1. 黒木瞳の映画ここだけバナシ
  2. 20_2 アニメーション監督から..
2021-10-06 13:55

20_2 アニメーション監督からみた「声優」という仕事 (ゲスト:アニメーション監督 平尾隆之さん)


先週に引き続きゲストはアニメーション監督の平尾隆之さん。今回は アニメーション監督視点で”声優”という存在が映画にもたらす重要性をここだけバナシしてもらいます!

See Privacy Policy at https://art19.com/privacy and California Privacy Notice at https://art19.com/privacy#do-not-sell-my-info.
00:01
声のお芝居って、やっぱりちょっと独特だったりして、慣れていない方とかだと、マイクに向かって喋っちゃうんですね。
だから、本当はモニターの中にいるキャラクター同士の距離感を考えて喋らなきゃいけなかったりとか、そこのキャラクターに対して声を届けなきゃいけないので、
マイクの向こうにより届けなきゃいけないという。だけど、どうしても目の前にマイクがあると、ここに向かって喋ってしまうので、それがなかなか慣れないという方がいるんですけれども。
黒木瞳の映画ここだけバナシ
黒木瞳の映画ここだけバナシ、今日も聞いていただきありがとうございます。映画に携わる様々なジャンルの方々とここだけバナシしていきます。
今回のゲストは前回に引き続きアニメーション映画、映画大好きポンポさん監督の平尾孝之さんです。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回このジーン君主役の、ジーン君と女優を目指す
ナタリーですかね。
ナタリー。お二人はオーディションだったというお話を伺いましたけれども。
そうですね。2人とも生っぽさというか、ういういしさみたいなものも欲しかったので、最初から決めていて、オーディションで清水さんと大谷さんという2人を選ばせていただきました。
選ばれた基準とか、ご自分がイメージしてた声に近かったとかそういうことですか。
でもやっぱりそうですね、声質っていうのがすごく僕は大事にしていて、まずその声質がキャラクターに合っているかどうかというところはとても気にはしますね。
ジーン君でいうところで何人ぐらい見えたんですか?オーディション。
でも30人ぐらいいたのかな。ものすごく多くはないですけれども、ナタリーと合わせるとたぶん60人とか80人ぐらいだったのかな。
それはセリフを言っていただいてっていう感じなんですね。
私も声優何本かやらせていただいて、実写のスカーレットというテレビ映画でしたけども、アメリカのをやらせていただいたり、
あとフェリシーという夢のトーシューズという足の不自由なバレエの先生の役だったりとか、あとインクレディブルとかやりましたけれども、
インクレディブルの時は声をアメリカに送って、それでイエスが出ないと。
そうなったんですね。
そうなんです。ある意味オーディションですよね。
そうなりますか。そうですね確かに。すごく声優にも向いている素敵な声だとは本当に思います。
03:01
ただ本当に大好きなんですけれど、私の声って大体私の声だってわかるので、声優をやらせていただくときは私の顔が浮かばないように気をつけてます。
それはやっぱりこう、キャラクターというのが絵としているからっていうことなんですか。
そうですね、そこに私の顔が浮かんでくるとちょっと潜入感が入ってきますので、だから声はわからない方が誰がやってるかわからないみたいな、っていうようなことをすごく気をつけてます。
それでもやっぱりこう、もちろんそれはすごくキャラクターとして描かれて、表現できていると思うんですけれども、
やっぱりその声の華やかさであったりとか、その届きやすさっていうんですかね、そういったものがやっぱりすごく声だけとして聞いたときにとても魅力的に届く声だなっていうふうに思います。
ありがとうございます。褒められました、感覚に。嬉しいですね。
なんか、すいません、キャリア画面の方を。
あれなんですけど、申し訳ないですけど。
でもやっぱりこう、声のお芝居ってちょっと独特だったりして、アフレコのブースでもマイクが目の前にあるじゃないですか。
で、その前にモニターがあるって、どうしても慣れていない方々とマイクに向かって喋っちゃうんですね。
だから本当はモニターの中にいるキャラクター同士の距離感を考えて喋らなきゃいけなかったりとか、そこのキャラクターに対して声を届けなきゃいけないので、マイクの向こうにより届けなきゃいけないという。
だけど、どうしても目の前にマイクがあるとここに向かって喋ってしまうので、それがなかなか慣れないという方がいるんですけれども。
クロフィさんの声っていうのはご出身もあると思うんですけども、すごく声を届けるというものに意識的であったりとか、その上で魅力的であり、ちゃんとそこにキャラクターとして芝居をそこに入れているというのは、これは本当になかなかにできないと思うので。
これちょっとシャンパンをおごろうかな。
いやもう本当にでも、もしよかったらぜひ次の作品が出ていただきたいぐらいでは。
ぜひお声かけてください。
でもやっぱそのインクレディブル2もあったんですけれども、もう本当に戦うんですね、イラストがあるね。
だからアフレコの時は、まだ裸足になって、それで手とか足とか全部伸びる人だったんですよ。だから本当に戦う声で、本当に自分が戦ってるみたいに。
06:03
で、ぶつけられたときはもう本当にウェーってなるし、本当にそれはもう自分が戦ったくらい、もうなんて言うんでしょうか、疲れますね。
疲れましたね。
あまりもしかしたら声優さんの仕事って知らない方々にも伝わる話かもしれません。
特にでも俳優さんとかは常に自分の体を使って演技をしてますよね。
そうですね。
絵に写ってるものも自分のことのように本当に戦ってるんだという形で意識して声が乗るというか。
それは多分声優さんも、おそらくそこまで動かないまでも、心の中で本当に一体化して声を出さないと、ちゃんとそこに声が乗らないっていうのがあるので。
なんかすごく良いエピソード。
渋滞っていう映画に出演したときに萩原賢治さんと夫婦役だったんですけれども、ちょっと違う声が入ったときに、そこだけアフレコ一言これもらいますよとかってあるじゃないですか。
その時に本当に短いセリフなのに、本当に心からセリフをおっしゃってたのを間近で拝見して、やっぱりアフレコ、ここまでやらなきゃいけないんだって先輩から学んだりとかしました。
あとアネゴという役剤映画にも出たんですけれども、その時に松片さんが撃たれたかなんかで、そこで京都のど真ん中で撮影したんですけれども、そこで私がギャーって鳴くんです。
それも街の声が入っているから、後でアフレコしないといけないんです。
その時にやってくださったのは、ゴザかなんか弾いてアフレコルームでゴザ弾いて、本当にそこに倒れているように自分その時の同じ格好をして、それで絵を見ながらまたそこでまた泣けみたいな。
って言われて、それでもうギャーって鳴いたんですけれども、だからこう、それは自分に合わせなきゃいけないからすごい大変なんですけれども、まだアニメーションに合わせる方がやりやすい、自分の方がやりにくいんですよ。
えーすごい、そういったさまざまな経験やお芝居のいろんな作品で得たことっていうのが、やっぱり声の、本当にアニメーションの声のお仕事でも、それがすごくやっぱり生かされているというか、出ていらっしゃるなっていうふうには思いますし。
09:04
オファー待ってます。
いやでも本当にすごくいい声ですし。
ありがとうございます。
いやもう、こんなキャリアもしたの、監督がお願いしていいものかっていうのもあるんですけど。
でもやっぱりおっしゃったように、もう一人かけても作品ってやっぱり完成しないじゃないですか。
はい。
もう本当に総合芸術だから、アニメーションもドラマや映画も舞台も、やっぱりエンターテイメントの世界っていうのはみんな、みんな必要なんですよね。
そうですね。
一人かけてもダメっていう、だから本当みんなで作り上げるっていう作品をやっぱり届けるっていう。
役者の時はそこに魂を入れる。アニメーションの時は声というものを魂を吹き込む。
作品が出来上がって、それでそれを今度はお客様にお見せして、今度はお客様が育ててくれるっていう、そういうふうに思ってますので。
やっぱりその口コミが口コミを読んで大ヒットしたというね、監督がお作りになった映画大好きポンポさん、本当にすごいことになってますね。
いや本当にありがたいことに。
作品がもう一人歩きしてるんですね。
そうですね。
本当に作り上げって先ほどおっしゃってました総合芸術だと思うので、スタッフの皆さんのおかげということもありますし、本当にありがたいことなので、この輪がもっと広がっていくといいなと思っております。
でももう100巻以上ということは、もっともっと増えていくんじゃないですか?
いやーでもやっぱり、結構その6月4日公開だったんですけれども、ちょうど本当にコロナの緊急事態宣言が出てる頃で席が半分だったんですよね。
50%ということですね。
そうですね。なんで今もちょうど出てますから、これでどこまであとは粘ってくれるかっていうところは、ちょっとまだわからないところはあるんですけれども、それでもすごく何回も見てくださる方がいて、
いや本当に多分20回以上見た方もいらっしゃるみたいで、やっぱりそういった本当にすごくポンポさんを好きでいてくれた方というのが、やっぱりこの100巻であったりとかそういった拡大に対しての応援をしてくださった部分もありますし、
フィルム化と言いまして、クラウドファンディングで、ポンポさんの映画自体はデジタルで作られてるんですけども、それをフィルムに焼き直すというクラウドファンディングが行われまして、それも成功しまして、今フィルム化に向けて動いているっていうところもあって、
12:01
これもやっぱり本当にそういった形で、何とか好きでいてくれたというか、ポンポさんを好きになってくれた人に感謝だなと思っております。
もう成長したジン君ね、ハリウッドじゃなくて、ニャリウッドで受賞もしましたから、映画大好きポンポさん2があるんじゃないですか。そしたら今度はジン君がまた違う役者で、今度はどんなご苦労をなさって、今度は次の段階の苦労。
やっぱり1回撮ったから終わりじゃないじゃないですか。成功したらその上にまた何かあるじゃないですか、階段が。だからそのジン君も見てみたいですね。
ありがとうございます。ぜひそういった声がもっとたくさんあると、2が作れるかもしれません。
でもきっとリスナーの皆さんこのポンポさんを見に行かれると思いますので。
本当にもしよろしければ応援いただければと思います。
その時は年配の役で私も出演させていただきたいと思います。
ありがとうございます。
そんな劇場アニメ映画大好きポンポさんはただいま絶賛上映中です。上映劇場など詳細は公式サイトをチェックしてください。
そしてブルーレイの発売が12月3日に決定いたしました。さらに10月1日よりユーネクストで先行独占配信開始となります。
こちらの詳細も公式サイトをご覧になってくださいね。
はいもう私たちにとってはもう人事とは思えないもう名言ばかりの映画です。
ぜひ皆様も劇場でご覧になっていただきたいと思います。
監督ありがとうございました。
今日もありがとうございました。
13:55

コメント

スクロール