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2026-03-13 14:23

10.【創作質問】キャラ造形が他の作品と似てしまったのですが、このまま書いてもいいですか?

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サマリー

ライトノベル作家の片沼ほとりが、自身の講座受講者からの「キャラクター造形が他作品、特に有名作品の二次創作と似てしまったが、このまま書いても良いか」という質問に答えます。彼は、創作過程は読者には関係なく、完成した作品の面白さが全てであると強調。キャラクターの類似性はよくあることであり、読者は元ネタを知らない限り気にしないと述べます。自身の経験を交えつつ、もし類似に気づいても、変更するかどうかは「読者にとってより面白くなるか」を基準に判断すべきだとアドバイスし、多くの作品を読み、自身の感覚を磨くことの重要性を説きます。

はじめに:創作におけるキャラクター類似の悩み
はい、どうもこんにちは。ライトノベル作家の片沼ほとりです。 この番組では、普段は小説を書いたり、創作を教えたりして生きている片沼ほとりが、日々の日常で思ったことだったり、創作のあれこれをザックバラに話していきます。
で、今日はですね、創作の質問が届いていまして、こちら講座を、僕の講座を受けてくださった方からの質問だったんで、まぁちょっと早めに答えようというところで答えていきます。
まずは質問を読み上げます。ちょっと長めなんですが読み上げますね。
自分は創作をしているのですが、片沼さんの講座を見て、他作品の構造を参考にすることは悪ではないと分かりました。
それまで他の作品に影響を受けたらパクリかもしれない、なんていう脅迫観念のようなものがあったので。
ここからが本題なのですが、私はとても好きな作品があって、ある有名作品の二次創作なのですが、そこに登場するキャラクターが自分のキャラ考えている小説のキャラと似てしまっていました。
主人公とその他メインキャラの計3人です。その二次創作にも3人登場していました。
というか、構想初期は明確に寄せていた部分があって、後からこれではダメだと思い直して、性格や様子などできる限り多くの要素を変えました。
もしかしたらその作品を見る前から、ある程度キャラの感じは自分の中であったかもしれませんが、今となっては思い出せません。
もちろんストーリーも世界観も全く違うのですが、キャラの細部がまだ似ているのではないか、キャラが生まれたのはその作品の力が大きいのかなどと色々と気になってしまいます。
自分で一生懸命作ったキャラのはずなんですけど、もうずっとそのキャラで構成を練ってきたので今更変えるのはしんどいです。
というわけで質問なのですが、片沼さんはストーリーではなくキャラに影響を受けてしまった場合、どう対応しますか?
上記の私のようなケースではどうするのが正解でしょうか?そのまま書き続けて良いのでしょうか?長文ですみません。どうか回答をよろしくお願いします。
ちなみに講座を受けている頃からもお分かりと思いますが、真剣にデビューを狙っています。ということで質問ありがとうございます。
講座って何のこっちゃっていう方のために説明しておくと、こちらですね、僕が開いている講座の作品設計ブートキャンプっていう講座がありまして、
プロの視点:読者にとって重要なのは「完成物」のみ
新人賞を狙ったり、プロとして受賞あるいは書籍化するための作品設計をどうすべきかみたいなのを講座としてまとめていって、
その中で僕が受賞した3作をどういうふうに作っていたかみたいな話もしているので、もしプロを目指している気になるという方がいたら概要欄に貼ってあるので見てみてくださいという前提で、
それを受けてくださった方ということで真剣にレビューを目指しているということなんでね、僕も真剣にプロとしての回答を返していきたいと思います。
この質問を最初にバーッと読んで思ったのが、まだ最初に書いてある脅迫観念、他の作品に影響を受けたらパクリかもしれないっていうのを引いているのではないかなと思いました。
なのでちょっと大前提としてね、一個覚えてほしいというか、プロとしての視点をお伝えしておくんですけど、創作過程っていうのは読者には関係がない、完成物がすべてっていうのを一つ肝に銘じておいてほしいなと思います。
これどういうことかっていうと、要するに読者とか新人賞の審査員でもいいんですけど、編集者でも完成した原稿しか見ないわけですね。
なのでそれまでに、そのまでの過程で作家がどういう過程を経てその作品を作り上げたかっていうのは、言ってみればどうでもいいというか評価には入らない、入れられないわけですよ。
知りようもないので。ということをまず考えてほしいとするとですね、キャラの影響を受けたことをものすごく心配されてるんですけど、別にキャラが似ていたとしてもですね、その作品から質問者さんが影響を受けていたとしても、読み手は絶対分かんないわけですよ。
まずこれを意識してみてください。これね、言われてみれば当たり前のことなんですけど、もしかしたら見落としてたかもしれない視点ということで。
さらにですね、この質問文の中でストーリーは他と似てもいいんだけどキャラは似てはいけないみたいな感覚を持ってることも伝わってくるんですけど、それも別にないです。
ということですね。参考作があろうと別作品に似ていようと、キャラクターが似ていようと、そんなことはあんまり気にしていない、面白ければいいっていうことです。
キャラが似てるとかっていっぱいあるわけじゃないですか。それこそですね、ツンデレとかなんちゃらみたいなキャラ属性とかも、そんだけ有用だからこそそういうキャラがいっぱいいるわけですよね。
ソシャゲとか見ればわかるじゃないですか。だいたいもう属性思うらしいにいってますよね。全く新しいキャラとかいないですよね、めったに。
たまにね、いてね、突発的に人気が出たりするわけですけど、夢ミリアムとかね。でもああいうのは本当にごく稀な現象で、基本的には過去にある定番化したキャラクターを使うというか、そこを発想元にしてる。
それも別にそれはユーザー側もわかってて、それはそれで、でもそういうキャラがいいよねっていうのをみんなが持ってるんで、それはそれで楽しめると。
そういう感じです。本当ね、この辺はね、似ていちゃダメだみたいなのはないんですよ、本当に。
キャラクターの類似性は自然なこと
ある程度度合いというかはありますよ。要するにこれって読者にとってどうかっていう話が大事だよねっていう話なんで、
例えばじゃあその3人のキャラがめちゃめちゃ似てますっていう対象が、例えば誰もが知ってる作品でめちゃめちゃ似てるとかだったら話変わってくるんですよ。
例えばそうだな、最近だったらこの3人組どう見てもフリーデンとフェルンとシュタルクズだよねみたいな。
だったらこのレベルのビッグタイトルだったら、それは織り込まないといけないんですよ。
読者がフリーデンっていう作品を知っているという前提でこのキャラはどう見られるかっていうのを気にしなきゃいけないんですけど、
今回の場合、二次創作っていうことだったんで、読者は知らないわけですよね。有名作品の二次創作、知ってるわけないですよね、きっと。
って考えると、そういう意味ではもう読者には関係ないので、そういう意味で答えるならば、
キャラを変えるべきですか?このまま書いていいですか?っていう話に対してはいいですよっていう話になります。
なぜなら読者は気にしないからです。作品の質とか面白さには関係がないからですということになります。
類似の度合いと読者の認識:有名作品と二次創作の違い
すごいフラットというかドライというか、そういう回答になったんですけど、そうです。
ここは整理しておいてほしくて、今悩んでいることっていうのは、作品の質を良くするか悪くするか、面白い作品になるかどうかで悩んでいるわけではなくて、
こだわりとかそういう部分で悩んでいるんだよっていうのをまず理解しておいてください。
その上でですね、どれぐらい、とはいえ面白い作品かどうか関係ないとしても、こだわりはモチベを上げるために重要ではあるので、
そういうモチベが上がらないんだったらね、こだわりをなくしてしまうのは良くないので、
じゃあどうやって気持ちよく書くかとか、片沼さん僕の場合はどうですか?みたいな話になるんですけど、
僕については別の作品にキャラが似てしまうとかストーリーに似てしまうっていうことは全然悪いふうには捉えてないです。
これは講座を受けてもらったらわかってもらえていると思うんですけど、
あの講座でも話した通り受賞作3つはもう明確な参考作っていうのがある場合もありますし、
この作品がなかったら僕この作品書いてないですみたいなのあるじゃないですか。
なんで別に気にしないというわけですね。
それに、今まで読んだ作品から全く影響を受けない作品を作るなんていうのは無理だと思っています。
これはもうどうやっても影響するんで、今まで読んできた作品っていうのは僕の血肉になっていて、
意識レベルでも無意識レベルでも入り込んでるんですよね。こういう作品面白いよねみたいな。
なんでもうそこから出てきたものはどうやっても過去の作品の影響を受けるんで、
片沼ほとりの経験:無意識の影響と受け入れ
まあ問題ない。そこは気にしないということですね。
例えばですけど、そうだな。
僕のデビュー作のナディスマシン星女の人生逆転計画っていう作品のアリシアとマリーヌっていうキャラクターが、
主人公とバディっていうかなりメイン客の格のキャラクターですけどがめちゃめちゃ好きなんですよ僕。
もうこの2人の関係性めっちゃいいって思いながら描いてたんですね。
でもなんか描いてる時に、この2人って自分の中のどっから出てきたんだろうってちょっと疑問に思ってたんですよ。
なんか思いつかなかったんですよね。その2人の幼馴染みで、女同士で、
軽口を叩き合って、でも本当の心の奥底のところではお互いを大事に思っていてみたいなのを、
なんかどこにあるんだろうっていうのはわかってなかったんですけど、
まあそれはそれで面白いと思ってたんで別にいいんですけど。
ある時ですね、デビューした後だったと思いますね確か。
もしかしてこれじゃないかって思ったのが東宝プロジェクトのレイムとマリサなんじゃないかっていうのをチラッと発見したわけですよね。
これね東宝プロジェクトなんで、これこそ質問者さんと同じ二次創作なわけですけど、
中学生とか高校生ぐらいの時僕が東宝の二次創作の動画とかを結構見てたんで、
その2人の関係性みたいなのがちょっとだけ重なるんですよね。
ああ、もしかしたらこっから来てるのかもなーみたいなのに気づいて、
ちょっと嬉しくなったんですけどね。
中高生の頃に見てたコンテンツが生きてるんだなーみたいなのを思いました。
この時ポイントなのは嬉しくなったってところですね。
別に東宝から来てたじゃん、自分の作品じゃないじゃんみたいなことは思わずに、
考え深いなーみたいな、そんな感じですね。
ということですね。
なので、ここはもう事実として過去の作品に全く影響を受けない、
全く新しいキャラクターや全く新しいストーリーを作るのは無理だっていうことを受け入れるというか、
事実として認識するのがいいのかなと思います。
これで結構気が軽くなるというか、
この辺ね、ずっとこだわりの話をしてるので気が軽くなるっていう解決策しかないんですけど、
どっちであるべきかっていう話では正解はないです。
でも読者はそういうこと気にしないよねとか、
過去の作品が影響するのは仕方ないよねっていう事実を受け止めて気を軽くするというか、
というのが結論になるんじゃないかなと思います。
じゃあ僕だったらこういうケース、今のはNice Messageの場合はデビュー後にわかったことなんで、
じゃあ書いてる途中に明らかにこの作品から影響を受けてたわっていうのに気づいたような作品があったとしたらどうするかっていう話ですけど、
僕だったらその状況だったら変えるべきか、変えないべきか、キャラを変えるべきかは読者にとって面白いかどうかだけで判断するということですね。
変更の判断基準:面白さを最優先に
要するに元ネタに似てるかどうかっていうのは判断軸にならないわけです。
今自分が考えているものの方が面白いなって思ったらそうするし、
あれ元ネタ思い出した、そっちのキャラに戻した方が面白くなるじゃんって思うんだったらそうします。
これが結局この面白くなるかどうかっていうのは結局作品設計の話なんで、
講座の内容を踏まえてください、考えてみてくださいっていう話なんですけど、そういうことになりますね。
大体この話題については話し終えたかな。
作品がにちゃだめっていうのは脅迫観念はあると思うんですけど、これもインプットを重ねてわかることだと思います。
今僕の話を聞いて、カチッとそうだったのか、すべてがわかったってなることは多分あんまりないんですけど、
今の僕の話を聞いた上で講座の内容を振り返ってみるとか、あるいは世の中にある作品をいっぱい読んでみるとかですね。
そうすると言われてみれば確かにめっちゃ似てる作品とかあるなってわかると思うんですよ。
ライトノベル、それこそウェブ小説とか書く読むとかなろうとかを見てみると、もうめちゃめちゃ似てますよ。
でもそれでいいんですよ。それで読者が満足してるんで、それで読者が満足しなかったらダメなんですよ。
でもその面白さっていうのを判断するのは読者だし、あるいは出版社かもしれないですけど、出版社がOKと言っていればそれはOK。
読者も全く違う作品を読みたいっていう欲もあれば、見慣れたような、いつも味わってるような面白さを味わいたいっていう欲もあるんで、
そこの感覚っていうのを磨いていきましょうということですね。
いろんな作品を読んでいけばそういうのは感じられるし、ラインがわかってくるので、
今日の話を踏まえていろいろまた読んで考えて書いてもらえればいいかなと思います。
まとめ:インプットを重ね、自身の感覚を磨く
はい、というわけで今日はこんなところにいたします。
またこれ聞いて講座に興味を持っていただいた方は概要欄からチェックしてみてください。
創作の質問もいつでも大歓迎です。
それではまた。
14:23

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