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こじらせ平成夜話
さあ始まりました、こじらせ平成夜話。パーソナリティーの津田顕輝と、佐々木小歌です。
この番組は、いろいろとこじらせているめんどくさめの我々二人が、生まれ育った平成のコンテンツについて、お互いの好きなものを押し付け合い、独自の視点で語り合っていくラジオ番組ですと。
はい、なるほど。じゃあ記念すべき第1回、始めていきましょうか。
始めていきましょうか。
はい、じゃあ始めていきましょう。
こじらせ平成夜話
さあ、今回紹介するものをまず。
いや、固くない?
固くないよ。
緊張してない?
緊張してないよ。
これはあの、普段喋ってる人たちが皆さんにお届けするっていうことを前提においた喋り方になると、こうなるっていう話。
まあいいよ、じゃあ続けて。
さあ今回、さあ今回、第1回目、まず何を紹介するかっていうのを言う前に、君に問いたい、ささきこうたくん。
はい。
最も企画外に面白い王道バトル漫画、なーんだ。
いや、ちょっと待って。ちゃんとプレゼンシーを用意してんの?
あ、そんな感じなんだ。
聞いてる方には多分伝わってないと思うんですけど、今僕はタブレットにパワーポイントで映しながら喋ってます。
これはあの、僕が喋る内容を思い出すためなんで、ちゃんとこのね、喋る内容に載せていきますので、安心してください。
最も企画外に面白い、最も企画外に面白い。
最も企画外に面白い王道バトル漫画とは何でしょうか。
企画外まで言われちゃうと分かんないけど、でも、もうそんな、もうワンピースとか、ドラゴンボールとか、やっぱバトル漫画って言われちゃうと。
それ企画ないじゃない?
うるせー。
企画ないというか企画を作った側じゃない?
まあそうね。ちょっとめんどくささ出てますね。めんどくさいめんどくさい。企画外ね。
え、ちょっと当て、当て、いやどうしようかな。
3、2、何でもいいよ言って。1、
いやでもこれ当てちゃいますよ。あなたの性格を考えるとボボボボボじゃないですか。
はい大正解。今回、はい今回のテーマは漫画、ボボボボボボボ。
でしょう、だってこう、そうでしょうね。
僕の一番大好きな漫画です。
いやそう好きってのは知ってたんで、それもあって、これ言ってくるんじゃないかなと。
このボボボボボボボ、今ね、今年アニメ放送20周年で、一応盛り上がってるので結構、
っていうところもあって、今回紹介しようと思います。
じゃあそのボボボボボボボ、まず知らない人にちょっとあらすじ紹介しようと思うんですけど、
ざっくり説明すると、これ引用なんですけど、2001年から2007年までジャンプで連載されてた漫画です。
で、マルハゲ帝国に支配された地球を舞台にして、人類を丸坊主にすべく結成された毛刈り隊から、
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人類の髪の毛の自由と平和を守るため、鼻毛真剣の使い手であるボボボボボボボが戦う不条理ギャグバトル漫画。
ギャグバトル漫画、はいはい。
鼻毛真剣っていうのは、いわゆる必殺技みたいなもんかな。ゴムゴムのみたいな感じで鼻毛を使って戦うアフロの男が主人公のギャグバトル漫画。
それは知ってますよ。世代的にも。
読んだことはある?
読んだことはある。ジャンプ買ってるから。読んだことはもちろんあるし、アニメも前話じゃないけど、やっぱテレビつけてやってたら見るぐらいは見てた。
なるほどね。
全部、じゃあ結構覚えてる?
いや、でも正直覚えてるって結構前だよね。何年って言ってたっけ?
2001年連載した。
2001年、小学生だったから多分、あんまり覚えてないな。1話の印象はあるけど、中間でどんな敵が出てきたとか全然覚えてないかな。
結構ね、みんな序盤は覚えてるけど、終盤は覚えてないって人が結構多いと思うんだよね。結構割とギャグの方がフィーチャーされがち。
で、有名なところで言うと、第3話の人気投票。人気投票やってないんだけど、表紙でボーボボが全部受賞している人気投票のシーンとか、あとはゴメガネ。
これは、Zブロック基地で戦った時、ボーボボが5個メガネを並べて、ゴメガネって言ったら、敵がキバハゲだったかなこれ。キバハゲっていう敵が、なんの割り箸っていう、なんかよくわかんないバトルを繰り広げるシーンとか、あとカメラップ。
カメラップは聞いたことある。
この辺が割と有名。
はいはいはいはい。
あとはめちゃめちゃ有名なのが、漬物のシーン。第1話だね。
あー、あれ1話か。
あれ第1話。
なるほど、はいはい。
まあ、ビューティーっていうヒロインと漬物が出てきて、なんかボーボボに助けてもらって、ボーボボと一緒に旅をしたいってお願いするシーン。
はいはいはい。
だけど、ボーボボは側方向いて立ち去っちゃう。
ほうほうほう。
だけど、頭が割れて、アフロが割れて、中からおじさんが出てきて、ついてきなって言う。
で、その後、ただし、漬物、てめえはダメだって言って、漬物がついていけないっていう、これ有名なシーン。
まあ、そうね。漬物はなんか印象あるよ。どんなやつだったかも覚えてないけど。
この一言有名でしょ。
まあ、ただし、漬物、てめえはダメだってセリフは、うん、知ってる知ってる。
結構、このシーンはみんな知ってる。
じゃあ、この後、漬物どうなったか知ってる?
漬物どうなったか?
いや、全然知らない。だから、漬物、漬物がどうなったか?
漬物どうなったか知ってる?
何を問われてんの?漬物がどうなったか?
ちなみに、1話がここで終わったの。ただし、漬物、てめえはダメだっつって、この1話が終わって、2話の最初で、漬物どうなってるか。
いや、2話の印象全くないわ。
うんうんうん。
漬物出てきたんだ。
漬物は、死んでます。
えっと、あの、ビューティーの、そういえば、漬物、犬に食われたんだっけ?
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ああ、その犬に食われたシーンはなくない?
ない。
ああ、そうなんだ。
そういえば、漬物って犬に食われたんだっけ?どんな味だったんだろう?
で、空に漬物が浮かび上がってるシーンだけで終わり。漬物は庭の頭で、てか、1話と2話の間に死んでる。
なるほどね。
まあ、こういうのが大体みんなボーボボの印象。
こういうのが?こういうのがっていうか、まあ、そうね。
ギャグ、ギャグだよね。
ギャグの印象が強いんだけど、今回はそこじゃなくて、バトルの視点からボーボボを見てみよう。
ああ、気合い入ってんね。
いやあ、そう。あと、イキイキしてるね。話したかったんだろうね。
そう。
ああ、いいよ。
で、じゃあ、バトルっていう視点で見たときに、まず、ざっくりと全体のストーリーを見ていきましょう。
ボーボボ、最初から最後まで。
そうなったときに、ボーボボ、どういうストーリーかっていうと、まず、マルハゲ帝国が地球を支配しますと。
マルハゲ帝国が地球を支配。
で、そこに、まあ、反旗を翻すというか、帝国を潰そうとするボーボボがいますと。
で、たくさんあるマルハゲ帝国の基地を撃破するのが最初。
うん、でも、なんか覚えてる。なんとか基地とか言ってた気がする。
そう、Aブロック基地、Bブロック基地とか。
はいはいはいはい。
で、そこから、マルハゲ四天皇っていう四天皇が出てきて、四天皇を倒す。
その後、サイバー帝国っていう、マルハゲ帝国と同等の力を持ったマルハゲ帝国の三家の帝国を潰す。
で、その後、旧ケガリ大っていう、今のマルハゲ帝国が第四世代。
その前の三世、マルハゲ帝国の一つ前の世代が出てきて、それを撃破する。
その後、マルハゲ帝国の100年に一度かな、行われる後継者決定戦っていうのが行われて、
そこを、裏マルハゲ帝国っていうのが乗っ取る。
裏の世界にあるマルハゲ帝国が出てきて、それを全部乗っ取る。
で、その裏マルハゲ帝国も撃破する。
はいはいはいはい。
で、後継者決定戦も全部ぶち壊す。
これで、マルハゲ帝国完全壊滅。
そしてその後に、そのマルハゲ帝国とかケガリ大をすべて作った、すべての黒幕である自分の兄、ビビビビビビビを撃破して、世界は平和になって終わる。
てか、知らなかったんだけど、兄いたの?ボーボボって。
そうだよ、ボーボボは、バーババビビビブーブブベベブボーボボっていう、家の五兄弟の一番下の子。
あ、てか、ビビビの上もいるんだ。
そう、バーババっていう。
バーババがいるんだ。
結構壮大だね。
そう、しかもちゃんと順に敵を倒してって、ちゃんとすべての元凶も倒して解決するっていう。
あー、なるほどね。
本当にバトル漫画。
王道、王道というか、そうね。
まあでも結構あれだよね、その、まあそれもギャグ、ギャグというか、パロディーというかにのっとって、そういう。
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そうだね、数ある今までこのボーボボの前のバトル漫画との文脈というか、よくある展開とかをちゃんとなぞって、最初から最後まで目的を貫通してるみたいなところ。
っていうのがこのボーボボのストーリー。
あー、なるほどなるほど。
ストーリーだけで語るとすごいバトル漫画っぽい感じ。
まあそうだね、かなり。
だよね。
で、まあこれね次論なんだけど、笑いっていうのは、共感とズレから生まれるっていうのを俺これ次論としていつも語ってる。
そうね、いつも語ってるね本当にね。
笑い芸人でもないのに。
本当にね、笑い芸人でもないのにね、そんなに面白くもないのにね。そんなに面白くもないのにお笑いを語りたいやつ。
それが僕なんですけど、共感とズレっていうのが笑いに必要だと思ってる。
で、ボーボボで言うと、この王道バトル漫画のストーリーがしっかりとした土台になって、その上で不条理なギャグが行われることによって、笑いが生まれると俺は思ってるんだよ。
なるほどね、そこに当てはまるというか。土台の部分がその王道バトル漫画で。
ストーリーがこんな感じですと。
敵キャラ見てみましょう。
敵キャラ。
やっぱりバトル漫画って敵キャラありきじゃないですか。
敵キャラいないと始まる。
はいはいはい。
で、ボーボボの敵キャラ、まずはめちゃめちゃかっこいいのよ、みんな実は。
例えばオーバー、これマルハゲシ天皇の一人で、髪が長髪で白髪、で、めっちゃムキムキで、巨大なハサミが武器。
で、殺戮が大好き。
で、使う神剣ね、ボーボボは鼻毛神剣とか。
で、仲間のトコロ天皇助はプルプル神剣とか、まあそれぞれ神剣っていうのを使って戦うんだけど、その神剣の名前が極悪斬血神剣。
超かっこいいじゃん。
いやでもさ、ちょっと待って、かっこいい、いや、言わんとしてることはわかるけど、かっこいい、ダサい。
そうじゃん。
あのー。
そうじゃん。
普通に考えたらちょいダサいじゃん。
ちょいダサい。
ちょいダサいよね。なんか中二病の人が考えた、中二病というか小学生が考えた、俺の考えた超かっこいいキャラみたいなやつじゃん。
そういうのがいっぱい出てくるの、ボーボボ。
まあそうね。
だってさ、かっこいいの概念じゃん。他の漫画に出てきたらそうやりたいよ。ボーボボに出てきたらね、全然成立しちゃう。
はあはあはあはあ。
全部ギャグで薄められるから。
なるほど。
そう。
はいはいはい。
まあまあこの後わかるよ。
うぜえ、うぜえ。この後わかるんだ。
3つぐらい敵キャラ例をあげると、他にもハレクラニっていうキャラ、これもマルハゲシ天皇の人。
はいはいはい。
もう金が全てだと思ってる男で、金にならなければ仲間も殺すと。
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いやでもなんか王道だね。そういうやついるよね、バトル漫画って。
うんうん。
はいはいはい。
こいつ遊園地、ハレルヤランドっていう遊園地を経営してて。
あ、経営者なんだ。
そう経営者。
うん、それで。
もう全て金につなげる。もう儲けが全て。
はいはい。
で、もう本当に金の鎧をつけてる。見るからにこう金持ちみたいになってる。
お金の風呂に入ってるやつ。
あははは。
お金の風呂に入ってるの、こいつ。
あの、あの、雑誌のさ、後ろにあるさ。
全てを手に入れた男みたいな雑誌の裏にあるような感じで、お金のお風呂に入ってる。
はあはあはあ。
で、使うのがゴージャス神剣っていう。
うん。
敵を紙幣で包んでコインに変えたりとか。
結構強いね。
めちゃめちゃ強い。
めちゃめちゃ強い。
急に名前、さっきのなんだっけ、なんとか残血。
極悪、極悪残血神剣。
神剣に比べて急にしょぼいなって思ったけど、えぐいね能力。
能力えぐいね。
え、金の鎧で積んでコインにするの。
そう。
こわっ。
はあはあはあ。はいはいはい。
次に紹介するのが、もう本当にこいつはね、もう中二病の衰を集めたようなキャラクター。
はいはい。
白狂って言うんだけど。
あははは。白狂って、白に狂う。
白に狂うで白狂。
いや、いいね。白なのがいいね。また。
こいつはウラマルハゲ帝国の帝王の右腕。異名があって二つ。
闇のドクターと殺戮のカタルシス。
いや、どっちかでいいだろ。なんでその濃さの異名をなんで二つ持ってんの。
うん。
殺戮のカタルシス。
あははは。
はいはいはい。
超かっこいいじゃん。
いや、かっこいい。
超かっこいいじゃん。
かっこいいかな、うん。
能力も超かっこいい。
うん。
全身にこいつね、服着てんだけど、服が脱げると全身に人形が埋め込まれてる。
人形が埋め込まれてる。
人形が埋め込まれてるの。
このドールがダメージを受けると相手もダメージ、同じ場所にダメージをくらうっていう能力。
あ、そういうタイプ。意外になんかあれだね。なんか、なんていうの。ひねった能力者のね、あの。
で、こいつのかっこいいポイントが、そのドールを切り刻んで相手にダメージを与えるんだけど、こいつ自身が自分を切って相手を苦しむのが大好き。
はあ。
それに快感を覚えるっていうタイプ。
王道だね。いるよね、そういうやついるよね。バトルマンガって結構その、サイコパスっぽいというか。
あ、そうそうそう、そういう感じ。
はいはい。
ボーボーってそういうなんかかっこいいの概念を集めたような敵キャラがいっぱい出てくる。
はいはいはい。
で、そういうのが他のマンガだとやっぱりなかなか出しづらいというか連発しづらい。
まあ連発はしづらいね。
ちょっとダサくなっちゃう。
けどボーボーはやっぱりギャグがめちゃめちゃ濃いからこういうのが成立するんだよね。
なぜかっていうとこういうかっこいい敵キャラがギャグに巻き込まれて崩れてく。そこがやっぱ面白いっていうのがあるんだよね。
崩れてく。
そう。
例えばね、ランバダっていう敵キャラがいるんだけど、旧ケガリタイっていう、一個前の世代のケガリタイのBブロック基地の隊長、だからナンバー2。
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で、まあ青年みたいな見た目で、常にこう自分の強さに自信があって上から目線のキャラクター。
で、使う神剣がポリゴン神剣っていう、相手をポリゴン、ゲームとかの板がたくさんくっついたように変えてしまったりとか、あとはポリゴンを自分に使って顔を変えて変装したりとか。
え、強っ。
ここで問題です。
ランバダ、ボーボーたちに一回やられて不利な状況になります。
そこで考えたランバダの作戦。
ドンパッチが出てきて、ランバダをドンパッチに変装します。
もう見た目完全にドンパッチになります。
ボーボーはこの状況をどうやって乗り切ったでしょうか。
え、でもちょっとそれね、結構序盤ではね多分。
いや。
あ、そうでもない?
序盤かな。関数で言うと13巻か14巻くらい。
え、でもなんか、覚えてるのか予想なのかわかんないけど、ボーボーのキャラクター考えるとどっちもやっつけるんじゃない?
正解です。
ほらほらほら。
両方にドロップキックして両方倒します。
ほらほら、そうだよね。ボーボーもそういうやつだもんね。
その後にトコロ天皇助っていう別の魔にも変装されるけど、両方戦車の大砲で爆破します。
はいはいはい。
こういう感じで、敵キャラがかっこいいんだけどギャグで乗り切ると。そういうところに面白さが生まれると。
ギャグで乗り切るってかさ、なんかジャンプのさ、主人公とかいっぱい出てくるゲームとかさ、バトル漫画とかあるじゃん、そのゲーム。
やっぱりあれだもん、ボーボー強すぎるのではみたいな話ちょっと聞いた気がするもん。ギャグにすると勝てるわけがないみたいな。
そうだね。例えばだけど、ギャグが強いっていうとドラゴンボールのスピンオフで、ナメック星にローツカンキチがやってきた回があるんだよね。
え、ドラゴンボールのスピンオフって公式ってこと?
ドラゴンボールのスピンオフっていうか、超コチカメっていうコンに載ってた漫画で、ナメック星でフリーザと悟空が戦ってるときに、そこにローツカンキチがやってきたらどうなるみたいな話があるんだけど、めちゃめちゃ強いのにローツカンキチが。
フリーザに攻撃されても、いてててーっつって。やりやがったなっつって、ロケットランチャーを持ち出すみたいな。ギャグ漫画の世界の人間だから、次のコマには無傷になってるみたいな、そういう強さがあるっていうのはあるよね。
そういう感じよ、ボブボブの戦いって。で、だいたいね、このシステムというか、流れになったの。だいたい7巻のライス戦っていうのがあって、はじけブロックキチっていう。
これね、作者の方、本人も語ってる、沢井先生、沢井義男先生も語ってるんだけど、巻の、話数と話数の間のコラムみたいなところで。すごい悩んでたらしくて。
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最初は、このギャグとバトルの両立がなかなかできなかったと。実際に、このライス戦以前と以降でどう変わったか。それまでは、割とコントだったのよ。どういうことかっていうと、戦いになると、ボブボブたちがいる空間も全部変わっちゃって、コントの世界になっちゃって、そのコントの中で敵も交えてなんかギャグを繰り広げて、最後ボブボブの鼻毛でとどめを刺すっていう流れだった。
このライス戦以降っていうのは、舞台は基本変わらない。そのバトルフィールドの中で戦う。舞台が変わるとしたら、それは領域支配系の奥義を使った時。空間が変わる巨大な力を持った技を使った時しか変わらない。
基本的には、バトルフィールドの中で技を繰り出して戦うっていう流れになったのが、このライス戦以降になるんだよね。で、ボブボブのすごい面白いところ、ポイント。もう一つあって、かっこいいシーンっていうのがギャグの不意になっていて、ギャグっていうのはかっこいいシーンの不意になってるっていうのが説明していこうと思うんだけど。
これ第15巻。ツルツルリーナ三世っていう、マルハゲ帝国の一つ前の世代の皇帝の登場シーン。めちゃめちゃ強い。その章のボスよ。封印されてたの。長い間封印されてたの。その封印が解けて、復活するぞっていう時。
もうすごい巨大なオーラが。棺の中から溢れ出して。もうツルリーナ三世復活するぞっていう時。ビューティーもね、「そんなこれがツルリーナ三世のオーラなの!?強大すぎる!」ってナレーションみたいなので、悪魔の扉が今開かれる。この後どうなったと思う?
ちょっと待って、ごめん。微妙に覚えてるわ、それも。あれじゃない?なんかさ、普通に閉じるんじゃなかった?
キャッカーって言って、この棺の扉を閉めて、復活なかったことにします。
これ覚えてる?印象深いシーンは覚えてるね。
言われたら、あったあったっていう。
このツルリーナ三世の封印されてた棺をもう一回閉めて、ロープでぐるぐる巻きにして、「今のなかったことに!」ってやります。
いやでも多分面白かったと思う、それ。面白かったと思うというか、面白いから覚えてたわ、やっぱそれは。
俺も超好きなシーンだもん。ボウボウボウの中で。で、このロープでぐるぐる巻きにした棺ごとみんなで攻撃する。
あ、そう。終わりじゃないんだ、それ。
そう。で、こういうのがあって、で最後、もう、これツルリーナ三世、この閉じたまま息の根を止めるって言って、もうみんなで丸太でバーンって攻撃するの。
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うん。
ビューティーも、「漫画史上初の試み!」っていうツッコミをするんだけど。
いいツッコミだね。
ここでね、これもフリなのよ。かっこいいシーンはギャグのフリ。ギャグはかっこいいシーンのフリ。
はあはあはあ。
棺が開いたら、いない!
ほうほうほう。
えっ!?僕のツルリーナ三世はどこに!?空に黒い箱が。
はいはいはい。
ツルリーナ三世の後ろ姿、ドーンって黄金まで出てくるんだよね。
はあ、なるほどね。
これ超かっこいい。
はあはあはあ。ああ、確かに。
温度差がすごいね。
さっきの初の試みも、とどめを刺すっていうところから、刺せなかったっていう。
なんか、このね、面白いところが、ギャグが通じなかった時の絶望感ってボーボーボーすごいのよ。
ああ、なるほど。てかそうだね、別れてないんだね。なんかさ、ギャグいってそのまま、なんていうの。
それがもう、バトル要素としてそのボスキャラの強さを表現するみたいな形で、ギャグとバトルは別れてますじゃないんだね。
そう。ギャグとバトルが融合した漫画が、すごく高度に融合した漫画はボーボーボー。
ああ、なるほどね。よくできてるね。
続いて、金天母っていうキャラがいます。
これは、ボーボボってよく融合するの。
よく融合するの?
よく融合するの。
ボーボパッチと融合したら、パッチボーボーとかボボパッチになる。
それはあれでしょ、絶対ドラゴンボールのオマージュだよね。
そう、フュージョンだよね。で、この金天母っていうのは、すごい激アツな展開で、さっきもちょっと出てきたウラマルハゲ帝国っていうのと戦うときは、今まで戦ってきた表のマルハゲ帝国の奴らと手を組む。
ウラマルハゲ帝国が強すぎるから、一旦手を組んで、そいつら倒そう。
激アツな昭和なんだ。
ああ、なるほどね。王道だね、それも。
で、この金天母っていうのは、ボーボボと仲間の所天之介と晴倉にのお金の力。
これ敵ね。
この3つが融合して生まれた戦士。
これが金天母。
めちゃめちゃかっこいい挑発のキャラなんだけど。
こいつはギャンブルを使って敵を倒す。
金天母ってそういうことか。金って金?
そうだね。
で、天之介の天とボーボボのボー。
カタカナのボ。で、金天母。
なるほど、なるほど。
ギャンブルを使って敵を倒すキャラなんだけど、めちゃめちゃ強い。
もう登場シーンでもう2人倒してる。
ちょっとどういうこと?登場シーンで2人倒してる?
登場シーンでコマとコマの間に2人倒すくらい強い。
なるほど。
で、敵がウラマルハギシ天皇のクリムゾンってやつなんだけど、
こいつとの戦闘シーン。
これ結構有名なシーンなんだけど、
24:01
ロシアンルーレットをしてんの。
ロシアンルーレットをしてんの?
ロシアンルーレットをしてんの。ギャンブルで戦うからさ。
で、割とこのクリムゾンって敵はこの金天母にやられて、
で、割とギャグ多めのギャンブルをするから、割と不正行為がめちゃめちゃ行われてんだよね。
で、それに怒ったクリムゾンが、
じゃあおめえが命を張れって言ってロシアンルーレットをさせるの、金天母に。
はいはい。ちなみにロシアンルーレットの説明って必要?
ロシアンルーレット、じゃあ説明しましょうか。
一応ね。
一応ね、そうだね。
ロシアンルーレットって銃にマガジンっていうの?
リボルバー。
リボルバーか。
いわゆる。
くるくる回して弾入れるやつね。
あれの6個あるうちの1個だけ弾を入れて、
ぐるーって回してランダムに止めますと。
で、一発ずつ撃っていって、
で、空砲だったらオッケー。
実弾入ってたら死ぬっていうのがロシアンルーレット。
そう、命がけのギャンブルだよね。
6分の1で当たるかどうか命がけのっていうギャンブル。
有名なギャンブルだよね。
それを仕掛けられます。
はいはいはい。
銃、リボルバーをぐるぐるって回して、銃渡されます。
金天母どうしたか。
1、2、3、4、5って言って、
5発空砲を撃って、
俺の勝ちだなっていう。
超かっこいいじゃん。
このシーンは知ってるでしょ。
かっこいいかっこいい。
いや、なんか普通になんだろう、
ボボボだからギャグっていう前提あったけど、
これは普通にかっこいいなって思った。
かっこいいよ。
クギムゾンもこいつイカれてやがる。
うん、知ってる知ってる。
じゃあこれも問題にしてたんだけど、
この後ドンパッチが出てくるんだけど、
ドンパッチ何するか知ってる?
ごめんそれもね、流石に有名だから知ってるわ。
あれでしょ、なんか普通に、
普通に銃弾めちゃくちゃ出て死ぬんじゃなかったっけ?
そう、リボルバーに全部弾が入ってて、
1、2、3、4、5って全部米カメに銃当たって、
ちょろいねって言って、
クギムゾンがこいつもイカれてやがる。
これは面白いよね。
これもさ、かっこいいシーンがギャグの風になってるじゃん。
なるほどね。
確かに混ざってる、本当に混ざってるっていうか、
そうね、すごいね。
なるほどね。
抵抗してね。
うん。
成り立ってるわけだ。
そう、ギャグとバトル、かっこいいとギャグっていうのがよく混ざり合ってる。
そういう構造的に見ると確かに斬新、
いや、もともと斬新な漫画だったけど、
その斬新さの解像度が上がるね。
うん。
はいはいはい。
で、それが一番活用されてるのがラストバトル。
うんうんうん。
うん。
これがBB戦。
え、ちょっとこれ覚えてないから楽しみ。
BBB、そんなやついたんだっていう。
そう。
ほら、ケノゴ兄弟。
ボーボボの兄貴。
うん。
で、丸ハーゲ帝国。
そしてケガリ隊を裏で操っていた全ての黒幕。
で、ボボボボボボボ。
新説っていう続編があるんだけど、
その前のボボボボボボボの本当に一番ラストのラスボス。
うん。
っていうのがBBBBBBB。
27:00
はいはいはい。
こいつのバトル。
うんうん。
こいつがケガリの神経を使う。
うん。てかちょっと聞いときたいんだけどさ、
で、BBBBBの見た目は何?
ボーボボに似てるの?
全然似てない。
あ、全然似てないんだ。
超かっこいい。
あ、かっこいいんだ。
敵キャラはかっこいいんだ、基本。
敵キャラはかっこいい。
あ、そうなんだ。
同じような見た目の二人が戦うんだと思ってた。
結構いかつい見た目してる。
へー、なるほど。
で、そのケガリ神経?
使うっていう。
ほうほうほう。
まあこれはみんなにひた隠ししてたの。
うん。
このBBBは。
ふんふんふん。
髪の毛神経っていう神経を使ってたの。
はいはい。
ボーボボは鼻毛。
うんうん。
ベイベベはすね毛。
あー。
ブーブブは脇毛。
なるほどなるほど。
BBBは髪の毛。
うんうん。
バーババは腕毛だったかな。
あー、みんな毛ではあるんだ。
そう。
うんうんうん。
毛の神経を使ってるんだけど、もう一つ神経を使えてこいつは。
うん。
ケガリ神経っていうの。
はいはいはいはい。
使って、これは誰にも言ってなかったの。
うんうん。
その戦いで初めて出したの。
へー。
なぜかこれを知ってた。
はあはあはあ。
で、BBBって二人娘がいるんだけど。
うん。
そのね、娘が、えっと、まずボーボボがもう一人。
ん?ちょっと待って、BBに娘いるの?
そう、BBに娘が。
ボーボボのお兄さんのBB、普通に子供いるんだ。
そう、ボーボボと戦う前は娘二人と一緒にディナーに行ってたから。
あーへー。
おめかしスーツ着て、娘二人もなんかシャレた服着て、ディナーに行ってた。
なるほどね、それで?
そう。
で、「なぜ俺の毛刈り真剣がこいつにバレてるんだ?」ってBBB言った。
うんうん。
バレてるから。
そしたらボーボボが、「一人スパイをお前のところに送り込んでいた。」って言って。
ほうほうほう。
そしたらBBBの娘のうちの一人が、おもむろに顔に手を当てて。
うんうん。
バリッて顔を破いたら、漬物が出てきた。
あの、二話で犬に食われて死んだ漬物が?
そう、漬物実はスパイだった。
あー、そうなんだ。え、漬物そんな大事なキャラなの?
そう。
え、なんかほんとに一話のギャグ要因というか、あ、そうなんだ。
最初と最後にだけ出てくる。
え、ちょっと待って、それあれ、めっちゃ王道じゃない?
そう。
あの、初期のエピソードというか、初期のちょっとしたことが実はラストバトルに生きてくるって。
まあ多分後付けではあると思うんだけど。
はいはいはい。
でも激アツ展開じゃん。
いや、確かに。
そうね、少年はほんと王道の絶対ファンが喜ぶタイプのやつだね。
はいはいはい。
で、この漬物が、まあなんか、まあ久しぶりの登場で、知らないキャラいっぱいいんだよ。天皇助とかどんぱっちと会ったことないし、二話で知らない。
まあ二話で死んでるからね。
うん。
で、あ、皆さんよろしくお願いしますみたいな挨拶するんだよね。
うんうん。
そしたら、どんぱっちが首刀で殺すんだよね。漬物を。
あー、なんで?
なんでって。漬物も聞いてる。なぜ?って。
あー、漬物も。漬物と同じ。
今、漬物?もしかしてあなた今、漬物ですか?
いや、ほらね。絡みづらいのよ。その、ですかって言われて。なんて答えればいいんだよ。
で、漬物も、なぜ?って聞くんだけど、どんぱっちは、お前は俺なんだって。
30:05
ん?
意味わかんないよね。
うんうん。
誰も意味わかんない。これ。
え?
漬物も全然意味がわからないって言って、漬物死亡っていうナレーションみたいなのが出て、終わり。
え、ちょっと待って。あ、説明ないんだ。そこ別に。
そう。それだけ。ギャグとして片付けられて、その後。
その後はい。
その後、もう淡々と漬物のことは過ぎ去ったこととして、ビービビとボーボボの戦いが続けられる。
で、ボーボボの姉のブーブブ。
あ、ブーブブは姉なんだ。
姉です。あ、そうです。あ、言ってなかった。
兄じゃないんだ。姉なんだ。
そう。全員兄じゃなくて、ブーブブだけ女で姉なんだよね。
あー、そうなんだ。
ブーブブとボーボボは共闘してビービビと戦ってたの。
ほうほうほう。
黒幕だから。
で、ブーブブやられちゃうんだよ、ビービビに。殺されちゃうの。
あ、殺されちゃうんだ。
うん。で、それに動揺して、ボーボボも殺されるの、ビービビに。
殺されるんだ。はいはいはい。
死ぬの。アフロも全部バッサーって解けて、死ぬの。
アフロ解ける?
そう。死んだらアフロ解けるじゃん。
いや、知らないけど、解けるじゃんって言われても。あ、そうなんだ。解けるんだ。
ただの挑発になるじゃん。
はいはいはい。
で、
ちょっと待って、ただの挑発になるの?
そう。
え、アフロってそういう、そういう作りの髪型だっけ?
なんか、あ、そう、まあいいや、うん、そうなんだ、へー。
そう。で、ボーボボ死んじゃって、残された仲間たちは、
うん。
なんとか頑張るの、みんなで。
うん。
例えば、ビューティー、ヒロインだったけど、
うん。
全然今までツッコミしかしてなかった。
あ、そうだね。
戦えなかったキャラなんだけど。
よく見るアングルでね。
そう。
手前側からドギャーンみたいな。はいはいはい。
コマの端っこからね。
うん、はいはいはい。
でもそのビューティーが、ボーボボが残したサングラス、
ボーボってサングラスずっとかけてるんだけど、
うん、確かにかけてた。
あれをかけると、ボーボボの残された力を授かって、
はいはいはい。
ビービビに一発入れるのよ。
はあはあはあ。
とか、やって、戦うんだけど、まあ、勝てないのよね。
それも王道だね、ちなみに。
なんか守られてただけのヒロインが、
そうだね。
ラストバトルで活躍みたいなのも、かなり王道だね。
王道だね。
うん。はい、それで?
それで、はい。
で、その裏で、ボーボボってあの世に行ってたの。
あ、あの世編とかあるんだ、そういう概念が。
あの世編っていうか、その頃、ボーボボを復活しようとしてるわけよ。
はいはいはい。そうなんだ。
ボーボボの仲間たちも、えっと、過死状態になって、
あの世に行って、ボーボボを連れ戻そうとするわけよ。
はあはあはあ。
破天荒と、えっと、ベーベベっていうボーボボの兄貴。
別の兄貴がいて、そいつらが過死状態になって、
あの世にいるボーボボに会いに行って、連れ戻そうとするわけよ。
うんうん。
で、やっとボーボボのところに行って、
うんうん。
で、連れ戻そうとする。
でも、もうちょっとで、あの世の、あの世とこの世を繋ぐ門が、
はいはいはい。
閉まってしまうみたいなシーンがあるんだよ。
うん。
ま、これもありがちじゃん。
ま、ありがちだね。なんかわかんないけど、そういうタイムリミットというか、なんか。
うんうんうん。
はいはいはい。
その時に、出てくるのが、漬物。
33:01
漬物活躍しすぎじゃない?
この門をグッてこう押さえて、
さあ、みんな早く行って!
ただし、漬物、俺はダメだ!って言って、
漬物がドアを押さえて、みんな復活する。
いいセリフだねっていうか。
めちゃめちゃいいでしょ。
あの、漬物お前はダメだっていう、あの有名なセリフのオマージュというか、
セリフオマージュを最終回で、最終回?
最終回じゃないけど、ラストバトル。
するんだ。ただし、漬物俺はダメだ。
これがほんとに、一話でギャグだったやつが、
ラストバトルで、めちゃめちゃかっこいいセリフになるっていう。
へー、なるほどね。
ほんとに押さえてるね。少年漫画のポイント。
そう。だから言ったでしょ?
この王道のバトル漫画の土台があって、不条理なギャグがそれに乗っかって、
ウォーボブは、最も企画外に面白い王道バトル漫画、
って言えると。
なるほどなるほど。
ということで、今回のプレゼン終了にします。
ご清聴ありがとうございました。
ほんとにちゃんとしたプレゼンだったね。
なるほど。
ウォーボブって、わりと今までギャグの方で見てきた感じ?
まあ、そうね。バトル漫画の体は取ってるなとは思ってたけど、
まあやっぱ、変なギャグが多い漫画っていう印象かな、やっぱり。
まあ、わりとそうなんだよね。でも、バトルの方面から見てみるとまた違った見方というか、
なぜ面白いのかっていうのが何となくわかってきたかなっていう。
かなり抑えてたね。何となくバトル漫画の手を取ってるんじゃなくて、
結構ちゃんと本当にバトル漫画の美味しいところみたいなのが、
ふんだんにこう、散りばめられてるっていうのが。
そうだね。やっぱり作者の澤井義男先生っていう方が、
バトル漫画っていうかジャンプの作品とかが大好きで、
ぼうぼうぼうの中にもドラゴンボールとか、
いろんな作品のバトル漫画のオマージュとかたくさん出てるっていうのがあるから、
やっぱその好きさが出てるんだろうね。
で、ちゃんとそれを活かしてギャグに昇華してるっていう。
ああ、なるほどね。
さあ、そんな感じで第1回目。
どうだろうね、反応気になるわ。
そうね。
ぜひぜひ皆さん、感想とかね、コメント欄に書き込んでください。
そうね、気になるね。確かに気になる。
あとね、YouTubeはチャンネル登録、高評価。
あと、ポッドキャストの方は、これも高評価とか、
あとはマイリスト登録とか、ぜひぜひしてもらえればいいかなと思います。
はい、お願いします。
では、今回はこんなところでおしまいにしたいと思います。
はい。ありがとうございました。
ありがとうございました。