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こじらせ平成夜話
さあ、こじらせ平成夜話、今回も始まりました。始まりました。5回目ですね。はい。じゃあ、いつものやつお願いします。
この番組はいろいろとこじらせている。めんどくさめの我々2人が、生まれ育った平成のコンテンツについてお互いの好きなものを押し付け合い、独自の観点で語り合っていくラジオ番組です。
はい、今日のお飲み物。これもですね、生ちゃんスタンド前回と同じところで買ってきたやつなんですけど、いちご大福のビール。いちご大福。面白いから買ってきたんだけど、飲んでみましょうか。
はい、おじやわー。あの、4回目僕喋ったじゃないですか。今収録日一緒なんですよ。うん、そうだね。そう、もうね、楽気が。もうあとは俺飲みながら聞くだけでしょ、話。聞き手が難しいんだからな。
おいしいなーお酒。ね、なんか、苦毒ないね。いちご大福のビールって言うからすっげー甘いのかと思ったら。いやこれいいね。ビール苦手な人おいしいと思う。うん。飲める。すごいおいしく飲める。そうなのかしら。いや、思い出すわ。大学生のバイト時代。いちご大福売ってたの。ビール苦手な人にビール進めるとき何進めればいいのかってめっちゃ考えてたわ。なるほどね。
そう、いっぱい失敗もしたよ。これいけるんじゃないかと思ったら残されて帰ったときすごい悔しかった。もっとあっちのビール進めればよかったって思ったものだよ。なるほどね。じゃあ。はい。今回のテーマ。はい。何かを言う前に。うん。その作品の中で描かれるテーマを先に発表しようと思います。
なんか凝った始まり方してきたな。しかも戦流で。戦流?戦流で。戦流?いきます。はい。自己否定、同族争い、親殺し。自己否定、同族争い、親殺し。親殺し?はい。もう何を紹介するかわかりましたね皆さん。いやいやいや、哲学?
そうそう、正解です皆さん。今日は仮面ライダーファイズについて紹介します。
あー、仮面ライダーのファイズ。はい。見たこと。555?そうそう555でファイズ。ファイズってどれだ?バイク?全部バイク乗る?ライダーは全部バイク乗る?見たことはね、あるはある。ある。ほぼないね。多分数は。数は。
本当に朝起きてテレビつけてやってたなぁ。なるほど。ぐらいの感じです。ちゃんと1話とかも見てないと思う。多分通して見てない。何も。うんうんうんうん。
まあそういう方のために、まずは冒頭で言った最悪の先流の話をする前に、まずは基本情報から紹介しようと思います。仮面ライダーファイズっていうのは2003年に放送された平成仮面ライダーシリーズの第4作目。2003年。2003年。今年で20周年。
03:15
仮面ライダーの中でもめちゃくちゃ人気のある作品。あ、そうなんだ。本当に結構仮面ライダーファイズが大好きって人は本当に多い。人気の理由が結構いろいろあって、まず仮面ライダーの見た目がいいんだよね。見た目。
そう、みなさんもねちょっと、あの今ラジオなんで見せられないんで手元のねパソコンとかスマホでちょっと検索してほしいんだけど。仮面ライダー555って。そう、仮面ライダー555、仮面ライダーファイズってね検索してもらうと見た目出てくるんだけど。ちょっとするわ俺も。ちょっと待って。仮面ライダーファイズね。仮面ライダーファイズ。あ、はいはいはい。なんか黒くて。
そう、黒ベースで赤いラインが入ってて、結構こう落ち着いてシンプルな見た目。落ち着いてシンプル、あーもう確かにシンプルっちゃシンプルか。はい。そうだね。特に最近の仮面ライダーって結構ゴテゴテしてるんだけど。へー。うんうんうん。この仮面ライダーファイズは結構すっきりした。肩にもなんかでっかいアーマーとかついてないし。てか最近の何、ライダーはでっかいアーマーがついてんの?
アーマーとかついてたりするよ。へー。その中でもファイズは結構シュッとしたこう感じ。うんうんうん。で、そんなに派手じゃない色。黒ベース。この見た目がすごい人気だったりするんだよね。へー。で、しかもこれかっこいいのがこの赤いラインとこの顔の副眼、目のところ。うんうんうん。光るんだよね。だから仮面ライダーファイズ夜とかで検索するともっとかっこいい画像が出てくる。
あ、あったあった。なんか赤い部分、その体の全身のラインと目が光るから。そう。これがまあ人気の理由の一つ。ああ、人気の理由の一つ。はいはい。で、この赤いライン、これこぼれ話なんだけど。はいはいはい。フォトンストリームっていう名前がついてるの。フォトンストリーム。そう。フォトンブラッドっていうこの仮面ライダーファイズの動力源みたいなのが流れてるんだよね。うんうんうん。で、このフォトンブラッドっていう成分はあのシンゴジラ。はいはいはい。
シンゴジラに出てくるゴジラの凝固剤。あのゴジラの口から流し込んだ。あったね。あの薬剤の中に成分として含まれてるっていうこぼれ話。え、それ何?なんか庵野関連が仮面ライダーと。いや、庵野秀明監督が仮面ライダーファイズ大好きで。あ、趣味で入れたの。そうなんだ。設定資料集とかになんかフォトンブラッドが含まれてるみたいな。あ、庵野さんって平成ライダーも好きなんだ。あ、そうそうそうそう。なんか一号めっちゃ好きなのは知ってるんだけど。うんうんうん。あ、平成ライダーもちゃんと追ってるんだね。そうそうそう。うーん。
っていう見た目が人気の理由の一つ。はいはいはい。で、この見た目もう一回見てもらうとちょっとメカっぽい感じもあるというか、銀色の部分とかがあったりして、ちょっとメカっぽいんだよね。そうね。実際なんか生物的なライダーとかもいるんだけど。いや確かにそうだね。ちょっとそうだね。なんかパワードスーツみたいな。そうそう、まさにそう。テクニカルな感じするね。うん。
体に纏ってる感じのライダーなんだけど、そう、仮面ライダーにも2種類いて、うんうんうん。体が変化する。生物的に変化するタイプと、アーマーみたいに纏うタイプっていう2種類いるんだよね、仮面ライダーに。あ、そうなんだ。俺、そっか、なんかそうなんだ。ZO、ZOだっけ?うんうんうん。あれは生物っぽいよね。そうだね。あとクーガとかもあれは体が変わってるタイプ。あーそうだね。なんか骨に埋まってるよね、ベルト。うんそうそう。体の中にベルトが入ってる。うんうんうん。すごい、それ薄ら覚えてるわ。うんうんうん。はいはい。
06:24
纏うのもいるんだ。そうそうそう。で、これがすごい機械的な感じで、えーと、まあベルトも本当に機械なんでね、人の手によって作られた機械なんだよ、ベルトも。うんうんうん。だから変身するときもすごいシステムっぽい音が流れたりして、それもなんかかっこいいんだよね。あ、それはテーマというかなんかそうなんだ、もう機械っぽいんだ全部。あ、そうそうそうそう。で、まあ、そう言われても、ちょっとよくわかんないじゃん、システムっぽい音とか言われても。まあわかんない、聞いてる。と思うと思うんで、ちょっと今日持ってきました。持ってきた?え、大丈夫?著作権とか大丈夫なの?なんか、
わかんないけど。コンプリートセレクション、モディフィケーション、仮面ライダーファイズの変身ベルトですね。めっちゃでかくてごついベルト。はい。あ、持ってるんだ。仮面ライダーファイズの大人向けに作られた変身ベルト。あ、高そう。え、ちなみにおいくらぐらいですか?えっとね、高そう。2、3万かな?3万?うん。3万円出して何?いい大人が。あ、こういうこと言っちゃ良くないな、あれだな、別に悪いことじゃない。怒られるよ、怒られる。あ、ごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめ
特撮ファンの方を馬鹿にしたかったわけではないです。で、これで実際に音が鳴るんだけど、実際に聴いてもらおうと思うんだけど。うん。ん?え、何?音が鳴るの?そう。で、ベルトね、これ、モチーフが、柄系?もう当時、当時の。懐かしいね。柄系ね。柄系フィーチャーフォンと言えばいいのかな?うんうん。
を、モチーフにして作られたもの。はいはいはい。で、音が実際に鳴るんだけど。
はい、ベルトに刺して。変身!
おー。こういう音が流れるのよ。はいはいはい。で、見た目も結構、こう、銀色でかっこいい。
これも人気だったのよ、ベルト。当時すごい売れて、10年間くらいトップだったのよ、売り上げ。変身ベルトの中で。変身ベルトランキングなの?
そうそう。変身ベルト売り上げランキングがあって1位だったのよ、ずっと。そう、各仮面ライダーの変身ベルトがどれだけ売れたかで。
え、それはさ、あの、その本格的なさ、その値段、価格帯のベルトが毎シーズン出てるの?あ、ていうわけではなくて。
ファイズはちゃんとしたのが出てるの?あ、これも、今俺が手元にあるのは、放送から10年後くらいかな?に発売した、大人向けのやつなんだよ。
あ、10年経ってる。そう、当時の子供が大人になって、今ならこの価格帯手が出るだろうってことで多分。そういう戦略?
あー、なんか、そっか、なんかあれだね、なんかいっぱいリメイクのゲーム出てるみたいな感じだね。
そう、で今、その、平成にやってた仮面ライダーのこういう大人向けベルトが結構出てるの。ほうほうほう。
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で、特にファイズのベルトっていうのはすごい人気があった。あー。
ちなみに庵野さんもこれも同じの持ってる。
あーでも、え、それなんかSM漫画にないんだっけ?
あ、そう、庵野もよこさんの。
あ、書いてあったね、監督振り切った時に出てたよね。
そうそうそう。
思い出した、あったあったあった。そうだ、ファイズかあれ。
そうそうそう。これなのよ。
そうだ、それか、それ持ってんだ。なんか俺庵野さんファンだから、なんか違う意味で今逆に感動してきたわ。ファイズっていうよりかは。
あの、あ、これがあの庵野さんが言ってたっていう。
そうだよ。庵野さんもこれ腰に巻いて変身してたんだ。
あー。
はいはいはい。で、すごい機械っぽいっていう話もずっとしてるんだけど、劇中でもほんとになんかガジェットとして扱われてて、さっき言ってたクーガとかのベルトって体内に埋め込まれてるとかって話さっきしてたじゃん。
そうだね。
これはもうほんとに心のままのものとして扱われてんの。
あー別になんかその人になんかというよりも装備品というか。
そうそうそうそう。だから手元にないと変身できないの。だから怪人に襲われて手元になくて仲間に電話して持ってきてもらうこととかあるんだよね。
え、ちょっとさ話しとれるんだけどさ。
はい。
それ誰でもつけたら仮面ライダーになれる系なの?
いや、適合しないとできない。
あーそこはなんかあれなんだ。誰でもなれるわけではないんだ。
そうそうそうそう。実際に変身しようとしてエラーが出て変身できないとかっていうシーンもある。
あるんだ。その全然関係ない人が使おうとしたことがあるんだ。
あーそうそうそうそう。
うーん。
第1話とかでもある。
あ、そうなんだ。
そう、ヒロインが最初変身しようとしてエラーが出て、主人公につけたら変身できたっていう。
あーそういう。あ、あるんだ。なるほどなるほど。
そうそうそうそう。
えー。
で、これがねすごいストーリー上のギミックとしてもいい役割があって、そのガジェットとして出てるっていうのが。
もうそのものとしてあるから、で、しかも適合してれば、逆に言えばその適合していれば誰も変身できるんだよ。
え、じゃああれだよ。適合者何人か出てくるの?
あ、そうそうそうそう。
えーそうなんだ。
そう。だからこのベルトの争奪戦とかもするんだよ。
あーなるほどね。あ、面白いね。
で、なんなら敵も変身するの。ファイズに。
あ、マジ敵?あ、まあやっぱそうだね。そういうギミックである以上そういう、出て燃え上がるもんね。
そう。
そっかそっか。
で、変身する人によって戦闘スタイルも変わるんだよね。
ほうほうほうほう。
ある人は、えーと、銃で撃って、で、なんか狙いを定めるんだよね。
うんうん。
で、そこに、えー、ライダーキックを叩き込むとか。
はいはいはい。
で、そのライダーキックのやり方も、えーと、片足でキックする人とか。
うん。
ドロップキックみたいに両足でする人とか。
あー。
そういう色んな戦闘スタイルがある。
色んなファイズバリエーションがあるね。
そうそうそうそう。それも楽しいんだよね。
え、で、ファイズの見た目は変わらない誰がなってるの?
あ、そうそうそうそう。
あー、そうなんだ。
ファイズ自体の見た目は変わらない。
なるほど。色違いとかないんだね。
そうそうそうそう。
なるほど。
ファイズの側はそのまんま。
えー、そうなんだ。
はい。
っていうのが、まあ人気の理由なんだけど、ちょっとここから、じゃあファイズのストーリーの方の話をしていこうと思うんだけど。
ストーリーの方の話。
うん。
はい。
で、冒頭部分のあらすじを紹介しようと思うんだけど。
12:00
はいはいはい。
これちょっと引用ね。
引用、はい。
はい。九州で一人旅をしていた青年井上匠。これが主人公。
井上匠、はい。九州、はい。
そこに居合わせた少女園田麻里と共に、謎の怪人オルフェノクに襲われる。
ほう。
うん。まあ一緒になんか、たまたまいたんだけど、そこに怪人、オルフェノクっていうのが怪人、今回登場する。
えーと、それはなんか、蜘蛛王とかコウモリとかじゃなくて、怪人の総称?
あ、そうそうそうそう。
オルフェノクっていういろんな種類の。
そう、種族名って思ってもらえればいいかな。
うんうんうん。オッケーオッケーオッケー。はいはいはい。
で、その麻里っていうヒロインなんだけど。
うんうん。
が、持っていたベルトを装着して、ファイズに変身しようとしたけど、まあ失敗して。
うんうん。
で、失敗したから、そばにいた主人公の井上匠に、無理矢理ベルト巻きつけて、変身して!ってやったら、なんか変身できちゃうんだよ。
はー。
変身できちゃったから、ないゆきで、その匠はファイズに変身して、その怪人と戦って倒すと。
あ、倒せるんだ。えー。
で、その後、キクチケイ太郎ってやつが、まあ主要人物なんだけど、登場して。
まあそいつがクリーニングやってて。
うん。
で、九州から東京にみんな出てきて、そのキクチケイ太郎ってやつがやってるクリーニング屋で、一緒に働きながら一緒に住むっていうところから物語が始まる。
ほうほうほう。
で、そっから人間と怪人オルフェノクの戦いがどんどん始まっていくっていうところなんだけど、まあこれが冒頭部分。
ただ人気の理由がまだまだあって、ファイズっていう作品って、さっき名前出てきたオルフェノクっていう怪人がいるんだけど、
そのオルフェノクって、人間の姿と怪人の姿、生き生きできるんだよね。どっちの姿にもなれる。
ほうほうほう。
怪人の姿っていうのがなんか本当に、全身灰色なんだけど、全部。
あ、もうあるんだ。そのデザインの統一性があるんだ。
そうそうそうそう。
どんな怪人も灰色なんだ。
で、それこそコウモリ男とかクモ男みたいに、動物とかがモチーフ、あと植物もあるかな。
っていうモチーフの怪人の姿と人間の姿があるんだけど、その怪人側のドラマも描いてるんだよ。
へー。
うん。
それはどんな。
怪人だから悪、人間だから善っていうわけじゃない。
へーへーへー。
しかもなんなら、ライダー側の主人公がさっき言ったイヌイタクミ。
イヌイタクミ。
怪人側にも主人公がいる。
あ、そういうタイプのダブル主人公。
あ、そうそうそうそう。
へー。
しかもなんなら、第1話は、ライダー側のイヌイタクミが登場する前に、怪人側の主人公の方が先に登場するんだよ。
ほうほうほう。
へー、面白。
そう。で、1話2話が怪人側の冒頭の話、1個目の話なんだけど、
まあ序盤ってね、そのライダー側の主人公と怪人側の主人公の話が交互に描かれてるんだよね、その話の中で。
あ、そうなんだ。
こっち進んで、あっち進んで、次ライダー側進んで、怪人側進んでっていう。
へー、そんな作りになってんの。凝ってるね。いいねいいね。
で、途中からクロスオーバーするみたいな。
やば、なんかあれだね、え、2003年だっけ?
15:01
2003年。
新しいね、なんか。
うん、本当に新しい試みで、うん、すごいそれが人気を読んだんだよね。
で、怪人側の主人公の名前がキバユージっていうんだけど、
キバユージ、はい。
で、1話と2話がすごいそいつの話なんだよね。
へー。
で、これ俺めちゃめちゃ好きな話だから、すごいしっかりめに話させてもらうんだけど、
まず2年前、本編の時間軸の2年前からスタート。
本編は2003年が舞台なんだけど、その2年前、2001年からスタート。
で、キバユージ、この怪人側の主人公の男には彼女がいたんだよね、当時。
え、ちょっと待って、怪人ってさ、人なの?
えっと、もともと人。
あ、そうなんだ。
そう。
なんかその、どっかから出てきた化け物とかじゃなくて、人なんだ。
じゃなくて、そう。
それもこの1話2話で描かれるんだけど、人が1回死んで怪人として生き返るっていう世界なんだよね。
あー、じゃあ本当にマジで社会に生きてた人なんだ、もともと。
そうそうそう。
で、キバさんだっけ?彼女がいて。
彼女がいて、キバとキバの実家の家族と一緒に断唱してっていうところから始まります。
で、彼女帰ります。
その後、キバは両親と車に乗りながら、彼女ともうすぐ1年なんだっていう話をして、両親は1年の記念に何かすんの?って言って、
キバ、昔よくやってた自転車デートをしようと思うんだっていう話をしてるのね。
自転車デート?
うん。
自転車デートって何?
自転車に乗りながらいろんなところ回るみたいな。
あー、いいですね。楽しそう。
そこに居眠り運転をしたトラックが突っ込んでくるんだけど。
うわー、異世界転生。
でも、そんな感じよ。
そんな感じなの?
本当にそんな感じになっちゃうの。
っていうのも、その追突された時に、両親亡くなっちゃうんだけど、キバの。
キバはそこから2年間、死んでないんだけど、目覚めない状態。
植物状態ってやつか?
そうそう。病院のベッドの上でずっと。
うわー。両親死んじゃう?
両親はその事故で亡くなっちゃう。
うわー、つら。
で、
泣いちゃいそう。
話が2年後になるんだけど。
植物状態のままその時点?
はいはいはい。
で、2年後に病院のキバが映し出されるんだけど、
医療ドラマでよくあるさ、ピーっていうやつが鳴っちゃうわけよ。心肺停止みたいな。
え、死んじゃうの?
そうそうそうそう。
で、医者にももう死亡ですと。
亡くなりましたと診断されるんだけど、
その後、安置所みたいなところに送られるんだけど、そこで急に目覚めるんだよね。キバが。
あ、燃やされる前ってことか。
そうそうそうそう。
はいはいはい。
で、生き返って、もう看護師さんたちびっくりなんだけど、でももう完全に見た目も生き返ってるわけだから、
もう、じゃあ退院ですねってなって、退院するわけよ。
あ、そう、安置、あ、そうなんだ。
だってもう生き返っちゃったから。
なんか逃げ出すとかじゃなくて、普通に、あ、あ、生き返ったってなって普通に、あ、じゃあ退院ですねってなるから。
18:04
まあそんなシーンないんだけど、でも退院するんだよね。
はいはいはい。
で、もう2年経ってるから、で、その間ずっと寝てたからさ、もう両親もいないから、親戚のところにまず行くんだよね、そのキバが。
親戚の、はいはい。
うんうん。
そしたらもう、まあキバの親もいないし、キバ親、会社やってて。
はいはいはい。
でも、もう親いないから、もう倒産しちゃったと。
ああ。
で、お出会いもいないし、キバもずっと寝てたから、家ももうないと。
うんうん。
うんうん。
で、もうキバそれ聞いて、もう仕方ないから、そこ去るんだけど。
うん。
でも、なんかその去った後に、なぜか遠くにいるはずの親戚の会話が聞こえてくるんだよね。
ほうほうほうほう。
もうちょっとここからなんか怪人になってる感があるんだけど、もうすでに。能力の片鱗というか。
うんうん。
で、その会話の内容が、もう家も、その会社も、実はその親戚が売り飛ばしてるっていう。
はあはあはあはあはあはあ。
うん。
で、しかもその親戚が、このキバが、あのいつあのまま死んでたらいいのになとかって言ってんだよ。
なるほどね。
最悪だよね。
そうだね。
うん。で、そういう会話が聞こえてくるの。
うんうん。
なんかキバはさ、そんな聞こえてくるはずないって思うじゃん。
うんうん。
幻聴かなっていう感じなんだけど、まあとりあえずそこはまあ、幻聴かなっていう感じで済むんだけど、その後、彼女に会いに行くんだよね。当時の。
ああ、そっか。2年経ってる。はいはいはい。
自転車に乗って。
ああ、はい。
あの時の。
あの時のね。デートしようと思ってたやつ。
そしたら、そう。
はい。
彼女に、自転車デートしようよって言うんだけど。
うん。
うん。断られちゃうと。
えっ。
なぜ?
同じかもしれないけど、私はもうあの頃とは違うのって言われちゃうのよ。
つら。
2年経ってるから。
つら。
しかも、彼女に新しい彼氏が出て、できてる。
まあ2年、2年、まあ短くはないか。2年か。そっか。
しかも、その彼氏がさっき、キバ死んでればよかったのって言ってた親戚なんだよね。
うわあ。つら。
でも、その2人からしたらもう急に現れたキバって迷惑じゃん。だからもう邪魔なんだよって言って迷惑だって言って追い払われちゃうんだよね。
なるほどね。
もうキバもう悲しくて、なんで俺がそんな目に。って思うわけよ。
はいはいはい。
で、その彼氏、今の彼氏ね。
うん。
が、車に乗って出かけた時に。
うん。
急にキバが目の前に現れて。
はい。
なんで俺がこんな目に合わなきゃいけないんだって。
うん。
もう必死で訴える。
うん。
そしたら親戚の方は、いやお前は1回死んだ人間だから。
うんうん。
生き返ってお前が悪いんだよって言う。
すごいこと言うね。
めちゃめちゃすごいでしょ。
めちゃくちゃすごいこと言うね。
そのキバも、いやそれは違うっつってブチ切れて、そこで初めて怪人に変身するの。
ああ、その感情のたくぶりが怪人化のきっかけだったんだ。
21:00
うん。で、その親戚殺しちゃう。
あらららららら。
いやでもマジで、あれ?1話にさ主人公、仮面ライダーが出てくるけど。
出てはくるけど。
そう、はしょってる。
そうなんだ。
さっき言った、ヒロインと会って怪人に襲われて、その怪人を変身して倒すっていうのが、この裏でライダー側の主人公がやってる。
1話長くない?なんか。
すごいギュッて詰まってるよ。
1話どっちもあるんだ。
そう。めちゃめちゃ詰まってる。
そうなんだ。
で、2話。
はいはいはい。
これもライダー側ちょっとはしょるんだけど。
2話は、殺された親戚が、なぜか生き返る。
で、彼女のところ。牙の元カノだよね。
親戚が生き返る?
そうそう。牙に殺された親戚が生き返って。
そっちそっちだ。はいはいはい。
で、元カノのところに来るんだよね。
牙の元カノ。
そいつの今カノ。
ちょっとややこしいけどね。
はいはい。
そしたら、なんかおかえりみたいな風に言うんだけど、
言った途端に、その親戚は灰になって崩れ去るんだよね。
え?
これはオルフェノクの特性として、
オルフェノクに殺された人間は1回生き返るの。
え?
1回生き返って、ちょっと普通に人間として行動できるんだけど、
その後灰になって崩れ落ちて死ぬ。
え、なにその設定。
え?
で、もう1パターンあって。
もう1パターン。はい。
灰にならずに、自分もオルフェノクになるっていうパターンがあるんだよ。
オルフェノクに殺されたものはオルフェノクになるか、
ちょっとだけ生き返って灰になるかなんだ。
そう。この2パターン。
なるほど。
で、オルフェノクはこうやって仲間を増やすことができる。
えー。
で、親戚死んでるから、元カノのところに警察が来るんだよね。調査のために。
そしたらもう彼女はさ、彼氏の死んだのがトラウマすぎて。
まあそうだね。目隣で灰になるんだもんね。
もう警察に対してもうね、泣きながら、私じゃありません!私は何も知らないんです!ってなって。
うん。
なるわな。
うんうんうん。
で、彼女は不安すぎて。
うんうん。
牙呼び出すんだよね。
え、あー、うわ、なんかその、ないから、頼れる人がいないから、元カレだってなったんだ。
そう。で、公園に呼び出して。
最悪だな、そいつ。そいつはそいつだよ。
めちゃめちゃ怯えた感じで、
私、この2年間本当はあなたのことを思ってたの。
はぁ?
恋しくて、その親戚のやつと付き合ってたの。
あー。
これからはまた私を守って!って牙に言うんだよね。
へーへーへー。
そこにまた警察が来るの。
ほいほいほい。
彼女をね、話を聞くために。
はいはいはい。
そしたら、また彼女ね、警察を見つけて、
うん。
怯えて走って逃げるんだよね。
へーへー。
うん。で、警察も逃げるから多いんだけど、
うんうんうん。そうなるわな。
うん。で、彼女に警察が追いつくの。
警察も別に彼女が犯人だとは疑ってなくて、
あなた犯人とは思ってません!って言ってるけど、
彼女はもうパニック。
パニック。まあそうだよね。
で、そこに牙が心配になって駆けつけるよね。
ほうほう。
心配だから。
はい。
その牙を見た彼女、ひらめくんですね。
24:01
ちょっと待って。
私知ってます!
あの男が嫉妬して、彼氏殺したんです!
やばくない?
その女やばくない?
え、ちょ、その女マジでやばくない?
いや、やばいよね。
その女やばいわ。
これやばいよね。
で、牙、警察に売られるの。
いや、もう、なんか、えぇー。
でも、まあ実は本当はあってるんだけどね。牙殺してるから。
いや、まあ、あってるけどさ。
あってるけど、いや、その女最悪だな、マジで。
すごいよね。
うわー。
で、こっからのシーンが俺すごいと思って。
え、それ2話とかだ。
2話。
いや、そうなんだ。
すげーな。
で、あいつがやったんですって言われたから、警察が牙追うじゃん。
うん。
で、牙ももう警察に追われちゃったら、自分も殺したってわかってるし。
うん。
もう、牙も泣きながら走って逃げるんだけど。
うん。
走って逃げてるその目の前には、あの頃の自転車に乗ってデートをしている牙と彼女の原影があるんだよね。
あー。
それを泣きながら走って追いかけて、もうちょっとで手を伸ばせば届くっていうところで、掴んだと思ったらその原影が消えて。
うん。
で、もう牙呆然とするっていう。
激物2話じゃん。
ははは。
やばっ。1、2話濃っ。
やばいでしょ。
うん。
これが日曜日の朝の子供番組でやってるんだ。
ははは。いや、やばい。
これ、やばいと思って。
その後デジモンとかやってるじゃん。
ははは。
そう。
ははは。
まじで。
そう。
やばっ。
うんうん。
で、その後なんとか牙は逃げられるの、警察から。
すっきりしねーけど。
ははは。
そっか。
で、もう一回彼女のとこ行くんだよね。
うんうんうん。
で、彼女はもうあれは違うの、私怖くてついって言うんだけど、牙はもうなんか力ない感じで、君が言ってた通りだ。
俺が眠ってる間に君は変わってしまった。
でもね。
うん。
俺も変わったんだよって言って。
うん。
オルフェノクに変身して、元カノも殺すんだよね。
うわっ。
うーわっ。
うわーっ。
これで2話終わり。
やーばっ。悲しいー。
いや、すごいでしょ。
え、すごい。
まじで、仮面ライダーなんだ。
なんかめちゃめちゃドラマじゃない?
うん、普通になんか。
おーい、すごいね。
いや、気になるわそれはちょっと。
うんうんうん。
で、一方その頃、ライダー側の主人公のタックンは、ヒロインが持ってた変身ベルトが置き引きにあって、7夜に売られたから、頑張って買い戻すってことをしてる。
急になんか、急にこの番組のとある1話みたいな、なんか、ちょっとホノホノとした展開になるじゃん。
なんで置き引きって。
置き引きされて。
さっき元カナ殺してんだぞこっちは。
変身、これ、この変身ベルトが7夜に売られてんだよ。
なんでだよ。
5千円で。
売んなよ。
買いたいんだけど俺。
5千なら安いな。
2万ぐらいするもんな。
そう。
へー、で。
で、ここまでが大体の冒頭の話。
で、こっからだんだん仲間とかが増えてくの。
仲間ってのはなんかライダー?
27:01
ライダー側と怪人側それぞれの主人公にメインの仲間がそれぞれに増えてく。
3人3人ぐらいの人数。
デビルマンみたい。
そうだね。
で、ちょっと人物の紹介も入れるんだけど、そんなに覚えなくていい。
今日覚えるのはファイズに変身する井上匠と怪人側の主人公の牙だけ分かっていればいい。
ただちょっとこの後の話に関わってきたりするから軽く紹介するね。
まずは、さっきまで出てきたライダー側の主人公の井上匠。
匠って呼ばれてる。
匠。
匠。かわいいでしょ。
で、めっちゃ猫舌。
猫舌。あ、猫舌先生。
で、性格がヒーローものには珍しくて、すごいぶっきらぼうなんだよね。
ぶっきらぼう?
そう。なんかあると、いや俺が死ぬかとか、勝手にしろよとかって。
やれやれ系じゃん。
そう。やれやれ系でもないんだけど、すごいなんかめんどくさがりというか、人付きは弱ずらわしい。
あーでも嫌な感じだな。
そう。
主人公なのに。
でも、熱いところというか、根は優しくて、仲間がオルフエノクとかに殺されたときはもう俺が、俺がエノク全員倒してやるみたいなことを思ったりするような。
でもぶっきらぼうなのにも理由があって、人と仲良くなるのが怖いっていう、言ってんのよ本人も。
あーそうなんだ。
人に裏切られるのが怖いんじゃなくて、自分が人を裏切るのが怖い。
あ、自分が。ちょっと凝ってるね。
そういう人を傷つけるのが怖いっていう、そういう性格の人なんだよね。
ドラマがありそうだね。
これが主人公。で、ヒロインのマリは気が強くて、夢がプロの美容師目指してる。
プロの美容師。
で、コジなんだけど、流星塾っていう学校に通ってたっていう。これがヒロイン。
で、ケイ太郎っていう、この3人がライダー側のメインなんだけど、菊池ケイ太郎ってやつがさっきクリーニング屋やってるっていうやつなんだけど、すごいお人良し。
で、人に頼まれると何でも引き受けちゃうようなお人良しで、なんか変な特徴があって、汚いものに近づくとくしゃみが出るっていう。
なんか変な潔癖なんだね。
そうそう。で、なんかそれをタックに言った後にすぐくしゃみして、お前俺に喧嘩売ってんのかって言われるみたいな、ちょっとギャグっぽいシーンもあるんだけどね。
なるほどね。その凸凹コンビみたいな感じなんだ。
そうそう。これがメインのライダー側の3人。
次、怪人側のメイン3人紹介するんだけど、まずは主人公キバユージ。フォース・オルフェノクっていう馬がモチーフの怪人に変身する。
馬?
そう。で、1、2はさっきの話聞くとちょっと怖い印象を受けるかもしれないんだけど、根は優しくて、オルフェノクだけど人間として生きていきたいっていうふうに思ってる。平穏に。
で、すごく純粋な人で、人を信じやすいし騙されやすいっていう特徴がある。ちょっとそれがマイナスに作用しちゃうこともあるんだけど、基本優しい人。
次、おさださん。女性。
おさださん。
30:00
おさださん。クレイン・オルフェノクっていう鶴がモチーフの怪人に変身する。
鶴。いいね。美しそうだね。
美しい。本当に美しい。で、いじめられっ子で、親を亡くしてて、養父母に育てられるんだけど、すごい冷たい扱いをされてて、ぶち切れるとすぐ簡単に人を殺しちゃうみたいな。劇場をしちゃうと。
鶴なのに。
鶴なのに劇場型なんだ。
だから、慶太郎とすれ違ったときに、お互い知らないんだけど、慶太郎くしゃみするんだよね。このおさださんとすれ違ったら。
え、それは何?汚い野郎だってこと?
ああいうかもしれないね。
あー、なるほど。
で、もう一人怪人側。カイドウ・ナホヤってやつがいるんだけど、スネーク・オルフェノク。蛇がモチーフの怪人。
馬、蛇、鶴なんだ。
そうそうそうそう。
で、こいつはお調子者で単純バカ。
あー、なんかいいね。
物語の清涼剤みたいな感じ。
いるといいよね、一人。
で、こいつはなんか、すごい悪ぶるんだよね。
悪ぶる?
悪ぶりたがるの。
俺は怪人だから、悪いことやっちゃうぜって言うんだけど、根っこの部分はそうはなりきれなくて、素直じゃないやつなんだよね、本当は。
ベタだね。
うん。
いやでも、2話までのあの流れの中でこういうやつ必要じゃない?
なんかね、てか怪人側の方が結構ベタだね。
あーかもしんないね、言われてみると。
ライダー側ちょっと変な設定というか、かなり象徴的な設定が多いなっていう印象。
で、この3人3人、ライダー側と怪人側の3人がだんだんと関わるようになって物語が進んでいくんだけど、
まあその、人間関係とかも魅力の一つで、このファイズの。
例えばもうなんか恋愛とかも絡んでくるんだよ。
ほう。
うん。で、ライダー側のけーたろうが怪人のおさださんを好きになって、怪人のおさださんは怪人のカイドウを好きになって、怪人のカイドウはライダー側のマリが好きになって、ライダー側のマリは怪人のヒバが好きになるんだよね。
飛んだ、飛んだラブストーリーじゃん。え、何それ?え、なんか、へー。
で、お互いにさ、怪人っての知らないからさ、知らずに関わっていくんだけど、だからその裏でファイズとして戦ってるタックンは、たまたまおさださんが怪人であるってことを知っちゃったりして、で、うまく人に伝えられないタイプなんだよね、タックン。
ブッキラボーマン。
そう。
あれ、タックンはどいつだ?
主人公。ライダー側の主人公。
ブッキラボーマンね。はい、オッケーオッケー。
その、ケイ太郎っていうやつに、お前、あの女やめとけって。いいからやめとけって言うんだよね。理由言わずに。怪人だからって言えないからさ。
言えよ。
言えないんだよ。
言えないのかよ。
隠してるからさ、みんな。人間として生きていきたいから。
あ、そこの絵の気遣いがあるの?
うん。
あー、そうなんだ。
そうそうそうそう。人間として生きていきたいっての知ってるから、タックンも。
あー、じゃあなんか、倒すべき敵…ではないんだ。
33:01
そう。
あー、そうなんだ。
怪人の中にもいいやつがいる。そいつはタックンは倒さない。悪いことやってる敵だけを倒す。
あー、そうなんだ。悪いスライムしか倒さないんだ。
そう、そういうことそういうこと。
あー、そうなんだ。
で、その悪い怪人っていうのが、3つ目の陣営として、スマートブレインって会社が出てくるんだよね。
スマートブレイン?
スマートブレイン。
スマートブレインって会社ない?
わかんない。
なんか、ありそうな名前と思って。はいはいはい。
ググったらあんのかな?わかんないけど。
そういう会社が出てくるんだけど、オルフェノクを裏で操ってる会社なんだよね。
ちょっと待って。ちなみにありますね。
あるんだ!あるんだ!
今、スマートブレインで調べたら、リアルに港区の会社出てきた。
へー。
ごめん、話し遅れちゃったけど。あるらしいです。
で、この会社が裏でオルフェノクを操ってるの。
ほうほうほう。
思想としては、オルフェノクっていうのは人間の進化した姿で、人間より優れているっていう思想のもとを、
オルフェノクを裏で操って人を襲わせてる。
で、世界をオルフェノクの世界にしようとしてるっていう会社。
あー、オルフェノク、なるほどね。
うん、怪人の世界にしようとしてる。
ほうほうほう。
で、ベルトを作ったのも実はこの会社。
あー、じゃあもうライダー、どっちにも関わってるってこと?怪人とそのライダー。
うんうん、そうそう。
っていうのも、このベルトってオルフェノクの王っていうのがいて、一番強い怪人の力を元に作られたものなの。
あー、いいですね。好きですよ、そういう設定。
実は敵の能力でしたみたいなやつ。
そう。さあ、ここで冒頭の最悪の戦流に戻ってきます。
はい。
自己否定、同族争い、親殺し。
自己否定、同族争い、親殺し、はい。
はいはい。実はこれ、俺が勝手に言ってるわけじゃなくて、戦流にしたのは俺なんだけど。
そう、公式戦流あんのかと思ったよ。
プロデューサーの平成仮面ライダーを多く担当されているプロデューサーの白倉新一郎さんっていう方がインタビューとかで語ってる仮面ライダーの3要素。
これが、自己否定、同族争い、親殺しなんだよね。
これ実はファイズに限った話じゃない。
説明しやすいので言うと、初代とか、それこそ新仮面ライダーとかで考えると分かりやすいかもしれないんだけど。
初代というよりは1号、2号の話ね。
仮面ライダーも、要はショッカーが作った怪人じゃん。
そうだよね。
バッタ男じゃん、言ってしまえば。
もともとそうだよね。洗脳前に逃げ出したんだよね。
新仮面ライダーだと、バッタオーグって呼ばれてるじゃん。
そうだね。
8オーグ、バッタオーグ、同列で語られてる。
っていうところで、敵と一緒なのよ。つまり同族で争ってるわけ。
やつらは。
その仮面ライダーの目的は、自分を作り出した親であるショッカーを壊滅させること。
なるほどね。
これが親殺し。
ショッカーを壊滅させるには、怪人である自分を否定しなければならない。
36:02
そうだね。自分も結局憎まれるべき存在ってことね。
これが自己否定。
これが仮面ライダーの3要素。
ファイズにもこれは当てはまると。
初代作品のルーツをちゃんと受け継いでいるんだね。
オルフェノクの力、怪人の力で出てきた変身ベルト。
オルフェノクのものであることを否定して、そのベルトを使ってオルフェノクと同じ力で、怪人オルフェノクと戦う。
その目的はこのベルトの作った会社を倒すこと。
そしてオルフェノクの王を倒すこと。
これも完全に3要素当てはまってるわけ。
なるほどね。
ここまでが最悪の戦慄第1段階。
ここからちょっとすごい重大なネタバレを含むんで。
この番組って基本ネタバレを前提でやってるんだけど。
この番組ってファイズじゃなくてコジヤワの話?
コジヤワね。このコジヤワセヘイセヤワ。
基本的にネタバレ前提なんだけど、
ファイズをめちゃめちゃ新鮮な気持ちで楽しみたい人は、
一回見てからここから続きを聞いてください。
マジでこれ。
おっきいネタバレがあるんだ。
おっきいネタバレがあるので。
なるほど。
つくっとはあれだね。
俺はもう新鮮な気持ちで見れないってことだね。
そう。悪いね。
まあいいよいいよ。
犠牲になって。
いいよいいよ。犠牲になるわ。
コジヤワ。
ということで、そのネタバレ重大な事実っていうのが34話で明かされるんだけど。
34話。あれ前何話?50話とか。
50話ぐらい。ちょうど50話か。
じゃあちょうど後半の中盤ぐらいか。
そうだね。
実はライダー側の主人公イヌイタクミっていうのは、
本編の話が始まるずっと前からオルフェノクだったんだよね。
はあはあはあはあはあ。
あれオルフェノクって一回死んだらないといけないの?死なないとなれないの?
死なないとなれない。
結構前に死んでるんだ。
そう。小さい頃に火事で亡くなって、その時に怪人として覚醒している。
でも34話まではそのことは一切言ってないし、怪人の姿にもなってない。
本人は自覚あるの?
自覚ある。
あーそうなんだ。
それを隠して生きてきた。
なるほど。あーなるほどね。
登場人物たちも視聴者も全員驚愕したんだよね。
いやーそうだよね。いろいろ繋がってくるね。悪い怪人しか出さない。
要は怪人なんだね。自分も。人として生きていきたい怪人なんだ。
よく考えてみると伏線はずっとあって、汚いものが近くにあるとくしゃみが出る系だろう。
さっきちょっと言ったけど。
タックンがいるところでくしゃみしてギャグシーンあるって言ったじゃん。
でもオルフェノクに対してくしゃみしたのと一緒。実はオルフェノクに対して反応してるんだよね。
あーオルフェノクアリルギーなんだ。
そう。
そうなんだ。
そのための潔癖設定?
39:01
そう。
なるほどね。すごいね。練り込まれてるね。
ファイズに変身できるのは適合した人だけって言ったじゃん。その適合条件がオルフェノクであること。
そうなんだ。オルフェノク専用マシンなんだ。
人間が変身しようとするとエラーが出て変身できない。
そうなんだ。
さかのぼって考えたら確かにオルフェノクしか変身してない。
でもそれを巧みに表に出さずに物語を描いてるのがファイズのすごいところなんだよね。
なるほどね。ベルトで主人公以外も変身するって言ってたけど、それ全部オルフェノクなんだ。
そう。
なるほどね。いいね。
タックンがぶっきらぼうな性格って言ったじゃん。それもこれに関わってて。
人を傷つけたくないんだ。
そう。人を関わるのを恐れてるのはオルフェノクである自分がいつ人を襲ってしまうかわからない。
人の心をいつ失うのかわからない。
急に悲劇のヒーローじゃん。
っていうのをずっと恐れてるんだよね。だからぶっきらぼうで人と関わりたくなくてすぐ投げ出しちゃうというか。
なるほどね。死んでんだもんなもう。
そう。
そっか。なるほどね。
でも34でオルフェノクってことは明らかになったんだけど、中身は変わってないのよ。姿が変わっただけで、タックンの中身は変わってないのよ。
そうだよね。
で、オルフェノクに変身したのも仲間を助けるためなのよ。
そのベルトなかったのかな。
そうそうそうそう。
ベルトなくてでもピンチでみたいなこと。怪人になるしかないみたいなこと。
そう、状況的には怪人として戦わなきゃいけないっていう。
で、そのことを味方2人、ケイ太郎とマリーっていうのもオルフェノクになったところ見る。
で、中身は変わってないとはわかっていても、仲間たち、マリーとかケイ太郎以外の仲間がいっぱいいるんだけど、
仲間いっぱいいるんだ。
そいつらはたくさんオルフェノクに殺されてるわけ。
うわー。
だからオルフェノクっていうものをめちゃめちゃ恐れてるんだよ。
オルフェノクという種族に対しての嫌悪というか、忌避、恐怖があるんだ。
だからタックに対して普段通り接しようとするんだけど、
例えばケイ太郎だったら手作りの弁当を渡そうとするんだけど、もう手が震えちゃって渡せないとか。
あーもうそこは気持ちの問題じゃないんで、やっぱり人害に対する根本的な恐怖みたいなものがあるんだ。
そう。で、マリーもクリーニング屋でバイトしてて仕事してるんだけど、
服とか渡す時にちょっと手が触れたら、「はっ!」ってこう手を裂けちゃうみたいな。
え、すげー!えーそうなんだ。
で、タックに優しいから無理すんなって言って自分からそこ去っていくんだよね。
うわーなんか、いやーなんか、でも結構少年漫画というかさ、そういうストーリーものの王道展開ではあるけど、
42:02
いや上がるね。上がるというか、上がるというか、そのなんか、なんだろうな。
うわー、来た来たとも思うけど、辛いね。
で、そこでタック君に一番寄り添えるのが、怪人側の主人公である騎馬雄児なんだよね。
あー、うわーなるほど、そうか。そうか、その悲しい過去とかいろいろ。
自分の怪人であることへの、なんかその、葛藤みたいなものとかが、葛藤を抱えたもの同士みたいになるの。
そうそう。
はー。
で、タック君としてはもう俺はファイズとしては戦えない。ライダーに変身して戦うことはもうできないと。
だから、騎馬にこのベルトを託すんだよね。
え?
これをお前が使ってくれって。
俺の代わりにお前が戦ってくれって。
ちょっと待って、そもそもなんだけど、騎馬って悪いやつなの?
騎馬は、
怪人なんだけど。
怪人だけどいいやつ。人間として生きていきたい。
あー別にそのなんか悪事を働くわけではない。
怪人って言うけど、怪人っていう言葉がすごい嫌な感じが悪い感じがするけど。
作品全体として別にその怪人側だからなんか悪いことをいろいろするとかじゃなくて、
単純にもう、騎馬さんはただ怪人であるっていうだけの存在として。
本当にそう。心は人間のやつがめちゃめちゃいる。
そうなんだ。
怪人、オルフェノクだけど、普通にピザ屋経営して働いてるやつとかいるから、人を襲わずに。
あーそうなんだ。
そういうやつを裏切り者として始末するのがさっき出てきたスマートブレイン。
あーその、怪人なんだから怪人しろよってこと?
そう。
どういうこと?
結構複雑でしょ?
あーそうなんだ。
で、えーっと、ベルト託すんだけど、それを受け取った騎馬は、
大丈夫。俺はいつか君が自信を持ってまたこのベルトを巻く日が来るってわかってるから。
一旦俺が預かる。で、預かるんだよね。
暑いねー。いいねー。
いいでしょー。
いい人間ドラマじゃないの?
はいはいはい。
で、ちょっと面白いのが、騎馬も受け取ってファイズに変身するんだけど、
タックンの戦闘スタイルって、ぶっきらぼうな性格そのまま表してて、割とチンピラみたいな戦い方するんだよね。
あ、戦闘スタイルにも表れてる。
そう。
その人格というか、パーソナリティーが。
やれやれみたいなところで殴ったりして、
敵に吹っ飛ばされたら、なんかもうダラーってなって、銃出して、なんか倒れたままバンバンバンって撃つみたいな。
結構。
銃とかあるんだから。
そうそう。
このね、変身ベルトの形態がね、パカッと横に折れて銃になるんだよね。
あー、なるほど。へー。
そう。ちょっとまた鳴らすんだけど、
バーストモードって言って、銃みたいに撃てるっていう。
おー、やば!
ぶちあがるな、それ。
えー、面白いガジェットだね。
そうそうそうそう。
へー。
こういうのがあるんだよね。
で、逆に、騎馬っていうのは、怪人側の主人公なんだけど、めちゃめちゃ優しいやつで、
戦闘スタイルもヒロイックなんだよね。
あー、え、いいね。
いいでしょ。
敵、敵というか、怪人側の方がそのちょっとあれなんだ。
そう、ヒーローっぽい戦い方するっていう。
王道なんだ。
へー。
45:00
で、えーと、そんな感じで、すごい複雑な人間関係を描いてるっていうのが、このファイズの魅力。
いや、面白いわ。
うん。
全然想像してなかったわ。
うん。
へー。
で、えーと、ここで、もう一回、冒頭の最悪の戦流に戻ってみましょう。
あー。
このタックンがオルフェノクだったということを踏まえると、主人公イヌイタクミは、裏でオルフェノクを操って、ベルトを作ったスマートブレインっていう会社と、ベルトの元となったオルフェノクの頂点である王を倒す。
うん。
まあ、生みの親を倒すことを目的にして、
うん。
自分がオルフェノクであるにも関わらず、オルフェノクである自分を否定して、ファイズとして同族であるオルフェノクと戦っていく。
うん。
自己否定、同族争い、親殺し。
親殺し。
これが、仮面ライダーファイズっていう作品なんですよ。
あー、じゃあその、あれなんだね。根本、ルーツというか、まあその、そもそもその戦流、うさくさい戦流は、
ははは。
あの、初代仮面ライダーのその、持ってるテーマに沿ってるものじゃない。
そうそうそう。
それを、まあその、いろんな凝った形で、
そう。
体現した作品なんだね。
より怪人にフィーチャーすることで、より濃く描いてるのがこの仮面ライダーファイズっていう作品なんだよね。
なるほど。
まだまだ語れてない魅力いっぱいあるんだけどね。
うん。
全然、登場人物がもっといっぱいあるし。
うん。
ただちょっとこれはね、もう50話あるからさ。
うん。
長くなっちゃうから、今日はここまでなんだけど。
はいはいはい。
うん。
えー、いや、マジで面白いわ。
うん。
全然、いやなんか、仮面ライダーって特撮好きじゃん、普段。
うん。
だからまあ、仮面ライダーなんですとかするのは分かってたし。
うん。
まあ、仮面ライダーのイメージって、なんだろうな、本当悪い意味とかじゃなくて、子供番組というか、ヒーローがいてみたいな。
いや、本当にそう。
あの、子供番組なんだよ。
うんうん。
うん。
そこはね、全然、本当にそうなんだよ。
うん。
子供番組。
子供向けなんだけど、子供騙しじゃないんだよね、仮面ライダーって。
あー、よく言うやつね。子供騙しと子供向けの違いね。
うん。
その、手抜いてないというか。
うん。
うん。
きちんと子供のためになる、しっかりした作品。
でも、当時2003年の俺は、仮面ライダーファイズを見て、難しすぎて一回仮面ライダー挫折してないよね。
いや、そうだよね。これ小学生とかが見てさ、は?ってなるよね、なんか。
そう。しかも、ファイズって、ベルトで誰でも変身でき、誰でもじゃないけど、いろんな人が変身するから、分かんなくなるんだよね、子供は。
あー、確かになんか。
で、こいつ前回変身してたけど、今日こいつ変身してんな、みたいな。
はいはいはい。確かに。まあ、やっぱ主人公、ヒーローは、バーンってこう、いっこ柱で、分かりやすくあってほしいよね。
でも、かっこいいから見ちゃうの。
あー。
かっこいいから見ちゃうの。で、大人になってみたら、その話の深さとか、素晴らしさに気づいてもう一回見れるっていう。
あ、そういう作品ってあるよね。
いやなんか、ちょっと話それるけど、ゼノギアスっていうゲームがあって、めっちゃ好きなゲームなんだけど、その感じだった。
当時、何もストーリー意味わかんなくて、でもかっこいいからやってて、大人になってからやり直したら、あ、こんなストーリーだったの?
48:02
あるよね。
そういう作品って嬉しいよね。なんか、本当に子供のための、なんだろう、ホビーというか、エンターテイメントというかさ、
かっこよさとか魅力だけで心を奪っていくんだけど、裏にはものすごく複雑な、素晴らしいよね。
平成仮面ライダーそれ毎年やってるの?実は。
毎年、そういうなんか、本当は深いとか話がいいっていうのを、毎年やってるの?
ファイズに限らず、平成仮面ライダーは、一応子供がワクワクする作品なんだけど、ちゃんと読み解くとすごく深いドラマがあったりするってことね。
うん。
っていう感じで、で、仮面ライダーファイズすごい人気で、今年20周年。だから、新作の映画が実は。
映画でやるの?ファイズの?
ファイズの。
今年?
公開は来年だったかな。で、こないだ、20周年の記念イベントがあって、それ行ってきたんだけど、そこでまさに発表されて、新作やります。
やば!新作やんの?今。やばいね。
だからね、いいタイミングだと思うんで、ぜひぜひね、そこに向けてね、見るとまた楽しいかもしれないから、今日紹介したんだけど。
なるほど。来年ならそうね、まだ時間全然あるから、ちょっとしたときに見て、
ちょっとずつ進めれば。
来年に満を持して映画見に行くっていうのができるね。
配信とかもあるから、UNEXTとかって配信されてるから、全然気軽に見れると思う。
えー、あ、てかもう、あれだね、そもそもその、20年経って映画化するってことは、本当にマジでその、津田が好きとかじゃなくてマジで人気なの?
本当に人気なの。
あー、そうね。へー。
いや、熱いわ普通に。
うーん。
えー、いやちょっと普通に気になってきたわ。
ぜひぜひ見てください。
どうなっちゃうのよ、それ。
まだオチとかも俺全然言ってないからね、この物語の最後のオチとか。
34話であれでしょ、なんか、その衝撃の事実でしょ。
怪人になった。
で、16話あるでしょ、まだ。
どうなっちゃうのよ。
それは本編を見てください。
というところで、今日は終わりにしたいと思います。
ということで、YouTubeの方はぜひチャンネル登録とか高評価とか、ポッドキャストの方もフォローとか高評価お願いしますと。
お願いします。
当時のね、思い出とかをコメントとかに書き込んで。
あー、そう、ぜひぜひその、ね、津田以外のてかちゃんと見てたファンの人とか、ね、何でもそういう感想聞けたら嬉しいよね。
ね、うん。お便りとかも募集してんで、そっちで送ってくれても大丈夫ですし。
フォームでね。
うん、Twitterとかでシャープ小嶋のハッシュタグつけて呟いていただいてもOKですので、皆さん。
いやー、嬉しいね。
色々聞かせてください。
はい。
じゃあ今日はここまでにしようと思います。
ありがとうございました。
よっしゃー。