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ああ、飲みすぎた。 飲み会とか晩酌をして、たくさん飲んだ次の日っていうのは、ものすごく後悔しますよね。
朝起きると、頭がガンガンして体がだるい。二日酔いの典型的な症状です。間違いなく、その日の仕事の能力は落ちまくり、何をやっても上手く進まない。
さて、この二日酔い、なりやすい人となりにくい人がいます。 酒に強いと、豪語している人ほど、意外と二日酔いになります。
あなたはどうでしょうか。ちなみに私は、酒に強いと思っているタイプです。 飲み会でも晩酌でも、たくさん飲んでしまいます。
つまり、二日酔いになりやすい。 酒に弱いと思っている人は、飲み会でも晩酌でも、あまり飲みません。
当然、二日酔いになりにくいと。要するに、酒に強いと思っている人は、酒を飲めるので、たくさん飲んでしまって、二日酔いになる。
反対に、酒に弱いと思っている人は、酒を飲めない、あるいは飲まないので、あまり飲まずに、二日酔いにならない。
単純に言えば、酒を飲める量が多いか少ないか、だけの違いです。 そして一般的には、酒を飲める量が多い人が酒に強い、
酒を飲める量が少ない人が酒に弱いと言われています。 よくよく考えてみてほしいんですね。
この解釈が間違っているんじゃないでしょうか。 酒を多く飲めたとしても、二日酔いになっている。
これじゃあ酒に強いとは到底言えません。 だって酒に負けているわけですから。私のことです。
本当に酒に強い人というのは、たくさん飲める、二日酔いにならない、この2つの条件を満たした人です。
どちらか一方だけを満たしていても、酒に強いとは言えません。 酒に強いと思っている人は、たくさん飲むので、二日酔いになる。
酒に弱いと思っている人は飲めない、飲まないので、二日酔いにならない。 つまり酒に強いと思っている人、酒に弱いと思っている人、実はどちらも酒に弱いわけです。
この話は商売にも結びつきます。 仕事のキャパというものがあります。キャパっていうのは容量のことです。
このキャパっていうものも酒に強いと同じで、誤解されているところがあります。 キャパが大きいっていうと、たくさんの仕事を一度にこなすことができる。
キャパが少ないっていうと、一つの仕事にしか集中することができない、といったように認識されています。
これ自体は間違っているわけじゃありません。 酒で言うと、たくさん飲めるっていうことです。でもこれだけではキャパが大きいとは言えません。
なぜかといえば視点が一つ抜けているからです。 つまり二日酔いになりにくいにあたる視点のことです。
今回で言う二日酔いになりにくいは心の余裕といったところですかね。 仮にたくさんの仕事を一度にこなすことができたとします。
でも心の余裕がなくて他人に厳しく当たってしまう。 であるならばキャパが大きいとは到底言えません。こういう人よくいないでしょうか。
本当にキャパが大きい人、その人はたとえ仕事を抱えていたとしても自分のことで精一杯になりません。
他人に気を遣うことができます。人に優しくすることができます。 ちなみにうちのお客さんはこういう人ばかりです。
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つまり酒に強いと同じです。キャパが大きいも二つの条件を満たさなければなりません。 酒に強いの条件はたくさん飲める、二日酔いにならない。
キャパが大きいの条件はたくさん仕事をこなせる、心の余裕がなくならない。 それぞれ2つの条件を満たして初めて酒に強いキャパが大きいとなるわけです。
あなたは2つの条件を満たしているでしょうか。 また、あなたのお客さんは2つの条件を満たしているでしょうか。
ストレスフリーでできるだけ楽しく働きたいと願うなら、少なくともお客さんは2つの条件を満たした人に限定した方がいいです。
そういうお客さんとだけ付き合っていけばいいんです。 たくさんのお客さんと付き合う必要はありません。
我々はスモールビジネスなのですから。