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2021-11-14 28:36

スペインの小説『ドン・キホーテ』ってどんな話??【ついに!】2021.11.14 #82

およそ1年前、#20で触れてから「いつか読みます」と宣言していた『ドン・キホーテ』を読んできました!
「驚安の殿堂」ではありません、スペインの小説ですよ!
多くの人がその名を知っているのに内容を知らない『ドン・キホーテ』どんな物語なのでしょうか?
00:23
はい、始まりました。ローテナントラジオ、ムムサノピーノです。
ミツバチです。
今回もミツバチさんにはリモート出演してもらっています。
はい、お願いします。
えーっとね、今日はどうしてもしたい話がありまして
はいはいはい。
えー、というのもですね、
1年前にこのローテナントラジオで話したことなんだけど
うんうん。
ドン・キホーテ。
あー、はいはいはい。話したね。
えっと、まあ、さかのぼって聞きたいっていう人は
2020年9月6日放送分の
シャープ20を聞いてください。
シャープ20か。
かなり前。ほんとに1年前。
うんうん。
これって何なの?のコーナーで
うん。
ドン・キホーテについて話して
うんうんうん。
お店じゃない方のね。
そうそうそうそう。
ドン・キホーテって聞くと、お店を思い浮かぶけども
正しくはスペインの小説があると。
で、1600年代に書かれた小説だっていう話はしたと思うんだよね。
はいはいはい。
で、これをいつか読みたいと僕は言ってたじゃないですか。
うん。
あの時に。
あ、その時読んでたんじゃないんだっけ?
あの時はざっと調べたことを話しただけで
なるほどなるほど。
うん。
そんな話だったの?そういえば。
ちょっと読んでいったことを
うんうん。
今から話してみていいですか?
はい。お願いします。
あのね、
うん。
全部話すつもりはもともとなくて
うんうん。
面白かったところをピックアップしてちょっとお伝えしてみたいなと思ってて
はいはいはい。
あのね、ミゲル・デ・セルバンテスって人が書いたんだけど
うんうん。
もうね、本編に入る前に序文っていうのがあるわけ。
はいはいはい。
普通に作者の挨拶文みたいなところなんだけどさ。
あ、なるほど。
序文の一行目が
うん。
お暇な読者よから始まるんだよね。
なるほど。
こんな本を手に取った暇な読者よから始まるんだよね。
なるほどね。見透かされてるね。
そうそう。で、結構この本に注釈がいっぱいついてるんだけど
うんうん。
注釈ないとよくわからない部分が結構ある。
はいはいはい。
っていうのもこの作者のセルバンテスが
うん。
で、なんでこういう序文を書いてるか。
お暇な読者よって言いながら
うんうん。
ダラダラと序文っていうのがこうあった方がいいんじゃないかみたいなのを
ダラダラダラダラ書いてあるわけ。
あ、なるほどね。
で、
全然関係ないんだ、内容。
そう、架空の友人をでっち上げて
03:00
うんうん。
友人と序文とはこうあるべきだ。
いや、こういう内容があった方がいいみたいな議論を交わしたってことが書いてあるんだけど
はいはいはい。
それがもうそっからふざけてんの、もう。つまり。
あ、そうなんだ。
えっと、これ中尺を読んで初めて
スペインの当時の小説にはダラダラと長い序文がついてて
あ、なるほど。
それがつまんないよねっていう皮肉で書いてんの、これを。
あ、なるほどね。
うん。
もうそっからふざけてて、で、その後
なんかやたら長い詩が入ってるよねとかさ、変な詩が入ってるよねみたいなことを
うんうん。
パロディしてんのね。
スペインの序文あるあるをやってるんだ。
そうそうそうそう。
なるほど。
もうさ、こっから凝ってるよね。
うんうん。
で、
なるほどね。
えっと、誰しも自分の息子は可愛がるものだが
うんうん。
作家も自分の作品を息子のように可愛がる。
うんうん。
で、ただ自分はこの作品のママ、父みたいなもんなんだけどねって書いてあるの。
うんうんうん。
つまり、この本は自分が書いてんじゃなくって
うん。
誰かが書いた物語を見つけて自分がここに載せてんだよっていう
なんかすげーややこしい設定入れてんのね。
なるほど。
で、本編に入るんだけど
はいはいはい。
えっと、主人公はドンキホーテ
うん。
って言っても本名じゃないの。
うんうんうん。
えー、騎士道物語っていう、これ昔からあるような昔話。
はいはいはい。
騎士が旅に出て活躍するっていう騎士道物語のいろんなものが出てて
うん。
それを読むのが大好きな男がいて
うんうんうん。
えー、もうすぐ50歳になるくらいの男
うんうんうん。
が、自分も騎士に憧れるなって言って
うんうんうん。
ドンキホーテを名乗るの。
なるほどね。
ドンキホーテって名前かっこいいなと思って名乗るだけなの。
なるほどなるほど。
で、
本名じゃないね。
そうそう。で、騎士にはだいたい自分が思いを寄せる姫がいるはずで
うんうんうん。
だから自分が騎士になろうと思ったらじゃあ思い姫が必要だな。
じゃあ近くの村のあの娘を勝手に
ドゥルシネーヤって名前をつけて
うんうん。
あ、名前もらうってことじゃなくて?
そう違う違う。
あ、なんかあそこにあの女の子いたなって思って
あんな女の子をドゥルシネーヤって名前つけようかなって言って
じゃああの子が自分の思い姫だって勝手に決めて
なるほどなるほど。
別に会ったことも話したこともないんだよその人と
あ、そういうこと?
そうそうそう。
で、自分を騎士だと思い込んで
馬を借りてきて
倉庫にあったボロボロの鎧をかぶって
で、槍を持って旅に出るわけ。
うんうんうん。
で、自分が騎士になって旅をすれば
騎士の物語のようにいろんな出来事が起きるんじゃないかって思ってるわけ。
06:01
はいはいはい。
で、騎士っていうのは数々の困った人を助けたりとか
悪い奴を懲らしめたりとかそういうことをする
騎士の物語がそうだから
自分もそうやって人助けをしたり悪い奴を懲らしめたりするような
騎士になろうと思い立てて旅に出るわけ。
はいはいはい。憧れてね。
そうそう。
50近くの変なおじさんなんだけど
うんうん。
宿屋にたどり着くのね。
はいはい。
で、普通のなんてことない宿屋なんだけど小さな。
うん。
そこを
ここにこんな立派な城があったのかって言って
なるほどね。
そういう設定で行くんだ。
そうそう。自分にはそう見えてるんだ。
なるほどなるほど。
で、豚を飼ってる人が
豚を集めるために角笛をピーって吹くわけよね。
うんうんうん。
で、その笛の音を自分の到着を知らせる合図だと思い込んで
はいはいはいはい。
合図を送ってるんだってことを思い込んで
城の、城のっていうか宿屋の前にいる女の子に話しかけてるわけ。
はい。
で、これが
あいやー麗しき方々おにげめされるなとか何とかでござるとかって言って
なるほど。喋り方が変なんだというか。
そう。やたら丁寧な言葉遣いで
この騎士道物語の言葉遣いなんだけど
騎士風なね。
そうそうそう。
こういう喋り方をするから
周りから何この人ってなっちゃってるわけ。
はいはいはい。
この世の中で鎧を被ってやーやー姫形みたいな感じで
うんうん。
何この人みたいな感じになって
うんうん。
で、宿屋の主人が来て
ロゾロゾってなって
いや我は何とかの騎士であるとかって言うんだけど
はいはいはい。
厄介だからこんなの相手に
それって厄介だからはいはいってことで定調に預かれるの。
うんうん。やたらさんって。
そういう人ねみたいな感じで定調に預かれるの。
でも本人は
騎士に対してはそういう態度でいるのが当たり前だみたいな感じで思ってるから
なるほど。
なるほどなるほど。
向こうはめんどくさいなと思ってるんだけど
で、翌朝になって
自分が騎士であるためにはね
騎士堂物語の騎士は必ず除認識をしなければいけない。
なるほど。
除認識をしないと騎士と認められないから
じゃあ宿屋の店主に除認識をしてくださいっていうわけ。
はいはいはい。
でも店主、何それめんどくさいわみたいな感じになってるわけ。
でも私は騎士と認められないと騎士として旅に出られないので
騎士として認めてくださいって言うから
店主もめんどくさそうにはい認めますって言って
09:01
なるほど。したことだね。
めっちゃ面白いんだよね。
でも本人は満足なの。
満足なの。
よし今日から騎士だみたいな感じで。
それで納得しちゃえるんだね。
そうそうそれで納得なの。
でまた旅に出てるとあるおじさんと若者がいるところに遭遇して
それはお館が仕事場の若蔵を木に縛り付けて懲らしめてるところだったわけ。
はいはいはい。
でお前は仕事が全然できねえなみたいな感じでいじめてるんだよね。
すごいパワー派だった。
そう。
でドンキホーテは騎士だからもうやめなさいやめなさいって言って。
なるほどね。
何があったんですかそれはって
すごい介入していくわけよ。
はいはいはい。
でこいつが仕事が全然できねえんだよって言って。
うんうん。
そしたら若蔵の方は
いやあんた全然賃金払ってくれないんじゃないかって言うわけ。
はいはいはい。
弱い者の味方をするのが騎士だと。
うんうん。
だからあなたもちゃんとこの子に賃金を払いなさい。
いくら分?7週間払ってもらってない?
じゃあ7週間後払いなさいって言って。
うんうん。
で次会った時にまだ払ってなかったら
この槍ねえさっきやるからなみたいな感じで。
で。
槍は本当に持ってるよね。
持ってる持ってる。
で去っていくわけね。
うんうん。
で自分はもう
ああいいことしたなあって思ってんだよ。
うんうん。
もう遺産界を解決したぞと。
うん。
でもその去って。
厳しいことをねしたと。
そうそう。去って行った後でその親方が
なんだあいつはって言ってまたその子をいじめ始めるの。
なるほど。
全然解決してない。
解決されてないけど気づいてないわけ。
一瞬変な奴来たって。
そうそうそうそう。
なんかシュールだよね展開がね。
そうそうそう。
なんかこういうことが起こってて。
本人は至って真面目にやってるっていうのがまた面白いんだけど。
うん。
うんうん。
で今度また通りかかってきた商人。
はいはい。
止まれ止まれっつって。
うん。
もう商人も
商人に見えてないの。
騎士だと見えてるの。
あ、そうなんですね。
おいそこの騎士方止まりなさいっつって。
うん。
でさっき言った村野くん
ドゥルシネーヤって自分の思い姫ね。
うんうん。
ドゥルシネーヤ様よりも美しい乙女はこの世に存在しないと。
うん。
お前が認めない限りここは通さないぞっていうわけ。
へー。
自分は
うん。
自分はドゥルシネーヤ様が一番世界で美しいってことを
世に知らしめるための旅に出てるんだ。
なるほど。
で向こうの商人がした。
はーなんだこいつはってなってて。
うーん。
やっぱりね。
そうよね。
で、えーとその商人たちもちょっと若かったから
訳わかんないぞって言ってちょっと喧嘩が始まっちゃうわけよそこで。
12:02
あーなるほど。
で、えーとドンキホーテはボコボコにされるんだよそこで。
あー負けるんだ。
負ける。ボコボコにされて
うん。
馬から落とされて
いててべーってなってんだけど
で商人たちは去っていくのね。
うんうん。
いてててーって言ったら
まあこれも騎士の定めだなって言って納得してんの。
なるほど。
騎士だからこういう目にも合うんだっていう。
なるほど。
すごいな。言い聞かせ力があるねそれ。
すごいでしょなんか。
それで納得できちゃうんだねなんでも。
そう。
で地元の村に帰って手当てしてもらうわけ。
うん。
でもうボコボコにされてるから自分家の家政婦さんとかがすごい
何したのあなたみたいな感じになってて。
はいはいはい。
でまあ家政婦とかあと親戚の妹っ子だったかなここがいて
うんうん。
あと近所の人たちとで話し合って
うんうん。
いやどうやらあの男がああやって鎧をかぶって出かけるのは
騎士道物語を読みすぎたせいだ。
うんうんうん。
だからもうあの人のちょっと書斎を整理して
ちょっといらないもの捨てちゃおうぜってなっちゃうけど。
なるほどなるほど。
でそのドン・キョウテがベッドで寝てる間に書斎の整理をするシーンがあるんだけど。
うんうん。
家政婦と村の人でね書斎を整理するときに
この本はいい本じゃないかみたいな一個一個ね本のタイトルを読み上げて
この本はまあ変なとこもあるけどここの一文がいいんだよねみたいなことをすごくみんな物知りなんだよ。
なるほどね。
でこの本はこれはね読むに当たらないよねみたいな感じ
評価するの。
はいはい。
これがなんか作者の本音みたいな。
あーなるほど。
物語のキャラクターに言わせてるけど作者の本音として
この本はいい、いらない、ダメだよこんな本はみたいな感じに言わせてるのね。
なるほど投影されてるんで。
その中でセルバンティス本人の著書が出てくるわけ。
はいはいはい。
これはセルバンティスの本ね。
この男知ってるけど割といい奴だよみたいな。
なるほど自分で褒めちゃう。
そうそうそうそう。
面白い。
すごいよねこの女に目指してるというかさ。
でまたドンキホーテは旅に出るんだよね。
ただ一人じゃちょっと心もとられてわかったから
弟子を連れるというか村にいたちょっと若い男
若いって言っても30代くらいの男なんだけど
サンチョパンサっていう名前で
こいつをうまく騙してこの旅がうまく進んでいけば
私は騎士として名を上げて大金持ちになって
お前に島を与えることができるぞみたいな感じで
そのサンチョパンサも島が私の手にみたいな感じで乗っちゃって
15:04
なるほど。
でついていくわけ。
パーティーに加わったんだ。
そうそうそう。
今度二人組になったんですよね旅が。
で風車が並んで立ってるね。
その風車を見ろあそこに巨人の群れがいるぞって言って
この騎士タルモンの巨人みたいなああいう化け物をやっつけてなんぼだって言って
はいはい。
風車に戦いを挑むんだよね。
でも風車の羽に弾かれて飛ばされちゃって
大怪我を負うんだよ。
意味わかんないじゃんやってる。
何が見えてるんだろうね。
でもサンチョパンサはただ風車に突っ込んでた男です。
ちゃんとサンチョパンサはわかってんだよ。
なるほど。
そこまで扇動はされてないんだ。
でもあれは風車ですよって言うんだけど
お前は騎士じゃないから
お前は正しい騎士に認められてないからあれが風車に見えるんだって。
あれは巨人が風車に化けてるんだって。
ただ俺の力じゃまだあの巨人には敵わなかったんだって言い張るんだよね。
うんうんうん。
その後も通りかかった僧侶?修行僧?
うんうん。
もうあいつは悪魔に取り憑かれた化け物だみたいな感じ。
本当に会う人をイチャモンつけて
敵にしちゃうんだよ。
そうそうそう。
でボコボコにされるの。本当に。
勝率はあんま高くないな。
うん。で、ある時は
馬車の荷車に
お前お姫様をそこに乗せてるんだろうみたいな感じでイチャモンつけて
そのお姫様を解放してやりなさいってすごい怒ってて。
うんうん。
相手は全然そんなのないんだよね。荷物乗せてるだけだからさ。
うんうん。魅惑や。
そうやってイチャモンをすごいつけるから相手を怒らせちゃって
戦いが始まるわけ。
そうだよね。
でも戦って、相手もそんな強いわけじゃなかったから
ただの修行僧だったりするから。
はいはいはい。
で、ドン・キョウテンはチェンを見て
うんうん。
その男に対して振り上げて
今その切りかかるぞっていうところで
うん。
サクシャのセルバンティスが
私はこの話の続きを知らないって書いてるの。
知らない。うん。
意味わかんないじゃん。
それはめちゃめちゃいい場面、戦いのいい場面で
うんうん。
一旦中断して
うん。
私が手に入れた資料はここで終わっていると。
はー。
この物語は。
そんな展開ある?
えー。でもさ、それで本当に剣を振り下ろしてたらさ
もう変な人が人を殺してしまったってなるよね。
うん。
だからそこまでは書けなかったっていう感じ?
いや、違うんだよ。
18:00
本当にセルバンティスはその先の物語を知らなくて
で、そこでその章が終わるわけ。
はいはいはい。
で、次の章で私はこの本をここまで書き上げて
うん。
旅に出たんだけど
うん。
ある時一人の少年が何冊ものノートを売ってたと。道端で。
はいはい。
まあいろんなアラビア語で書いてあったノートとかあって
うん。
近くにいた通訳にスペイン語で訳してもらったと。
うんうん。
そしたらそのノートのうちのいくつかにそのデュルシーネイアってさっきの姫様の名前?
はいはいはい。
が書いてあることが分かったから
これはドンキホーテの物語だって分かって
そのノートを手に入れたから
私はさっきの戦いの続きは書けるんだって書いてある。
意味わかんなくない?
うん。
そんな設定にしなくていいじゃん。
そういう挟みたかったんや。
そうそうそうそう。
だから旅先でたまたま続きを見つけたから続きを書きますよって言って
物語が続くんだよね。
だからそこでちょっと
なんだろうな
一つ上の次元というか
そうそうそうそう。
引き戻される感じだよね。
そう。視点が一個ずれる。
セルファンデス目線ね。
そうそうそうそう。
うん。
でまたサンチョパンサを連れて宿屋に着くわけよね。
うん。
ずっとついてきてるんだね。
そう。2人でずっと旅するんだけど
宿屋もまた白だと思ってるわけ。
はいはいはい。宿屋は白なんだね。
宿屋は白。立派な白だもん。
で、宿屋に泊まってる時に
宿屋の女中がね
うん。
ドンキホーテたちよりも先に来てた旅人に恋してたわけ。
はいはいはい。
で、ドンキホーテとサンチョパンサは
その先に泊まってた男と同部屋なのね。
うんうんうん。
で、女中がある時恋してる旅人に
会いにこの部屋に入ってきたわけ。
うんうん。
それをドンキホーテは
女中が自分に会いに来たと勘違いして
自分にはジュルシニアという重い姫がいるから
君とは恋仲になれないんだよって説得するの。
迷惑やで。
説得というかね、うん。
寄りに寄ってこんな人が一緒にいるってやつ。
そうそう。
うん。かわいそうに。
君も騎士に憧れるだろうけどもみたいな感じです。
誰も憧れてないんだよ、騎士なんか。
うんうん。
で、その宿を出る時に
うんうん。
えーと、邸主から
宿代を払ってくださいって言われるわけ。
はいはいはい。
うん。
そしたら、ドンキホーテが今度
騎士は宿代を払いません。
騎士は旅をしながら
民の安全を守っているんだから
うんうん。
宿代なんか払わないんです。
21:00
すごい理屈だな。
騎士堂物語で宿代を払った騎士はいませんって書いてあるじゃん。
うんうん。
いや、それで、それで
宿屋の邸主とか街の人がみんな怒って
うん。
サンチョパンサーを
うん。
ボコボコにするわけ。
あ、そうなんだ。
で、
ドンキホーテじゃなくて。
ドンキホーテはちょっと先に逃げちゃったんだよね。
で、サンチョパンサーはちょっと間が抜けたとこがあるから
捕まってボコボコにされちゃったわけ。
で、
はいはいはい。
ドンキホーテは
サンチョパンサーを助けなければって思うんだけど
ドンキホーテは塀の外に出てて
うんうん。
塀の向こうでサンチョパンサーが
ボコボコにされてると。
で、自分は塀を登って助けに行こうと思ったんだけど
余地登れなかったわけ。
あ、はいはい。
体力がそんなにないから。
なるほど。
体力がそんなにないから余地登れなかったんだけど
後にサンチョパンサーはボコボコにやってきて
でもなんで助けてくれなかったんですかって聞いたら
うん。
いや、助けようと思ったんだけど
あの城には魔法が張られてて
俺は入ろうとしたんだけど
入らせてもらえなかったんだ。みたいな。
それ納得するの?サンチョパンサーは。
だってお前はすごくいい奴だろ?サンチョパンサーと。
お前みたいないい奴にひどいことをするあいつらは
妖怪に違いない。
そうなの?
あの城は妖怪たちが住処としていたところに
俺たちは入っていってしまったんだ。
自分たちを言い聞かせる。
サンチョパンサーはそこで見切りをつけちゃうんだよ。普通だと。
普通はね。
言い訳じゃん。
そうそう。ずっと言い訳。
ずっと魔法か妖怪か悪魔のせいにするんだけど。
また旅を続けてたら砂ぼこりが巻き上がってて
あれは軍勢だって。
砂ぼこりを?
実際は羊の群れなんだよ。
なるほどね。
2方向から砂ぼこりが立ってるから
いいかいサンチョパンサー。
あれはどこどこの軍とどこどこの軍のこういう争いなんだって説明するわけ。
なるほど。
騎士道物語が全部頭に入ってるからそういう言葉はすらすら出てくるんだね。
サンチョパンサーは羊の鳴き声をしますよって言うわけ。
サンチョパンサー、お前は怖がるあまり物事を正しく判断できなくなってんだよ。
ドンキホーテがそう言うんだ。
あくまで自分が正しいんだよ。
戦いに参加するぞって言って
砂ぼこりをあげてるところに入って行って
24:02
羊飼いにボコボコにされて
泣き方ね。
羊飼いにあばら骨を売られて
ボコボコになってまた羊たちが去っていった後に
サンチョパンサーがほら羊だったでしょって言ったら
悪い魔法使いなら姿を変えるのは簡単なことだって言って
あくまでもあれは悪い魔法使いが羊飼いに姿を変えてたんだよ。
なるほどね。
もうずっとこの繰り返し。
どこまでも信じてるんだね。
自分の解釈を。
1年前のローテナントラジオで
ドンキホーテの物語は前編が3巻
後編が3巻
前6巻って言ったけど
今話したのはまだ1巻だからね。
これずっと続くの?
僕はまだここまでしか読んでないの。
だからちょっとこの先も話したいなと思うぐらい面白い話があったら
ローテナントラジオで報告は随時していくんだけど
なるほど。
ただドンキホーテの設定とか
セルバンティスの作りとか面白いじゃん。
二重構造になってるところとかさ。
そうだね。
何なら
セルバンティス目線と本当に羊がいる世界と
さらにドンキホーテの頭の中の世界と
ある意味三重かもしれない。
確かにね。
世界がいっぱい重なってる。
本当だね。
ドンキホーテの頭の中の空想世界が入ってるから。
そう考えたらあれみたいだね。
フランケンシュタイン。
フランケンシュタインの話って
最初作者がいて
作者が
これは向こうで聞いた話なんだけどみたいな感じで始まって
山の向こうに科学者がいてみたいな話で始まって
その科学者の目線で
私はこんな実験をしていたみたいな話が始まって
その科学者がフランケンシュタイン博士なんだよね。
フランケンシュタインは博士の名前だからね。
そうですね。
フランケンシュタイン博士は
こういう実験をしていたっていう
独白文みたいな話が始まって
その後
彼が作った怪物
フランケンシュタイン博士の怪物の目線の話が始まるんだよね。
なるほど。そういう話なんだ。
これも三重構造なんだよね。
確かにね。
そうか。僕ドンキホーテを三重構造と思ったら二重だと思ってたけど
三重だね。
そうだね。
これが今後どうなっていくかちょっと
僕は今楽しみだよ。
27:01
本で買ったの?それは。
そう。本で6冊買ったセット。
あ、もう買ってるんだ。
うん。
じゃあドンキホーテのその後のコーナーが時々
そう。
あるということですね。
楽しみにしててください。
なるほど。
で、まあ、ドンキホーテの話面白いなって思った人とか
今日の感想あればメールを送ってください。
はい。
受付メールアドレスは
あと三ツ鉢クイズです。
あー、そうですね。
詳しい内容は番組ホームページローテナントのラジオ直を見てください。
簡単な投稿フォームも用意してあります。
はい。
あと三ツ鉢の活動についてはきのずかん.infoをご覧ください。
お願いします。
はい。では今週のローテナントラジオはここまでです。
お相手はムムさんのピーノと
三ツ鉢でした。
シェイク。
シェイク。
28:36

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