▼今回の内容
・クラウドの最大の弱点は「ネットワーク」
・契約書に落とし込む——最悪シナリオの「合意」という発想
・物理的な備えと、ローカルソフトという選択肢
・ランサムウェア被害後にExcelで計算した話
・答えのない問いと向き合う経営者へ
・「ジギョケイ」という認定制度を知っていますか
▼ジギョケイ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000055757.html
▼公式サイト:https://www.tokai-sr.jp/
▼コトトコト『中小企業の問題を価値に変えるポッドキャスト編集室』
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https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_kuno
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サマリー
今回のエピソードでは、クラウドサービスの最大の弱点であるネットワーク障害に焦点を当て、経営者が直視すべきリスクについて議論します。ランサムウェア被害の増加を受け、給与計算システムがダウンした場合のBCP(事業継続計画)策定の難しさが語られます。契約書での合意形成、物理的なバックアップ、ローカルソフトの導入、そして経済産業省が推進する「事業継続力強化計画」の認定制度とそのメリットについても解説し、経営者にとっての現実的な備えと対策の重要性を説いています。
クラウドとデータのゴミ問題
こんにちは、遠藤克貴です。久野勝也の労務の未来。 久野先生、よろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということでね、今日も行きたいと思います。 今日はね、久々に質問行きたいんですけれども、
なんか収録前に少し雑談していた久野先生が、 世の中データのゴミが大変なことになってるんじゃないかって話、
ちょっと面白かったんで、あの浅草の話、覚えてます?
日経新聞に載ってたんですけど、毎日、あれですよね、観光地とかで写真が撮られまくってて、
世界中で。 53億枚ぐらいが、なんか、毎日溜まっていってるらしいですね。
一日、世界に? 世界で。
世界で53億枚?
浅草のとこで写真が載ってましたけど、多分浅草はみんな雷門とかでみんな写真撮りまくったりとか、
あれだけでも、瞬間的に多分100枚とか200枚とかが、 1分ぐらいの間でクラウドに上がっていってるわけですよ。
そうですよね。あれって、軽はずみにパシャッパシャッと押しますけど、
そのデータ、クラウド連携してれば全部上に上がってるんですもんね。
そうですよね。だからもう、見るのかって言ったら見ないですね。
そのデータを保持するために、とんでもないエネルギーをぶん回しながら維持していると考えると、
まさにゴミ管理ですよね。 そうなんですよ。でね、iクラウドで課金していかなきゃいけないし。
どんどんね。 そうなんですよ。
最近ほんとそうですよね。携帯そのままクラウドで移行しようと思ったら、写真データが年々増えるじゃないですか、当然。
しかもガソスが上がってるんでね、一枚一枚重くなってますから。
もちろん圧縮技術はありますけど、見もしないのにね、なるべくアクセスが早いほうがいいから、あんまり高圧縮かけないしみんな。
しかもiPhoneの写真データとしてあげると、あれ写真データじゃなくて、写真の管理するために結構入ってるじゃないですかね、情報が。
結構がめっちゃ重たいんですよね。 重たいですね。
そうだよね。ということで何の話なんですかね。ゴミが増えてる。
これからデータが多分高くなると思いますね。クラウドの保管料とかも。
エネルギーと直結ですしね。
インフラに近いから結構危険で、そういったところは結構大変だなと思います。
というような話がある中で、質問にそろっていきたいなと思います。
BCP報告と給与システムダウンの懸念
たくさんいただいてまして、今日は30代の方ですかね。いきたいと思います。
いつも繰り返し聞いて勉強させていただいております。
ありがたい。
BCPTについて教えてください。
グループ参加のシェアド会社で、グループ各社の給与計算を受託しています。
本体のセキュリティ部門によるシステムや業務体制のチェックが年々厳しくなっていて、
定期報告を作るだけでも大変なのですが、その中にBCP報告があります。
これまでのコロナを想定したパンデミックメインの訓練シナリオだけではダメで、
給与システムがダウンして復旧めどが立たない想定で訓練を行うよう指示があり、
頭を悩ませています。
大手の給与クラウドを使っていることもあり、実際はすぐ復旧すると思っていますが、
昨今、ランサムウェア被害のニュースが相次いだこともあり、準備したいです。
ただ、どのステップでダウンしたかにより何パターンにも分岐してしまい、なかなかシナリオが完成しません。
先生の事務所では、給与業務でのどのような訓練をされていますか。
また、給与システムが停止した場合の動き方をアドバイスいただけると幸いです。
計算人数が非常に多いのですが、アナログでExcelツールで頑張るか、
一律の金額をとりあえず振り込むことで取引先と合意するか、お金かかるけど、
サブの給与システムを持っておくか、悩ましいです。
どうぞよろしくお願いいたします。これからも応援しております。
ありがとうございます。すごいですね。
BCP策定における課題と対策
ねえ。
うーん。
てか、これシャローシーの仕事としての質問、これ来ると、前回でしたっけ?
競技が変わったっていうね、大陸運動の話されてましたけど、
これはもうシステムの話ですよね?
いや、めちゃくちゃ質問されるとつらい。僕らとしても、本当に悩ましいところなんですよ。
私たちも大手さんと付き合いがありまして、BCPどうしてるかって聞かれるので、
常に意識はしてるんですけど、たぶんこの会社さんなんかだと、
おそらくBCPでいろんな観点があって、感染症と大規模災害とか、
そういったところがメインなのかなと思うんですけど、
想定としてはクラウドって一番悩ましくて、ネットワーク途切れた瞬間に計算できないわけですよね。
そのときにどうするかっていうおそらく話だと思うんですけど、
すでに考えられて対策してるのは、まず一つは契約書ベースの話は、
おそらく給与計算がしっかり回らなかったみたいなことで損害賠償されるのが嫌なので、
大規模な災害があった場合とか、大規模な停電があった場合には、
前月の給与計算データで計算しますよとか、前月と同じ金額を振り込んで後から調整しますよとか、
そういうのを契約でやってるケースとか、もうすでに想定としてされてますみたいな話されてまして。
書かれてましたね、この方の計算の金額をと。
でも、ただおそらくそういうふうに、僕らも大手さんとかに提案はするんですけど、
相談で納得する人ってあんまりない。それじゃダメだって話、結構されるんですよ。
それは最悪のケースでしょっていう話されてまして、
そうすると多分どうするかって話だと思うんですけど、
私たちはさすがに拠点を今3拠点で、東京と名古屋と、あと岐阜の立見っていうところに拠点があって、
そこでどこかでは動かしますよみたいな話。
ただ参加者ともダメになったら本当にごめんなさいって話なんです。
そういうような形で、物理的にまず場所を分けるっていうのは大事ですよね。
なるほど。
あとはクラウドの最大の弱点は、もうネットワークが消えると終わりなので、
さっきの話、Excelで気合で計算するって多分計算的には厳しいので、
検討事項としては、ローカルで動く給与計算ソフトをバックアップとして持つかどうかですね。
ここが一番大事ですよね。
あるんですか?
ありますあります、もちろん。ただすごい大変ですよ。
要は毎回2回計算するようなものなので、
例えば一般的なやよい給与さんとか代表的なやつ、あれローカルで置きます。
ローカルなのか。
あれを1台パソコン持っておいて。
ただパソコンも電源いるので、それの電源とかそういったものを買ったりだとか。
ただどの道振り込むタイミングではまたネットギバンクとかに話になるのって。
そうですよね。
スターリンクとか契約したりとかですね。
そこからか。
うちもスターリンクとか今検討はしてますね。
でもユージも今回のご縁で言うと、
天才的なBCPじゃなくて有事的なBCPって話になるとそういった話も出てきますよね。
あとはユージでいくとほとんどアメリカ企業に依存してるわけじゃないですか。
究極いろんなところまで考えてくるとですね。
クラウドサーバーもアメリカ企業でいいのかとかですね。
そういったところも検討しなきゃいけないですよね。
というような話になってくる。
クラウド時代の矛盾と経営者の判断
でも世の中ね、前回の話で言うとね、
クラウドコートの話をして、
AIベースの話が多かったですけど、
そうやって全部データ化していく、
どうやって分魔していくかっていう話をしてるのに、
それが故にいざとなった時に足元救われるっていう、
この究極の矛盾をはらんでいる状況なんで。
このテーマってなかなかシビアな話ですよね。
そうなんですよ。
だから気づいてる人は気づいてるので、
ただ僕の答えは、
とにかくお客さんとよくその話になるんですよ、
BCPの話には。
ゴールないのはお互い分かってて、
それでどこまでやったら会社として許せるかっていう
ラインの決めだと思うので。
だから今回の話でいくと、
あらゆるところまで、
ここまでで例えばローカルでも
旧計算ソフトを動かしますよって話になると、
リンク倍になるわけじゃないですか、
時間は倍になるし、
なんならDX化してないよっていうような形なので、
コストも高くなるんですね。
そのお金を持ってまでお金を負担してくれますかとか、
そういうようなサービスとして、
アウトソーシングの会社として内包して、
それをサービス化するとか、
いろんなそこもビジネスになってくるところなんで、
どこまでお客さんが費用負担して許容できるかみたいな、
そういうようなところなのかなと思います。
BCP訓練とソフト停止時の対応
なるほどね。
でもそうなってくると、
お客さんとそういうことを事前に想定したやり取りも
ちゃんとしとかないといけないということもありますね。
関係性のほうも大事ですよね。
そうなんです。
あとは今僕らもISMSとかそういうの取得してまして、
そういうところでも訓練みたいな感じで、
実際にこのソフトが止まったら復旧までの間に
どういうふうに対応するかみたいなところの、
そういうマニュアルとかそういう訓練とかもやるんです。
そういったものを普段から想定しておいて、
ソフトもいろんなパターンがあって、
これだけ止まるとか、
そういうのも結構あるんですね。
全部止まったらもう諦めるしかないと思うんですよ。
別拠点がなければ、
もう復旧するまで待ってくださいしかないと思うんですけど、
一部のソフトだけ止まるっていうのはなくはないと思うんで、
そういうようなところで、
人事総務のコアソフトみたいなところの
想定パターンはいくつか作ってテキスト化して、
今AIとかもあるので、
アイディアとかもらいながら、
一応一通り作ったほうがいいんじゃないかなとは思います。
なるほどですね。
ランサムウェア被害とアナログ対応の課題
1回ありましたよね、
1,2年の間どっかでシャローム市周りの、
あれはクラウドのシステムでしたっけ?
そうですね。
結構ニュースにも出てますけど、
シャロームさんとか、
シャロームさんですね。
ランサムウェアに感染して、
一時期使えなくなりましたけど、
あの時のシャロームさん先生方すごいなと思いましたけど、
エクセルで計算したりだとか。
アナログで分回したんですね。
ただ、エクセルで回すのも結構矛盾がはらんでるなと思ってるのは、
要はクラウドにアクセスできなかった瞬間に、
データ出せないはずなんですよね。
つまり、毎回想定してどっかに出してたとすると、
そのデータの管理っていうのは結構危険だと思うので、
情報セキュリティの話ってことですね。
そうなんですよ。
例えば、旧客さんが受託してるのであれば、
クラウドから出してないのか、
バックアップとして出してるのかもはっきりさせておかなきゃいけなくて。
でも出してる場合はどう管理してるのかっていう話がついてもあると。
そうなんですよね。
だから単純にできましたって言っていいものかっていうのも。
お前ら出してたのかみたいな。
そうそう、どうやって出したんだみたいな話になるんで。
なのでそういったところも含めて、
合意形成とアウトソーシングの責任範囲
そこは常に答えは全くないので、
依頼者、依頼されてる、
例えば自分の会社であれば社長とか役員の方と、
その辺りを合意しておくことですよね。
アウトソーシング会社であれば、
お客様とトラブルが起きたときの対応を
ここまでうちはやりますと、
OKをもらうっていうのが大事かなと思います。
なるほどですね。
事業継続力強化計画(ジギョケイ)の紹介
最後にあれですよね。
BCPの何か取られたんですよね。
そうなんですよ。
これが多分皆さん知ってる人いるのかどうかわからないんですけど。
私は全く知りませんでした。
経産省がやってるんですけど、
事業継続力強化計画っていうのがありまして、
事業計、事業計。
事業計。
事業計って検索してもらえれば。
全然逆にすんすかね。
事業計。
事業計っていう認定マークみたいな黄色っぽいやつもらえるんですよ。
BCPの認定マークみたいな。
認定マークですね。
何やるかっていうと、
例えば感染症とか災害が起きたときに、
会社としてどう対応するかみたいなところの、
日々の振り返りをするんですけど、
例えばハザードマップ、
自社の所在地のハザードマップ確認したりだとか、
そういった洪水が起きたときに初動対応をどうするかとかですね。
あと人とか物、金、情報の備えみたいな感じで、
備蓄品が社内にどれぐらいあるかとか、
バックアップデータがどこにあるかとかですね。
あと製造業であれば大体生産先の検討とかですね。
あとは訓練とかっていうのを実施して、
その経過報告みたいなのを計画に盛り込んで、
それで認定取りに行くんですけど。
なるほど。
メリットは、とりあえずロゴマークは使えるのはメリットなのかわからないですけど、
僕よかったなと思うのは、
総務のメンバーが持ってきてくれて、
やりませんかって言われて、
コンサルタントがいっぱいいるのでコンサルタントお願いするんですけど、
振り返るきっかけにはなるし、
あとは一応政府が認めてる資格なので、
税制で防災設備の取得の特別証客20%ついたりだとか。
少し金銭的メリットはつけてくれてるんですね。
税制措置があったりだとか、金融支援みたいな感じで、
政策金融広告の信用保証協会の枠が増えたりだとか、
政策金融広告の金利が安くなったりだとかですね。
なるほど。
あとは補助金とかも、
物補助とかがないのか、
加点とか採択率が上がったりするらしいんですよ。
なるほどね。そういうのメリットあるんですね。
この辺りはぜひ事業経営で調べていただきまして、
そういった金銭的メリットもあるし、
対外的な広報にも使えるし、
現実を知る全体把握って意味でも振り返りになっていいよ、
みたいなところなんですかね。
そうですね。
というようなところで、
リスナーの質問レベルと今後の展望
よくよく考えると質問者の方の質が高すぎてびっくりしましたけれども。
そうですね。気にして、
多分一般の抽象はあまり意識してないところなんですけど、
かなりレベルが高い質問で。
レベルの高い方のリスナーに支えられてっていう感じもね。
ちょっとドキッとするような。
他にも同じような質問がいくつも来てますので、
楽しみにしていただけたらと思います。
ということで今日のところ終わりましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
この番組では、
久野正弥の質問を受け付けております。
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たくさんのご質問お待ちしております。
15:20
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