1つ目、新しい資本主義。資本主義はキャピタリズムのことです。
今、日本はお金を持っている人とそうじゃない人の差が広がっています。
そして貧困率も上がっています。貧困、貧困は貧しくて困ると書いて貧困と読みます。
貧困率も上がっている。岸田さんはこれを改善したいと考えています。
じゃあどうするか。岸田さんは分配すること、つまり分けることが大事だと言っています。
具体的にはお金持ちの人に対して税金を増やしたり、それから会社が社員に払う給料を上げる。
給料が上がることを賃上げと言います。賃上げすることによって中間層の人、ミドルクラスの人がもっとお金を使えるようになります。
それで経済が成長していく、経済の動きが活発になるっていうのが目標です。
まとめると分配すること、分けることですね。分けることと経済が成長すること、この2つを両方実現させるというのが新しい資本主義です。
岸田さんって会見をするときいつも賃上げを目指す。賃上げが大事だって言うわけですよ。
でもね、賃上げってそんな簡単なことではないらしいんです。
日本はお年寄りが多くて子供が少ない社会ですよね。少子高齢化社会です。
これからもどんどん人口が人の数が減っていって、マーケットもどんどんどんどん小さくなっていく。
これから先成長が期待できる産業もないし、円の価値もどんどん下がって安くなるし、ということで日本の将来には不安があるんですよね。
経済の成長に期待できない、そういう状況です。
もしこれから先成長するだろうっていう予測期待があれば、会社がもうもっと給料を上げられると思うんだけど、そうじゃないんですよね。
だからなかなか賃上げができない。
特に中小企業ですね。トヨタとかソニーとかパナソニックとかそういう大きな会社じゃなくて、大きな会社じゃない会社、中小企業は簡単に賃上げできないですよね。
実は日本って30年間賃金が上がってないんですよ。変わってないんです。
日本の平均年収、年収っていうのは1年間の収入のことです。
平均年収を国際的に比べてみると、OECDの中では38カ国中21位。
これね、1991年には4位だったんですよ。4位だったのに今は21位ですよ。悲しいですね。
ちなみに1位はスイス、次にアイスランド、ルクセンブルク、アメリカ、ノルウェーという風に続いていきます。
今までは日本はアジアの中で一番年収が高かったんだけれども、今は韓国に追い抜かれてしまいました。
ということで、日本が貧しくなっているということが言われています。
しかもね、今どんどん物価も上がっているので、賃上げしても物価に追いつかないっていうね。そうなんです。
いやー、大変ですよ、日本経済。
では次のポリシーに行きます。2つ目の政策ですね。子ども子育て政策。これは言うまでもないですね。
さっき言ったように少子化が進んでいます。子どもがどんどん少なくなっています。
その対策の一つとして、児童手当の制度をもっと充実させると言っています。
児童手当っていうのはChild Benefitのことです。子どもがいる家庭は政府からお金がもらえるんですね。そのお金を児童手当と言います。
今までは中学卒業までもらえたんだけど、来年からは高校卒業までもらえるようになるそうです。
あとは、3人目の子どもからは金額が増えますよとか、いくつか変更点があります。
児童手当の他には、出産、赤ちゃんを産むお金を国がもっとサポートするとか、男性の育休パターニティリーフを取りやすくするとか、
少子化を止めるために対策を進めていくようです。
3つ目の政策に行きます。3つ目は外交安全保障です。
ここで一番注目されているのが防衛費についてです。
防衛費っていうのは簡単に言うと、国を守るために必要なお金です。
この防衛費を大幅に上げることが決まりました。
今までは防衛費はGDPの1%だったんですが、5年以内に2%にするそうです。
金額で言うと今の1.6倍になるそうです。
もしこれが実現したら、アメリカ、中国の次に軍事費を使っている国になるそうです。
じゃあ、どうしてそんなに急いで防衛費を増やすんでしょうか。
この答えはきっとみなさん想像できるんじゃないでしょうか。
今、日本の周りを見てみると、ロシアによるウクライナ侵攻がありますよね。
日本に住んでいる人はよくわかると思うんですけど、北朝鮮からミサイルがしょっちゅう飛んできますよね。
そして中国との関係、中国と台湾の問題もあるということで、とても緊迫した状態だと。
日本も人事ではありません。
日本の安全がとても厳しい状態になっているんだと政府は考えているんですね。
それで、日本を守るためにもっと防衛力を上げないといけないと考えています。
防衛力を上げるということはもちろん、相手からの攻撃に対応できるような強い武器を持つことも含まれます。
じゃあ、どうやって防衛力を上げるのかといったら、ここがポイントなんですね。
増税するそうなんです。増税、つまり税金を増やすことです。増税。
これに対しては、圧倒的に反対意見が多くてですね、たくさんの人が批判しています。
今、国民の生活が苦しいのに増税してさらに苦しめるのかということで、たくさんの人が反対しています。
最後です。4つ目の政策。これは国民生活の安心・安全。
具体的には防災対策ですね。災害を防ぐ対策です。
日本にはいろんな災害がありますよね。地震や津波、台風、そして豪雨などなど。
豪雨はものすごい量の雨が降ることです。こういう災害に対する対策をしていくと。
それから、2011年の東日本大震災の復興に引き続き取り組むと言っています。
以上、4つのポリシーをすごく大まかにですけど、説明しました。
ではでは、今、日本で岸田さんがどう思われているか、数字で見てみましょう。
支持率。支持率っていうのは、つまりどれだけの人が岸田さんを応援しているか、賛成しているかのパーセンテージですね。
今の支持率は28%。かなり低い数字なんです。
最近岸田首相が発表した新しい政策があります。
来年、1人4万円の減税をするというものです。減税は増税の反対です。
つまり税金を減らすということです。1人4万円の減税をする。
でもですね、この政策もかなり評判が悪いんですね。
国民としては減税って言っても、どうせ1年だけでしょ。その後どうせまた増税するんでしょ。税金増やすんでしょって多くの人はそう思っているわけですよ。
それからね、増税メガネっていうニックネームが国民に浸透してしまっています。
岸田さんに対して増税のイメージが強いのと、岸田さんメガネをかけているので増税メガネ。こんなニックネームがつけられているんですね。
今はニュースでもこの言葉が出てくるぐらい定着しちゃってます。
岸田首相は最近の会見でもこれからも経済対策に力を入れていく。経済が何よりも大事だっていうふうに発表したけど、どうなるんでしょうね。
今の政策でどんな効果が出るのか。そして岸田さんの支持率もすごく低くなっているけど、どうなるのか。これから政治のニュースにも注目して見ていきたいと思います。
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ではでは今日もコツコツ頑張りましょう。バイバイ。