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#70 【ゲスト回】趣味とアーレントの話をしてみよう。労働・仕事・活動と現代に生きる私たち
2026-02-25 17:42

#70 【ゲスト回】趣味とアーレントの話をしてみよう。労働・仕事・活動と現代に生きる私たち

&ante原田優香さん(ゆかっちさん)とアーレントの話をしています/『人間の条件』の読書会はどんなきっかけ?/労働、仕事、活動の話。Podcastは仕事?活動?/公的領域と私的領域、昔と現代はだいぶ違う?/理解と許すは別?/できる範囲で学んでいきたいですよね


最近哲学の話多めで、すみません…次回から、また日常に戻します!


仕事と余暇を考える上で、ハンナ・アーレントの話を誰かと一緒に話してみたかったのです。 


楽しかったです。ゆかっちさん、ありがとうございました。


次回はひとり語りを予定しています!


▶︎『人間の条件』(ちくま学芸文庫)


https://www.amazon.co.jp/人間の条件-ちくま学芸文庫-ハンナ-アレント/dp/4480081569


▶︎映画『ハンナ・アーレント』オフィシャルサイト

https://www.cetera.co.jp/h_arendt/introduction.html


▶︎合同会社&anteのHPはこちら

https://and-ante.com



▶︎ゆかっちさんnoteはこちら

https://note.com/yuka5139/n/n1125e49ec190


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サマリー

原田優香さんと、ハンナ・アーレントの思想や『人間の条件』について語る。読書会を始めたきっかけを振り返りながら、労働・仕事・活動の違いを整理し、ポッドキャストや場づくりを活動として捉える視点を話す。消費と使用、公的領域と私的領域の違いから、現代の人間関係やSNSについて考える。映画『ハンナ・アーレント』にも触れ、アイヒマンをめぐる「理解することと許しは別」という考えを通じて、歴史や目の前の相手を文脈・構造とともに理解しようとする姿勢を確認する。

瞑想とアーレント読書会のきっかけ
忙しい日々のセルフケア!復職ラジオ。 今日もお疲れ様です。今日はゲスト回ということで、引き続きアンドアンテの ビュカッジさんと一緒にお送りします。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。 すいません、収録ありがとうございました。 ありがとうございました。楽しかったですね。うん、盛り上がりました。
盛り上がりました。 今回は、しゅみとアーレントの話をしようということなんですが、先ほどは結構仕事の話をしてしまって、最近ハマっているコーピング、毎回ゲストの方に聞いてるんですけど、ビュカッジさん、何か気分転換とかありますか?
最近はですね、私瞑想をちょっと始めて1月から。後半です。ちょっと12分間ぐらいですごい短めの瞑想ではあるんですけど、ちょっとこう朝と寝る前どっちかに息を深く吸ってっていう瞑想ちょっとハマってますね。
あ、いいですね。座ってやるタイプの瞑想ですか? 座ってやるタイプの瞑想です。
どうですか?効果としては何か実感として変わりました? そうですね、なんかこう少し余裕を持てるようになるというか、やっぱり息を深く吸うだけでもストレス値が下がるって言われてると思うんですけど、結構それだけでも少し緊張した感じがほぐれるなーっていう体感はあるので、
続けていると変化を感じてるなぁと思います。
いいですね。ありがとうございます。
今回はちょっとアーレントという人の話を一緒にできる人がなかなかいないんですけど、
ユカッジさんのノートを見てアーレントにご紹介をしているということで、ちょっと気になって雑談会でお話ししたいなと思いました。
ありがとうございます。よろしくお願いします。
ちなみにアーレントの読書会をやっているきっかけとかは何なんですか?
もともと友達がアーレントの人間の条件っていう本を読みたいって言ってくれたのがきっかけで、
その友達は割と仕事も一緒にしたことあったりとか、あとちょこちょこ読書会してるような仲だったので、
今度アーレントを取り扱ってみようよっていうので、読みましょうっていうので始まったのがきっかけで、
友達がそのきっかけをくれたっていう感じではあったんですけど、
もともと私自身も、一番私が人生で影響を受けた本がビクトルフランクルの夜と霧っていう本なんですけど、
なので結構ユダヤとかナチスドイツの話とかっていうのはちょっと知ってはいる中で、
アーレントの話もその文脈で出てきてたので、存在自体は知ってたんですけど、
その本を読んだことがなかったので、ちょっと読んでみたいなっていう興味も重なって、読書会をすることになったっていう経緯です。
めっちゃいいですね。
聞いている方のために簡単に言うと、アーレントは1906年から1975年くらいまで活躍した政治哲学者、そして思想家、女性の方ですね。
人間の条件、今言っていただいたものやエルサーレウムのアイヒマン、特徴としてはドイツ出身のユダヤの方。
私は人間の条件は何回も図書館で借りては途中で挫折していまして、
2023年くらいにブークスという音声アプリで、京都大学の政治の森川てるかず先生の人間の条件の解説10分×6セント、これが面白かったので、4回くらい聞きました。
すごい。
『人間の条件』の労働・仕事・活動
最近は漂白のアーレント、戦場のヨナスという富田博士先生と桃木博先生が考え方というよりはその2人の人生を追っていった感じで、めちゃくちゃ面白かったです。
すごい。そうなんです。私も難しいとは聞いてたんですけど、どれほど難しいかっていうのを読むまでは全然想像してなかったんですけど、結構分かったと今でも言えないんですけど、なかなか読み応えのある一冊なので。
人間の条件全部読み終わったんですか?
今、もうあと6章、最後の節ですかね。最後の節でもうちょっとで読み終わるって感じです。
ちょっとですね、聞いてみたいんですけど、今のところ響いたポイントってあります?
ありがとうございます。めちゃくちゃいろいろあるんですけど、人間の条件の中で謳われている話で、アーレントってそもそも人間であるために3つの条件がありますよっていうのを言ってると思うんですけど、それが労働と仕事と活動っていうものだと思うんですね。
今聞いてくれてる方にも簡単に説明すると、労働っていうのは、いわゆる動物が餌をとって蓄えたり巣を作るような営みようなことで、いわゆる肉体的なものを労働っていうふうに読んでいて、逆に仕事はどちらかというと自然環境とは異なる人工的な世界を構築する営みのことを仕事っていうふうに読んでます。
アーレントがポイントとして、いろんな本とかでも出てくるこの活動っていうところが言語とか見ぶりによって他の人に対して働きかけて説得しようとする営みのことを活動だっていうふうにアーレントは言っているんですけど、
結構今の社会って、私はその仕事とか労働っていうものがあるなと思ってるんですけど、どうしても活動っていうところになかなか時間を割いたりとか意識を持つっていうことっていうのができてないんじゃないかなと私の中で思っていて、
でもやっぱりアーレントの言う活動っていうものを、今のこの現在社会の中でどう自分が行動として起こしていくのかみたいなところの観点で結構考えたり議論することが多くて、いわゆるお金が発生するものだけではない意味、自分自身の表現方法だったりとか取り組みみたいなものを積極的にやっていきたいなみたいなことを
結構アーレントの本を読みながら、自分の今の現状と照らし合わせながら考えていくのがすごく響いているなという感じですかね。
めっちゃ面白いですね。結構&アンテの場作りによって活動の場を提供してますもんね。
ありがとうございます。すごく嬉しいです。そう言っていただけたら。
音声でアーレントのお話聞いてた時に例えてたんですけど、労働は食べるとか掃除とかだから、家事かなって思ったんですよね。1個目の労働。
制作もしくは仕事、ワークですよね。形が残るものということで、例えば大学で講義をする時の建物も仕事の成果だし、何か本を出すっていうのは仕事の成果だと。
その最後の活動、アクションが、例えば生徒さん、学生さんと対話をしたり、ディスカッションをしたりっていう風に分けていただいてて。
だから僕のポッドキャスト、これ残るという点では2番目の仕事なんですけど、今、ゆかちさんとやっているのはアクション活動なんですよね。面白いですよね。
消費と使用、公的領域と私的領域
そうだと思います。アーレントが言っている工作物、さっきビルみたいな話をクッペさんおっしゃってたんですけど、そこのすごく面白い話があって、消費と使用っていう考え方があって、アーレントが言っているのは。
消費は、すごいわかりやすく言うと紙コップみたいなもの。使われたら捨てられるっていうものを消費って呼んでいて、使用っていうのは、いわゆる陶器のコップとか。
使用はするし、形としては汚れたりとか、朽ちていったりとかするんですけど、物としては残るじゃないですか。そういうものをアーレントは使用っていう風に呼んでたりするんですけど。
今の現代社会って、消費的に使われるものが多い。紙コップもそうですし、もしかしたら電化製品とかもそうですし、使われなくなったら捨てるみたいなものではなくて、やっぱりその工作物っていうのは使えば使うほど唯一無二のものになっていく。
そういったものがすごく大事だというか、私の中では結構、アーレントは別にどっちの立場でも立ってないかもしれないんですけど、私が受け取ったのはそういうすぐ消費的な考え方になるのではなくて、
これをどう活かせるかなとか、どう大事にできるかなとか、人間関係でも同じな気がしていて。
一回きりのお仕事というか対話の機会もありますけど、それこそ継続して何回も話していくっていうのもありますもんね。
そうそう、なんかそれがすごい大事なんじゃないかなっていうのを思ったっていうのが学びでしたね。
いいですね。
あとそのアーレントの話の中で公的領域と私的領域、公的領域が人と対話するポリスなんです。
ポリスっていう都市というよりは何て言うんですかね、人と対話する光が当たる場所だとすると、私的領域が主に家を追い越す、回復する場所と言いますかね。
これも結構面白かったんですけどどうですか?
面白かったです。
公的領域みたいなものが、アーレントで言うと対等な立場に立つ市民の自由な討論を本質とする政治が行われる領域ってちょっと難しいんですけど。
ちゃんと言うと難しい。
定義がされてて、私的領域とかだと各市民の家のこと。
当時は公衆の目から隠されるものというか、隠した方がいいものとして捉えられたりとかしてたと思うんですけど、
ここの公的領域のところはやっぱり面白いなと私も思っていて、いわゆる活動にも近い部分があるのかなと思ってるんですけど、
そこでどういう自分たちが、自分たちにとって何がいいのかっていうことを議論するとか、討論するとか、
そういう場が分けられてたっていうのがまずそもそもやっぱり面白いなと思って。
私たちって今別に分けられてたりとかしないじゃないですか。
ある意味別に何を言っても検閲みたいなことないですし、
家の中だからこれ言っちゃいけないとかないじゃないですか。
昔はやっぱりそれが難しくて分けられていて、
でもそういった活動とか自由とか発言みたいなものができるようにっていうので行われてたっていう、
そういう時代背景とかもすごく面白いなと思いながら読んでました。
時代が違いますもんね。
そうそうそう、そうなんですよ。
アーレンの方が、それこそこの間読んだ本の中で、
アイヒマンのところあたりで発言をすると絶対炎上すると思って、
不安だったけどでもこれは言おうってなるときに結構人が離れたりもしたんですけど、
その後回復して、でも結構やっぱ電話してたみたいなんですよね。
当時たぶん電話代めちゃくちゃ高いんでしょうけど、
電話してたっていうのはやっぱアーレンとも人間だったんだなってちょっと思いました。
映画『ハンナ・アーレント』とアイヒマン理解
もしこれでアーレンと興味持ってくれた人がいたら、
ぜひハンナアーレンとの映画があって、
私もそれ見たんですけど、結構その一連見ていただけると、
もしかしたらアーレンとがやろうと思ってたこととか、
大事にしようとしてたことっていうのがすごい伝わるかなと思うんですけど、
その映画の中でもアーレンと言ってたんですけど、
理解することと許しは別であるみたいなことを言ってるシーンがあって、
いわゆるアイヒマン、ユダヤ人の大量殺害に関与した人物として今知られてますけど、
アーレンとは彼が冷酷な人間であるということではなくて、
至って普通な思考停止の人間だったっていうことを、
いろんな角度から本とか発信してすごく叩かれる。
あいつの味方になるのかっていうような形ですごい叩かれてしまうんですけど、
アーレンとが示したかったのは味方とか敵とかそういう話じゃなくて、
私たちもこういう構造に陥ってしまう可能性があるということの継承みたいなものを伝えたかったんだろうなと思っていて、
そこの理解することと許しは別であるっていう言葉がすごく私の中では心に残っていて、
アイヒマンを許したわけではなくて、彼を理解しようとしたっていうのが、
アーレンとの取った立場だったんだなみたいなこととかを考えると、
自分は社会のこともそうですけど、目の前の人とかもどれほど理解しようとしてるかなみたいなこととかは、
すごく考えさせられる本だったり、人物だなって思います。
話足りないんですけど、僕がwebの設定とかをミスってしまって、
残り時間がわずかになってきましたね。
SNS時代に学び続けること
日常というか僕らの時代に話をずらしてみると、
SNSが最近殺伐としてるのが加速してて、
実際自分はSNSがなかったら、それこそクッペの活動はできなかったし、
平和の地図っていう本を書く機会もなかったので、
そのものが持つメリットとデメリットというか、
それこそ公的領域と私的領域っていうそのピシャッとした分け方も今も重要じゃないですか。
本当に本当に。
日常をどうしていきましょうっていう思いが。
本当にそうなんですよね。
すごいやっぱり歴史的な出来事とか、歴史上の人物の方から学べることはすごく多いなって本当に思うなと思ってて、
だからこそ学び続けたいなって思いますし、
アーレントが何を言いたかったのかみたいなことがわかってないんですけど、まだ全然。
難しいですからね。
めちゃくちゃ難しいんですけど、なんとかちょっと食らいついていきたいなって思ってますね。
ありがとうございます。
食らいリングに行きたいと思います。
いかがだったでしょうか。
ちょっと僕が話したかったアーレントの話を誰かとしたいというだけで、
もうめちゃくちゃ面白かったんですけど。
よかったです。
相手と組織を構造的に理解する
ユカッチさん、ちょっとね今日アーレントの話で結構できたんですけど、
これからの生き方、それこそお仕事にどんな風につなげていきたいですか。
ありがとうございます。
そうですね。
最後の話に少し近いかなとは思うんですけど、
相手を理解することとか、文脈的な背景とか、構造をちゃんと読み取るとか、
やっぱり組織とかチームでも送りうることって、
結構切り取った世界だけで見てしまっていることの方が多いなと思うので、
そうではなくて、ちゃんと構造的に今何が起きているのかなとか、
目の前の人は何を本当は感じていて考えているのかなとか、
そういうちゃんと知ろうとすることっていうのは、歴史の向き合い方もそうですけど、
人との向き合い方でも忘れないでいたいなと思っているので、
適切な仕事とか会社でもそんなことを大事にできたらななんて改めて思いました。
ありがとうございます。
本当にできる範囲で学び続けてね、ぼちぼちやっていきたいですよね。
はい、本当にぼちぼちも大事。
そうですね。
というわけで、これが副職ラジオなのかというのは、
ちょっと僕の話したいことを話してしまいましたが、お付き合いありがとうございました。
いいと思います。いろんな視点から喋れるのが大事な気がしますし。
これを契機に副職ラジオをなぜか聴いてくれる人が増えたり。
そうそう、あるかもしれません。
ということで、今日はえかっちさんとお送りしました。
皆さんご自愛ください。ありがとうございました。
ありがとうございました。バイバイ。
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