1. Kotsu kotsu Nihongo
  2. 35. 一人の責任は全員の責任?
2021-11-08 10:04

35. 一人の責任は全員の責任?

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みなさんこんにちは、Kotsu kotsu NihongoのMizukiです。
お元気ですか?
ハロウィンも終わって11月になると、
もう街はクリスマスモードですね。
日本では11月からクリスマスの雰囲気になります。
早いですよね。
他の国でもそうなのかな?
この間、百均に行ったら、
もうクリスマスの飾りとか雑貨がたくさん置いてありました。
あと、いつも行っているケーキ屋さんでは、
クリスマスケーキの予約が始まりました。
今年はモンブランのケーキにしようかなと思っています。
ちなみに日本ではクリスマスにケーキを食べるのが習慣です。
こうやってあっという間にクリスマスが来て、
2021年が終わるんでしょうね。
早いですね。
今日のテーマは連帯責任です。
言葉だけ聞くとちょっと難しいですよね。
でもちゃんと説明するので安心してくださいね。
連帯責任は日本人の文化っていうのかな?
文化っていうより考え方かな?
まず皆さんきっと知っていると思いますが、
日本は集団主義ですよね。
周りの人と同じ行動をする傾向があります。
自分の考え、自分の気持ちを優先するんじゃなくて、
周りに合わせるんですよね。
自分の意見を通す人、自分の意見を主張する人は、
わがままだと思われることもあります。
そして人より目立つのは良くないとか、
人に迷惑をかけてはいけない。
こういう考え方が集団主義です。
連帯責任はこの集団主義から来るものです。
グループの中の一人が何か失敗をしたり、
悪いことをしたら、その人が責任を負うのではなくて、
グループ全体の責任になるという考え方です。
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例えば、これは実際によくあることなんですけど、
野球部のメンバーの中に
タバコを吸っている人が一人いたとしますね。
日本ではタバコは20歳からですから、学生は吸ってはいけません。
そういう場合、その人だけが試合に出ることを禁止されるのではなくて、
野球部の全員が試合に出られなくなる、
そういう罰を受けるケースはよくあります。
こういうのを連帯責任って言います。
他に実際あった例としては、
あるアイドルグループの一人がスキャンダルを起こしてしまったんですね。
その時、問題、スキャンダルを起こした人だけじゃなくて、
他のグループのメンバーも同じように活動を停止しました。
インタビューではグループの全員が申し訳ありませんでしたと言って、
頭を下げて謝っていました。
こういうのも連帯責任の考え方から来るものですよね。
この連帯責任という考え方は、最近は日本でも問題視されています。
古い考え方だっていう声があります。
それはそうですよね。
悪いことをしていない人が、どうして同じ罰を受けないといけないんでしょうか。
おかしいですよね。
で、今からは私が実際に見た連帯責任の話をしますね。
私は数年前、ある日本語学校で働いていました。
その学校の校長先生は、学生に対してすぐ怒る人で、
人を見下すような態度をとる人でした。
残念ながら尊敬できるような人ではありませんでした。
ある時、学校のトイレが詰まってしまったんです。
つまり水が流れなくなったんですね。
で、学校のスタッフがトイレを調べたところ、テストの紙が詰まってたということでした。
なので、誰かがテストの紙をトイレに流して、
当然普通の紙は流れませんから、トイレが詰まってしまった。
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壊れてしまったんですね。
それを知った校長先生は、すっごく怒っていて、
そのトイレは男子トイレだったんですけど、
男子トイレの隣の教室にいた男性の生徒たちを、
職員室に集めて怒鳴り始めたんですね。
その時、私とか他の先生たちもその職員室にいて、
うわー、また怒ってるなーって思いながら、
気まずい雰囲気の中で自分の仕事をしていました。
校長先生は、こんなことやったのは誰だって怒鳴り始めました。
でもみんなびっくりして、怖がっている感じの表情で、
誰も名乗り出なかったんですね。
僕がやりましたって誰も言いませんでした。
そしたら先生が、このクラスに犯人がいることはわかってる。
名乗り出ないなら、このクラスの授業はもうやらない。
中止だって言い出したんです。
そしたら一人の生徒が、僕が流してしまいました。ごめんなさい。
って名乗り出ました。
で、先生は怒って、年代責任だ。
だから駅まで歩いて、ゴミ拾いしてこいって言ったんです。
男性の生徒たちに、みんなにゴミ袋と手袋を渡して、
駅まで歩いて、ゴミ拾いをさせたんですね。
私はそれを見て、古いなーって思いました。
っていうのは、やっぱり何もしていない人にも罰を与える。
これにどういう効果があるんでしょうね。
すごく理不尽だと思いませんか?
それにですね、100歩譲って、
100歩譲って、日本人に同じ叱り方をするんだったら、
まだ私たちは、日本人の年代責任の考え方を知っているので、
100歩譲っていいとします。
良くないと思いますけどね。
でも、これを年代責任を知らない人に、
そういう罰を与えても、意味がわからないと思うんですね。
罰が成り立ってないと思うんですよ。
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その先生は本当に学生を見下す人だったので、
そういう行動、怒り方をしたと思うんですけど、
私は心の中で、
いやー、それはおかしいでしょう。
と、もやもやしていました。
でも日本にいたら、こういう経験をするかもしれませんね。
でもこれは、私は良くない考え方だなぁと思います。
皆さんは年代責任どう感じますか?
今日はここまでです。
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では、今日もコツコツ頑張りましょう。
バイバイ。
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