1. プロジェクトの秘訣を探る Project Design Room
  2. #01-1 サブスク別荘「SANU」が..
2023-01-25 26:42

#01-1 サブスク別荘「SANU」が目指す自然との共生社会のつくりかた | SANU代表 福島弦

起業家や科学者、クリエイター、新時代を導く先駆者たちと膝を突き合わせながら、プロジェクトを軌道に乗せる秘訣に迫るインタビューシリーズ。
番組では「プロジェクトデザイン」の視点から5つの質問を投げかけ、プロフェッショナルの原動力に迫ります。
記念すべき第1回目のゲストは、「SANU」代表の福島弦さん。
「第二の家」というコンセプトで展開される、サブスクリプション型の別荘「SANU 2nd HOME」が都会の生活者に人気を博している中、人と自然が矯正する社会をどのように実現していくのか。
創業前のエピソードから、力強く未来に向かっていくための構想まで、ディープな対話をお楽しみください。
<ハイライト> # 完成形だけではなく、つくる途上も顧客とシェアする # 自分達の心が躍らないことは、やらない # 正しいことは誰もわからないから、熱量がすべて # 真ん中の熱源が失われると、モチベーションが伝播しない # 消費者ではなく生活者になる体験を提供する
<5つの質問> #1 VISION : どんな未来のために活動しているか #2 ORIGIN : 活動の根源にある原体験 #3 KEY : プロジェクトを大きな成功に導く鍵は #4 CHALLENGE : 超えるべき高い壁は #5 EFFECT : プロジェクトの成功は社会にどんな影響を与えるのか
■⼈と⾃然が共⽣する社会の実現を⽬指すライフスタイルブランド「SANU」 https://sa-nu.com/

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プロジェクト・デザイン・ルーム
プロジェクト・デザイン・ルーム
プロジェクト・デザイン・ルームへようこそ。
この番組は、事業家や科学者、クリエイター、新時代を導く先駆者と膝をつき合わせながら未来の対話をするインタビューシリーズです。
プロジェクト・デザインの視点から5つの質問を投げかけることで、プロフェッショナルの原動力に手回っていきます。
ナビゲーターはKonel、知財図鑑代表で、プロジェクト・デザイナーの出村光世です。
それでは記念すべき第1回目のゲストをお呼びしましょう。
人と自然が共生する社会の実現を目指すライフスタイルブランド、サヌ代表の福島源さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本当第1回目からありがとうございます。
記念すべき第1回に呼んでくれて。
わざわざオフィスもお互い近いのに下北沢まで来ていただいて。
そうですね。
ありがとうございます。
なんでもないです。お招きいただきありがとうございます。
そういえば、ケンさんとの出会いがわりと夜だったと思うんですけど。
うちのオフィスの横でバッタリ出会ったんですよね。
ですね。そうですそうです。ちょうどサヌが会員さん向けのイベントをやっていて。
そうしたら、その場所を貸してくれてたリゾートネットのカラシナさんから横に
めちゃくちゃ面白い会社あるけど行くって言って。それで連れて行っていただいて。
そしたら僕もサヌの熱狂的なユーザーだったというところもあって。
あれなんでむしろ知らないんだみたいな。
ちょっとアンテナの張り方が弱かったかもしれないですけど。
でもいいですよね。ユーザーさんがああいう形でゆるっと飲んでるっていう感じも。
そうなんですよ。
それもそんならしい感じ。
そんなちょっとある意味運命的な出会い方をしてしまったということもあって。
僕が今一番面白いなと思ってるプロジェクトについて、サヌですけども教えていただければと思います。
サヌとても注目されていて、今会員になるためのウェイティングリストも数千人に上ってるみたいな話も聞くんですけど。
初めて知るリスナーの方もいると思うんで、簡単にどんなサービスだよって教えていただいてもいいですか。
はい、もちろんです。
サヌセカンドホームというサービスをやっていまして、一言で言うと別荘のサービスです。
月5.5万円を払っていただくと、今日この日から将来的には日本中の自然って言いたいんですが、
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今は東京周辺の7拠点50棟にある僕らサヌキャビンと作ってるものに、いつでも気軽にアクセスできるっていうそんなサービスで。
都会に住んでる人、結構自然に行きたいって思ったりとか、自然の中でちょっと過ごしてみたいって思うけど、
移住するのはちょっとハードル高いなとか、別荘を購入するのはちょっととか、
一方でゴールデンウィークのとき家族でホテル行くと、実はめっちゃ高いみたいなときに、
月額でいつでも行ける、もう一つの家を自然の中に持とうっていうそのサービスをやってます。
ありがとうございます。まさに、僕は今月1回多いときは2回ぐらい週末行かせていただいてるんですけども、
家が一個増えたような感じで、一個というか何個も増えたぐらいの感じなんでしょうけども、
なんか面白いなと思ったのが、そのキャビンっていう風に言われてますけど、あれ内装が全部同じなんですよね。
そうなんですよ。やっぱりテーマとして家を作るみたいなのがあるので、
扉を開けた瞬間にただいまって言っちゃうっていうのを狙っていてですね。
なので、いろんな場所に行けるし、窓の先はいろんな自然が広がってるんですけど、
内装は同じに、建物の中身は全部一緒にしてあげるっていう、そこをテーマにしてます。
それが結構な徹底ぶりで、本当に結構ファンの一人としては気づきが多いんですけど、
食器の引き出しの中に入ってるものの位置とか、洗剤とかスポンジみたいな、
そういうところまで毎回統一されてるっていうのはかなりやりまくってますよね。
もう極めてますね、そこは。
なんならうちの奥さんはSANUで知った商品を自宅で使って始めたりしてるんで。
嬉しいですね。
なんかすごい統一感がどんどん出てきたなみたいなことを思ったりしています。
ありがとうございます。
じゃあちょっとここまで聞いて、なんとなくサブスク述べそうかみたいな心のイメージはついたかと思うんですけど、
じゃあちょっと本題に入っていきたいと思います。
まず一つ目がビジョンに関してお伺いしたいと思ってまして、
ズバリどんな未来のために活動してますか。
そうですね、僕ら言葉で言うとLive with Nature、自然と共に生きるっていう言葉を掲げていて、
それが僕らにとってのビジョンを落とし込んだものなんですけど、
究極、今いろんな環境の問題とか自然の問題とかいろいろ言われることはあると思うんですけど、
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僕らが目指してるのは、純粋に自然を好きになってくれる人を増やそうと。
自然を好きになってもらうためにはやっぱり自然に触れてもらわなきゃいけない。
それもかつ繰り返し、かつ一回言って終わりじゃなくて本当にそこで生活するように滞在する人を増やす。
それで自然が好きになった人が多ければ多いほど、
あんまり何も考えず環境のことちょっと考えたりとか、生活どうしようかなって思ったりとか、
無理なくそういうことをやってくれるかなって思っていると。
じゃあそういう世界をどう作っていくかっていうのの一番、一つの切り口として、
このサヌーセカンドホームっていう別荘のサービスをすることで、
今まで本当に一部のお金持ちの人しか別荘を資産として持てなかったのを、
もっと多くの人に体験してもらって、もっと多くの人に自然に定期的に行ってもらって、
それが当たり前になってくるような世界になれば、
自分の家の庭にゴミが落ちてたらみんな普通に拾うじゃないですか、
っていうことが世の中の当たり前になっていくといいなっていうのをビジョンにしている感じですね。
ありがとうございます。
そうですね、結構実体験の思い出から今呼び戻していくと、
うち10歳と7歳の息子がいるんですけれども、
結構見たことないぐらいのサイズのウシガエルをガバッと両手で掴んでた場面とかを見て、
やるなあというか、俺はもう今ちょっとそれいかねえわっていう感じの出来事が目の前で起こったりするのは、
なかなか準備してできることじゃなかったりするんですけど、
たまたまその時はカエルがいたし、急に夜散歩してたらシカいたみたいな。
従来の別荘体験っていうのもそういうのはあったのかもしれないですけど、
やっぱりちょくちょくいけるっていうところがすごくいいなあっていうところがあったりとか、
あと結構お隣に泊まってる人たちとの軽い絡みみたいな。
こんにちはみたいなやつですよね。
そういうのもなんかゆるい、コミュニティとまでは言わないまでも、
でも何かしら人としての連帯感みたいなのはあるのかなあと思って。
そうやってね、ウシガエルを捕まえてた子どもたちは大人になったら、
もちろん直接的に自然の仕事を別にしなくても、
なんとなく山行ったらちょっとゴミなく帰ろうかなとかも思うかもしれないしとか、
生き物に対してちょっと優しくなったりとかもするかもしれないし、
そういうやっぱり現体験を作ってあげたいなあ、都会に住んでる子には特にとかは思ったりしますかね。
なるほど、そうですね。
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なんかこのセカンドホームっていう言葉がそのままビジョンであり、
ユーザーに体感されるダイレクトなコンセプトになってていいなあって思ったことがあったんですけど、
割と僕いろんなリゾートに行ったり旅行も好きで行くんですけど、
サヌ行くと寝て起きてチェックアウトする前に自然に皿を洗ってる自分みたいなのがいて、
普通のホテルだったら絶対やらないですよね。
そこも含めてサービスを提供してもらうためにお金払ってるみたいな感覚なんですけど、
なんか全然嫌じゃなくて、あれ、さらわれてるなあって思ったときに、
そっか、家だしな、家だったら当然やるよねっていうところが、
グラウンドがユーザーに対してすごく心地よくルールを規定してくれてるみたいな可能性があったんですけど、
その辺って結構議論されたんですか?
相当やりましたね。
テーマとしては、僕らは消費者じゃなくて生活者になってもらう体験を提供したいと思っているので、
リゾートホテルに行って全部やってもらう、それはそれで良さはあるんだけど、
僕らが提供するのは自然の中で生活をしてもらうこと。
むしろワンクリックでUber届いちゃう時代だからこそ、ご飯届いちゃう時代だからこそ、
そういうところに実は不便を乗り越えての幸せがあるんじゃない?みたいなのをやってるんですけど、
とはいえ全ての掃除から始めますと、全部お客さんにやってもらっちゃうと、それはそれでめんどくさいじゃないですか。
なのでこのサービスを提供することと、自分で料理をしてもらったりとか、お皿をちょっと洗ってもらうのの、
さじ加減は常に探りながらやってる。
そうですよね、確かに。結構、もともときれいに片付いてる状況からチェックインできるんで、
大体もうあそこにこの掃除用具あるなとか分かってる状態だと、
結構きれいに保てるじゃんみたいな、自宅でもやればいいじゃんみたいな気づきもあったりしてすごく面白いなと。
イメージ的には、田舎のおばあちゃん家に行った時って、
あなたここ、よく東京から来たねと、ここ泊まりなさいとかって多分部屋が疑われると、
最初部屋は掃除されている状態で、そこに泊まって、でも滞在中、ばあちゃんに迷惑かけるわけにはいかないから、適宜掃除するじゃないですか。
ある程度食器使ったら多分洗っていくしとか、なんかそれぐらいの具合を自分でやってもらう。
でも客人としてちょっと招かれてるぐらいっていう、この辺の線引きを作ってる感じですね。
分かりやすい考え方というか、あんまりガチガチに否定しちゃうとつまらなくなっちゃうけど、
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それぞれにとってのばあちゃん家みたいなのがありますからね。
もう一つ気づいたんですけど、このセカンドホーム、家っていうことだと思うんですけど、
これ成立させるの結構大変だなと思ってて、スタッフの方に誰一人と会わないんですよね。
チェックインしてからチェックアウトするまで。家ってスタッフいないんで、
それがすごく徹底されてるなっていうのも、プロジェクトの頑張った後みたいなのがちょっと感じたんですけど。
その辺も結構あるんですか?
ありますね。やっぱり、免許上はというか法律上は旅館業法と呼ばれるホテルの運営の仕組みの中で運営されてるんですけど、
でも皆さん、三浦さん自身はウェブのアプリを使って携帯一つで、
例えば深夜の一時に渋滞避けて中央道で真夜中の山中湖のサムの拠点に着いても、
全くストレスなくドアを開けれるかとかチェックインできるかとか、
その辺は本当に自分の家の別荘の鍵を開けるかのごとくスムーズに入室できたりとか、
その辺はかなりこだわって、無人なんだけど不安感もないし、
入ってみたら、今だったらWinter to Loveってキャンペーンやってるので、
冬はぜひ寒い中でちょっと焚き火しながらマシュマロを子どもたちと焼いてねっていう、
ちょっと温度をそこに置いとくっていう、無人なんだけども気を使っていますよとかも含めですけど、
その辺は不安なく家のように使ってもらいながら、
でもコミュニティの温かさを少しそこにちゃんと届けてあげるみたいなのも、
みんなで考えながらやってるところですね。
めちゃくちゃあれは努力がないとできないというか。
僕いつも良いプロジェクトの例えとかするときに、
クラブDJの例えをすることがあるんですけど、
良いDJって、いつ曲を繋いだかよくわかんない。
ずっと気持ちいいけど、上手すぎて何やってるかわかんなくて、
価値が結構伝わりにくいみたいなことがあるんですけど、
多分そういう仕込みというか、結構皆さんの努力がそこにあって、
自然とスムーズにいろんなことを表示できてるみたいなので、
結構そんなことばっか考えてるので、逆にちょっと僕は見ちゃったっていうところはあるんですけど。
なんかテクノロジーみたいな側面も僕ら、滑らかなテクノロジーじゃないけど、
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テックカンパニーですとか言ってるわけじゃないんだけど、
モバイルのアプリとか、スマートキーの仕組みとか、
Wi-Fiのコントロールとか、全体的に都会の人にとっても自然を緩やかに楽しめるのを、
静かにテクノロジーが支えてくれてるみたいなのはちょっと意識しながらやってたりするので。
いいですね。
曲の変化を気づかせないでください。
かのごとく。
いいですね。カームテクノロジー。
そうですね。まさにその分野ですね。
いいですね。ありがとうございます。
またこの消費者から生活者みたいなキーワードもめちゃくちゃわかりやすくて、
なんか非日常なんだけどなるべく日常の中で、
あんまり旅行先行ったらあっち行ってこっち行ってみたいな、
忙しくしてしまうようなことはあると思うんですけど、
結構うちの家族は料理本を1冊持ってて、1個ずつチェックリストを作るみたいな。
いいですね。
飯食って帰ってきてるだけみたいな感じだと思うんですけど、
でも、とてもとてもVisionに対して共感ができたかなと思います。
ありがとうございます。
じゃあVisionについてお話を聞いたんですが、
2つ目の問いに参りますが、これはオリジンというところで、
活動、プロジェクトを始めたきっかけ、起源みたいなところについて、
お話をちょっといただきたいなと思ってるんですが、
ちょっとそもそも、僕、
今日できるだけ先入観を持たないためにあんまり情報を入れてこなかったんですけど、
ゲンさんは何者なんですか?
僕は何者か。
そうですね。
その質問で答えるの難しいですね。
これまでどういうことを活動されてきたんですか?
サヌに至るまで。
サヌに至るまで。
出身みたいなところから始めるとですね、
北海道のよみざわっていう片田舎で生まれて、
4歳くらいから札幌の門岩山っていう市内の雪山で育った人間なので、
割と自然の中で育った、野生児とまだ言わないですけど、
そういう中で育ってきて、
でも俺は東京さ出るわ、つって東京大学で出てきて、
そこから2つぐらい仕事を経てきてるんですけど、
最初は金税っていう、大学3年の時に、
そういうマフィアみたいな、金税マフィアみたいな言葉だったんですけど、
そういう集団が集まって企業のお悩みを一気に解決していくみたいな、
必殺仕事みたいな仕事があるらしいみたいなのを聞いて、
なんだコンサルタントとかって思いながら、
いろいろあるよあるよと金税の人に会う中で、
いやこれは面白い会社だなと思って入って、
最初5年、本当日本に限らず中東とかインドとかアメリカとか、
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いろんなところで仕事をして、
そこから過去5年はですね、
僕は高校時代ラグビーをやっていて、
青春を捧げたスポーツなんですけど、
その世界大会ラグビーワールドカップが2019年来ると、
マジかと。
結構ビッグニュースでしたよね。
ラグビーをやっていた人間にとっては本当に夢のような話で、
これは何か携わるザ・ラウルを得ないな、
まさにプロジェクトってテーマじゃないですけど、
こんな一大プロジェクトを一緒に1回しかないかもしれないから、
これは仕事にしたいなって言って、
何か仕事ないですかって言いながらラグビーの仕事をして5年やっていて。
その時は何かどっかの会社に所属されてみたいな感じだったんですか。
そうですね、当時ラグビーワールドカップ組織委員会っていう、
ラグビーワールドカップを運営していく5年間とかなのかな、
何か期間限定の組織みたいなのがあって、
そこと業務委託契約みたいなのを結んで、
半分フリーランスじゃないですけど、立ち位置で仕事をした。
ある意味期限のあるね。
期限のあるプロジェクト。
プロジェクトの定義自体がやっぱり期限があるっていうのは、
すごく大事なことだと思うんですけど、
そこに向かってひた走ってたわけですね。
そうなんですよ、それを。
いやーすごいなー。盛り上がりましたしね。
もう夢のような時間でしたよ。
あれに関わってる人の熱量はもうちょっと知り合いが至りましたけど、
まあ涙あり、あらゆる。
それをやり切った元さんはそこでどうなったんですか。
そうですね、それをやり切る手前ぐらいからですね、
僕にとって重要な、今一緒に会社をやっている
本間隆博っていう人間との出会いが、
ラグビーやってる途中ぐらいに起きていて、
彼は当時バックパッカーズジャパンというところの代表をやっていて、
ぬいとかシュタンとか、そういうホステルを作る仕事をしてきた人間ですけど、
その彼と二人で共に自然が好きだったので、
海行ったり山行ったりとかスキ行ったりとかいろいろしてる中で、
彼はですね、バックパッカージャパンという会社のビジョンが、
あらゆる境界線を越えて人々が集える場所っていう、
人と人をつなぐっていうビジネスをやってて、
その彼が人と人をつなげ切った後、
ちょっと人と人をつなげるのに疲れたなと。
反動があったんですね。
次は元ちゃん、俺ね、人と自然だと思うんだよねとかっていうのを言い始めてて、
なんか面白いこと言うね、確かにね、自然って重要だよねとか言って、
いろいろ話してるうちに、
ラグビーの仕事もちょっと終わりに差し掛かってきて、
じゃあ次何やろうかなと思ったら、
ラグビーにこんなに情熱捧げてたのもラグビーやってたからで、
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自分の人生振り返ったらもう一個自分にとってピースは自然だったんですよね。
本当に自分の人生育ててもらったらラグビーと自然だと思ってるので、
その二つ以外はなかったんで、
じゃあまあ、次これやろうかなと思って、
自然っていうテーマで、この本間さんっていう面白い人と一緒に会社を立ち上げようかって言って、
会社を立ち上げたのがサルっていう会社ですね。
なるほど、めちゃめちゃ明快だったんですけど、
じゃあ立ち上げようって会社って統計をしたりすると思うんですけど、
その時点ではどれくらいアイディアが。
もう何もなかったです。
自然テーマに何かやろうぜっていうので集まったっていう最初で、
統計をすることで、やっぱやめたと言えなくしたっていう感じですね。
ありますよね、もう器を先に使ってしまったので。
その時からサヌを名乗ってたんですか。
名前も違いましたね。
名前も実はあんまり読んのができない。
ランズっていう土地っていうものにSをつけて株式会社ランズっていう名前で、
いろんな土地土地に。
本間さんがホテルとかホステルを作ってたので、
自然にまつわるホテルみたいなやることなのかなぐらいの感じで立ち上げて、
サヌという名前はまだ決まってなかったですね。
何から始めたんですか。
えっとですね、ビジョンを定めるとこから始めました。
そうなんですね。
ビジネスモデルではなく。
Yの部分から。
僕らは何をやりたいんだっけみたいな話とか、
自然テーマにするのはいいけど、
自然テーマにビジネスしたら自然って壊れねえとか、
自然自然言ってても本当に自然興味ない人って来てくれないよねとか、
本当にあらゆる雑把なものを話しながら、
やっぱりその中でやらないことってどういうことだっけとかを決めたりとか、
例えばすごいプリンシップルじゃないですけど、
そういうのをお互いに書いて、
やっぱり自分たちの心が躍らないことはやめようぜとか、
やっぱりリアルを大切にしようぜ俺ら。
だからそのプラットフォーム的な、
別にプラットフォーム的なビジネスが悪いって言ってるわけじゃないんですけど、
何かと何かをつなげることでじゃなく、
自分たちがリアルな空間づくりとかにやっぱり携わろうぜとか、
ちょっとずつ線を定めていって、四角形を定めていって、
でも同時に裏側で何か本当に事業モデルを生み出さなきゃいけないから、
やっべえな、これどっちかっていうと本間さんより俺の仕事だよなとか思いながら、
かなり苦しんでいた時代ですね。
その時参考にしてたこととか、
これめちゃくちゃインスパイアリングだなみたいな、
見てたベンチマークとかそういうのあったんですか?
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そうですね、それでもあんまり考え込もうというよりかは、
メタ認知じゃないですけど、自然にまつわるいろんな本を読んでたりとか、
社会学の本を読んだりとか、
ちょうどその頃でコロナが始まりかけてた時期だったのでめちゃくちゃ時間があって、
本間と僕、それ以外やることない、みたいな。
別に副業しながらでもないしとかっていうのもあって、
なので、いろんな本を読んだり、迷惑がかからない範囲で自然の中に行ったりとか、
走ったりとかしながらアイデアが降りてこないかを待っていたっていう感じですね。
それどんぐらいの期間やったんですか?
2019年の11月に立ち上げて、1年弱ぐらいですね。
次の年の夏前ぐらいにこれで行こうみたいに7月ぐらいになったのかな。
なので結構長かったですね。
だってベンチャーとか中小企業って立ち上げて1年以内に消えてしまう会社もたくさんあるから、
すごく外で走ったりしながら。
でもやっぱりそういうぐらいの余白があるっていうのはすごくイメージに近いというか、
そういうとこからサウンドが生まれたんだって言われるとちょっと嬉しくはなりますけどね。
ありがとうございます。
コロナの時期がちょうど空白を与えてくれた感じもあったかもしれないですね。
みんなの活動もちょっとスローダウンしてたから、
あの時僕らも安静なくていいんだなと思ったというか、
ちょっと落ち着いて、お互いめちゃくちゃ走ってきたし、それぞれのフィールドで。
だからちょっと落ち着かせながらゆっくり考えようぜっていう空白があったのは、
インスピレーションというかアイディアが沸く重要な期間だった気がしますね。
いや結構今心が痛いというか。
僕なんか多分連続的にプロジェクト立ち上げすぎて。
そうなんです。
でもやっぱりふと休んだ時に湧いてくるものってあるよなみたいな。
ありますよね。
仲間がめっちゃ目が充血してるところとか。
そのリズムもある意味プロジェクトを元気にしていくための。
緩急ですよね。
ところもあるのかなって思ってるんで。
特にやっぱりうちのメンバーからは早くサヌの法人キャラとして。
熱烈な。
熱烈なラブコールいただいてますから。
何卒です。
分かりました頑張ります急ぎます。
プロジェクトデザインルームこのお話の続きは後編で。
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