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2024-03-20 1:04:14

ローテナントの読書会#8『笑って人類!』編

読書会第8回!

ゆかとしょうへいが毎回1冊の本を読んできて、それぞれ気になったポイントを3つずつ持ち寄って話すという形式の読書会です。

今回の課題図書は爆笑問題太田光著『笑って人類!』です!

あのお笑い芸人が書く長編小説。シリアスもコメディも過去も未来も絶望も希望も詰め込んだ大作で、話したいことがいっぱい!

ネタバレありの内容なので読んでくることをお勧めします。まだ読んでない人向けに序盤にあらすじを紹介しているので、そこで興味を持ったら一時停止して読んできてください!興味が持てなければそのまま聴いてください!


[目次]

ゆか①下手な演説

しょうへい①状況の説得力

ゆか②大きな正義と小さな悪

しょうへい②アニメの描写

ゆか③フロンティアとピースランド

しょうへい③パパゴの正体

その他①アンドロイドの齟齬

その他②ビー玉のような・・・

次回の課題図書


番組の感想や今後扱って欲しい本のリクエストは lowtenantradio@gmail.com または投稿フォームへお願いします!

00:15
さあ始まりました。ローテナントの読書会第8回、しょへいです。
ゆかです。
どう?調子?
お久しぶりです。
お久しぶりです。
調子、いい感じ。
いい感じだよ。
いい感じだ。もう第8回ですよ。
すごいね。8回もやってるんだ。
早速参りますけれども、今回の課題図書は、爆笑問題太田ひかり著、笑って人類です。
はい。
めちゃくちゃ長かったね。
めちゃくちゃ長かった。もうすごい分厚かった、本も。
そうか、本買ってんだね。僕は電子書籍で読んでるからさ、分厚さわかんないんだけど。
そっか。いやね、辞書ぐらいの分厚さがある本。
そうなんだ。
本当に辞書がめちゃくちゃ分厚い。
今まで読んだ中で一番分厚いと思う。
そうなの?
うん。
なんだっけ、二段組なんだっけ?
そう、二段組。びっくりした。
僕も本屋で見かけてびっくりした。
そう、開いてみたらあれ?みたいな。
この分厚さでまずビビるのに、開いてみて二段組でさらにビビったっていう感じだった。
そうだよね。二段組ってことは一行で終わりとかじゃないからさ。
そうだね。ちょっと後悔したもんね。長いやんみたいな。
絶対めっちゃ長いやん。読めるかな?大丈夫かな?みたいな。
まだ読んでない人向けにまずあらすじをご紹介します。
お願いします。
地球を安全な玉、ピースボールってすることを目指して、
世界の10カ国の首脳とテロ国家共同体ティグロが和平交渉をするマスターズ和平会議が遂に行われますと。
しかしそこに現れたティグロの代表ブルタウ将軍という人が自爆して、
会議に参加した全ての首脳が殺されてしまって、
その後ドクターパパゴっていう謎の人物から反抗声明が出る。
ただその参加者で生き残ったのは一人だけ。
なんと飛行機に乗り損ねて遅刻してきたピースランド首相の藤見孝太郎という男がいます。
国民からは世界の恥だと言われ、
バッシングを受けて。
市場初の支持率0%を記録するダメ総理。
ここからどんな世界を作ることができるのか。
っていう話だね。
ピースランドっていうのは明らかに日本を表してて、
あともう一個フロンティア合衆国っていうのは明らかにアメリカのことを言ってるんだけど、
この2つの国とあとテロ国家共同体ティグロっていう、
この3つの国のことが主に描かれるっていう話で。
まあ登場人物がとにかく全員素晴らしいっていう感じ僕は思いました。
そうだね。なんか結構魅力的なキャラクター多かったよね。
主人公の藤見総理も結構ダメなところあるけど、
03:02
なんかちょっと憎めない感じだったし、
フロンティア合衆国の庵葵さんもピースランドの血を引いてるんだよね。
おじいちゃんがピースランドの人で。
フロンティア合衆国の大統領が殺されたことで臨時大統領になっちゃうんだよね。
そうだね。結構若い30代ぐらいの女性なのになっちゃうっていう。
結構庵葵もかっこいい感じの女性で描かれてて、
結構好きなキャラクターの一人でした。
そうだね。このキャラクター好きだよって結構話せることあるかもしれないね。
そうだね。結構女性キャラが魅力的なキャラが結構多かったかなって思って。
藤見総理の奥さんとかもさ、結構国民から人気だったじゃん。
陽子ちゃん、陽子ちゃんって言って。
かっこいい感じの女性で描かれてるし、彼女も結構好きだったな。
なるほど。じゃあそんな感じで、毎回この読書会は
僕とゆかちゃんで話したいポイントを3つずつ計6個話すっていうルールでやっています。
もしかしたら話したいことがもっとあれば4個目5個目ってなるかもしれないけど、
どうかわかりません。やってみましょう。
やってみましょう。
ゆかちゃんの1個目から。
はい。下手な演説です。
はい。
主人公がピースランドの総理の藤見総理なんだけど、何名か部下がいて、
部下というか秘書とかね。
秘書だね。そうだね。
で、メインの秘書、桜っていう秘書がいるんだけど、
桜は最初結構ゴシップとか取り扱う雑誌の記者だったのが、
藤見総理の演説を聞いて、よしこの人についていこうっていう風に決めたっていうシーンがあるんだけど、
そこのシーンで話していた藤見総理の演説のシーンっていうのが結構好きで、
いつの演説かって言ったら、総理になる前の街頭演説だよね、確か。
うん。
で、最初は人とかも結構集まってたんだけど、この藤見総理がなんか演説がすごい下手だから、
うん。
もうみんな帰っちゃったと。
はいはいはい。
だからもう声もボソボソで聞きづらいしみたいな。
で、みんな帰っちゃったんだけど、なんか桜だけちょっとベンチに座って、
こっそり聞いてたみたいな感じなんだけど、
うん。
藤見総理の演説の中で、この国は小さな人間が暮らす小さな国です。
傷だらけの子供のような未熟な国家なのであります。っていう風に話していくんだけど、
うん。
選挙演説っぽくないことを話している感じかと思うんだけど、
06:01
うん。
この国家は未熟な国家ですって言った時に、桜は確かにそうかもしれない。
ではこの国家をどう変えていくというのか?っていう風に思いながら聞いていくんだけど、
おそらくこの先も大した変化はないでしょう。って藤見総理は続けるんだよね。
うんうん。
私も未熟で小さな人間で、今から思い返せば幼い頃から何も変わらないままここまで生きてきたことに確然とするのであります。
ですから、そんな私がこの国を変えられるはずないのであります。
はいはいはい。
続けていきます。
選挙演説でね。
そうだね、選挙演説でこの国を変えられるはずないのであります。っていう風に話していって、
で、つらつらつらつら話していくんだけど、
私にも100年後はどうなるかわからない。わからないからこそ面白い。
政治は我々政治家のためにあるものではない。未来の子どもたちのためにあるのです。
そして未来は必ず面白い。
たとえ現代の我々の判断が間違いだったと証明され、この土地から人類が消滅したとしても、それはそれで面白いではありませんか。
少なくとも私たちは挑戦したという記録が残るのです。
っていう風に言ってて。
で、このみんなから下手な演説だと思われて、誰も聞いていないこの演説のシーンがすごいいいなって思ってて。
で、普通さ選挙の演説とかってさ、これができます。あれもできます。みたいな。
これを約束します。
マニフェストを掲げて言うじゃん。
でも実際この約束は果たされないことが多いというか、できないことの方が多分多いと思うよね。現実の方では。
だからその、なんだろう。これができます。あれもできます。
で、やるのが演説だと思うんだけど、なんか私は多分この国を変えられません。で始まる演説っていうのが。
逆にそっちの方が誠実で、なんかいいんじゃないかっていう風にちょっと思ったんだよね。
いいけどその人浮かんなくない?
そうそうそう。本当に本当に現実でこれやったら多分、なんかもうすごい炎上すると思うんだけど。
そういうちょっと現実的じゃないなみたいな感じには思うけど。
この、なんだろう。これもできます。あれもできます。って言って、何も果たされない現実の演説みたいなのと対比させたら、なんかすごいいい感じに映っちゃうっていうようなこともあるよなーって思って。
まあそうだよね。未来は必ず面白いって言うんだよね。
そうだね。
未来はきっと面白い。そう私は信じているのであります。って言うんだよね。
そうそうそう。結構その、作品全体を通して言われていることだと思うんだけど、最終的にちょっと引き込まれる感じの演説っていうのは、すごいいいなーって思ったっていう話でした。
09:02
爆笑問題の太田自身がさ、サインを書く時に必ず未来はきっと面白いって書き添えるんだよ。
え、そうなんだ。
そう。この本を書いてからだけどね。
あ、へー。そうなんだ。なんかいいよね。未来は必ず面白いって。
そう。だからこう、まあ今世の中いろんな悪いことが起こるけども、でも子供たちのために未来をちゃんと自分たちがついていこうっていうのがあるんだよね。
そうだね。子供たちのためにっていうところが結構よく言われて、この作品で繰り返し言われているよね。
うんうんうん。
そう、だから政治家のための政治みたいなのじゃなくて、子供って未来だもんね。子供のための政治って。
なんかその、めちゃくちゃいいフレーズじゃんって思いながら。
なるほどねーって思いながら、読んでたって感じ。
ちょっと感動して、ここちょっと泣いちゃった。
あ、泣いたとこ。あ、すごいですね。そうなんだ。
私の説明が上手く説明できてないんだけど、この作品を一から読んでいって、このシーンに差し掛かった時は本当に感動すると思う。
その演説を聞いて、さくらは会社を辞めて、秘書になるんだよね。
そうだね。結構さくらっていうキャラクターも、現実的な考え方の持ち主っていうか、
ゴシップ誌を扱う記者っていうので、自分が真実を暴いているみたいなジャーナリズムあふれる、正義感あふれる人っていうよりかは、
ちょっと冷めた、ニヒルじゃないけど、こんなもんっしょみたいなちょっと冷めた感じの人な人物かなって思っているんだけど、
さくらがこの演説を聞いて翌日には雑誌の記者を辞めて秘書になったっていうぐらい、
人を動かすみたいなところの描かれ方がすごい良いなって思った。
そうだね。だからこの時の藤見浩太郎には誰も興味持ってなかったけど、誰も参集持ってなかったけど、
さくら一人を動かすには十分だったっていう。
そうそう。その対比みたいなのがめっちゃ良かった。
なるほどね。じゃあ僕のポイント1に行っていいですか。
お願いします。
僕のポイント1、藤見の立候補。
だから全く同じシーン。
分厚くてさ。
こんだけ長い本でさ。
要素が多いのにさ。
だけど、話したいのはちょっと違うところで、
本当?
藤見浩太郎が初めて選挙に立候補したっていうのが、かつて震災があって、
ダメになった土地に新しい都市を作ろうっていう計画があって、
新しくD地区っていうのができたんだよね。
12:00
そうだね。
そのD地区で行われる初めての衆議院選挙に藤見浩太郎が出馬したっていう設定なんだよね。
そうだね。その時の演説シーンっていうのが、私がさっき話してた演説シーンだったのね。
で、藤見浩太郎の義理のお父さんが、もう与党の大政治家なんだよね。
そうだね。カリスマ的な政治家さん。
の娘と結婚したから藤見っていう名前を受け継いで藤見浩太郎が出馬したから、注目される存在ではあったんだけど、
一方でこの時、野党はそのD地区っていう都市開発そのものに反対してて、
その新都市の存立自体を認めないぞっていう主張だったから、
あえて野党は誰も候補者を立てなかったんだ。
そうだね。だから敵がいない状態での一人だけの立候補だったんだよね。
藤見浩太郎一人が立候補して、で、野党側はたとえ国会でこの衆議院議員一議席取られても構いませんと、
そんな都市存在しませんって言いたいわけよ。
そっから選出された議員も存在しませんって言いたいんだよね。
っていう野党側の考えがあるから、誰も立候補しません、藤見さん当選ですっていう話なのよ。
そうだったね。
こんな特殊なシチュエーションよく思いつくなって思わない?
確かに。だって藤見総理って結構国民からさ、バカ総理とか言われててさ、
つまり親の七光り、義理のお父さんの七光りで受かっているだけの人だから。
そうだね。政治家的な能力もそこまで期待されていないっていう人がどうやって、
そうだね、当選していったかってなったら確かに面白いシチュエーションだよね。
そうか、だから藤見幸太郎は国会議員で政治家で総理大臣になれたんだっていうのが見えるし、
一方でD地区の都市開発に反対してきた野党側の主張も見えてくるし、
この小説のまだ4分の1とか3分の1とかそれぐらいで、
このピースランドの歴史、これまでにこんなことがあったのかなって思わせる背景、
しっかり作り込んでるなってすごい感じた。
確かにそうだよね。設定がすごい上手いなっては思った。
そうそう、最初の自爆テロで世界各国の首脳が死んじゃってっていう。
全員死んでみたいな。
それはすごいぶっ飛んだ設定だけど、
その後のピースランドとフロンティア合衆国の作り、成り立ちみたいな話がさ、
ちゃんとそういうことがあったんだって理解させる説得力があるんだよね。
そうだね、確かに無理やり感はないっていうか、
いい感じに話進んでいくよね、その設定のおかげで。
ついでにもう一個言うとさ、マスターズ会議が失敗に終わったけど、
15:03
フリミがマスターズ会議をピースランドで行おうっていう提案をするじゃんか。
また別のシーンだけど、アン大統領に。
そのアン大統領からローレンスっていう男に伝えるじゃんか。
普通ローレンスはアン大統領に反対するんだよね、何でもかんでも。
そうだね、気に食わないんだよね、ローレンスは。
ただアン大統領からマスターズ会議をピースランドでやりましょうっていうのを提案したら、
いやここで万が一もう一回自爆テロが起きたら、
ピースランドで売ってることだから自分たち関係ないし、
ティグロの人もいてアンも吹き飛んじゃうんだったら、もしかしたら自分が大統領になれるかもしれないし、
そうか、ローレンスが頭を悩ませている問題が少なくとも2つ同時に解消することになるっていう、
このシチュエーションも面白いなと思って。
よくできてるね。
だからローレンスは賛成するんだっていう、確かにって思うんだよね。
なるほどね、確かにあの気難しいローレンスが頷く要素が確かにあるなっていう。
そうそうそうそう。
上手いね。
このシチュエーションを作るのがすげえ上手いなって。
上手いね、すごいね。
脚本力なのかな?
うん、そうだね。
説得力があるんだよね。
あるね。
そうか、それだったらローレンスは頷くんだっていうのが読んでる側にも分かるっていう。
確かに。だから道理が通ってるよね。
そうそうそう。こういう説得力が面白いなと思って。
あー、なるほど。
僕ポイント1、説得力にしとこうかな。
今決まった。
いや、なんかね、特殊な状況とか説得力とかっていうタイトルだったら何のことか分かんないだろうなって思ったんだよね。
あー、確かになんか今話聞いて言いたいことは分かるけど、タイトルで言ったら確かに何のタイトルだろうっていう。
なりそうだよね。
だから藤実り候補にしました。
なるほどです。ございました。
じゃあ、ゆかちゃんの2個目お願いします。
大きな正義と小さな悪。
はい。
これはさっきもちょっと話した桜が元は記者だったと。
その時に記者時代の同僚だった人もちょっと作品でちらっと登場するんだけど、その人が話していることで、桜曰く誰かにとっての真実は誰かにとっての大嘘っていう風に桜が言っていて。
これは若い頃の桜ね。
そうだね。若い頃の桜。
で、それを聞いた同僚の田辺は、田辺も確かに学生の頃は真実が一つだって信じていたと。
でも桜に誰かにとっての真実は誰かにとっての大嘘だって言われて、顔から火が出る思いだったって言っていて。
学生の頃は真実が一つだって信じていた。
その頃はいわゆる青臭かったと。
で、新聞社に入ってかなり汚いものを見てきたし、自分もある程度手を汚すこともあったと。
18:05
しかしこの根っこから真面目な性格は変わらない。
何かに忖度したり、裏で取引をしたり、世間が悪と呼ぶものを見過ごしたりするのも、目的はその先にある大いなる正義を貫くためだと。
もう青臭い学生じゃない。大人の事情もわかっている。大きな正義のためには小さな悪も必要だ。
すべては一つの真実を見極める行為だ。
あの頃ほど純粋ではないが真実が一つだという思いは今も変わらないっていう風に。
田辺の信念みたいなのを語られるシーンだったんだけど。
そうだね。田辺の思いがここで現れるんだよね。
そうだね。大きな正義を実現するためだったら小さな悪も仕方ないということはわかっていると。
でも、わかっていても真実は一つだという思いは今も変わらないっていう風に言っているんだけど。
大きな正義を貫くために多少の悪じゃ仕方ないっていう場面って多分実際にあるんだろうなっていう風に思うんだけど。
その小さな悪っていわゆる裏と表みたいな話じゃん。
表では自分はこういう正義がありますという風に言うけど
それを実現するために裏で裏金とか和色とかそういうことで根回しみたいなのをして表の正義を体現して実現していくみたいなやり方をする場面って多分本当にあるんだろうなっていう風に思うんだけど。
今の時代って裏でそういう根回しとかやってて裏と表の使い分けがうまくっても結局ばれる時代なんじゃないかっていう風に思っていて。
だから裏で悪事をするのもいい手段ではないんじゃないかっていう風に思っていて。
それは道徳的に正しいことをしましょうだから裏でも悪いことはやめましょうって言ってるんじゃなくて別に裏でやっててもばれるから。
だから裏と表が上手って言っても結局それはなんかドーピングみたいな感じでいけるところまではいけるかもしれないけど結局ばれてもうその強制退場させられてしまうっていう時代が今なんじゃないかなっていう風に思っていて。
ドーピングした先には正義がないじゃん。それはよくわからなくて。
じゃなくて道路の向こうで男の子が倒れてますっていう時にすぐ助けに行こうと思って道路渡って助けに行ったんだよ。
21:04
でもそこを見た他の第三者からあいつ信号無視してたぜってなるってことじゃない?指摘されるってことじゃない?
なるほどね。信号無視は悪だけど。
大きな正義を男の子を救って大きな正義のために信号無視っていう小さな悪を犯してるんだよね。
その小さなあいつはダメじゃん。交通違反じゃんみたいな感じになっちゃうよねって話じゃない?
悪意はないみたいな感じ。
悪意はあるんじゃないの?だから本当は渡っちゃいけないことはわかってんだよ自分は。
本当はここは渡っちゃいけないんだけど、今大事なのはもっと大きなことがそこにあるでしょっていうこと。
なるほどね。そうか確かに。そういう時にね、わざわざ横断歩道待ってられないもんね。
そうそうそう。こういう今日常のシチュエーションで言ったけど、これのもっと大きい版が政治の世界にはあるっていう話で。
信号無視をして道路を渡るっていうのは、政治の世界で言ったら、ワイロとか、お金でどうのこうのみたいな感じになるガソリンが当たるのかなって思うんだけど。
それは何のための?
どうぞ応援よろしくお願いしますみたいな?
それはさ、大きな正義に繋がってないじゃん。自分が議員でいられる選挙で勝つために応援してもらうためのやってることだから、大きな正義に繋がってないよそれは。
でも自分が勝っていかないと、世の中も別に動かせないわけじゃん。
だから結局勝たないと土俵に立てないから、勝つためにちょっと悪いこともしちゃうみたいな。
まず土俵に立つのが一番だからっていう。
中にはそういう人もいると思うけどさ、今なんか政治の話で言われてばって思いつくのはさ、完全に自民党の裏金の話じゃん。
そうだね。そういうイメージしてる私も。
その議員たちが、それぞれに正義はあるのかもしれないけども、今それが国民を救う方に回ってないっていうのが今の世論の流れかな。
そうだね。なんでそんなことにお金使ってるんだっていう。
そう、なんでそんなことにお金使ってるんだとか、なんで増税、また増税してるじゃないかとかっていう方にばっかり向いてる方が強いかなって僕は思ってるから。
小さな悪じゃなくて、小さな悪をして大きな悪をしてる気がするんだよね。
なるほどね。どっちも悪だと。
そうそう、その話だったね。
結構地獄みたいな。
私がイメージしてたのは、表と裏の使い分けが上手な人。
いや多分そうそう、この話はそうなんだよね。田辺っていうのは多分それなんだよね。
24:03
表ではイメージ戦略みたいなのも上手くて、すごい良い人みたいな感じで通っていて、
でも裏ではちょっとお金とか使っていい感じに寝回しして選挙も勝っていくみたいな人が出世していくみたいなのが、もし今までがそうだったとしたら、
でも今の時代ってそれが通用しない時代になっているのかなっていう風なことを所々で感じる場面が結構最近多くて。
例えば?
例えばちょっと政治からは外れるんだけど、いわゆる文習法みたいな。
例を挙げたら松本人氏が女の子に性暴力してましたっていうのがね。
真実かわからないけど、実際証言が出てますみたいなのとかがあったりとか、
それが小さな悪ってこと?
小さな悪っていうか、裏表の話。
裏表?うんうん。
表では大人気お笑い芸人だけど、裏では結構そういう場面もあってみたいな。
えっと待って待って待って。
大きな正義と小さな悪が繋がってない。
小さな悪をすることで大きな正義を果たすっていう意味じゃないの?
確かに。
その寝回し?寝回しってそこでしょ?
確かに確かに。
松本人氏の場合はお笑い芸人として君臨していることと悪いことをしたことが繋がってないじゃん。
確かに例え悪かった。
何だろう?例を言ってよ。
例をね、そうだよね。実際の例。
何があるかな。
えっとね、最近高等区の区長さんが辞任したんだけど、それはネット広告を出しちゃいけないものをネット広告を出しちゃって、
で、それがなんか選挙法に違反するとか何かで、
それでバッシング、あったよね。
あって、それでちょっと結局辞任みたいな感じになっちゃってたんだけど、
自分が区長になるためにやっちゃいけないことをやったんだよね。ネット広告を出しちゃいましたと。
ってなった時に結局それってバレちゃいましたと。
で、最初はこのそういう寝回しみたいなのがうまくいってたのかもしれないけど、
結局バレちゃって強制退場させられちゃう。
結局バレるっていうのがここ最近は本当に多いと思う。
それはSNSがあるのもそうだし、
どこで誰が録画なり録音してるなり、特定犯みたいな人がいて、
あら探ししてるなり、バレるみたいなのが本当に今すぐバレる。
27:03
悪事はすぐバレる時代なのかなっていうふうに思っていて。
だから裏でいい感じに寝回ししたって思えてても、
後からバレて強制退場みたいなのが最近多いのかなって思っていて。
これをネット広告って多分他の人はそれやってないんだけど、
自分だけやっちゃってちょっと他の人より一歩リードみたいな。
一歩リードしたぞみたいな感じになるかもしれないけど、結局バレて退場。
引っかかることが多すぎる。ちょっと待って。
ゆかちゃんが挙げてる例は全部大きな正義に繋がってないんだよね。
そうだね。例えが悪いね。
その人は苦調になりたくてやっちゃいけないことに手を出した。
だから悪いことしたから悪いことしてますって言われてるだけだから、
ネットのせいとか特定犯とかそういうことじゃなくない?
そうだね。
悪いことしてることが後から暴かれたっていうだけのことじゃないの?
そうだね。例えがいい人というか思いつかないんだよね。
用意しといてください。今思いつこうとしないでください。
間違いない。
タイトルが大きな正義と小さな悪で話し始めてるから、
さっきの僕が言ったような道路の向こうで倒れてる人を助けるみたいなことが聞けるんだと思ったんだけど、違う?
そうだね。具体例を何も用意してなかった。
言いたいことはそこじゃないの?
言いたいことは表と裏の使い分けが上手な人がいたとして、例は思い浮かばないんだけど、
そういう人が今までは上手くやってきたような時代だったと思うよ。
なんとなくだけど。そういうのが上手い人がどんどん出世していく。
でも、今はそういう人のやり方っていうのは通用しない時代になってきてるのかなって思っていて。
暴かれてるからってことね?
そう、暴かれ…
いや、それってさ、今も上手いことやって上がっていってる人もいるだろうし、
昔も暴かれて失墜した人もいると思うんだけどさ。
でも暴かれる割合みたいなのは多分上がっていってるんじゃないかな?
割合っていうか、全体の分母が分からないから割合が上がったのか分からないんだよね。
確かに、昔から不祥事っていうのは多いではあるけれど、
別に今も昔もなくなってないものかもしれないけど、
Xとか見てたら、実は裏でこういうことしてましたみたいな、
そういう暴露系っていうのが当たり前になってきてるから、
30:03
表と裏の使い分けが上手みたいなのもあんまり実は意味なくって、
どうせ途中でバレて強制退除させられちゃうから、
そういう表と裏の使い分けが上手い人が生き残るよりも、
裏でも表と裏で変わらないみたいな人が、
これからどんどん評価されていくようになっていくのかなっていうのを、
なんか連想しちゃったんだよね。
あー、わかったわかった。
だから、大きな正義のための小さな悪っていうものは、
もう成立しないよってこと?
そうですね、成立しない…
なんでこっちがまとめてるんだよ。
確かに。ありがとうございます、まとめてもらって。
成立しない感じの雰囲気になってきてるのを、
ちょっと感覚だけど、感じることが多いなって思ったっていう話。
だから信号を無視したことが炎上して、悪者になっちゃうってことね。
そうだね。
ん?でも待って、今の話だと大きな正義がないんだよね。
大きな正義…確か、タイトルが悪いね。
大きな正義と小さな悪じゃなくて。
いや、あなたが持ち出したのはそこだったんだもん。
きっかけはそのシーンだったんだけど、
それが展示で裏と表の使い分けみたいな話になってちゃったんだよね。
展示タウンね。
連想は、着想はそこだったんだけど。
あのね、不死身総理の義理のお父さんの不死身講座を、
不死身講座はこういう人物でっていうのが書いてある中でさ、
理想を持つことは構わない。
しかし現実の政治を行うことは、時に悪をも飲み込まなければ立ち行かない。
善だけで成立する社会はない。
祭り事をなすには力が不可欠で、力は悪を内包する。
不死身総理はお父さんから教わったっていう書き方がしてるんだよね。
ここもさ、だからさ、
政治をやっていくには悪いことにも手を出していかなきゃいけないっていう、
そのさっき田辺の考えと多分同じなんだよね。
そうだね。
でもなんかその、
その悪事にも手を出さないといけないってなった時に、
なんだろうな。
その先に例え大きな正義があったとしても、
動機はこの正義だったとしても、
その手段の悪っていうのだけに焦点を当てて、
で、その落とし入れようとする。
みたいな流れが、
なんか今結構強い感じだろうなっていうふうに思った。
じゃあ、えっと僕の2個目。
33:00
お願いします。
アニメの描写。
あー、はい。
何?
あのあれね、美少女アニメね。
あの劇中の中にアニメ作品があって、
美少女ガール戦士横内和彦っていうのの最終話で、
巨大化したピッキーが悪魔怪人魔人滅亡を食いつくす場面があるのね。
うんうん。
で、ここがめちゃくちゃグロいのよ。
グロかったっけ?
うんうん。
読んでいいなら読むんだけど。
お願いします。
ピッキーはその右手でいきなり滅亡を鷲掴みにして、
いくつかの顔を引きちぎる。
引きちぎられた無数の顔はドロッと潰れ、中から大量の血が噴き出した。
世界中に響き渡るような絶叫。
赤ん坊の鳴き声と猛獣のうめき声。
断末魔の叫び声が混じり合った咆哮が滅亡から発せられる。
この世の世界の終わりを告げるかのような悲しく恐ろしい声だった。
ピッキーは帰り血を浴び真っ赤に体毛を染め、引きちぎった肉片に食らいつく。
体の一部を削ぎ取られた滅亡はグラグラとよろけて倒れそうになる。
ピッキーはそれを逃がさず今度は両手でガシッと滅亡を抑え、
頭の上からかぶりついた。
っていう。
まだもうちょっと続くんだけど。
あのさ、こういう描写ってさ、アニメじゃできないんだよ。
確かになんかね、モザイクになっちゃうね。
小説だからアリっていう感じがあるんだよね。
この作品全体を通してさ、実写化しないかなって思ってたんだよね。
大田は元々映画化するつもりで描いてるんだよ。
そうなんだね。
結構このシーン映像にしたら絶対もっと面白いのにみたいなシーンがあるんだけど。
例えばよく出てくるタバコのシーン。
タバコのパッケージが死ねって言ってくるっていう。
タバコのパッケージのデザインも潰れたカエルのデザインとか、
フラン死体のデザインとか、
いわゆるタバコって体に害だから、
それをイメージさせるような、わざと結構エグい感じのデザインにしてて、
タバコを一本取り出すたびに死ねって言われるっていうのが結構何回も登場すると思うんだけど、
こういうタバコのデザインとかって実際どんなビジュアルなんだろうみたいな。
ビジュアルが気になるじゃん。
だから映像化したら絶対面白いのにって思いながら見てたんだけど、
そのアニメ作品の場面は確かに黒すぎて映像化に向いてないなって思った。
これが素人が作ったアニメっていう設定だから、こういうのもあるんだろうなって思えるけど、
あと思った。笑って人類を映像化した時に、映画かドラマかわかんないけど、映像化したらそういうのが出てきちゃうじゃん。
36:05
タバコのパッケージ、黒いタバコのパッケージみたいなのが必要になってくるじゃん。
で、そんなものを映像に映していいのかって今のコンプライアンスで非難されると思うんだよね。
でもオーターが伝えたいのはさ、さっき言ったみたいに未来はいつも面白いって言いたいわけじゃん。この物語を通して。
って思ったらさ、タバコのパッケージとかこういう黒いアニメのシーンとかで、
その理由にこの映像化作品がバッシングされるのは、なんか大きな正義のために小さな悪が叩かれている状況じゃない。
なるほどね。ストーリー全体を通すのメッセージはいいはずなのに、途中のこのシーン黒いからみたいなの上げ足取られてバッシングされちゃう。確かにそうだね。
で、そのバッシングされている様子がもう今からさ、目に浮かぶじゃん。
そうだね。
そういうマシンがあるだろうなって思っちゃうじゃん。
それもいいのか分かんないけどね。
なんとなく僕らも想像でちゃう。そういう世の中が。
そうだね。こういうところバッシングされるんだろうなって思いながら読んじゃうかも。
で、あのさ、滅亡を倒した後のシーンで、怪人が死にましたと。
その後、やけの花から樹木が芽吹き、みるみる枝を伸ばし、色とりどりの花を咲かせ、あたり一面花畑のようになり、馬やうさぎ、鹿や猿といった野生の動物たちが走り回る。
蝶々やトンボがヒラヒラと飛び、セミの声が鳴り響くっていう。
この一気に平和が訪れるシーン。アニメとかよくあるじゃん。
うんうん。終わりもある。
一気に平和になりましたって。空が明るくなって。
うんうん。あるある。
これどういう仕組み?
どういう仕組み?
理解できないよね。これさ。よくアニメであるんだけど。
あるね。なんとなく受け入れちゃってるけど。
まあ良かったねーなんだけど。意味わかんなくなる。
確かに仕組みの方は触れられてないよね。
なんで?ってなる。
確かにね。今ちょっと冷静になったよ。
あるあるだね。確かにアニメで。
悪がいなくなって、恐怖がなくなりましたはわかるんだけど、
樹木が芽吹いて動物たちが走り回ったら意味がわかんない。
どっから来たんだって。
確かに急に出てくるしね。
そうそうそう。これ言っときたかったです。
どういう仕組みなのか。
じゃあ、ゆかちゃんのポイント3。
フロンティアとピースランド。
これはこの世界の中でフロンティア合衆国っていうアメリカを模したであろう国と、
ピースランド国っていう日本を模したであろう国の2つの国がメインで出てくるんだけど、
39:07
それぞれにフロンティアだったらアン・アオイであったり、
ピースランドだったら藤見総理であったり、
結構いろんな国の登場人物っていうのが出てくるんだけど、
フロンティアの人たちがする会話っていうのは結構スタイリッシュ。
いわゆるアメリカのドラマのようなスタイリッシュさがあるのに、
ピースランドの人たちの会話って、
なんかね、間抜けでコミカルなんだよね。
例えばフロンティアの人たちがする会話で、
さっきもちょっと話に出てきたけど、ローレンスっているじゃない。
ローレンスは結構白人のおじいちゃんなんだよね。
おじいちゃんというかちょっと高齢男性みたいな。
若くてピースランドの血を引くアンのことが気に入らないと。
だから会議とかの場でいちいちアンにつかかってくるし、
結構バチバチしてる。
なった時に結構嫌味の言い合いみたいなのがあるじゃん。
例えばドクターパパゴが初めて出てきて、
パパゴの正体がわからないとなった時に、
じゃあこのティグロとの和平交渉を
破棄するか破棄しないかみたいな話になった時に、
アン的にはパパゴの正体がわからないから、
和平交渉の解棄、破棄はまだ時期尚早だと。
もうちょっと様子を見ましょうってなった時に、
ローレンスはその決断が気に食わない。
アンが和平に関しては暫定的に継続っていう風に決断を下したんだよね。
それに対してローレンスが、
なるほど暫定大統領らしい判断だなって言って、
いわゆる嫌味を言ったわけよ。
だからその場の空気を張り詰めた、もう凍りついたんだけど、
それに対しておっとこれは失礼ミスプレジデントって言って、
そしたらアンは笑顔を保ち首を振る。
いいえ気にしないで器の小さい初老の男性って結構タイプよ。
哀愁があって可愛いわって言い捨てるんだよね。
結構そのやり取りってさ、ちょっとオシャレじゃない?
こういうやり取りって。
この嫌味を嫌味で返すっていう、
結構スマート、スマートさがないとこういうのできないじゃん。
でアンっていうのは結構若い女性なのに、
聡明でスマートでみたいなことがよく現れてるシーンだと思うんだけど、
一方でピースランド、いわゆるおじさんの集まりだよね。
42:01
この面々のやり取りっていうのがすごいコミカルで、
藤見総理っていう人いますと、で桜っていう秘書がいて、
桜以外にも何名か秘書いるじゃん。
五代と清末。
そうだね、五代と清末。
で五代っていう人が結構真面目一徹みたいな感じだと思うんだけど、
マスターズ和平会議が開催されますっていうのが決まった時に、
五代がおめでとうございますって、
90度に深く頭をピシッて下げたんだよね。
そしたら何か黒いふさっとしたものが床に落ちて。
でこれかつらでしたと。
ってなった時に桜がかつらをパッて取って、
五代がおい何をするんだ返してくれって言って。
桜がかつらを手に取ると表から裏側まで寝入りに調べると。
君を疑うわけじゃないけど一応テロ対策でチェックさせてもらうよ。
変な工作をしているかもしれないからねみたいな。
そんな桜くん勘弁してくれ。工作なんかするわけないだろって清末が叫んで。
それ自体が工作じゃないですか。完全な偽装工作だって。
かつら自体が偽装工作でしょみたいな感じでやり取りがあって、
桜は一通り調べてよし異常なしって言って、
五代の頭にかつらをポンって戻すっていう。
なんかコントっぽいよね。
コントっぽい、そうコントっぽいんだよ。
ピースランドの会話ってコントっぽいけれど、
フロンティア合衆国の会話って、
なんかこうアメリカのドラマっぽいスタイリッシュさがあって、
コメディドラマみたいな感じで。
雰囲気が全然違うんだよね、国ごとによって。
その書き分けができてるのもすごいなって思うし、
本当に同じ人が書いたのかなって思うぐらい雰囲気っていうの。
この登場人物の会話の雰囲気が全然違う2種類の雰囲気みたいなのがあって、
その書き分け力、表現力みたいなのがあるのが
この小説の1個の面白さだと思ったんだよね。
こういうのあるから実写化したらいいのになって思うんだよね。
確かにそこの辺の違いを。
だからやっぱり映画とかじゃなくてドラマで何枚かに分けて見たいよね。
見たい、そう。
今日はピースランドの話なんだとか、
フロンティアのやり取りが今日多めの範囲なんだなとか。
だからフロンティア多めか、じゃあ今日はシリアス会だなとか。
ピースランド、じゃあ今日はコミカル会かみたいな。
そういう感じの雰囲気の違いみたいなのが楽しめると思うよね、実写化して。
そうだよね、どこのシーンかで結構色が違うもんね。
全然色違うと思う。
45:00
シリアスであったり緊迫するシーンもあれば。
ロマンチックなシーンもあったりとかして。
そうだね、なるほどなるほど。
それぞれが結構いい感じに表現できてるじゃん。
ロマンチックシーンはいいけど、ちょっとコミカルシーンはイマイチだなとか、そういうのがなくて。
それぞれのシーンが本当にそれぞれ面白いみたいな。
大田光っていう人物ってコメディアンっていうイメージが強いから、
小説を書いてるってなった時に、すごいこんなに表現できる人なんだと思ってびっくりした。
なるほどね。
僕爆笑問題のラジオをずっと聞いてるんだけどさ、
もちろんお笑い芸人としてボケたりするシーンもたくさんあるんだけど、ラジオを聞いてると。
その一方で、昔読んだ本でね、昔見た映画でねっていう語りをするときもすごい詳細に喋れるわけ。
へー、そうなんだ。
で、その話が一個一個ちゃんと面白いんだよね。
あ、そういうことがあったのかとか、こういう考えを持ってるのかっていう受け取り方がちゃんとできるんだよね。
それあれだね、テレビではあんまり見れないかもね。
そうだね、だって本当に3、40分ずっと喋ってるんだよ、何十年も前の映画の話とかを。
へー、すごい。
昔見た舞台の話とか、テレビで見た番組の話とか。
あんまり想像できないかも。
そうなんだ。
テレビで傍若無人に振る舞ってるみたいなイメージが強いから。
うわーって言ってね。
うわーって、そうそうそうそう。
何しでかすかわかんないみたいなさ。
へー、そうなんだね。
あ、じゃあ別に驚かなかったんだ。
本を読んでも、すごい小説上手いじゃんみたいな感じにはならなかったって感じ。
いやいや、思ったよ思ったよさ、さっき見たみたいに特殊な設定をよく思いついたなとかさ、スプーンでこんなこと作り込んでるなって思う。
じゃあ、僕の3つ目。
はい、お願いします。
パパゴの正体。
クライマックスシーンでさ、ドクターパパゴの正体がわかって、ドクターパパゴの正体はお前たちの中の悪意だ。
世界中のネットワークに書き込まれた言葉を拾って構築し、再び返す。人類の人格なんだっていう。
つまり、ネット上に死ね死ね死ねって言葉が横行すればパパゴは人類を殺そうとするっていうことだったんだよね。
だからこのオーターはネット上にそういう悪い言葉、暴言がいっぱいはびこっている状態を具体化したかったんだなって僕は納得したわけ。
あー、はいはいはい。
で、最初にさ、ゆうかちゃんがさ、不死身の妻の陽子は人気者で、陽子ちゃん陽子ちゃんってみんなから慕われてる国民から支持を得てるって言ってたけどさ、
その妻の陽子が最終的にさ、怒るじゃん。
うん、そうだね。
で、こそこそボイスで他人の悪口言う行為以上にこの世界で最低な行為は存在しないんだよって言うじゃん。
48:06
言うね、ターンかけるみたいな感じで。
これこそまさにオーターがさ、テレビとかでは絶対言わないけど本心なんじゃないのって思ってて。
あー、はいはいはい。そうだね。
それを直接は言わないけども、オーター自身もそういうのをなんか茶化したいわけよ。
面白おかしいことをたくさん言いたいと思ってるっていうところにつながるんじゃないかなって。
なるほどね。
このまま死ねとかバカとかばっかり言ってるようじゃ人類は愚かすぎるぞって。
そうだね。
なんかそのさ、シーンでちょっと思い出した私の好きなこの名言があって、
マイク・タイソンの名言なんだけど、
SNSのせいでお前らは他人をバカにしても顔面を殴られない環境に慣れすぎているっていう名言があって、
その言葉すごい好きなんだけど、本当にその通りだよなって思って。
SNSなのを言うことにみんな好きかって言いすぎている。
で、それが当たり前になっている。
これって当たり前だけど本当はちょっと異常事態なんじゃないかっていう風に思って。
そうなんだよ。だから、ゆかちゃんが今僕のことをさ、ものすごい罵倒するとするじゃんか。
でも今リモートで収録してるからさ、僕がどんだけ怒り狂ってもさ、何も手出しはできないわけよ。
そうだね。
平気でしょ?平気で言えちゃうでしょ?そんな。
え?言っちゃう?え?そんなひどいこと言うの?
ゆかちゃんそんなひどいこと言うの?僕に対して。
わかんない。思ってるかもしれない。心の中で。
言わないけどね。言わないけど、言っちゃう人はいっぱいいるんだろうね。
リモートでこうやってやり取りすることにみんな慣れちゃってるから、
結構態度がデカくて難しいな。
礼儀を変えてるよね。
あ、そうそう。礼儀を変えて、つまり対面状態では絶対言えないようなことまで言っちゃうようになってるよね。
うん。本当にその通りだと思う。
それが太った光にとっては結構最悪な状態っていうか、
こんなひどいことになっちゃって本当にいいの?みたいな感じで思ってるっていうことなんだよね。
SNSで本当に全然フォローしてない人からコメントくることがあって、
それは何々だろう?とかって言われたら、
は?お前誰?ってなるじゃん。
そうだよね。まずはお前誰だよね。
そうそう。だからそういうのは僕マジでなかったことに一切相手しないが正解だと思ってて。
へー。じゃあ別にコメントついても?
そう。礼儀がない人に答える必要なくって。
うん。そうだよね。
だから僕ね、仕事で話をするお客さんでも最低限のやりとりがあるじゃん。礼儀があるじゃん。
51:05
がない人に対して僕は誠実なお答えはしませんっていうのを僕は徹底してる。
へー。じゃあさ、お客さんがため口聞いてくるようなお客さん。
そうそう。本当に初対面でため口聞いてきて、こういうのないの?とかって言われた時に、
どうすんの?
ありませんって言う。
ないの?って言って、あーありませんみたいな。そこになかったらないですね。
あるかどうか調べもしない。あるかどうか調べる価値がない。それに対して。
おーいいねそれ。それめっちゃいいじゃん。それぐらいがいいよね。
そういうことだと思う。
こういうのってもうないんですかね?とか聞いてきたら、ちょっと調べてみますねって言って、もしかしたら在庫が1個とか探せるかもしれないってこっちもやることはやるんだよ。
最初の態度だよ。
ないの?って言われたら、ありませんって言う。
ないですね。そこになかったらないですね。みたいな。めっちゃいいじゃん。それがいいね。
これ結構普通にみんなこれでいいと思うんだよね。
確かに。
最低限の礼儀ができない人に正しく返す必要なんかないんじゃないの?って結構それやってる。
あー。
意識してやるようにしてる。
うんうんうんうん。
親しき仲になってね、何回かやりとりがあって、お互いのことが分かってきてため口でとかなのが分かるじゃん。全然いいじゃん。
全然いい。
あ、お前誰?っていう状態で偉そうに来られたら嫌だよ。嫌だよ。自分を守りたいもん。
なんかそうだよね。でも最近、昔はお客様は神様ですみたいなのが多分当たり前だったけど、
最近はお客様側から店員に対する態度みたいなのを問題視されてカスタマーハラスメントみたいな言葉も出てるけど、
カスタマーハラスメントって言葉が生まれたのすごいいいなって思っていて。
名前が付くことによって、これカスハラだって思えるようになるじゃん。
ってなった時に店員の立場が上に上がると思う。
1個多分上にあるから。
あーなるほどね。
それがあって対等になれるのがあるんじゃないかと思っていて、
いつまでも無礼でいられる時代はもう終わったぞっていうふうにはちょっと思っていた。
はいはいはい。
いいね。じゃあ私も言おう。
なんか変なため口のお客さんが来たら、ないっすね。
分かんないっすね。みたいな。
うんうん。
いやそれぐらいがいいよ。
話戻すと、いろんな世の中で問題が起こればすぐにSNSで何千何万の言葉が一瞬飛び交うじゃん。
うんうん。
この人が悪いやつだって思われたら一斉攻撃が始まって、
ちょっと行き過ぎるぐらいの攻撃になるじゃん。ネット上の言葉が。
そうだね。うん。そうだね。
54:01
僕なんかさ、一旦立ち止まろうって思うわけ。
なんかニュース速報とか出るじゃん。誰誰対魔書寺逮捕とか出るけどさ。
うん。不祥事みたいな。
なんか一旦立ち止まって、1週間か2週間もすればさ、いろんな続報が出るじゃん。
取材がいっぱい、各メディアとかが取材した後の記事が出るじゃん。
うんうんうん。
そのぐらいでよくない?
そのぐらいでいい。
最初の報道だけでわーって騒ぐんじゃなくて、ちょっと立ち止まって実際どうなのかなみたいな。
そうそうそうそう。
ちょっと様子見て。
今もネット記事もさ、アクセス取れそうと思ったらそのタイトルでバーって流れる。
あのさ、僕松本ひとしをそんなに見てないんだけどテレビでさ。
あーはいはいはい。
M1とかは見るからお笑いのコンテストにいたら松本ひとしいるなとは思うけど、
松本だからとかダウンタウンだから見たい番組って全然ないわけね。
あーそうなんだ。
でまあもちろん面白い人だとは僕は思ってるけど、ただ今さネットニュースに全部そのネットニュースもらってたし、
テレビのワイドショーもそういうのみんなその顔写真使うじゃんか。
うんうんうん。
でさ、あの被害に遭った人はさ、その松本が出たらチャンネル変えるとかって言ってたぐらいさ、
嫌だったはずなのに、今街中に松本ひとしの顔があるのはどうなの?って思う。
確かに。見たくないのにめっちゃ目に入ってくるじゃんみたいな。
そうそう、それどうなの?って思うね。
全然僕、僕も別に見たいと思ってないんだけどさ、目に入ってくるなんかさ、結構いるんだよあちこちに。
見たくなくてもね。確かに向かけない日ないぐらいの感じだからね。
そう、いやもうあの今回言われてる件がどうこと関係なく、なんかもうそれめちゃくちゃ顔写真出てくるなって。
確かに。
思ったんだよね。
まあそうやってSNSで他人の悪口とか言って死ねとかを言うんじゃなくて、
人はみんな失敗をしながら生きていくものなんだから、
失敗したらそれっておしまいじゃなくて、その先も生き続けなきゃいけないんだから、
人類は助け合って生きていこうよっていうのがこの太田のメッセージなんじゃないのっていう。
私が1個目で話したフジミソウルの演説の中でも、失敗してもいいじゃないか。
挑戦した歴史が残るんだっていう。
そうそうそうそう。
それぐらいのちょっと寛大さみたいなのが本当に今必要なんじゃないかなって思った私も。
うんうんうんうん。
だって失敗しないなんて無理な話なんだから。
そうそうそう。
っていうなんかちょっと明るい気持ちにさせてくれるお話だよね。このお話ね。
そうそうそう。っていう感じですね。
これで6個か、6個いきましたけども、まだ喋りたいことありますか?
57:02
最初この本の分厚さを見たら、なんか読むの大変かなって思うかもしれないけど、
読み始めてみたら結構引き込まれる面白さだから、なんかちょっとぜひ手に取ってみてほしいなって思いました。
それおすすめなのね。今さ、読書会だからみんなもう読んできた人が今聞いてる前提なんじゃない?
いや気になってる人がね、読んでみようかなって思ってる人が聞くかもしれないから。
あ、そうか。この先ネタバレしますって僕言わなかったね今日ね。
そうだね、確かにね。いつも言ってるもんね。いつも言ってるけど。
ネタバレありました。この回はネタバレがありました。
えーとね、僕らが今日あげたトピックの中にアンドロイドの話が出てこなかったんだけど、
この作中でさ、アンドロイドが出てくるじゃん。
で、そのアンドロイドを作ってる会社がピノキオカンパニーって言うんだよね。
で、僕ピノキオが大好きで、コルローディが書いた原作のピノキオの冒険まで読んでるんだけど。
ギレルもデルトロ監督が作ったピノキオも見てたしね。
あ、よく知ってんね。
いや、そうだね。話してたから。
で、ピノキオってさ人形に命が引き込まれて動き出す物語じゃん。
だからこの笑って人類の中で、
今日出てくるのはサナエっていう息子を亡くしたお母さんがアンドロイドの息子を大事にするじゃん。
だけどやっぱりあくまでも物が動いてるだけで、
あくまでもアンドロイドは物なんだっていうのがピノキオカンパニーっていう名前にすごく表されてるなって思ったの。
命じゃないんだよって、物なんだよっていうこと。
で、このサナエが息子の名前を付けたアンドロイドを家に置いとくんだよね。
このシチュエーションが、また僕ここでネットフリックスのブラックミラーの話しちゃうんだけど、
前もしたと思う。ブラックミラー何回出てくるんだよって話したよね。
大好きじゃん。
2回?3回目だよねこれ多分ね。
ブラックミラーのずっとそばにいてっていう作品があって、
多分45分くらいだからすぐ見れると思うんだけど、
女性が主人公で、恋人が事故で死んじゃうの。男性がね。
その男性がSNSに残した言葉を解析して、
生き残った女性がテキストメッセージを送ると、
その本人らしい返しをしてくれる。返事をしてくれる。
で、テキストのやり取りができるんだね。
で、さらにそのサービスに恋人が写ってる動画とかを登録すると、
音声も解析してくれて通話ができるんだよ。
恋人として。
で、さらに追加サービスで、その人の姿形まで再現できる。
それはめっちゃ課金したくなるかも。
そうなんだよ。事故で突然死んでしまった恋人っていう設定だと、
1:00:02
どんどんどんどんそこにのめり込んじゃうのが分かるんだよね。
で、姿形まで再現できて、その見た目でその口で喋るわけよ。
最初すっごい嬉しいの。
でも何日か経って慣れてくるうちに微妙な違和感を感じるんだよね。
なんかもう今ちょっと気持ちが収まらないから、
部屋を出てって言うの。
出てって言ったら、分かったって言って出ていくんだけど、
違うの。あなたは出てって言ったら、なんで出ていかなきゃいけないんだって言い返してくるじゃないか。
難しいって。
分かった。なんで出ていかなきゃいけないの?って言ってくる。
そうじゃなくて、
違うんだよみたいな。そうじゃないんだよみたいな。
本当の彼ならこうリアクションするのにっていうのが、そこが生まれちゃうんだよね。
AIはAIとしてしか返事はできないから、
本当ならこうなのにが生まれてしまって、うまくいかなくなるっていう話なんだよね。
これもぜひ面白いから見てみて。
そうだね。ちょっと見てみたいな。面白そう。
やっぱりアンドロイドってどこまで、
こう結構贅沢に作られても、
人間の代わりにはなれないんだろうなって思った。
今話聞いてて。
実在した人間の代わりにはなれないってことだったね。
あと話したいのはね、
テロ国家共同体ティグロの交渉人のアフマルとアドムって2人がいるじゃん。
少年2人が。
この2人についてフジミが持った印象が、
普段は無表情で何があっても感情を表さないビー玉のような目をしているって書いてあるのね。
ビー玉のような目っていうのがさ、
M1優勝したウエストランド、わかる?
わかるよ。井口さん。歯並びが悪い人だよね。
なんでそこで悪口を1個入れるの?
歯並びで悪いで有名だから。
ウエストランドの井口が爆笑問題の田中悠司の目が死んでて真っ黒なビー玉みたいってずっと前に言ってるの。
その後ずっと爆笑問題のラジオでもそのビー玉みたいな目って言われるようになって。
ビー玉の目って言われたら田中悠司なの。
大田がビー玉のような目って言うのは田中のことなの、これは。
じゃあもうそこから来てるのか。もしかしたら。
そんな風に言われてたんだ。面白いじゃん。
これはすごくね。田中悠司だってメモしたの。
すごいそういう小ネタみたいなの多分多いんだろうね。
じゃあこんな感じかな、収録は。
じゃあ大田光町笑って人類はここまでとします。
次回のローテナントの読書会の課題図書を発表します。
1:03:01
お願いします。
次回の課題図書は栗原靖著村に火をつけ白痴になれです。
かなり前にゆかちゃんが教えてくれた本で、僕もゆかちゃんももう一回読んでるんだよね。
面白かった。
また今回読み直してみようかなと思ってて。
この本は100年前の日本の世の中を生きた伊藤之江っていう実在した人物を書いた本で、
この周辺の大筋境とかそういう人物についてもちょっと気になることがあるので、これを読んでみようかなと思います。
ぜひ皆さんも読んでくれるとより楽しめると思いますのでお願いします。
ぜひ読んでみてください。
今後の課題図書のリクエストや番組の感想については、
メールアドレス rotenantradio at mark gmail.com
綴りはlowtenantradio at mark gmail.com
または番組ホームページローテナントのラジオ局の投稿フォームよりお寄せください。
お願いします。
ではローテナントの読書会第8回笑って人類編はここまでです。
お相手は翔平とゆかでした。さよなら。
01:04:14

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