この世で一番好きな言葉は、
「本日ご来店のお客様だけの特別価格。チラシには載ってません」
絶対にこの商品をどんなものよりもすごい勢いで買うし、
たとえチラシに載ってたとしても、許せる自信がある。
この言葉だけは無条件で信じる。
手に取る。カゴに入れる。
帰ってから「本当にチラシに載ってなかったかな?」と確認することは、絶対にしない。なんか載ってそうな気がするからかも。とりあえず、見て得することは何にもないので、やらなくていいことは徹底的にやらない。
人の荒探しが得意な私が、これをしない。
つまりこれはもう、価格の話ではなく気分の話。
セールのことは、振り返らない。
疑った瞬間に、負ける。
こういう売り文句は日曜日に多い。
で、本題。
日曜日のスーパーが疲れすぎる。通せんぼ祭り。
悪い方は100%私なこと、わかってる。
無職の私が平日のガラガラな時間に行けばいい。
なのに日曜日に行ってしまい、勝手に疲れ、勝手にイライラしている。
日曜日のスーパーには家族連れがいる。
子どもはいい。むしろ可愛い。
お菓子コーナーで大の字になって
「これが欲しい!!!!」
と泣き叫ぶ姿を見ると、羨ましくなる。
私はもう、できない。
年齢的にも、サイズ的にも。
でも私は、やってきた。
ゲーセンでも、カード売り場でも、お菓子コーナーでも。
公共の場で許される迷惑は、だいたいフルコンプリートしている。
だから今は、ただ「いいな」と思うだけで済んでいる。
子どものうちにしかできないことは、
ちゃんとやっておいた方がいい。
大声で泣くことも、床に寝転がることも、
大人になったら一生できないのだから。
日曜日のスーパーには、もう一つの名物がある。
世の中のお父さんである。
なぜか分からないが、お父さんは必ず邪魔な場所に立つ。
道のど真ん中。
値札が見えない位置。
私が進みたい進路の、ちょうど正面。
おそらく理由はこうだ。
お母さんは夕飯のことを考えていて、スーパーの地図が頭に入っている。
お父さんは、ついてきているだけ。
結果、私は通れない。
私はスーパーを、スケートリンクだと思っている。
シュッ、シュッ、と滑るように買い物をしたいのに、
RPGでしか見たことのない
「ぶつからないと通してくれない生物」
が出現する。
そんな私が日曜に行ってしまう、心から愛しているスーパーがある。
フードパワーセンター ダイキョービッグバリュー。
名前が強い。
そして毎回、「本当にビッグだな、バリューだな」と思わせてくる。
店員さんは感じがよく、
恵方巻きの前には
「私のおすすめ:卵巻き(限定30本だから気をつけて)」
と大きなメモ。最高。
クリスマスにはチキンを推し、
季節ごとに被り物をし、
日曜朝一には振る舞いまである。
しかも振る舞いが本気。
全ざいには豆がちゃんと入っている。
豚汁には肉がある。
ネギは後入れ。
今日は、鶏そばだった。
そばだけでもいいのに、なぜ鶏まで入れてくれるの。本当ビッグバリューなんだね。
ありがとう。
しかし、私にとって日曜の朝は12時から始まるので、起きた頃には何故か朝一が終わっている。
しかも、日曜日は世の中のお父さんたちがスーパーに来るせいで、来客が増えすぎて早く振る舞いがなくなる。余計に私が起きる頃にはすっからかん。
このイライラをおさめてくれるのが、出口にある、麦茶。
庶民のために。庶民という存在は麦茶が大好きだからね。
昔は100円うどん屋があり、
今は釜焼きピザがある。
いびつな形で、ちゃんと美味しい。綺麗な丸の形のピザは信用しないぞ〜!!!!!
お惣菜は受賞しまくりなのに、ハズレがない。
それが一番すごい。
ビッグバリューみたいに、生きたい
名前の重さを背負って、
油断せず、
ちゃんと人に向き合って商売をする。
私は、ビッグバリューみたいな人になりたい。
だから今日も文句を言いながら昼過ぎに日曜に行き、たくさんの敵と戦い、買い物をする。
そして、振る舞い分の大きな空っぽ鍋を見て歯を食いしばる。
【食い意地ラジオについて】
9/14 、くいしんぼうの日に生まれた私は日々食べ物や食事の時間を抱きしめて過ごしています。食に対して毎日真剣に、全力で、血眼で向き合った結果、食事を睨むくらい食い意地が止まらなくなってしまい、1日中食のことしか考えられなくなってしまいました。そしてなんでも食べるようになってしまいました。食いしん坊がただ自由に暑苦しく、うざったく、食への愛と食い意地を爆発させているラジオです。
自我強くてごめん。
食い意地ラジオみてね↓せているラジオです。
自我強くてごめん。
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