1. 刺身ちゃんのPodcast
  2. 2024/11/19【続うつ病への処方..
2024-11-19 1:32:30

2024/11/19【続うつ病への処方箋】

まずは息を吸ってみましょう

サマリー

2024年11月19日の放送では、精神科における患者とのコミュニケーションや治療の難しさが掘り下げられています。精神科医としての立場や精神科の特性についての議論が交わされ、患者の声に耳を傾ける重要性が強調されています。このエピソードでは、医師を目指した動機や精神科医の職業選択が深く探求されています。登場人物は、精神科医としての経験を通じて患者へのケアの重要さや、選択の背景にある無意識の投影について考察しています。このエピソードでは、精神科医が認知行動療法における体験の重要性について語ります。患者が抱える苦悩を理解し、自己流のアプローチだけでは改善が難しいことを訴え、体験を通じた変化の必要性を示しています。このエピソードでは、認知行動療法における患者との関わりや、パワハラ上司に立ち向かうことの難しさが考察されています。治療の過程でのストレスや挑戦を通じて、患者が変わるための具体的な実践方法が示されています。このエピソードでは、感情を適切に伝えることの重要性や、アサーティブなコミュニケーションの技術について探求されています。特に、効果的な反応の方法や、批判に対する適切な返し方を通して、聞く耳を持ってもらうための戦略が考えられています。このエピソードでは、うつ病と向き合うための回避行動について考察され、特にパワハラやストレスがどのように心に影響を及ぼすかが語られます。また、少しずつ課題をクリアする方法や、向き合う勇気を必要とするプロセスが強調されています。本エピソードでは、うつ病による倦怠感や意欲の低下について語られ、自分自身を受け入れるための小さな一歩や、息を吸うことの大切さが強調されています。また、配信者の存在が、うつ病を抱える人にとって癒しの存在であることも述べられています。

落ち着く自宅からの配信
それでは放送を始めます。進行は私、刺身ちゃんです。どうもよろしくお願いします。
2024年11月19日、火曜日、20時38分です。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今日はさすがに当直ではないですね。自宅から生配信です。
こんばんは、お疲れ様です。いちごさんどうもです。お疲れ様です。
やっぱり家が一番です。叩き起こされることもないしね。
いやー、落ち着くわ。こんばんはどうもこんばんはです。アイテムありがとうございます。
いやー、今日も疲れた。黒電話プレゼントどうも。
お腹いっぱいすぎて眠い。もうちょっとしたら、今日は早めに寝ようかな。
こんばんはどうもこんばんはです。サンゴーさんどうもです。
11月の19日。もうだいぶ寒くなってきましたね。
クリスマスソングが今流れても別に何の違和感もない。
そのぐらいのもう冬の寒さに本格的になってきましたね。
こんばんはどうもこんばんはです。いいよいいよ。ぜひあったかくして聞いてください。
最近テンションが高すぎて落ち着きがない状態で、ちなみに送曲性障害です。なるほど。
テンションが高いときはあまり大きな決断をしないことですね。
テンションが低いときもあまり大きな決断はしないこと。後々後悔しますからね。
逆に言えば、それさえ守ってればね。
ちょっと例えば睡眠不足になっちゃったりとか、ご飯をいつもより多めに食べちゃったりしても、そのぐらいは許容範囲じゃないですかね。
いやー、なんか最近すごいなー。なんかいろいろやることもあり。
自分なりに何か職場で課題を見つけて、どうやって解決したらいいのかなーとか言ってまた本を買ったりして読んでっていうので、
充実はしてるんですがやっぱり結構ね、何にも考えてなかった時代に比べるとやっぱりちょっと疲れが徐々に出てくるものですね。
こんばんはどうも。火曜日珍しい。そうですね。
だいたい火曜はあんまり配信しないんだけど、いや今日もあんまりさ、自分で何か喋るってことがなくて、
基本的にはもう患者さんの話聞いたり、他の先生の話を聞いたりで、
あんまり僕がなんか今日は言葉を発すること少なかったなーと思ってさ。
インアウトバランスがちょっと狂ってるんで最近。インが多いんだけどアウトが少ない。
本読んだり、なんかね動画見たり、ニュース読んだり。
インプットは多いけどアウトプットが少ない。
若干ね、そういう意味では消化不良というかなんて言うんですかね。便秘気味というか。
精神科医の役割と課題
なんかこう、体が心が重くなってる感じがします。
とりあえずそういうガス抜きの配信です。
コメントがね、なんかいろいろ盛り上がってくるといい配信になるんじゃないかなと期待してます。
というね、責任転嫁。
面白い配信にならなかったらそれはリスナーのせいだっていう風にね。
ちょっと責任転嫁しておこう。
まあ冗談ですけど。
先生の声が聞けて嬉しいです。
おお、どうも。
確かにね、なんかライブ配信に来れる人って結構少ないですよね。
ホットキャストとかアーカイブを聞いてる人に比べると。
なんかタイミングが良かったですね。
こんばんはどうもこんばんはです。
7号さんどうもです。
なんか最近はネットのニュースとか動画とか見ても、
あの兵庫県知事選のね、なんかこう話題ばかりでちょっと疲れちゃいますね。
僕もようやく中田敦彦のYouTube大学を見て、
兵庫のミステリーについてね。
なんかようやくなんか全体的にはこんな感じなんだな、不運っていうのは学んだところです。
だから超にわかだね。
知事選が終わってから、なんか大変なことになってたんだみたいな。
それぐらいなんか日々ね、業務の方が忙しくて。
あと個人的な課題ですね。
こういう患者さんに対してどういう風にやったら良かったんだろうなって。
未だによくわかんなくてね。
そればっかりにとらわれて、最近なんかあんまり世間について何も知らなかった。
明日精神科です。
ちょっと気持ちいい。
私も疲れてます。
先生もお疲れ様。
あーどうもです。
お疲れー。
でもちょうどいいんじゃない?
精神科に行く前って、僕は逆になんかちょっと元気になっちゃうことってね、あるのかなって。
皮肉なことにさ。
精神科でね、困ってることはこれも大変だしこれも大変だしとか伝えたいのに、
なんかいざ当日になると変にテンションが上がって、
なんか今日元気ですみたいな。
先生がさ、今日は調子どうですかとか最近体調どうですかって聞かれても、
なんかその日めっちゃ調子いいから、
いやなんか特にないですみたいに答えがちっていうね。
僕も患者だった期間がありますから、
なんか割とあるあるなのかなって。
なんか急に元気になっちゃうことってあって。
で、診察が終わって翌日になるとまた体調悪くなるっていうね。
いうのもあったりしますから。
逆に疲れてる時にね、いいタイミングなんじゃないですか。
疲れてる時のあなたが結構ね、困ってる時のあなたかもしれない。
そういう時に本当はね、いろいろ先生と話したいですからね。
癒しボイスどうも。
いや単純に今疲れて眠いだけです。
えーっと精神科行ってものすごく疲れそうですね。
いやーどうなんだろうね。
まあ疲れる質は違うんじゃないかな。
うーん。
めちゃめちゃ体を使ったりして、
もう本当に体力がきついっていう診療科もあるしね。
その救急だとか外科だとか。
あとまあ内科もそうですけど。
あとはもうなんかカンファの準備でメンタル削られたりとかさ。
いざプレゼンしたりなんか消毒会で発表したらなんか上の先生から
それってなんかエビデンスあるのって言われて、
突っ込まれて恥かかされるとかさ。
まあそういうなんかお互い医者同士ってなんか謎に削り合ってますからね。
そういう内々のなんかストレスみたいなのもあるし。
それに比べると精神科は本当に無風に近いかもしれない。
なんか先生同士でもまあ我関せずっていう感じで
なんかお互いに干渉しないし。
別にそれぞれの患者さんについてお互いでプレゼンしあって
批判しあってっていう機会もほぼないですしね、精神科において。
そのよっぽど若手の先生がたくさんいるような
その旧世紀の病院じゃない限り
だいたいどの先生がどんな症例を持ってるのかって
みんなお互いよく分かんないまま。
だからどんな治療が行われてるのかっていうのは
なんとなく横目では見るけれども
何考えてんだろうなっていう感じでお互いよく分からないし。
精神科ってゴールデンスタンダードな治療法ってまだないので
別にどの先生の治療も間違いとは言えないし。
そういう意味ではなんか削り合いのストレスとかはだいぶ少なくて
僕はなんかそういう意味ではあってます。
でも今言った利点が今度逆にそのまんま
患者とのコミュニケーションの重要性
デメリットになることもありますね。
つまりどの先生にもあんまり相談できなかったり
お互い切磋琢磨して高め合うっていうことが
この世界にはあんまりないので
今自分が精神科医として一体どの位置につけていて
日本全体の中で自分の偏差値って今どのぐらいなのかっていうのが
ほぼ何も分からない。
今自分がいい治療をしてるのかどうかさえ
明確な指標がない。
いい治療をしてると思い込んでいたら
患者さんが突然体調崩れたり
急になんか悪口言い始めたり
Googleマップのレビューに悪口書き込み始めたり
よく分かんない世界っていうのが
多分精神科の一番疲れるところかもしれないですね。
蜘蛛をつかむような
1日1日の努力があんまり報われないっていう世界ですからね。
無風です。
それが嫌だから精神科には絶対に行かないっていう人も
結構いると思います。
精神科医には絶対にならないっていうね。
そういう若手の先生方もたくさんいると思います。
僕は自分が今合ってるなと思うけど
でもやっぱりそれでもね、たまになんかこう
蜘蛛をつかむような
よく分かんないところに入り込んじゃって
なんか疲れちゃうことあります。
私は診察を待っている人が多いので
気を使って何も話せずに早く終わらせてしまって
本当は良くないんだけどね。
でもそれでもいいのかもしれない。
残念ながら今の精神改良ってどこもそんな感じだから
あなたの主治医の先生が特別
怠惰なわけじゃないと思います。
大体どこもそんな感じです。
だから本当に辛い時とか
本当に今日変えてほしいんですっていう
強弱をつけることが大事かもね。
本当にやばい時に
頼れるように
ゆるく繋がってるっていうのが大事かもしれません。
こんばんは、どうも。
火曜日にお声が聞けて
そうだ火曜ってなんか地味に珍しいですよね。
だいたい当直明けなんで
もう疲れてだいたい寝るんだけど
なんか今日はね
うん、なんかやってみようかなって
ちょっと話してから寝ようかなって
朝は、朝は冷えますねと
そう、季節も進んで、そうね
今日も認知症の患者さんと話をして
一応久々に長谷川敷を取ってみたら
違う、MMSEか。
MMSEを取って
さあ、今季節は何だと思いますか?
って僕は質問したら
春です。
これから夏になりますとかって
おばあちゃんが言ってさ
ん?みたいな。
でも夏にしてはずいぶん寒いですね
って言うと
いや、ずいぶん寒い夏なんですね。
っていう風に
いう感じでね。
おお。
認知症ってどんな感じなんだろうね。
なんかいろんなね、認知症の患者さん
たくさん見てるけど
自分が認知症になったことはないからさ。
どんな感じなんだろうなと。
寒い夏って。
えーと、辛い時には辛いと言えるようにします。
そうですね。
だから本当に、まあ残念なことでもあるんだけど
日常のこう、些細な悩みとか
細々とした悩みを解決する場所ではないですね。
精神科って。
本当に死にそうな人を救命する場っていうイメージかもしれないです。
そういう意味では
全然話聞いてもらえなかったとか
そういう不満も出るのは
まあ、やむを得ないかなって。
もともとそもそも
そういう話を聞く場所じゃないからね、あんまり。
精神科って。
っていうと、まあ誤解があるかもしれないけれども
うーん
まあイメージで言うとだから
心の救急みたいな感じですよね。
救急ってね、こう
救命が必要な人とか
今すぐトリアージをして
検査とかオーダーとか立ててっていう
緊急性の高い人に
資源とかね、いろんなリソースを集中して
軽症な人とか、ちょっとこう指先切っちゃいましたとかさ
爪が剥がれちゃいましたって人、後回しにするじゃないですか。
まあ割とそれに近いのかなっていう感じはするね。
本当に死にたい人のために時間を取っといて
最近ちょっと肩が凝ってとかね
頭痛がひどくてっていう人はやっぱ後回しになっちゃいますよね。
そこにやっぱりどうしても不満は生じるのかなって。
医者の時間は限られてるし
その限られた資源の中で
緊急性の高い人を救命していくのが医者だからね。
だからちょっとこう
患者が思っているサービスというかね
ホスピタリティと実際に提供できるものの差っていうのはやっぱありますね。
医者を目指した理由
それはもうちょっとね
医者個人ではどうしようもないものなんですよね。
ただ本当に辛いと言うと入院しますかって聞かれるのがちょっと難点で
そう
入院しますか
その時は分からないでいいんじゃないですかね。
分からないけれども入院
あなたの正直な気持ちでいいんじゃないかな。
本当に入院したい時もあるだろうし
それよりかは
ちょっと休みたいっていうニュアンスもあるだろうし
仕事を休職したいんだと
あるいはもうそういうのも頭が回らないぐらいの時は
それを正直に伝えたらいいんじゃないですかね。
自分でもどうしたらいいか分からないんですっていう時は
そのありようをそのまま
医者に伝えればいいんじゃないですかね。
なぜ医者を目指したとかありますか。
いやもうだいぶ昔ですよ。
僕も30オーバーで
今現在は。
最初に医者を目指したのって
多分11歳とかですからね。
小学校5年生とか
なので
だいぶ昔話になります。
20年以上前の話になります。
で、多分最初のきっかけなんて
大したもんじゃないんだと思います。
その、医者ってなんかかっこいいなとかさ
人の命を扱うってすごいなとかさ
患者さんの役に立てる職業って素晴らしいなとか
多分そのぐらいの幼稚な感じで
最初は多分目指していったんだけど
まぁだんだんそこに年とともにね
こう堆積していくんですよ、いろんなところが
いろんな希望がね。
例えばテストで負けたりとか
競争して試験勉強で
自分がそいつよりも偏差値が低かった時とか
そういう体験も多分どんどんどんどん
乗っかってくるんだと思います、この20年間。
負けたくないって気持ちもそこに入ってくるし
あとは両親がすごく仲が悪かったんで
こんなクソみたいな家庭を早く出てってやる
っていう気持ちもそこに乗っかってくるし
あと自分自身が結局鬱状態になっちゃって
高校結局4年間やって卒業してるんですよ。
その時の悔しさとか
あるいは自分自身みたいに悩んでる若者に対して
何か僕もケアしたいなとか
そういう思いが結局堆積していくんですよね。
小5の頃ってほぼ空っぽだから
なんか人に役に立ちたいぐらいの
空っぽの中身のない動機しかないんですが
そこにどんどんどんどん歳とともに詰め込んでいって
もう一言では言い表せない動機になってるんですよね。
それなしでは自分の人生が語れないものになってる。
答えになってないですけど
とにかく語ると長いものです。
語ってもいいけど今日はちょっと疲れてるんで
職業選択の影響
今日はその時ではない。
例えば年末とかさ、年末スペシャルとか
2024年ももうそろそろ終わりますね
っていう時に何か総括する時に
ゆっくりと荷を卸すみたいにね、荷卸しみたいに
いろいろ語ることはあるかもしれないですけど
一言では語れないぐらい辛いものだし
あんまり一言にまとめられたくないものですね。
年末特番。
いやでもそんな期待されると逆になんか緊張します。
連登すいません。いいえいいえ。
でも皆さんもきっとそうじゃないですか。初見ですとも。
精神分析科の藤山直樹先生は
あらゆる職業選択は
無意識の投影であるっていうふうに断言してますから。
そのある職業を選ぶっていうことは
その人の無意識がやっぱり投影されてるんです。
職業を選ばないっていうことも
ある種の投影だよね。つまりニートを続ける
っていうのも何かその人なりの人生の集大成というか
人生があっての結論なんですよね。
精神科医を目指す人はちょっとこう
何か一癖二癖ありそうですね。
だって普通に医学部行って医学部卒業すれば別にね
内科医でも外科医でもさ、眼科医でも
心臓外科医でも何科医にでもなれたのに
精神科医になるともう他の科医になれないですからね。
循環器内科に行った後精神科医になることはできるかもしれないけど
その逆は普通ないので。
まあかなり変わってるといえば変わってますよね。
結局ね、なんかあの
中石沢先生とかも最初は精神科医じゃなかったですからね。
最初は普通に多分ね
何科だったんだろう、内科とかやってたのかな。
なんか眼科で目の検診のアルバイトとかしながら
ウイルス学の研究とかしてた先生ですからね。
ウイルス学者。
その後なんかすごく分泌業に励んで
エッセイとか書いてたらそれが売れてっていう人ですから。
結構その異分野から精神科に
入ってきて脚光浴びるっていうことはまあまあありますよね。
でも残念ながらその逆はない。
僕みたいに初めから精神科医を目指すっていうのは
なんかちょっと少しおかしいのかもしれない。
スペシャル、年末スペシャル。
今晩はどうも。
医師を目指したのってすごい深い思いがあったんですね。
だって機械損失が半端ないですからね。
皆さんはね、医者になれた医学部合格したんですねとか
医師国家試験受かったんですね、すごいですねっていうかもしれないけど
逆に言うとそれ以外のものを失ってますからね。
そういうのを機械損失っていうんですけど
例えば皆さんがお寿司を食べてるときに
お寿司以外のものは食べられなくなるわけですよ。
焼肉とかうなぎとか、それが機械損失ですね。
だから人はあるものを選択したときにある選択を捨ててるんです。
で、医者になるっていう選択をするっていうことは
かなりのものを犠牲にしないといけないので
そりゃ相当なみなみなら何かがありますよね。
皆さんが普通にしてたことを僕なんか逆にできてないわけだから。
だから漫画とか音楽とかもほとんど僕は知らないし
知らないまんま医者になってしまって。
それが幸せかどうかはちょっとまだ分からないです。
根底に人の役に立ちたいって素晴らしい。
うーん、なんか正義感の強い子供だったんでしょうね。
そう、人の役に立ちたい。
なんか人から感謝されたいとかね。
あんまりそのお金持ちになりたいとか
女の子にモテたいっていうのは分かんないけど
あのぐらいの年代だと逆に少ないのかね分かんないけど
僕あんまそういうのなかったね。
とにかく人の役に立ちたい。
自分の人生を誰かのために使いたい。
あんまり自分に欲がなかったのかもしれないですね。
月に行きたいとかさ。
イーロンマスクみたいに火星に移住したいとか
あんまり自分本位の夢がなかったんだと思います。
専門家を変えることってあるんですね。
それはあります。
内科医だった先生が10年内科やって
その後精神科医になったり。
まあまああります。
でもそういう先生は非常に重宝されますね。
だって内科が見れるわけだから。
精神科医になると内科ってちょっと苦手意識があるんですよ。
そういう意味ではもう看護師さんからも感謝されるだろうし
すごい強みになりますよね。
それにぶっちゃけ精神科の10年ぐらいの遅れなんて
別に大した遅れじゃないからさ。
10年内科やってその間に精神科10年間
何もやってませんでしたって言っても
たぶんその差なんて半年間ぐらいで埋まっちゃうものなので。
実際には。そんな風に考えたことなかった。
そう、機械損失っていうね。
しかも医学部は6年間最短で
ものすごい産区コストとか機械損失ですよ。
しかも日本で一番いい人たちを集めて缶詰にして
そうやって6年間もある意味無駄にするわけですから。
結構日本の
頭脳の無駄遣いとも言えるのかなって
僕は思いますけど。
だってそんなにとてつもない優秀な人たちを集めてきて
結局医者にしかなれないわけだから。
例えば普通に理系の分野とかさ
コンピューターサイエンスの分野とかに行ったら
普通になんか世界最高の人工知能とかを開発するかもしれないじゃない。
日本の新しい産業を生み出してるような
人たちがわんさかいるわけだから。
医者の役割と現実
そういうポテンシャルのある人が。
それがただの医者にしかなれないわけだから
なんかすっごいもったいないなっていう風に思いますけど。
日本の頭脳の無駄遣いかなっていう気がしなくもないです。
何でも知っているイメージしかないです。
僕は結構いろんな話を配信で
もう14年間ぐらいしてるんですけども
僕も気づいてない自分の何か真実とかね
あるかもしれないんで
皆さんもなんかこう分析してほしい。
一流の研究者になっていただきたい。
さしみちゃん研究の
エキスパートになっていただきたい。
僕がなぜ医者を目指したのかって
僕は僕なりの解釈があるんだけど
それはでも間違ってるかもしれないんで。
あたから見ると全然違いますよ先生みたいな。
先生は性欲の化け物だから単純に金持ちになりたいから
医者になったんですよみたいな解釈も別にありだと思うし。
僕はそういうのを否定しますけど
でも解釈は自由ですからね。
いろんな解釈が可能なんですよね。
どういう無意識があり
どういう無意識の投影があったのかなって。
かなり素材はもうネット上にばらまいてますんで。
ちょっと考えてみると面白いかもしれない。
そう確かにもっと向いてる分野があるかもしれない。
医者はそんなにとてつもなく頭が良くなくてもできる職業ですし
どっちかというとコミュニケーション能力と体力。
あとまあ睡眠力っていう言葉はないですけど
あのどこでも寝れる人っているじゃない。
ちょっと時間があったら寝れますみたいなさ。
なんか立ちながら寝てる人とか
たまに駅で見かけたりしますけど
ああいう能力が必要だね。
医者になるには。
ちょっと5分あったからちょっと5分寝ようみたいな。
ずっと寝れる人はやっぱり強いですね。
なのでちょっと知的労働とは全然相入れない世界なんですよね。
実際には。
この世界ってやっていけない。
純粋な知的労働っていうと
AppleとかMicrosoftとかGoogleとかで
勤めて
最新のアプリケーションとかサービスを提供し
みんなでコーヒー飲みながら
おしゃべりしてる間に何千億円もの
お金が動くような新しい産業が生まれたりとか
知的労働ってそういうものじゃないですか。
でも医者はもうそういうものと無縁ですよね。
5分おきぐらいに白衣の胸ポケットで
ピッチが鳴って病棟の看護師から
これやってほしいあれやってほしいとか
こっち来たついでにまたこれやってほしいとか言われたり
なんとか先生の患者さんなんですけど
なんとか先生連絡がつかないんでこれだけちょっとサインくださいって
なんかなんとかさんプリンは苦手らしいんで
ちょっと食事前にサインだけお願いしますとか
プリンは苦手?とか思いながらさ
なんとかさんと俺会ったことないけどとりあえず書いときますって言って
自分の名前でサイン書いたりとか
先生もカロナールの臨時処方
発熱時のトンプクがもうそろそろなくなるんで
医療現場の経験
またお願いしますとかさ
ドサッとなんか未だに紙の処方箋使ってるんですけど
うちの病院は
束みたいなバサッと束を置かれて
先生今月は定期的な
定期採決の週なんで
オーダー全部お願いしますとか
胸のレントゲンの月なんで
先生サインお願いしますって
全部病棟の患者さんの処方箋に
指示箋にサイン書いたり
インフルエンザのワクチンが今の時期あるじゃないですか
そうするとインフルエンザのワクチンの予診票をここに置いておくんで
何十人分のサイン書いたりとか
1枚の予診票に2箇所お医者の名前をフルネームで書かないといけないんですよ
しかも直筆で
だからもう手が痺れるぐらいバーっと書きまくって
ボールペンが結構1週間とか
2週間弱ぐらいで1本なくなりますね
それぐらいの猛烈なスピードでバーっと書いてって
カルテ読めませんとか言われてももうそういうの無視して
っていうなんかね
全く真逆の世界だったっていうのが
医者になってまず最初に驚いたことですよね
だからやっぱ体力が必要だし気力が必要だったり
あとマルチタスクに対してある程度耐性のある人
これを先にやろうかなと思って
最初午前中に予定立ててたら
もうそんな予定なんか一瞬で吹き飛びますから
先生さっきから何とか呼吸が荒いんで
ワイテル測ったら40度近い熱がありますとか言われてさ
もう午後の予定全部それで吹っ飛ぶ
ああ終わったなって
予測しない事態に突然直面してもう
スケジュールなんか全部崩れちゃいますから
忙しくてムッとしたりしませんか
僕は結構ストレス耐性がない方なんで
ちょっとムスっとはしちゃうかな
無骨になんか怒鳴ったりとかはしないですけど
それ今やらないとダメなんですかっていう
ちょっとムッとすることはあります
先生は医師以外に何の職業をやってみたいですか
僕は管主かな
そっち系に多分本当は
行くはずの人間だったのかもしれない
でも残念ながらというかとてつもなく勉強ができたので
なんか今精神科医をやってます
多分そういう宗教系というか
もうちょっと世俗から離れて
なんか山にこもったり神に使える系の人間なんだと
あんまり欲もないし
出世欲とかもないし
何か物を所有するみたいな欲もないし
グルメでもなんでもないんですよね
毎日同じ物食ってても飽きないし
あんまり欲がない人間だけども人と一緒にいるのが辛い
だからもう神に使える
今時手書きってあるんですね
普通に紙カルテ外来も紙カルテだし
先生こんばんはどうも
そういうところに金使わないんですよね
だから普通にトイレに行くとウォシュレットついてないです
電子カルテも導入されてないし
ウォシュレットも当然のように導入されていない
そういう世界観ですね
黒電話どうも
便座は当たり前のように冷たい
最近ようやく導入されましたけど
今年までフィルムを使ってたね
レントゲンの写真とか
フィルムをパシャって印刷して
それをカシャンってシャーカッセン
よく医療系のドラマにある
電灯みたいなとこにカシャって刺して
普通に今年の初めまでそれまだ現役で使ってましたからね
それぐらい古い病院
都内の大学病院でありえないよね
転移と心理的認知
CTとかも全部フィルムでしたからね
でもそれはある種の転移だと思いますよ
あなたが本来例えば親に向ける
はずだったものとか
そういうものが向くんですよね
だんだん
例えば僕なんかというか子供がさ
みなさんも子供だったころ小学校の先生を
間違えたお母さんとかお父さんって呼んじゃったことって1回ぐらいあると思うんだけど
まさにそれですよね
転移が起きてるっていう
つまり先生を見ながら先生じゃない誰かをそこに投影してるんですよね
その人と会話したり行為を抱いたり
喧嘩しようとしてる
むすってなんかかわいらしいです
こんばんはどうも
睡眠障害
どん底まで寒い日が続きますように
寒いですよ
黒田は看護師さんに声が向いてそうです
お経を唱える声とか
看護師にお経とかあるのかわからないけど
お坊さんとごちゃごちゃになりそうだけど
おいらの県の国立病院も
最近回収するまでウォシレットなしやった
ウォシレットうちは未だにないんですよね
本当に汚い病院って未だにありますよね
トトロのマックロクロスケとかが出てきそうな
未だにそういうなんか
トイレというか便所ですよね
便所っていう漢字がふさわしい
そういうところって未だにありますよね精神科の病院で
ノリとか
睡眠障害でコントミンベンザリン
レスリン飲んでます
あんまり不眠に重症軽症とかないですけど
コントミンが入っているところを見ると
もうだいたい飲み尽くしたんだろうなというのはわかりますね
認知行動療法をネットで調べて
自己流で書いてみましたがうまく書けなかったです
そうなんですよ
認知行動療法を実際に認知再構成法というスキルで
実践しようとするとなぜかうまくいかないんですよね
一つは自動思考を捕まえるっていうのがすごく難しいと
概念としてはわかるんだけど
実際にそれをうまくキャッチすることっていうのが
やっぱり専門家と一緒にやらないとなかなかうまくいかないっていうのと
あともう一つはいくら紙に書き出して綺麗に書いても
書き出すっていう行為自体が
回避行動になっちゃうことがあるんですよね
これはこの間のセミナーで尾野先生が言ってたことで
セブンコラム法というか
コラム表をきれいにきちっと書いて
状況 感情 自動思考
自動思考を
支持する根拠とか
あるいはそれに対する反論 反証とか
その後どういうふうに気分が変化したかみたいな
7つのコラムで書かせると思うんですけど
あれをめちゃめちゃきっちり書いてくる患者さんがいるんだって
きっちり書いてるんだけど
全く何にも良くならない患者さんがいて
それは書くという行為によって結局回避している
本当に自分を変えるっていうことを回避しようとして
きちっとシートは埋めてくるんだけれども
心は何も変わっていないと
本人に聞いても頭では分かってるんですけど
やっぱり無理なんですみたいな感じになってる
尾野先生がよく言うのは書いて言葉で人は変わらないんです
人は体験を通じてしか変わらないんだ
自分にいくら暗示を言い聞かせても変わりません
人は体験を通じて自分が変わるんです
だからこの間の尾野先生の例を引くと
例えばこの間どんな例を出したかというと
詳しくはうつ病への処方箋という回を
アーカイブを見てほしいんですけど
玄関のドアを誰かがコンコンコンコンって急にノックしてきました
そうすると大抵の人は泥棒かなとか
こんな夜に誰だろうって詐欺師かなとかさ
ちょっと警戒するんですね
とっさの判断としてはやっぱり悪い方に引っ張られますよね
実際に警戒しつつもドアをガチャって開けてみたら
お隣さんが余った煮物とかを持ってきてくださったって
急に安心した
そうすると感情が恐怖心とか警戒心だったものが
急にほっこりするじゃないですか
認知行動療法っていうのはこうやって
人間の認知を変えていくものなんですよと
現実に即した認知に変わると
感情も現実に即したものになるし
辛くなくなりますよみたいな
そんな感じの話としてよく語られるんですけれども
ここでポイントなのはポジティブシンキングとか
プラス思考とはまた違うんだと
いわゆる世の中で言ってるプラス思考とかマイナス思考というときの
プラス思考、前向きに考えなさいっていうのは
コンコンコンコンってドアをノックしてきたのに対して
よく考えようとすることなんですよね
きっといい知らせに違いないとかさ
きっと昔好きだった人が花束を持って迎えに来てくれてるかもしれないとかさ
そうやって自分にプラスの自己暗示をかけることなんですよね
結局ドアを開けないことなんです
プラス思考の良くないところは
散々良い方に良い予測をたくさん立てるんだけれども
それをちゃんと確かめようとしない
だからずっとコンコンコンコンなり続けてるのに
きっと何か良い人が来てくれたんだよねとか自分に聞かせ続けて
結局ドアを開けないことなんですよね
その認知行動両方的には認知の歪みに入りますね
つまりマイナスの方に引っ張られてるんじゃなくてプラスの方に歪んでる
プラス思考というのも認知の歪みですと
世の中はそうやって書き出して
こうかなああかなとか扉の向こうに誰がいるんだろうとかっていうのをたくさん仮説を立てて
だんだんバランスの良い仮説を立てていくことが
認知最高制法って思われてるんですけどそうじゃないんですよね
体験の重要性
認知最高制法というのはそういうバランスの取れた予測を立てることではなくて
最終的にちゃんとガチャってドアを開けることなんですよね
そう
でドアを開けた時にそこに体験が生まれるんです
結局ただの風が吹いた風の音だったっていうことかもしれないし
あるいは本当に泥棒だった刃物を突きつけてきた泥棒だったっていうことかもしれない
けれどもそこには体験があるじゃない
人は体験を通じてしか変われないんですっていう
だから紙に書き出してる人っていうのはずっとドアを開けずに
あれかなこれかなっていう仮説を永遠に立て続けてるだけなんですよ結局
だからそれが回避行動になっちゃってる
不安というものを反らすための安心行動になってしまって
それをやり続ける限り不安っていうのはやっぱり収まらないし
だってずっとドアはノックされ続けてるわけだから
結局認知行動療法で例えばパワハラ上司に対して
自分はもうダメな人間だと思ってたけど
でも別にパワハラ上司に理解されなくてもいいやとかさ
認知を再構成できたとするじゃないある程度
別にたった一人の人に評価されなくても
他の人には評価してもらえるかもしれないしとかっていって
いろいろ自分でたくさんの視点を持って相対化できたとするじゃないですか
一瞬気持ちは和らぎますよね
でも最終的に何をしなくちゃいけないかっていうと
やっぱりその会社のパワハラ上司の前に行くことが
その人を変えることにつながると思うんですよね
頭の中でいくら仮説を立てても人って変わらなくて
最終的にはそのパワハラ上司の前にもう一回立ってみるっていう
その時にうーってすごい圧力を感じる
でも全く丸腰ではない
だって先生といろいろいろな仮説を立てて
たくさん練習してきたし
あるいはパワハラ上司にこう来たら
このパターンで言い返そうとかっていう風に
医者と何回もチェックして
このパターンで来たらこっちで返そうとか
こういう風に言われたらこう返そうとかっていう風に
たくさんシミュレーションしたと
だから大丈夫やれるって言って
そのパワハラ上司に立ち向かっていく
認知行動療法の実践
昨日言ったそのアサーションみたいなのも使う
強く言いすぎたり弱く言いすぎたりするとギクシャクするから
ほどほどな言い方で
そうミカンっていいな思い出して
今まさにやろうと思ってたんですけども
すいませんこちらの仕事をやっていたので
返事が遅れてしまいましたとか
返信が遅くなってしまいましたっていう風に
まさにパワハラ上司に対して言ってみる
そうするとパワハラ上司はもっと強く言ってくる可能性ももちろんあるけれども
分かったよじゃあそういう風に言ってくれるんだったら
もう少し待つよって言って
ぷいっとどっかに行っちゃうかもしれないじゃない
その時には初めて人は変わるんだよね
つまりそこでパワハラ受けてもダメだ自分は死のうって思ってた
思考回路がそこでバシンと切り替わるわけ
こういう風にいけばうまくいなせるんだとか
こういう風パターンでやれば
パワハラ上司はこれ以上強く踏み込んでこないんだなっていうのを
体験を通じてバチッと掴んだ時に人は変わるんですよね
だから紙に書き出して精神科医とずっとおしゃべりしてると
自然に治りますみたいな世界では全然ないんですよね
だから結構ハードだしかなりスパルタなんですよね
アドラ心理学にも通ずる部分があると思うんだけど
認知行動療法って最後もう1回ラスボスの前に立つっていうのが
結構目標だったりするんで
結構マッチョな思考ですよね
イントレみたいな
最後怪物に立ち向かわないとあなたは変われないんですっていうね
その怪物と立ち会って
先生とトレーニングしたことを実践できた時に初めて人は変わるっていう
変わったっていう手応えを持てる
これは口で言うの簡単なんですけど相当難しいですよね
僕もこれなんか本で読みながら
最初はね僕も最初誤解してたんですよ
紙に書き出していけば認知が変わるもんなんだと
これってすごくないと思ったんだけど
だからAIとかでもできるんじゃねみたいなさ
チャットGPTとかにプロンプトをこうやって指示出せば
認知行動療法っていけんじゃねと思ったんだけど
全くいけない
自分も今認知行動療法を治療者として実践しながら
これ無理なやつだなと思った
その無理なやつだっていうのは
その紙に書き出していって自然に良くなるみたいな
そういうやわいものではないんだなっていう
患者さんにとってはある種のすごいストレスを伴うものだし
まあそのトラウマのまた真っ只中に
火の中に飛び込んでいくことになるんで
まあ結構辛い体験をもしかしたら
強いることにもなるかもしれない
そういう抜き差しならない臨床なんだなと思ってさ
精神科っていうと辛かったね大変でしたね
でもゆっくりやっていきましょうねっていう
支持的精神療法がメインなんだけど
認知行動療法は最後こう背中を押して頑張ってって言って
もうこっから後は君しか帰られないからみたいなさ
最終的に先生ができるのはここまでだから
こっから先は君しかできないから
後は頑張ってって言って
リングに立たせて
そのリングの傍らから見守ることぐらいしか精神科はしないんだな
認知行動療法買ってしないんだな
患者との関わりの難しさ
それがわかっただけでも結構最近
臨床で取り入れてみてよかったなと思いますけどね
割と僕もその本能レベルで認知行動療法って結構厳しいものなんだなと
スパルタ的な要素があるんだなっていうのがだんだんわかってきた
だから患者さんは一時的にバランスを崩しますよね
最初は和やかに進んでいくんだけど
だんだんその認知最高製法だとか
問題の確信に迫ってくるとすごくやっぱりやりたくない
ちょっと続ける自信がないっていうふうにやっぱり言い出しますよね
今僕ちょうどその部分に差し掛かっていてある患者さんのね
シュート目を殺したいって言ってる人がずっといて
そろそろ行動実験というか
それこそノックされ続けているドアを開ける時期なんじゃないか
一つ開けてみてもいいのかなと
ラスボスではなくてその手前の手前ぐらいの
小ボスぐらいにはそろそろチャレンジしてもいいんじゃないかなって思ったんだけど
その話が出た瞬間にもうやです
もう複雑だし自分には無理だしやりたくないですっていう
急に拒絶反応が始まって
僕もそれどうしたらいいんだろうなって
ずっとここ最近本で読んでて
わかんなかったんですけど
やっぱりちゃんとこう読み返すと
大野先生の本とか
あと最近だとその伊藤恵美先生っていうね
認知行動療法課の心理師だね
医者ではないですけど
いろんな人の本を読んでみると
結構これって厳しいもんなんだなっていう風にちょっと思い始めてます
だから患者さんにとっては結構辛い
例えるならばね
パニック発作の方の治療に近いですよね
パニック発作の人も電車に乗ったりすると
もう急に動機がして死にそうになるから
もうすぐに降りなくちゃいけないと
バスも乗れないし電車も乗れないし
パニック症の人ですよね
でも最終的にちょっとずつ慣れていくとしても
最後はバスに乗らないといけないし
もっと言えば2,3時間飛行機に乗らないといけない
そこが最終ゴールだったりするんで
そこがもうラスボスですよね
でもそこにチャレンジするまでずっと支援をし続ける
サポートし続けるっていうのが認知行動療法なんですよね
だから患者さんもどっかでやっぱ苦しくなるし
高所恐怖症の人が高いところに行かなくちゃいけないわけだから
やっぱり大変ですよね
パワハラ上司の前にもう一回立たないといけないわけだから大変だし
やっぱ簡単ではないですよね
そんな万能薬ではないんだなっていうのを最近ちょっと実感して
治療の成果と挑戦
それで元気がないというか
ちょっと疲れてるっていうのはありますね
つまり僕がすごくちょっと過剰に期待してた部分があった
認知行動療法っていうのこういうのやれば
結構立ちどころに良くなるんだと思ったけど
そんなもんじゃなかった
結構厳しいものなんだな
ここら辺の厳しさが入門書にはあんまりにじみ出てないんですよね
コラムを書いてるうちに自然に人間の認知というのは修正されますみたいな
魔法みたいに書かれてるんで
これはなんか良くないんじゃないかなと僕すごく思いますね
紹介の仕方として
やっぱり岸見一郎の嫌われる勇気みたいな
あれはまあアドラー心理学ですけど
アドラー心理学みたいなある種の激悪な部分があるんだ
本人がやりたくないことを結局は最後立ち向かわせるように持っていく
そのためにもちろんただ丸腰で押し出すんじゃなくて
いざこういうふうに言われたらこの手でいこうかとか
綿密に戦略を立ててね
パワハラ上司がこう来た時こう返しましょうとか
こう来た時に一旦課題を分離して
そのパワハラ上司の問題としてきちんと切り分けて
ご自身の問題はここからここまでだから
そこはしっかり復習しておきましょうとかさ
こういう思考になって自分はダメだっていうパターンが始まっちゃった時は
あらかじめこのネガティブワクチンを打っといて
じゃあこういうふうに反論したらいかがですかとか
もうかなり綿密に相当リハーサルしてね
いろんな武器を授けて
行ってらっしゃいって最後は背中を押すのがCBTなんだよね
認知行動療法なんだなーって
それをもうちょっと僕早めに知りたかったね
でもそれを知ってからちょっと僕の中である種の脱錯覚というか
認知行動療法をそんなに神聖視するのも良くないし
泥臭いもんなんだなって思いながら
今泥臭い診療をやってますね
まあそれはそんな簡単に人は変わらないよな
そうパワハラ上司に立ち向かうなんて普通はできない
もうそんなことするぐらいだったら死にますみたいなさ
なんかそんな感じじゃん
そうなんだよね
それが普通ですよ
今ちょっとストレスが抜けました
絶対に返しちゃいけない現場ってのありますけどね
パワハラセクハラとかあるいは本当に暴力大罰みたいな
あるいは本当に実際に害が及ぶような現場に送り出すことは
医者としてすべきではないですから
本当にダメな時はもちろんドクターストップをかけないといけないんだけど
このぐらいのストレスだったらやっぱり今後もね
この先の長い人生考えた時に
まあいい経験になるんじゃないかっていう風に
そこをある程度見込んで
このぐらいだったら頑張って乗り越えてもらおうみたいに
して送り出すっていう感じかな
本当にやばい現場だったらさっさとね
辞めさせて別の転職とかをたぶん進めると思いますけど
そこの見極めがある程度必要なんだなと
ストレスが抜けたプラス思考で
時にはマイナス思考を中和する時にプラス思考は大事ですけども
ちょっといい風に考えてみませんかっていうのは大事なんですけど
でも大体世の中の現実って
その良い予測と悪い予測の大体真ん中ぐらいですよね
すごく最悪なシナリオとものすごい最良のシナリオの
大体中間ぐらいが結構現実的なシナリオなのかな
みかんっていいなっていうのがあるんですよ
大野先生のみかんっていいな
みがなんか見る
客観的
客観的事実
感が感じる
体が提案
いいなっていうのが
例えばなんか大野先生の本に書いてあった例としては
普通に学校で廊下を歩いていたら
廊下になんか物を置いている別の生徒がいましたと
たまたまその歩いて
ちょっと急いで歩いてたせいで
足元をあんまり見てなくて
その置いてあった荷物を踏んじゃいました
そうしたらその持ち主が突然バッと立ち上がって
お前何踏んでんだよこの野郎っていう喧嘩になりました
この時にあなたが歩いている
間違って踏んでしまった生徒だとしましょうと
この時に強く言い返すと
うるせえなとかさ
お前の方こそこんなところに置いてんじゃねえよこの野郎
っていう強い言い方がまず一つ選択肢としてありますよね
逆に今度弱い言い方としては
ごめん
すまんとかさ
黙るみたいな
すごくただひらやまりして終わる
っていうこの弱い言い方がありますよね
このだいたい強い言い方と弱い言い方っていうのは
結構トラブルの元になるんで
その強いと弱いのだいたい中間の
まあほどほどな言い方を
身につけていきましょうよっていう話ですね
そのほどほどな言い方のコツとして
このみかんっていいなっていう
例えば客観的な事実としては
廊下のたまたま僕が進行しているところに
荷物が置いてありましたと
でそれを踏んじゃったことに関しては
すっごく申し訳なく思いますと
感じたことをまず言う
けれども僕は僕で
急がなくちゃいけなかったし
たまたま僕の視界には見えないところにも置いてあったんだ
ってやっぱりこれを事実を伝える
だから提案なんだけれども
例えばね
荷物をこっちの陰じゃなくて
もうちょっと日の当たるこっちに置いておいてくれれば
感情の伝え方
みんなちゃんと視界に入るんじゃないかな
って提案してみる
でいいなっていうのは
うるせえなとかそんなことやってらんないよ
っていうふうに否定されたときの
代案も一応考えておくっていう
そっかじゃあこっちの日の当たがだめだったら
こっちはどうかなと
机の上に置いておくっていうのはどうとか
こっちの棚だったら誰も使ってないから
置いておいたらいいんじゃないかな
っていうふうに提案するっていう
それがまあほどほどな言い方ですね
これは結構もうだから時と場合
というか状況に応じて
答えがいくらでもあるので
正解は一つだけではないんですけれども
大体人は感情を伝えることを忘れるんで
このみかんっていいなの
感がね僕一番大事なんじゃないかな
と思うんですよね
つまりなんか相手を指示したり
こうしろよとかって言っちゃうんですよ
お前の方こそこんなところに置いてんじゃねえよ
とかって言っちゃうんですよね
うん
とかこうしてよとかああしてよとかさ
子供が例えばおもちゃ箱なんかひっくり返して
ねえもうこれから家出るっていうのに
部屋がぐちゃぐちゃにガラクタだらけになっちゃいましたと
おもちゃだらけになっちゃいましたっていうときに
もう何してんの何考えてんの
早く片付けなさいっていうふうに
結構人を動かそうとしちゃうんですけど
それも大事なんだけど
まずは感情を伝えるというかね
どうしたの
まあ感情を伝えるってでもこの場合難しいね
その場合怒鳴りたくなっちゃうんだけれども
でも怒鳴る前に今お母さんこれから
あの家を出なくちゃいけないから
本当に時間がなくて今困ってるの
っていうのをまず伝えるっていう
まあこれがちょっとごめんなさい
正しい正解かわからんけど
人に怒鳴ったり何やってんのっていう前に
お母さん今すっごく困ってるのっていうのを
まず最初に伝えてあげると
向こうが聞く耳を持ってくれるっていう
アサーティブなやり方っていうのは
まず結構ねありがとうとか
本当に困ってて辛いのよねっていう
まず自分の感情を先に伝えると
向こうが聞く耳を持ってくれるんですよね
本当に困っていて
本当に今片付けないと時間がないのって言われると
まあじゃあしょうがないかみたいになるじゃん
ちょっと聞く耳を持ってくれる
子供がどれぐらい理解できるかわからないですけど
大人同士だったら
大人同士だったらもう少し話を穏やかに進んでいくでしょう
大野先生って大野豊先生ですか
コミュニケーションの技術
そうですね
おおそうなんですよ
返答は強くても弱くてもダメなんだ
そうほどほどじゃないとね
強すぎると向こうは怒るし
弱すぎると自分が鬱になるし
だいたいほどほどに
例えば人から批判されて
それをすぐ口応えする
うるせえなとか
そういうお前こそバカじゃんとかっていう風に
まあ強い言い方がありますよね
弱い言い方はもう言い返せない
ただ黙ってるだけじっと耐えるだけみたいな
でほどほどな言い方っていうのは
まあこれは大野先生の本には書いてないですけど
まあまず感謝を伝えるみたいな
なるほど私に対する批判ですねと
僕自身も自分自身のことについて
知らないこともたくさんあるので
何か僕の至らない点があったら
教えていただけると幸いですとかね
ぜひちょっと参考にしたいので
もう少し詳しく教えてください
っていう風にこう喜びで返す
っていうやり方もありますね
そうぜひ今後の参考にしたいし
僕も自分のことを知らないまま
この先生きていくと恥をかくかもしれないので
ぜひ教えてください
何か私おかしいところありましたか
なんかの参考にしたいんです
私も完璧からほど遠い人間です
だからぜひ批判ね
批判があるのであればできれば具体的に
もしよければいつの配信のどのあたりに
問題があったのかぜひ教えてください
っていう風に喜びで返すっていう方法もありますね
これも多分アサーションの一つだと思うんですけど
そうすると相手を無力化できるっていうね
相手がディスろうとしてきたり
批判しようとしたり
お前クソだなって言おうとしてきたのに対して
喜びで返すとある程度武装解除できるっていう方法がある
こういう感じでだからパワハラ上司に対抗するっていうのは
ただこうこの野郎とかクソ野郎っていう風に
ただこう言い返すんじゃなくて
上手い言い方でいなすというか
パワハラ上司を無力化する
いろんな策略があるんですよこの世界には
それは普通の人は知らないけども
精神医学の世界にはいろんなテクニックがあるので
その武器をたくさん何パターンも用意して
なんならパワハラ上司を最終的には
自分の味方につけるみたいな
そんな怖い上司を自分の味方にね
引き入れたらもう無敵状態じゃないですかその職場では
みたいな感じで最終的には
そういう体験が人を変えていくんですっていう
認知行動療法は最終的にはそういう体験を
体験に立ち向かういろんなスキルを提供して
最後は本人自身がその体験を通じて変わっていくんです
これが多分すごく本質的な正しい理解で
認知行動療法かって言われてる人の中には
多分ここら辺のことはよく分かってないまんまの人も
いるんじゃないかなと
僕もちょっと偉そうには言えないですけど
僕は全然分かんなかったんで
もしかして大野先生が言ってたことってこういうことなのかな
ずっと最近ねうまくいかないんだよ悩んでるんですよって話を
人の変化と抵抗
ちょっと当直中もしたと思うんですけど
ずっとこういうことを考えてたんですよ
なんで人は変わらないんだろうとか
なんで変わるチャンスがあるのに人は抵抗しようとするんだろう
なんなら脱落しようとしてるからもういいですみたいな
やっぱり人は変わらないんですよ先生とかって言って
なんかもう面談をやめようとする患者さんが一人いてさ
なんかうまくいかないななんでなんだろう
でもそれは当然なんですよね
人はできれば変わりたくないし
変わるのは怖いですからね危険を伴うし
言い方で腐るほど結果は変わりますよねそう
アドラー的に言えばそうやって自分が言葉を放つことで
いくらでも未来を変えることができる
いくらでも相手から自分の欲しいリアクションとか
欲しくないリアクションをこちらが引き出すことができる
普段にご指摘ありがとうございますってなかなか言えない
そうなんだよね
でもそうやってひたすら誠実になってみるといい
ただ難しいのはネット上でそれをやるのは結構きついかなと思いますね
だから本当に例えば相手と一対一で顔を合わせて
話し合ってるときは結構有効だと思います
ネットでそのご指摘ありがとうございます先方でいくと
途中でいなくなっちゃうんですよね
もういいわお前クソとか死ねとかって言って
捨て台詞を吐いてパッといなくなっちゃうんで
それで撃退はできるんですけど
ちょっとこうモヤっとしちゃうね捨て台詞吐かれると
和解できなくて
だからできれば対面のときにやるといいのかなと思います
僕はもうネットではブロックするって決めてるんで
基本的にはそういう喜びで返すってことはネット上ではしないですけど
現実ではなるべくするようにしてる
今非常に貴重なご指摘だったと思うので
もう少しできれば詳しく教えてください
今後の参考にしたいですって心から本当に感謝する
そう結構頭も使うし最初は抵抗感がありますよね
だって自分に対して悪意を持ってる人がぶつかってくるんだから
なんかこうこちらも悪意で返したいというか
目には目を追うっていうね
常識的にはそうなっちゃうんですけど
それをするとどんどんどんどんエスカレートして
言葉がきつくなってくるんで
喜びで返す
先生がおっしゃっていた言い方のスキルを身につけるが
印象に残っていて
今日実践したところいい反応で返してもらえた
よかったね
いやなんか触発できたみたいでよかったです
いやもうこれはもう僕もうまい言い方があんまりなくてさ
僕も結構ねアドリブが効かない人間なんだよね
その場でわーっと言われるとなんかもうパニックになって
頭真っ白になっちゃうタイプで
うちの母親もそういうタイプでね
頭真っ白になっちゃうんで
やっぱ毎回あの時なんて言えばよかったんだろう
外来でもね
患者さんになんかわーっと言われたり
なんかちょっとこう皮肉られた時に
なんかこううまくそれを喜びで返せなかった時とかね
なんかムッとしちゃうだけで終わっちゃった時とかもあって
それをまあ反省することが大事なんじゃないかね
頭の中でもう一回シミュレーションして
じゃあこの今現実ではこう返しちゃったけど
じゃあこっちのパターンで返してたらどうなってたんだろうとか
何パターンもちょっとこう試行実験してみて
そうやって振り返るのが大事なのかなって思いましたね
黒電話どうも
人は変わるのは怖いしそう
一番基本的なことなんですけど
人は変わりたくないんですよね
なぜ世の中のダイエットがうまくいかないのかっていうと
最終的に人は変わりたくないからなんですよね
頭では変わりたいとか言うんだけど
本質的に本能レベルであんまり人は変わることを望んでないんですよね
そこが一番難しいところ
一番難しいところ
悪意に悪意で返してはいけない
そう
バカっていうやつがバカなんですよとかさ
無能っていう人は無能なんですとかって
なんかこう一枚ね
一本取ってやりたい気持ちになるんですけど
それをすると向こうはさらにそれを上回る悪意で
押収してくるんでね
極力言い返さない
善意で返すか
僕はもうブロックしちゃうのがネット上ではやむを得ないのかなと
最善ではないけども
そこに付き合ったりね
なんでそんなこと言うんですかとかさ
そういうことを言いたくなる気持ちについて一緒に話し合えませんかとか
そういうなんか精神科医みたいなことをやろうとしても
みんなあんま乗ってこないんですよね
なんか話し合えた試しがないんですよね
アンチと
みんななんか部が悪くなるとずっといなくなっちゃったり
話し合えないっていうのがちょっとこうネットの難しいところで
かなり虜感がありますね
だから僕はツイッターやめちゃったんですよね
ツイッターは去年の9月で卒業しちゃって
今はもう基本的にエッチな動画しかフォローしてないです
エッチなアカウントしか
その場でうまく返せない人の方が
回避行動の影響
より後で研究するので成長するのかなって思います
そうですね
それをなんか嫌なことだっていうことで
もうなんか食べて忘れようとかさ
カラオケで発散して忘れようみたいに
忘れるっていう回避をしちゃうと
人はどんどんやっぱり不安が大きくなっていって
そこに苦手意識を持っていって
ただあのちっちゃなね
ただのしょうもないパワハラ上司が
なんかとんでもない巨大な巨悪なように見えてきちゃうんですよね
回避すればするほど
だからストレス発散もたまには大事なんですが
それをずっとやり続けると
いよいよ本当に会社に行けなくなったり
もうパワハラ上司のことを想像するだけで
呼吸が苦しくなったりしちゃうんで
どっかでその回避を一旦止めるっていうのは
必要かもしれませんね
いきなり会社に行けないんだったら
まずは想像の中でいいです
頭の中にパワハラ上司を1日5分でも思い浮かべてみるとか
皆さんがね子供だった頃
夏休みの宿題をみんなやらない
最初は後でやろうと
先延ばしにしてたと思うんですけど
8月ももう下旬になってきて
いよいよやばいと冷や汗が出てきたってあると思うんですけど
そうやって先延ばしにしたり
忘れようとすればするほど巨大なものになっていくっていう
向き合う勇気の重要性
典型例ですよね
巨大な国家プロジェクトになっちゃうんですよ
先延ばしにすると
気分転換してると
気分転換は短期的にはいいんですが
長期的にはね
かえって不安を強めてしまうんで
難しいんですけどね
精神科臨床だともう辛いんだったら休みなさい
基本的にはもうゴールドスタンダードになってて
辛いときはゆっくりしてください
休んでください
まずは気持ちが楽になることをしてくださいとか
それも別に悪くはないんだけど
なんかそう言ってずっと給食し続けちゃって
結局なんか復食できない
ずるずるずっと休んでる人ってやっぱりいるんですよね一定数
で割となんか最近はよく散歩に行って
映画も見に行きましたとかさ
友達とランチに行きましたとか言うんだけど
でもじゃあそろそろ復食について考えますかっていう段になると
また体調が崩れるんですよね
なんかもうちょっと休みますとかって急に言い出して
それがやっぱり回避行動ですよね
給食届けとか診断書がやっぱ回避行動になっちゃってるんですよね
そこはやっぱりねちょっと難しいとこです
休むのも大事なんだけど
休みすぎるのも辛いっていう
黒電話どうも沈黙は金ですねと
黒電話
嫌な出来事のいいことだけにスポットを当てようと思っていますと
確かに心のネガティブを中和するのにはね
大事かもしれません
僕もなんかねさもわかった風に言ってるけど
結局僕もね研修医の頃
本当にパワハラみたいなことを受けて
結局3ヶ月間ぐらい病院に行けない時期があったんですよね
3ヶ月間給食して
結局そのパワハラの先生と
完全には対決できなかったですね
ちょくちょくニアミスをして
なんとかこうやり過ごして
でも本当の意味でそこで対決できなかったですね
やっぱ怖くて
僕も結構逃げた人間なんですよね
自分ができなかったことを患者にさせるっていうのは難しいんで
僕は患者さんがその消極的になる気持ちをすごくよくわかるんで
あんまり無理地させないようにはしてますね
僕も結局うまくできなかったんで
できなくて当然なんじゃないかって気もするし
だから患者さんがうまくいかない
だから自分は治療者としてダメだとも思わないようにしよう
っていう風に最近考えるようになったらちょっと楽になった
これは結構どの認知行動療法課がやっても難しいんだろうなっていう風に
そういう風に思うとね僕もちょっとこう気持ちが楽になります
ニュースで夏休みの宿題を終わらせられなくて自殺した小学生を思い出しました
小さなステップの力
それはちょっとねなんかいろんな理由があるんでしょうけどね
ただ責任感が強いだけじゃ人は死なないんで
例えばもうその宿題を忘れたら殺すからねっていう親がいたりとか
まあわかんないですよ
その実際の現実は僕見てないんで
今相当適当なこと言ってますけど
そういう恐怖心を強めるような要素とか原因がもしかしたら外部にね
現実に存在して例えば塾の先生がすごい怖いとか
学校の先生がとてつもない怖いとか
あるいは実際にそういうので自殺したっていうニュースを
ネットで調べたら知っちゃったとかさ
いろんな多分偶然が重なったんだと思うんだけど
恐怖心が本当に強かったんじゃない
宿題だけではちょっと説明はつかなそうですよね
向き合う勇気ってどんな時に出てくるんですかね
うーん
すごくちっちゃい課題をクリアしてった時じゃない
だからあのドラクエとかポケモンと同じで
まずはちょっと雑魚キャラをたくさんやっつけてって
ちょっとずつレベルアップしていくじゃないですか
でなんか自分のトレーナーに戦いを挑むじゃないポケモンとか
まあそういう感じじゃないまさに
いきなりパオハラ上司の前に初手ドーンじゃないんだよ
まずは外出てみて自分が苦手だなと思う人と話してみるとかね
そういえばコンビニの店員さんってなんか苦手だなと思うんだったら
コンビニの店員さんでまず試してみるとか
そういうところじゃないですかね
まず雑魚キャラをちょっとずつ倒していくっていう
それに慣れていくっていうのがいいんじゃないですかね
そうするとだんだん勇気が湧いてくる
自分は無力ではないし自分は変わらないと思ってたけど
変わったじゃないと
少なくともコンビニの店員さんにはもう苦手意識とか気遅れはしなくなったと
じゃあ自分はちょっとでも変わったんだなっていう
そういう実績を積んでいくことじゃないですかね
本当に小さなステップでいいと思うんですけど
困難を分割していきなり巨悪には立ち向かわない
だから夏休みの宿題がとんでもなくもう不可能だと思うんだったら
じゃあまず絵日記の最初の1日だけ書こうとかさ
まずヤフーニュースの気象予報とかで
この1ヶ月間の天気をまず調べようと
絵日記には天気を書かないといけないから
じゃあ天気の過去のデータをまず調べてみようとか
そのちっちゃなスモールステップが大事なんじゃない
いきなり全部は終わらないから
僕は勉強するときどうやったらやる気が出ますかって言われる人に対しては
まずやってくださいっていつもアドバイスしてますね
やる気が出てから行動に移すんじゃなくて
行動に移してくださいと
もう今日この後この配信終わったら始めてくださいと
どんな些細なことでも構いませんと
例えば鉛筆を削るでもいいし
机の上の物をどけるでもいいです
もうその時点であなたは勉強に取り組めているので
もうあとは多分自然に行きますよって
自然にやる気も空いてくるだろうと
あと現実的には何をやるかっていう
まずリストを作りなさいとかね
君はもう全部無理だっていう風に
もうこのままだと大学留年するってパニックになってるけど
まず何をやらなくちゃいけないのか
レポートの提出期限が迫ってるところをまずリストアップしてみて
じゃあどっから手をつけていいのかをまず一枚の紙に書いてください
これは実際に弟に言ったことなんだけどね
あいつまた留年しそうだなっていう大学の時に
まずリスト作ったら
これはもう1秒後からできるから
才能もいらないし
それをやったら
人って知性化って言うんですけど
色々分かった風なことを言って
全然行動に移さない人っているじゃない
じゃあまずやってくださいとかっていうと
いやこれどっちからやったらいいんですかって
国語からやったらいいんですか
数学からやったらいいんですかって
ある研究によると数学からやった方がいいみたいなデータもありますけど
とかっていう風に言うやつがいるんで
うるせえからさっそくやれって
そうやってなんかね
参考書がいいか悩んでるんですとか言いながら
結局何もやろうとしない人が結構世の中に多いので
国語でも算数でもどの参考書でもいいから
1ページ目をまずめくれと
5秒後に
それだけですね
勉強のコツは
そのちっちゃな一歩を踏み出すことだけですね
そういうのをやる勇気がない人が
なんかやり方を調べるんですよね
勉強の仕方を急に勉強し始めて
あーなるほど
まずは
音読をするといいんだなとか
紙に書き出すのがいいんだとか言って
なんかそのやり方の
なんか勉強し始めるんですよね
数学の勉強の仕方を勉強し始める
そうするといつまでたっても動けなくなっちゃうんで
それは回避行動だからねさっきも言いましたけども
それは小学生が宿題を先延ばしにするのと同じ行為なので
本質的には
どんどんどんどんやりたくなくなってくるので
それを今すぐやめてくださいと
勉強法の勉強はいりません
やれっていう一言
Do it
小さなことから
そうですね
小さなことが大事ですね
僕の筋トレを
先生何回やったらいいですかって言われるんで
僕腕立てを一回やったらいいですって
いつも答えてますね
運動療法とかさ
先生ちょっと体重が最近気になるんでとか
何から始めたらいいですかって
じゃあ腕立てを一回やってください
それでいいです
って言うとすごいびっくりされるんですよね
一回でいいんですかみたいな
なんかこう20回何セットとかじゃないんですか先生
いいから黙って一回やってくださいって
もう一回でいいんですって
腕立て一回でOKです
一回ができたらじゃあ次二回試してみてくださいよ
朝起きれないんですよ先生
朝どうしても布団から出れなくて
じゃあいきなり出るんじゃなくて
まず右足を動かしてみてください
右足をまず布団から出してみてください
それはできますか
できますよね
じゃあ右足が出たら今度左足を出してください
もうこれだけなんだよね
その最初の一歩をすごくちっちゃくすることが大事だよ
コツなんかないんだよね
回避しないこと
向き合うこと
それはすごくマッチョな思考だし
人によってやっぱりすごく抵抗があるんだけど
その抵抗感を減らすにはやっぱり課題をちっちゃくするしかないですね
すっごくちっちゃくすること
不眠の治療とか睡眠の治療はよく
まず窓を開けてね
うつ病の兆候と小さな一歩
カーテンを開けてくださいとかっていうのは結構言いますけど
カーテンを開ける前に布団から出れないんですって人がいるから
その時はもう右足をまず動かしてください
そっから始めましょう
主治医の検査ではずっとわからなくて
飛び込みでブドウ糖検査をしてくれる病院に行ったら隠れ糖尿病でした
リベラサスで痩せてみせます
でもよかったですね
確かに糖尿病は細血じゃないとなかなかわかんないですからね
よかったですね
ちっちゃなことを本当にちっちゃくていいんですよね
うつ病の時はもう本当にすべてが億劫で
僕もお風呂に入らなかったですもん
2ヶ月間とか3ヶ月間ぐらい
大学生の頃ね
そういう方って多分僕の配信にも何人かいらっしゃると思うんですけど
本当にちっちゃなことでいいですね
例えば腹筋1回したらOKとかさ
今日は頑張ったよねっていうのでいいんじゃないかね
僕もっと言うと息を吸って吐くっていうのを1日1回やればもうOKなんじゃないか
うつ病の人には結構そういう風に伝えることもありますね
何をしたらいいんですかと
世の中の同世代の人たちはこうであーで
大谷翔平はこうであーで
ドジャースでこうであーでみたいな
いやそれ大谷と比べたらみんなゴミですけど
まずはゆっくり息を吸って吐くっていうのを1回し
もうそれで十分なんじゃないですか
比べるものがおかしいから
なんかイーロンマスクとかジェフベソスと比べて
自分は何もできないとかっていうから
いやもうまずゆっくり息を吸って吐いてください
息はあなたできるでしょう
息を吸って吐いてるじゃないですか
それを今日も頑張りましょうよ
それでいいんじゃないですか
できてますよ
それを続けましょう
ちっちゃな一歩から
優しいですね
ちょっとうつ病だからね
本当にちっちゃな一歩でも
ちょっと辛いことがありますから
その時は息を吸うと吐く
これができたらもうとりあえずOK
今日は60点は取れたな
風呂入るっていうのは結構ハードル高いですよね
そう風呂入るの真っ先にやめる
一応精神科的には
いわゆる倦怠感とか意欲の低下ですね
うつ病ってうつになる
気持ちが下がるとかっていうのばかり強調されるんだけど
もう一つ言うと意欲が低下するんですよね
もう何もしたくなくなるんですよね
好きだったギターとかバイクとかにも興味がなくなるんです
興味関心がもう欠如していく
だからアニメとかにも興味出ないし
映画も見れないし
テレビも見ても意味がわからない
ドラマもそんな1時間も見てらんない
5分が限界
本も読めない
新聞もわからない
ニュースも何やってんのかさっぱりわからない
こうなっちゃうんですよね
全部他人事
自分に関係ない
世界で何が起ころうが
自分の人生と何の関係もない気がしてくるんです
もうベッドの上から1日ほぼ動かない
さすがにペットボトルにおしっこはしなかったですけど
トイレとベッドをただ行き来するだけの生活を続けてましたね
大学生の頃
もちろんお風呂は入らない
その時にあれやりましょうこれやりましょうとかさ
サウナに入ると鬱病がよくなりますとか
もう死ねって感じだよね
お前何言ってんだよ
鬱病がどんだけつらいかお前わかってんのかよ
僕は患者だったらブチ切れますね
サウナに入ったらとかっていうバカがいたら
殺したくなるな
そういうレベルですね鬱病というのは
なので息を吸うと吐くっていうのでも結構大変ですから
それを一生懸命やるっていうので僕はもうOKだと思ってます
配信者の影響
泣いちゃいそうになった
煮下ろし型の鬱の診断で給食しています
煮下ろし型の鬱っていうのがあるんですか
未だに復帰していないと
割と僕も給食してましたし
大学時代はずっと家に引きこもってましたしで
その時にニコ生に出会ってるんですよね
2010年とか11年ぐらいの時に
動画って10分とか15分ぐらいで終わっちゃう短いものですけど
配信ってニコ生時代だと6時間とか12時間とか
平気でずっとやってるんですよね
僕配信者に本当に感謝してるんですけど
だからとりあえず息が据えた
今日はちゃんとおしっこもできたぞ
よしって自分に合格点与えたら
とにかく1日
辛いじゃない
全然時間も進まないし
その時はもうぼーっと人の配信を見てる
それでいいんじゃないですかね
配信者が偉いのは
5時間でも6時間でもずっと喋り続けて
なんかそれなりに最近の時事ネタも取り入れてくれて
それなりになんかいい話を言ってくれるんで
配信者ってやっぱいいな
YouTuberが短距離ランナーだとすると
配信者はもう明らかに長距離ランナーですよね
100キロマラソンの長距離ランナーですね
ずっと見てられるし
ずっととりあえずなんか流してられる
休職中なんかだからもうそれをずっと見て
Netflixとかってちょっとぶっちゃけ疲れるじゃないですか
極悪女王だのね
地面詩たちだの
確かにハラハラドキドキはするんだけど
あんまうつ病の時にああいうのって
ハラハラドキドキっていらないじゃん
そうすると全く話の面白くない
ずーっと平坦な
ただ長い配信とか
僕の配信なんてまさにそうですけど
結構おすすめです
そこらでもアーカイブはもうありますんで
ひたすらとりあえず流していただいて
まあ多めにいただいて
えーと子育て終わりになるうつみたい
あー
俗に
まあいろんな呼び名があるんですね
そうすると結構時間が余ってたりすると思うんで
配信をつけてベッドに横になったり
するのでいいんじゃないですか
いやー今日はなんかいろいろ話したけども
最近自分がちょっとね
少しだけうつっぽかったんで
なんか自分に向けて言ってるような
今日は枠でしたね
まあこの枠もじゃあちょっとこう
アーカイブに載せとくのでね
プロフィールにリンクを貼っておきますんで
アーカイブしときましょう
えーと
先生の優しい声に癒しをもらっています
ありがとうございますどうも
だんだん仕事が忙しくなってきちゃったね
昔みたいになんか夜中2時から朝8時まで
6時間ぶっ通しでみたいなのが
もうちょっと今できない立場になってきちゃったんで
明日もね
病棟には患者さんもいるし
今熱発してちょっと心配な患者さんが何人かいて
明日も病院に行かないといけないですからね
なのでアーカイブをたくさん取り揃えてますんで
最近はYouTubeにも転載するようになったし
とりあえずそれを流しつつ
まあ飽きたら他の配信者をまた巡回するでいいと思いますし
そうやって過ごせばいいんじゃないかね
優しさのシミ出てくる
うつに関してはね
そう結構わかるので
割と優しめですね
アーカイブを最初からゆっくり聞きますぜひ
まあ昨日の文と合わせてですね
昨日もうつ病に関してちょっと言ったんだけど
今日はだからその第2弾っていうか続編ですね
2話連続でうつ病に関して
最近僕が考えていることに関して
ちょっと述べました
まあキリもいいしそんな感じでとりあえず終わりますかね
ちょっと90分過ぎちゃいましたけど
人の痛みを知っている人は優しいとつくづく思います
そう言っていただけるといくらか報われますね
うつ病の続編
でそれをまたねちょっと自分が感じたこととか
患者の時に辛かった体験をまた使って
そうね患者さんが良くなってくれたらいいなと思いますね
はいじゃあとりあえず終わります
どうもお疲れ様でした
01:32:30

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