連れてってもらおう。
ぐふっ。
ジャフとの電話を切り、
素早くボタンを押そうとすると、
すかさず男が言った。
警察呼んだらひどく怒るよね。
ばれていた。
おとなしく車に乗ることにした。
誘拐されるるる。
高級そうな車のドアに手をかけ、
開けようとすると、
あまりのドアの重さに一瞬よろめいた。
09:00
ぷっ、かっこわる。
車のドアは男が車から離れていたので、
自動でロックされていたのだ。
男がドアに軽く触れると、
ロックが解除され、
ドアは糸も簡単に開いた。
はずかしかー。
瀬野は無言で顔を赤くした。
黙ったまま助手席に乗ると、
男が言った。
おじゃましますわ。
あ、おじゃましまーす。
ちゃんとしないとひどく怒るよね。
はい、ひどく怒るって言われても、
あんまり怖くないな、この人。
車はどこかへ向かって走り出した。
カスターキン、ハミスリルタン、
ゲッチュゲッチュ、イエーイ。
FMで懐かしい曲が流れる。
瀬野は眩しく照らす太陽に、
目を細めるどころか、
見開き、車の外をぼんやりと眺めた。
目見開いてぼんやりできる、
私すごくない?
お、着いた。
男がぼそっとつぶやいた。
な。
正面にそびえ立つ、
馬鹿でかい建物に、
瀬野の膝は生れたての小鹿、
いや、小馬のように震えていた。
ふん、びっくりしているご様子。
男に鼻で笑われ、
むっとした瀬野は、
えっと、で、犬はどこ?
その馬鹿でかい家を、
犬小屋と間違ったふりをして、
すげえ、なにこの女のスケール?
とびびらせてやろうとしたが、
男は、
はあ、熱いからラゴンに入っているんじゃね。
なに、犬好きなんだ。
はあ、これ犬小屋?
逆にびびらせられた。
ほんとこの男には歯が立たない。
その犬小屋を通り過ぎるのに、
30分かかり、
その隣にある建物にたどり着く。
今度は普通のサイズの家。
あら、動物好きね。
今度はハムスター小屋かなんかかしら。
ちょっと気取った感じで行ってみた。
馬鹿人が、
これのどこかハムスターの小屋だよ。
俺の家です。
男は変態でも見るような目で、
瀬野を見ている。
いやあ、冗談、冗談。
12:01
わけわからん。
この感覚、謎。
普通の家に普通に入ると、
そこに並ぶのは、
馬鹿でかいスクリーン、
よくわからない機材、
そして数え切れないほどのレコード。
かすかに香るお香の香り、
ほどよい具合に照らす照明、
そのおしゃれな雰囲気に、
瀬野は少しめまいがした。
ちょ、何、このおしゃれ小屋。
はい、どうぞ。
おしゃれなカウンターに出されたのは、
普通の湯呑みに注がれた熱い緑茶だった。
男は口元だけ微笑みつつ、
緑茶をいただこうとする瀬野に言った。
いただきますわ。
そういうとこ、ちゃんとしないと、
ひどく怒るよ。
言った。
いただきます。
緑茶にはカテキン入ってる。
俺の作品見せてやるから、待ってなさい。
あれ、カテキンの話は。
男はざっと立ち上がると、
並んだ機材をあれこれいじり出した。
部屋の照明を少し落とし、
瀬野の隣に普通に座った。
抱かれる、この距離は確実に。
少し距離をずらそうと、
軽く尻を浮かせた瞬間、
すかさず男は口を開いた。
俺は人間以外を抱く趣味はねえよ。
瀬野は安心して尻を下ろし、
でかいスクリーンの方に向き直し、
少し冷めかけた緑茶をすすった。
つつたかつん、つつたかつん、
腹に突き刺さるような重低音が
部屋中に響き出した。
同時に膀胱が刺激され、
尿意が一気にこみ上げてきた。
いい曲でしょう。
響くでしょう、膀胱に。
男は真剣な眼差しで言ってきた。
あのトイレ、こんな時に
人間アピールいりませんから。
ひどく怒るよ。
いや本当にトイレやばい。
15:01
怒るよ。
馬の耳に念仏である。
いかがでしたでしょうか。
こちらの小説、
実は第10話でうつりと終わってしまっているんですね。
まあどうでもよろしいんでございますけども、
長いお時間ここまで、
ご静聴ありがとうございました。
ポッドキャスト番組の音楽がしっくりこない。
訴求力のあるCMを作りたいけど、
音楽の商用利用はめんどくさい。
新たにレーベルを立ち上げたが、
ライバルに差をつけたい。
折れた前歯を差し歯にしたけど、
違和感がある。
ぜひ一度、ジャックインレーベルにご相談ください。
相談料無料。
ご満足いただけなかった場合は、
他のレーベルをご紹介します。
あなたのジャックインレーベル。
ご来場の皆様にお知らせいたします。
今回の気になりんごは、前編が長すぎたためお休みです。
繰り返します。
今回の気になりんごは、前編が長すぎたためお休みです。
以上、お知らせでした。
北九州に住んでるおばさんが、
アニメや映画など、
オタク成分たっぷりにお話ししてるよ。
北九州の片隅。
みんな聞いてね。
ハッシュタグのコーナー。
今回もたくさんのハッシュタグ。
みなさんありがとうございます。
では早速読んでいきたいと思います。
ステディさんです。
10回聞いた。
日本語機械で見たのか、字幕版で見たのか、どっちなんだい?
こーちやーきゅー。
くらえなぎりんご。
のんべい。
かくてい。
まったなし。
のむならハイボール。
げらへい。
といただきました。
18:03
日本語機械版で見ました。
字幕版も見てみたいですね。
やーきゅーってなんかの。
のんべい。
そうですね。
のんべいかもしれませんね。
のむならハイボール。
ハイボールなんですね。ステディさんは。
意外ですね。
なんかこう、おしゃれなビールとか飲んでそうな雰囲気ですけどね。
まだお若いしですね。
ハイボールも飲みますけど、
飽きますよね。いろいろね。
飲みたくなってきますもんね。
ハイボール飲みたらね、ぜひステディさんもストロングゼロ飲んでみてください。
ステディさんありがとうございます。
続きましてヤマンさんです。
スパイダーマンの回助かりました。
アベンジャーズは見てるのですが、敵がわからないから、
友達から〇〇と〇〇と〇〇と〇〇を4つ見てからと言われたのですが、
2個しか達成してなく、週末映画移行を持ったのですが、
アメージングは見てないので、やっぱり4つ見てからいきます。
続いてまたヤマンさんですね。
ストロングゼロ、トリプルグレープ、早めに終える同じ作戦で姉の旦那がハマって、
特定のスーパーにしか売ってなくて、買いに行くのがめんどくさくて、
姉が近くの薬局屋さんにお願いして取り寄せてもらったら、
人気が出て通常で置いてくれるようになったそうです。
ほら、といただきました。
トリプルグレープはですね、うちの近くのスーパーには売ってますよ。
期間限定なんですかね。たまに見ないですね。人気なのかな。
早めに終える作戦ですね。
たくさん飲まないように、度数が高いものを先に飲んでからというね。
そうですね。取り寄せて。
ストロング仲間ですね。
スパイダーマンはですね、
そうですね、助かりましたと。
というかですね、私も結構アップアップな状態です。
スパイダーマンを見るためにスパイダーマン前作をですね、
見て、スパイダーマンを見て、またその後アベンジャーズとか、
他のですね、作品を見たりとかしてるんですけど、
どんどんどんどん沼にハマっていきます。
一つの作品を見ると、MCUの作品って、
21:05
いろんなキャラが出てきて、このキャラの話を知りたいなと思ったら、
またそのキャラの作品を見てとかね、とにかく沼です。
私もね、初心者なんですよ。
去年の映画シャンチーから始まって、今なんですけど、
実はスパイダーマンも、私自身はそんなに真剣に見てなかったんですよね。
当時なんか、雲にかまれて、何か苦しんでるところとか見て、
何やろうこの映画みたいな、雲男やんみたいな、
そういう感覚でチラッとしか見てなかったんで、
今回ですね、しっかり見直して、
なんてこんな面白い作品を見ずに生きてきたんだろうと後悔しました。
たぶん一番初めの作品とか、だいぶ前の作品ですね。
20年ぐらい前の作品になるんでしょうか。
その頃は興味がなかったのにね、今になってすごく興味が湧いてきてしまいました。
一緒にMCU作品楽しんでいきましょう。
ヤマンさんありがとうございます。
続きまして、なるみ at 藤崎さんです。
エピソード8、正月休みボケ解消法とストプリを聞く。
ファンデーション何年も使ってないなぁ。
最近ポッドキャストをまた聞くようになってきたので気まぐれに聞かせていただきました。
トークうまいなぁといただきました。ありがとうございます。
ファンデーションもそうですね、私もファンデーションはこの生きてきて1回しか使ったことないですね。
初めてのファンデーションで被れても終わりました。
ずっと日焼け止めのみですね。
朗読会もやりましたよ。
なるみさんもきっと参加されるんだろうなと思ったんですけど、参加されてないですね。
ゆうすけさんは最近ですね、クリスマスの題材なんですけれども、最近ですね、朗読されてましたよ。
なるみさんの朗読もね、ぜひ聞きたいです。よろしくお願いします。
私が勝手にお願いしてもね、あれなんですけどね、コーヒーさんの主催なんで。
クリスマスにですね、結構みんなで盛り上がったんですよ。
24:01
トークはですね、そんなにうまくないです。
やっとこれぐらいお話ができるようになりました。
全てはもう桃屋さんとか大葉さんとかですね、いろんな方に絡んでいただいて、ちょっとずつ慣れてきたっていう感じです。
なるみさんほど喋れないんで、よろしくお願いします。
なるみさんありがとうございます。
続きましてさりさんです。
キュリオシティ10。
スパイダーマンって一番最初しか見てないです。ついていけてないなぁといただきました。ありがとうございます。
私もそんな感じだったんですよね。
見てみたら本当に楽しくって、今ドハマリしてます。
さりさんはね、結構ディズニー作品はね、見られてるみたいですね。
あなゆきがお好きですしね。
スパイダーマンどうでしょうか。
一度ちょっと、もう一回ちょっと一番最初というか、先に最新作を見られてもいいかもしれないし、私はもう逆から言ったんですね。
最新作の予告編とか、皆さんのお話を聞いたりとかしてて、なんかね、面白そうだなぁと思って、
最新作を見るが楽しく見るにはということで、スパイダーマンの前作をですね、旧作を見るとより楽しめますよっていうことだったね、と思いながら見てたらハマってしまったという。
なので、機会があればですね、ちょっと見られてみてください。
面白いですよ。
さりさんありがとうございます。
続きまして、黒猫のマークンです。
むちゃくちゃ面白い。飲みたくなるけど、僕はビールラブといただきました。
ありがとうございます。
黒猫のマークンさんはですね、黒猫を拾ったという番組をされています。
ご夫婦でですね、なんかね、ほんわかする。
時々あのね、かわいいお子さんのお声も、お子さんからのお便りとかですね、読まれて答えられたりとかして、ほんとね、ほんわかしてる番組ですね。
ビールがお好きなんですね。
ビールもね、嫌いではないんですけどね、なんかね、お腹が膨れちゃうじゃないですか。
27:00
たくさん、たくさん飲めずにいいのかもしれないですね、ビールのほうが。
ビールも美味しいですよね。
はい、お互い飲みすぎないようにしましょう。
黒猫のマークン、ありがとうございます。
えーっと、続きまして。
あ、えーっとですね。
はい、続きまして、猫兵ロジウラの猫助さんからです。
キリオシティの新しいカバーと見ました。
かわいいですね。
クマーさんの才能すごい。
ハマン君、やっぱり欲しがりますね。
でも私もクマーさんが書くハマンラジオのカバーと見てみたいなぁ。
クマーさん、チラッといただきました。
ありがとうございます。
そうなんですよ、カバーとかわいいでしょ。
私もね、すっごい気に入っています。
あの、私がほんと思い描いていたね、
あの、カバーアート以上のものをですね、アートワークを、
クマーさんが作ってくださって、ほんとに大大大大満足です。
かわいいすぎて、スマホの待ち受けにもしています。
ハマン君のね、カバーアートもですね、すごい味があるので、
これはこれでいいと思いますけどね。
ほんとね、すごいですよ、クマーさん。
ねこへいさんのね、ところのカバーアートはすごいね。
なんかサイバーな感じでかっこいいですね。
みなさんこれご自分で作ってらっしゃるんですよね。
すごいなと思います。
はい。ねこへい、ロジウラのねこすけさん、ありがとうございます。
続きまして、ハマンラジオさんです。
キリオシティのカバーいいですよね。
ハマンラジオのも欲しいけど、自分で描いたし、
愛着もあるんで結局今がいいんかな。
なんじゃそりゃ、わら、Vキュンといただきました。
ありがとうございます。
いやー、えっと、ハマンラジオのね、カバーもいいですよ。
多分手描きというか、パソコンどうなってるんだろう。
手描き風のですね、アートワーク、カバーアートですね。
いいと思います。
ハマンラジオさん、ありがとうございます。
30:02
今回のハッシュタグは以上です。
みなさんありがとうございます。
感謝です。
トクマスたけしは、きのうをとりもどせるのか。
なんであのときカフェ、きみは、とくのなみだをみる。
そりゃ森末に頼みゃいいんですよ。
お便りまってまーす。