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2025-03-03 15:49

#200 お寺で開催した音楽ワークショップ「おとさがし おとあそび」の舞台裏

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【おとさがし おとあそび】お寺で開催した音楽ワークショップの舞台裏

2025年3月1日に開催した音楽ワークショップ「おとさがし おとあそび」についてお話しします。お寺という場所をより身近に感じていただくために企画したこのイベントでは、参加者が日用品から楽器を作り、ジブリの「さんぽ」を演奏し、さらにお経と音楽のセッションという独特な体験まで実現しました。親子三世代での参加もあり、想像力豊かな子どもたちの楽器作りには驚かされるばかり。物づくりの楽しさ、音楽の持つ力、そして一体感がもたらす心地よさについて考察します。次回は「食」をテーマにしたワークショップも計画中です。皆さまのリクエストもお待ちしています。

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サマリー

栃木県の蓮城院で開催されている音楽ワークショップ「おとさがし おとあそび」では、地域の親子が楽器制作や演奏を通じてお寺に親しみを感じています。参加者は楽器制作に夢中になり、お経とのセッションでは独特の一体感が生まれています。ワークショップでは、参加者全員が演奏を通じて一体感を感じる時間が持たれています。このワークショップは、楽しい経験を通じて人生における楽しみを再発見する重要性を強調しています。

音楽ワークショップの開催
どうも、コウブンです。
栃木県の片田舎にある蓮城院というお寺で副住職をしております。
今日は、3月の1日に行われた、私のお寺で行われたワークショップイベントについてお話をしていきたいと思います。
どんなワークショップイベントだったかと言いますと、音を探し音遊びという音楽を題材としたワークショップイベントだったんですよね。
なんでそんなイベントを行ったのかと言いますと、やっぱりお寺という存在がどことなく、皆さんの一般的な方にとってはなかなか来るところのない場所?
日常的空間であったりとか、近寄りがたいみたいなイメージを持たれている方って多いと感じているんですね。私の方から、お寺側からすると。
なので、そういうイメージを少しでもなくしたい。取っ払いたい。より親しんでお寺に来てもらいたい。そんなことで、私のお寺ではそういうイベントを通じて、人がもっと来やすいような環境を作っていきたいなと思って行ったというわけです。
なぜ音楽イベントだったかというと、私の友人の上博さんというスタンドFMのパーソナリティーもやっているんですけれども、その方が声を上げてくれたと。
自分は上博さんが音楽をやっているから、そういうワークショップイベントをやってみるのもいいですよねという声をあげていただいたので、であればやってみましょうかというところで行われたというところだったんですよね。
どんな人が参加したかというと、主にもちろん地域の人ですけれども、お子さんを中心にですね、親子連れの方がほとんどだったというところですね。大人の方ももちろん参加していただいたんですが、子どもたちも参加していただいたと。
中にはおじいちゃんおばあちゃんも一緒にという形で、親子3世代で参加していたという方もいらっしゃいました。どんなふうなことをやったのかというところを簡単に紹介しますと、まずはもちろん自己紹介。
当たり前っちゃ当たり前ですよね。私と私の兄、お兄ちゃんがいるんですけど、お兄ちゃんのお嫁さんですね、奥さん。私の義理の姉ですね。
あとは、アーティストの飯山太陽さんという方。そして飯山太陽さんのお母さん。そしてその他に、私の友人の上博さんと、上博さんの友人の2人。合計8人が今回運営に携わったということで、まずは自己紹介をしまして。
その後、楽器について、今回来てくださった私の友人とその3名、プラス他に飯山太陽さんが持ってきた楽器を紹介しながら、どんな音が鳴るとか、どういうものですよというお話をして。
そして実際に演奏したんですよね、まず最初に。どんな演奏をしたかというと、トトロの曲かな、アルコウという曲ですね。有名な曲がありますよね。
アルコウという、タイトルはそれで合っているのかな?ちょっとごめんなさい。ちゃんと調べればよかったんですけども、アルコウアルコウという有名な曲ですよね。
それを演奏していただいて、最初、音楽というものに対して皆さんにはそういったものをやるんだという意識をつけてもらったというところですね。
その後、参加者の方々が持ち寄った材料と言ったらいいのかな?日常の、例えばお菓子の箱であったりとか、ヤクルトの容器みたいなものだったりとか、そういったものを使ってオリジナルの楽器を作成するというワークショップのパートがありまして、
それをやった後に、それを使って実際に演奏してみる。最初に演奏したトトロの中の曲のアルコウという曲の音を一緒に演奏するというようなことをしました。
最後に、お寺ならではということで、お寺といえばお経を読むというところですね。お経と一緒にセッションをするということをやりました。
そんなことをやって、最後にみんなで写真を撮っておしまいというイベントでした。
楽器制作とセッション
なかなか最初はどういうふうな展開になるのかなと全然予想はつかなかったんですけれども、やっぱり楽器作り、途中でいろんな楽器をみんなで作ったんですけれども、みんな夢中で作ってね。
しかも、想像力がすごいと言ったらいいのかな。いろんな道具を使って楽器を各々作っていくという、こっちの想像もしつかないようなものを自分の発想で作るというところがすごかったなというふうに思いました。
大きなハプニングというのは特になかったんですけれども、特に印象に残った楽器を作ってくれたのは、私のお寺のすぐ近くに住んでいる子なんですけれども、
ストローをちょっとハサミで切って、笛みたいに息を吹いてやったらブーッと音がするようなものを作って、そこにさらにトイレットペーパーの紙のパイプみたいなもの、もうちょっと細長いやつ、それを1メートルくらい笛と合体させて、
すごく独特な音をする。ブーッというか、合戦の時のホラ貝みたいな、もうちょっと低い音だったんですけど、そんな音をする楽器を作ったりとか、それがとても印象的でしたね。やっぱり子供の発想ってすごいなって思いました。
上手とか上手じゃないとかそういうのは関係なしに、自分のイマジネーションというものを形にする作業というのは、やっぱり素晴らしいなって思いました。
このワークショップを通じての気づきなんですけども、さっきも言ったようにね、やっぱり物を作るという作業というものは、やっぱりシンプルに楽しいんですよね。
夢中になっちゃうって言ったらいいのかな。やっぱり今ね、教育、いろんな教育ありますけども、インターネット通じてとか、iPadみたいなものを使ってとか、いろんな教育の形もありますし、現代的な効率的な学習方法とかありますけども、
そういった学習方法の他に、やっぱり自分の体を使って何かを作ってみるという作業というのはね、これもまた素晴らしい学びだなって思うんですよね。
やっぱり外から与えられたものを粛々とこなすんじゃなくて、自分の自ら頭で発想したものを具現化するという作業、これはですね、やっぱり学びとともに楽しさというものがあって、素晴らしい時間だったなというふうに思いました。
このワークショップを始めるにあたり、果たしてこれが本当に人々にとって楽しいんだろうかって、ちょっと半信半疑な部分は私も正直あったんです。
ところが、やってみたらみんな夢中になってましたね。子どもも大人もおばあちゃんもみんな夢中になってやってて、しかも特にセッションですね。
最初のトトロの曲と合わせているセッションも良かったんですけど、お経とのセッションがね、何とも言えない不思議な時間と言ったらいいのかな、お経の独特の一定のリズム。
ずっと一定のリズムが続いてて、みなさんもそれに合わせて音を流すんですよ。特にメロディとかありませんので、抑揚もないですし、その一定の感覚で音を鳴らす。
その一体感、グルーヴ感っていうのかな、わかんないけど、何とも言えない不思議な時間が流れて、最後にね、ちょっと盛り上げるというわけじゃないんですけども、
読んだお経、ハンニャ神業なんですけど、ハンニャ神業の一番最後、ギャテギャテ、ハラギャテ、ハラソギャテ、ボジソワカ、ハンニャ神業という下りがあるんですね。
音楽ワークショップの一体感
言ってみればクライマックスですね、そのお経にとっては。そのクライマックスをみんなで一緒に読むと。演奏しながら。
で終わるという、何ともシュールであり何とも不思議な時間だったんですけど、それがですね、何ともその一体感っていうのはあって、不思議なんだけどなんか心地がいいなっていう、そういう感覚がありましたね。
そういった音楽の力、何かを作るという楽しさも同時に音楽の力というのもよくよく考えました。やっぱりね、物の何かを作るというのも楽しいし、音楽というもの、そのリズムを刻むというのも楽しいし、みんなで一体感になるというのもね、それもまた楽しいんですよね。
やっぱりね、こういうことっていうのを、毎日毎日だと大変ですけど、時々3ヶ月に1回ぐらいのペースでやってみるとね、その楽しみというもの、人生においての楽しみというものが見出せるのかなと思います。
その楽しいものというのがあるんだということを知っていれば、例えば、例えばですよ、学校で良くないことがあった、会社で良くないことがあった、つまんないな、この人生は何かつまんないことばっかりだなっていうような狭い視野のところから、やっぱりこういう楽しいこともあるんだ、今はちょっとつまんないけども、そういった楽しいこともあるんだから、その楽しさに向かってもうちょっと頑張ってみようとか、
そういった苦しいところだけの目線が行ってしまう、そういった視野共作の状態から、より少し視野を広げて、人生には楽しいこともあるんだということに気づけるのかなというところまで私は思いました。
なので、こういう活動というのは定期的にある意義というのはやっぱりあるなと思いました。私自身もそうですし、参加してくれた方もそうですよね。やっぱり人生には楽しみがあるんだという部分、それもまた苦しみを救う一つの手当てなのかなというふうに思いました。
ということで、これからもこういった取り組みをやっていきたいというところなんですけども、次回、まだ全然何も決まってないんですけど、お話の中でちょっと出てきたのが、物作りって楽しいよねっていうところで、食べ物を作るっていうのも楽しいよねって話が出てきたんです。
というのはね、今回来てくれた、私の友人の神色さんの友人の方がね、うどん作りをやってるっていう話をしてたんですよ。うどん作りって小麦粉を水と混ぜて、それをこねるときに足で踏んだりして、それがね、みんなそれぞれやり方も違うし、加減も違うし。
それで出来上がるうどんの質も変わってくるし、いろんな変化があって楽しい。それも同時に単純に作るという過程も楽しいし、また食べ物を食べるっていう楽しみもあるし、やっぱりすごく食べ物っていいですよねっていう話をしてたんで、ちょっと食べ物に関する何かワークショップをやってみるといいのかなと思います。
食っていうのはやっぱり人間の体を作る基礎の部分でありますし、また食べ物を通じて人々の繋がりであったり、食べられる有難さだったりとか、そういったところも学べるのかなっていうところを考えると素晴らしいワークショップになりそうな予感はします。
全くゼロですけども、もしこのワークショップ、食べ物に関する何かワークショップをやるのであれば、これを聞いている皆さんもぜひとも参加していただきたいなと思いますので、またこういうワークショップもいいかもしれませんねっていう提案があれば、リクエストボックスの方にぜひともご意見を寄せていただければありがたいなと思います。
というわけで、今日は先日お寺で行った音楽のワークショップイベントについてのお話でした。
今日のお話を聞いていいねと思った方はどうぞいいねボタンをよろしくお願いいたします。
また、先ほども申し上げた通りリクエストあるいはお悩み相談、そういったものがあればリクエストボックスを設置しましたので、そちらの方にお寄せいただければ、何らかの形でフィードバックいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
では、練状院副住職の幸文でした。ではでは、またね。
15:49

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