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おはようございます。ことばアトリエのきえです。 今日も聞いてくださって、本当にありがとうございます。
このチャンネルは、人前で話すのが苦手な方、 緊張してしまう方に向けて、心に届く伝え方を一緒に育てていく場所です。
今日のテーマは、「話す前に整えたいお互いの大前提」。
同じ言葉を聞いていたはずなのに、全く違う意味で受け取っていた。 そんな経験ありませんか?
今日はそこから生まれるすれ違いと、その解決策についてお話しします。 一生懸命伝えたつもりなのに、後からそういう意味じゃなかったと言われた。
同じ話し屋に出ていたはずなのに、相手と理解がまるで違っていた。 こんなことって、仕事でも日常でも一度は経験したことがあるんじゃないかと思います。
実はこれって、言葉の選び方の問題じゃないことが多いんです。 話す前の大前提が揃っていないことが原因だったりします。
今日はそのことに気づかせてもらったある出来事をお話しますね。 以前、別の部署の方からこんな相談をいただきました。
先方の担当者の方の推しが強くて、近々の会議の日程をつい引き受けてしまった。 でも実際には日程的にかなり難しいので、できれば別の日に変更したい。
もしくは事前に資料だけでも送ってもらえないか。 そんな依頼でした。
早速先方に日程の相談をしてみると、 私たちのこちら側の都合の良い日で大丈夫ですよ、ととっても柔らかくおっしゃってくださったんです。
私自身もお願いする立場だったので、その言葉を聞いてほっとしました。
でも後から少し不思議なことが起きたんです。 私の会社の方は
先方が押し付けてきた日程だったから無理やり引き受けてしまった、という認識でいた。 一方先方は
私たちのこちらの準備が整ったなるべく早い日でお願いしたかった、という意味でおっしゃっていたそうなんです。
なるべく早めという同じ言葉を全く違う土台で受け取っていた。 どちらも悪意はありません。どちらも嘘もついていないです。
なのにすれ違いが生まれてしまいました。 言葉は受け取る側の土台によって全く違う意味になる、ということに気づきました。
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なるべく早めに、という言葉一つでも急かされていると感じている人もいれば、 準備ができたからで大丈夫ですよ、と受け取る人もいる。
その違いは、その人が置かれている状況や 過去の経験、感情の状態によっても自然と変わってしまうものなんです。
だからどんなに丁寧な言葉を選んでも、どんなに一生懸命伝えようとしても、 お互いの大前提が揃っていなければ言葉はすれ違う。
逆に言えば、話し始める前に前提を一緒に確認するだけで、すれ違いの多くは防げるんです。
では具体的にどうすればいいか。 私が意識するようにしている3つの声かけをお伝えしますね。
1つ目は、私はこう理解しているんですが、合っていますか? 自分が受け取った意味をそのまま言葉にして確認する。
なるべく早めというのは、今週中という理解でよろしいですか? たったこの一言があればすれ違いを防いでくれたと思います。
2つ目、今日この時間で何を決めたいですか? 話し合いの前にゴールを一緒に確認しましょう。
今日は日程だけ決める場なのか、内容まで詰める場なのかが揃うだけで、会話の密度がぐっと変わります。
3つ目、私の言い方で分かりにくいところはありませんでしたか?
話し終わった後に一言添える。 これをするだけで相手はこの人をちゃんと届けようとしてくれていると感じます。
その安心感が信頼になっていくんです。 この大前提を整えるという習慣、
実は話し方全体に深く関わっていきます。 セッションや講座でクライアントさんと話すとき、
初めての方に自己紹介をするとき、 大切な人に思いを伝えるとき、
どんな場面でも相手と自分の土台が揃っているかどうかで、言葉の届き方が全く変わります。
これは知っているだけでは変わりません。 実際に自分の話し方の癖を知って、どこで土台がずれやすいかを理解して、
少しずつ練習していくことで、初めて体に染み込んでいくものなんです。
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では今日から一つだけ試してみてください。 次に誰かと話す前に、私たち同じ土台に立ってお話ができているかなと、
一度だけでいいです。確認してみてください。 そして、もしもっとちゃんと話し方を学んでみたいな、
大前提の整え方ってどんなものがあるのかな?丁寧に練習したい。 そう思ってくださったなら、ぜひ概要欄のLINE公式からお気軽にメッセージをくださいね。
あなたがこうなりたいなっていう理想とする話し方に一緒に近づいていけたら嬉しいです。 言葉は土台が揃ってこそ届きます。
話し始める前のほんの一言の確認が、すれ違いを防いで信頼を育てて、あなたの言葉をまっすぐ相手の心に届けてくれます。
不器用でもゆっくりでも大丈夫です。 あなたの言葉の種を一緒に育てていきましょう。
今日も大切な時間を使って聞いてくださって、本当にありがとうございました。 また次回、こちらでお会いできたら嬉しいです。