テレビで「コーンスープの世界」が始まった瞬間、私は反射的にスイッチを切った。
今これを観てしまえば、私の脳は夜を朝だと勘違いし、眠れなくなる。メディアの奴隷にはなりたくない。そう抗いながらも、結局はコーンスープへの愛を語らずにはいられない!!!黄色といえば、コーンスープの黄色を思い浮かべちゃうのが日本人。クノールの洗脳!!
私にとって、コーンスープの頂点は「クノール」である。安価なプライベートブランドでは決して到達できない、あの絶対的な安心感。そして、その進化系として君臨するのが「パイ包みスープ」という、気軽に「好き」とは呼べない皇族のような存在だ。
子どもの頃、ご機嫌な日曜日にイオンで買ってもらう伊藤ハムから出てるチルド惣菜のパイ包みスープは、豊かさの象徴だった。弟はパイの部分しか食べないという、底辺庶民にあるまじき貴族的な暴挙に出ていたが、私はそれを友人に話せばスナイパーに狙われるのではないかと本気で怯えていた。
かつての私は、パイのサクサクを壊さぬよう別々に食べていた。
しかし、ある時出会った「パイ包みの師匠」が教えてくれたのだ。
パイは一目散に、地獄に落とすかのごとくスープの深淵へと沈めるべきだと。
バターたっぷりのパイがスープを吸って、災害用おしぼりのように膨れ上がった瞬間、手間と原価が口の中で最大化される。それは、効率やマナーを超えた、食い意地という名の「実利」にたどり着いた瞬間だった。
世の中には、どうしても解せない「色のバグ」がある。お気に入りで買ってる豆腐のパッケージについて。木綿が「青」で絹が「緑」。
絶対的に逆でしょ!!!!!!
スーパーという「文字の読めない戦場」では、色感覚だけで手を伸ばし、何度目かの敗北を喫する。これはもはや、企業へのお問い合わせを出すレベルのミステリーだ。絶対に逆だからねー。
すみません、こんなことにケチつけてるから、私は友達と家でケンタッキーを食べるという青春を逃してしまったんだろうなと思っています。
ケンタッキーの「バーレル」という、青春を形にしたバスケットに憧れ続けている。
ネイルサロンのお姉さんが語る「スタッフでケンタのバーレルを予約している」というキラキラした予定。私はその輪に入り、彼女たちが食べ残すであろう骨付きチキン(おしゃれな人たちは手羽先とか骨付き肉とか、焼き魚食べるの下手そうという偏見)を、骨まで噛み砕いて平らげる「骨折職人」になりたかった。
いつか、クリスマスにコーンスープを飲みながら、チキンを予約する。そして当日、スキップしながらチキンのバケツをとりに行って、パイ包みスープをチンしながら、ピザはウーバーに運んでもらうような豊かで贅沢なクリスマスが訪れますように。とサンタに願おう。そして再来年あたり叶えてもらおう。
と思いながら、パイ包みスープのホームページを眺める。大きなヨーグルト。ブルーベリージャムの。
公式はこれを朝に食べて欲しかったのか・・・。
やっぱり、公式というものは世間とずれがある。いつも。シャウエッセンも公式がいくら「ボイルがいいよ」といっても私たちは切れ目入れて永遠カリカリに焼き続けるからね。
そして結局、夜にコーンスープの映像を見て、食べたくならないように必死に我慢した。視界を狭く、しかし、お湯を少なめにしたコーンスープペーストをパンに塗り、周りをマヨで囲ってチーズのっける映像の衝撃は忘れられない。天気がいい真夏のひまわり畑やん。
【食い意地ラジオについて】
9/14 、くいしんぼうの日に生まれた私は日々食べ物や食事の時間を抱きしめて過ごしています。食に対して毎日真剣に、全力で、血眼で向き合った結果、食事を睨むくらい食い意地が止まらなくなってしまい、1日中食のことしか考えられなくなってしまいました。そしてなんでも食べるようになってしまいました。食いしん坊がただ自由に暑苦しく、うざったく、食への愛と食い意地を爆発させているラジオです。
自我強くてごめん。
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