面白さの本質
ここは今からラジオです。
ここは今からラジオです、uwagakiです。
私です。
よろしくお願いします。
3本目になるとだいぶ適当感が出てくるっていうのは皆さんお気づきだと思うんですけど。
疲れちゃうのね。
でも疲れちゃってる割にはね、割と重たい点を今回持ってきちゃったんですけど。
重たいんだ、これ。
いや、重たいというか深いんじゃないかなと個人的には思ってるんですけど。
今日はね、面白いってなんだっていうテーマをちょっとしゃべりたいんですよ。
っていうことを最近ちょっと考えていて。
面白いものを考えろみたいなことをずっと言われる仕事を、たぶん我々二人ともそれなりにやってると思うんですけど。
面白いってやっぱりすごい主観的なものでもあるしさ。
面白いの本質ってやっぱりなかなか難しいなと最近思うことがあって。
2回くらい前かな、1回前か2回前で言ったと思うんだけどさ、きっかけは目の前のエピソードに興味がある人と構造みたいなことに興味がある人は違うんだみたいな話をね。
とあるラジオかポッドキャストかで聞いて、完全に後者だなって思ったわけ、自分は。
構造の方に興味がある。
だなと思ったわけ。
本当に人の個別のエピソードとかあんま興味がないのよ。
誰と付き合ったとかさ、誰が何食べて美味しかったみたいな話とかはさ、いいんだよ、そういう情報も世の中にあっていいんだけどさ。
それを消費してるだけとかってあんま面白くないなって思うし。
消費だとそうだね。
個別のエピソードか構造が好きかの話をしてた番組で言ってて、なるほどそういう風になるのかって思ったのですごい興味深かったのは、構造好きを極めた人は旅行とか行きたくないんだと。
コスパが悪いと。
コスパが悪い?
例えばすごい世界遺産の景色ですみたいなのを見に行ったとしてさ、世界遺産だなって思うけど、きれいだなって思うけど、思って終わると、個別のエピソードは。
だけど家で本読んでたり、Wikipedia読んでたりすると、その世界遺産に対する知識をもっと短い時間で大量に入手できると。
その方が構造理解に役立つんだと。
という話をされてて、極まるとそうなるっていう話は、まあわからんでもないかなっていう感じはしていて。
その面白さってもう大局にありすぎてさ、見たことない景色を見に行きませんかっていう旅行をその人たちで売ることはもはや不可能じゃない。
家でYouTube見てた方がいいって言うんだから。
難しい時代だなって思うの。世の中に対して面白いものを放つっていうのは。
なるほどね。
人によって面白いが違うはもちろんなんだけど、それぐらい開きができているとすると、もちろん万人にとって面白いなんていうものは存在しえないけど。
だけどある程度の最大公約数を取る面白いとかも、最大公約数の規模感がちっちゃくなりすぎててさ。
ニッチになりすぎていて、小さい面白いを小ヒットを連発するみたいな方法でしか面白いを作れなくなっているなっていうことと。
構造と個別のエピソード
だとするとなおさら面白いを仕事にしようと思った時に、面白いを金に変えるのがどんどん難しくなってきてないかっていうところも含めてなのよ。
言ってることわかりますかね。
わかりますわかります。
そうですね。構造の面白さと個別の面白さっていう2個は対立していなくて、複合したときが一番気持ちいいと思うんですよ。
わかるわかる。
だから多分売り方としては複合、どっちもどっちも満足させるみたいな、多段的な売り方になるのかなって聞いて思ったんだけど。
それなんだっけと思ったら、聖地巡礼ってそういう商品じゃない?
はいはいはい、なるほどね。
事前に家で見られる、自分で消費できる何かコンテンツで満足させることもできたんだが、そこに聖地巡礼というパッケージをぶつけることで、自身の体験としても積むことができるみたいな、そういう商品なのかなと思った。
なるほどね。僕はどっちかというと、完全に構造側だなと自分のことを自覚しているので、構造側の人から見たときの個別事例の楽しみ方って何かというと、個別エピソードとか個別の体験っていうのが、
どっちもあるんだけど、自分がこれまで理解していた構造の典型的な事例として結びついた瞬間とか、やっぱり人間ってこういう行動パターンを取るんだみたいなことが結びついた瞬間とか、逆もあって、その事例から抽出できる一般論が自分を今まで理解してこなかった構造をそこから導き出せた時とか、
こういうパターンもあるんだ、こういう構造も世の中には存在するんだっていうことをそこから導き出せた時とかは、個別事例に対して個別エピソードの面白さをすごい感じるんですよ。だから、聖地巡礼とかがそれに近いかっていうと、なんか似てるけどちょっとずれがある気がするんだよな。
そうだね。その意味ではそうだね。例えば歴史好きの人が、聖地巡礼だとさ、人に作ったものだからあれなんだけど、歴史好きの人が現地に行って、行ってみてこれとこれを広づけることができたみたいな体験って多分あるんじゃないかなと思ってた。
歴史好きっていう括りがやっぱすごいそれのよく表していて、もともと歴史はすごい苦手だったんだけど、学校の科目としては覚えること多いし、苦手だったんだけど大人になってきて、やっぱだんだん興味が出てきたわけ。で、大人になってすごい歴史に興味が出てきたなとか、歴史の本自分もよく読むようになったなって改めてよく考えてみるとさ、歴史ってその構造で見始めると面白いわけよ。
だけど歴史学習って最初は個別のエピソードを覚えさせられるじゃない。誰が何年に何したみたいな話を順番に覚えなさいみたいな教え方をされるから、それ全然面白くなかったの。
だけど構造が見えた瞬間に面白くなってくるというか、何でもいいけど、異星者が権力を手にしたときにその権力を次の代に上手く移情するみたいなことがすごく難しいんだな人類ってみたいなことがわかるとかさ、そういう事例っていろんな歴史のポイントに当てはめられたりするじゃない。
だからそういうことが好きな人はそういう楽しみ方をしてるんだけど、歴史好きっていうジャンルの中にもさ、やっぱ個別のエピソード好きの好きな人いるのよ。
野崎弁当 もいるね、確かに。
信長が好きとかさ、新選組が好きとか、なんかそういう人いるのよ。そこは同じ歴史好きってくくらない方がいい気がしてて、なんか話し通じないんだよ、そこの間では。全然話し通じないの。
野崎弁当 新選組に興味ない人もいるもんね。で、それを歴史好きに含まれるとどうなんだっていう話だよね。
そこまで同じ歴史好きの方でいてね、多分話が通じない人種な気がするんだよね。面白さをお共有できないというか。
野崎弁当 新選組好きだもんね、それは。
そうそうそう。ワンピース好きですとかと変わんないんだよ、それは。
野崎弁当 そうだね、漫画好きじゃなくてワンピース好きだもんね、それは。
そこが通じないなとかっていうことを、やっぱり面白さの種類を整理して作る時にも作んないと、なんか伝わらないものになっちゃうなとかね、届けたい人に届かないなとかね。
そうだね、歴史好きに届けたいのに新選組をフィーチャーしすぎて、新選組好きの方だけ向いてたらダメだよねってことですよね。
楽しみ方の多様性
だから我々みたいなのが考えると歴史の構造の面白さというか、なんか人類の業みたいなものを描きたいみたいな、なんかそういう壮大な話をしたくなっちゃうんだけど、とかよりはでもね、やっぱり世の中で一般受けがいいのはやっぱりものすごくフィクションにしていいから、なんかかっこいい俳優が出てきて、新選組とかをかっこよく演じるみたいなものの方がね、なんか一般受けはするとかっていう難しさもあるんだよね。
まあ個別の事案だよね。
っていう、なんかお笑いとかもそうじゃないですか。なんかお笑いのどういうパターンが好きかとかもさ、かなり個人差大きくない?
まあそうだね。最近のコント風が好きかとかね、しゃべくりが好きかとかね、そういう。
コント風が好き、しゃべくりが好きみたいな分類もできるし、しゃべくりの中にもさ、言ってる単語が面白いみたいなしゃべくりもあるし、なんか完全に構造でお笑かしに来てるミルクボーイみたいなのって構造漫才だと思うんだけど、ミルクボーイみたいなやつとかが好きな人もいるし、そこもかなりやっぱり細分化できるじゃない。
でもそこって自分の中でも言語化できていた方が自分にとって面白いものをたくさん摂取できるし、自分と世の中のズレとかも認識できるし、そこをもっと言語化したいなって思ってるんだよね。自分にとっての面白いみたいなやつを。
構造好きな人はこの構造に気づくこと自体が面白みであって、その絶対数ってそんなにないですよね。
そうかもね、そうかもしれない。
量産するわけにはいかんよねっていう意味では。
確かに。
難しそうだなっていう。よりディープな人だよね、多分。
でもさ、なんていうのかな。後半にしましょう。
ここは今からラジオです。
これね、突き詰めていくとね、勉強は何のためにするんですか問題と結構近づいていくと思うのよ。
なんかほら、ちょっとうまく事例が出てこないけどさ、例えば日本の源氏物語とかさ、馬匠とかの有名な和歌とかさ、とかをもじったようなボケみたいなのがたまにSNSとかにもあって、そういうのが笑えるのって強要だよねみたいな話もあったりするじゃない。
みたいな例を挙げるまでもなくなんだけど、何のために知識があった方がいいかっていうと、その方がおもろくないっていう話ではあるんだけどさ。
おもろがれる裾野が広がるからだね。
そうそうそう。だし、これと同じことを現代に置き換えて言ってるなってことに気づいてクスッとするみたいなことって結構構造理解いると思うんだよ。
これはすごいいろんな人に怒られそうだけどさ、個別エピソード好きってさ、10分で感動みたいなさ。
インスタントの面白さと距離近い気がしていて。
そんなに勉強しなくても笑えるって言っちゃうとちょっと語弊があるけど、面白さの種類としてインスタントだと思うんだよ。
インスタントでジャンクだわな。
だけど世の中で別にジャンクフード食いたい時もあるから、それもあっていいんだけど、それだけだとちょっと世の中面白くないなっていう気がしてしまうという感じなんですけど。
世の中に対して多分鈍欲なんですよ。
どういうこと?
楽しみたいという欲が多分みんなあるわけではないと思ってて。
世の中を楽しみたくないの?世の中の人は。
楽しみたくないんじゃなくて、より楽しみたいと思ってる人と何も考えてない人の2種類がいると思ってて。
だって楽しんだ方がコスパ良くない?とかって言うからダメなんだろうね。
そうだそうだ。コスパを考えて常に最大化を目指したい人と、自動的に口を開けてジャンクな楽しみが面白いが入ってくるのが心地良い人っていうのがいて。
いるけど。
いるけどってか世の中多分大半そうなんだよね。
そっちが多数派なんだよね。
そうなんだよ。だから特殊性癖の一つなんだと。っていう明確な差はあると思うよ。
特殊性癖なのは自覚してるけどさ。さすがに。40何年もやってると特殊性癖を。
特殊性癖40何年もやってるからね。
面白さの定義
もうちょっとどうにかならんかなと思うのは、特殊性癖ながらにちょっとは世の中にウケるんじゃないかなと思うようなものを頑張ってこれまでも作ってはきてるんだけどさ。
口を開けてパクパク待ってる人だけに全く響かなかったことをもってさ、上書きが滑ったみたいな扱いをされるのは全然納得がいかないんだよ。
いや違うんだよ。そこただのミスマッチだから。それはただのミスマッチであって。
あなたたちに届くようと思ってないのもともとはなからっていう話が伝わらないもどかしさというか。
まあ伝わんないですよね。そもそもレイヤーが違うというか。
大将 そうなの?そうなの?
そういう人たちにはうるせえって言ってちんこを出すくらいがちょうどいいんですよ。あれでも見てろっつって。
大将 そっちの方がウケたりすんだよね。
ウケたりすんだよそれが。本当に。
大将 あーやだ。そういうのやだ。すごく。
そういう断絶というか。産むのはあんまり好きじゃないんですけどあることは認めて、ちゃんとちんこを出しながらこうしたことを叫ぶっていうハイブリッドを目指していただきたいなっていう。
大将 ちんこを出しながらね。
そう。
大将 そうって言った。そうって言ったよ。
でも、一部の人間だけで楽しもうとしてしまったりすると、受け入れられないさという現象に我慢できなくなって一部だけで楽しもうとすると、非常に衰退していく何かなので。
大将 これ内輪のりになっていきがちなんだよね。
そうなんですよ。
大将 この分断の内側に閉じこもっちゃうとね。
だから常にオープンな社会の窓みたいなものは一個儲けておく必要があって。
大将 社会の窓。どうしてもちんこを出したいだろう。
丁度よかったんだよ。
と思ってて、ある種の定属さみたいなものっていう方向へのアンテナは折っちゃダメだなって個人的には思ってる。
その一方でさ、世の中はただちんこ出すみたいなやつの方が受けるんだみたいなことが多数派であるという社会でありながらさ、ありながらでも世の中はコンプライアンスだからちんこは出すなみたいなって言ってるじゃない。
大将 そうだね。
何が面白いのと思うわけよ。だとしたら。
大将 みんなつまんないなと思っていて。
思ってんの?
大将 多分ね、今インスタント面白いの最前線ってTikTokじゃないですか。
そうだね。
大将 昔はテレビだったんですよ。昔はテレビで5秒で笑えるのがおなじみだったんですけど、今それができなくなってきて、ネットメディアで5秒で笑えたい人はネットメディアに集まっている。
大将 YouTubeショートとかTikTokを見に集まっていて、そこでやられてるのは何かっていうと、とんでもないハプニングシューとか、ゲームのとんでもない死に方とか、そういうコンプライにも微妙に配慮できてる何かだったりするわけですよ。
かわいい女の子がただ変な動きするだけとかね。
大将 だから形を変えてインスタント面白いははびこり続けるんだと思うんですよね。
大将 いや、我々みたいな人種はインスタント面白いの中にも何とか構造を見出そうとするからさ、それを類型化して、今求められているインスタント面白いの種類はこういうやつなんじゃないかみたいなことを分析したりするのが面白いと思うんだけど、求めてないんだよね誰もそれは。
いや、求めてる人はいる。
大将 求めてる人はいるだろうけど。
誰かっていうと、そこに何かを投入したい人は絶対構造化して最大化を狙いたいから。
大将 いやでもさ、これさ、ちょっと今すごい嫌だなと自分で言いながら思っちゃったんだけどさ、一番寒いのはさ、一番面白くなくて寒いのはさ、そういうインスタント面白いみたいなやつの構造を分析できてると思って投入したやつが微妙に滑ってるときが一番寒い。
構造化と逸脱
はい、一番寒いですね。たまに日進がやるやつね。
大将 いや、いいんだよ。日進はああいう芸風だからもうそれでいいんだよ。
あの頃は執着があるから許されてるであって、ただでも同じようなことをやろうとしてる会社もたまにあって、執着がない分後ろ盾がないので、すぐ辞めちゃうんですよね。
大将 なんかTikTok文化とかにちょっとおもねってみましたみたいな雰囲気だけ滑ってるやつとかめっちゃあるじゃん。
パチがとか多いよね。
大将 あとなんか時々ある地方のタクシー会社みたいなやつとか。
あるある。それはほらなんかやっぱ構造化をしてそそのかしたコンサルみたいなのがいて。
大将 そうなんだよ。そうなると面白くないんだよ。
構造化が好きな人が構造化して面白がって、これ金になると思ってバカに売りつけるじゃない。でそれやるとその最前線でまたどっか一歩先に行っちゃうんだよね。つまらなくなる。
大将 そうなんだよね。
だから構造化好きな人にとってはその構造化してコンディティ化することっていうのがメリットでもある。なぜかというと一歩先に構造化できる何かが広がるから。
大将 そうだね。
大将 っていうイタジコッコなんだと思うんですよ。
面白いを考えられるやつでいたいとかは思ってるから自分にとっての面白いを言語化するは結構頑張ってやってるつもりなんだけど、構造化できないものが面白かったりするわけ最終的には。
大将 まあ理屈じゃないよね。
ほとばしる狂気みたいなやつが一番面白かったりするわけ。
大将 そうだね。
最近見つけたんだけどyoutubeとかでもそのジオゲッサーで出た場所に徒歩で行くっていう企画やってるやつがいて。
大将 頭おかしいね。
頭おかしいでしょ。そいつがそれで食えてるかどうか知らないんだけどさ、どうやら埼玉かどこか北関東に住んでるっぽいんだけど、ジオゲッサーで出たところ、どこやったかな。新潟とかまで徒歩で行ったりするわけ。
大将 国内でよかったね。
大将 でそれを2時間くらい動画にしたりアップしたりしてるわけ。でも言ってそんなにさ、別にそんなイベント起こんないじゃん。歩いて新潟まで行ったところで。
大将 なんかせいぜい会って寒いとかさ、雨降ってきたとかさ、そういうやつをつなげて2時間の動画にしてるんだけどさ、なんか見ちゃうんだよそれって。あんまりにも狂気がほとばしてるから。
大将 まあそうだね。なんか想像した通りでも想像した通りじゃなくても楽しいからね、それは。
最終的にはなんか構造化できないものが面白いなとか。
大将 そうだね。再現性のないものの方が面白いなっていうのを構造化好きが発見するっていうシュールな現象が起きるよね。
でもそれもやっぱりあんまり世の中の最大公約数ではないんだろうなと思ったりとか。
大将 なぜ上垣さんが狂気じみた動画とか面白がるかっていうと、自身が多分逸脱しないからなんですよ。
そうかな。
大将 構造化が好きすぎて、自身が逸脱しようってあんま思ってないんですよね。結果逸脱してることもあると思うんだけど。
それはある気がする。
大将 結果あると思うんだけど、基本的には自分は構造化された枠の中にいて、こういうポジションだったら多分自認があって、それを逸脱した人って面白いよねっていう違うから。
そうなんだよ。だから例えばそれを番組企画ですということは、若手芸人でもキャスティングして突然連れてきて、アイマスクして連れてきて、今から上下されてた場所にどこで行ってもらいます?カメラ一台持って。ってやるのは違うと思うんだよ。
大将 違うね。
それも成立はせんこともないと思うけど、やっぱり面白さの種類が違うと思うんだよそれは。
大将 そうだね。それはそう。
面白いなって思っちゃうのは、それを自分で思いついたとして、思いついても絶対誰もやらねえだろうっていうやつをやってるやつがいるっていうことの面白さだから。
大将 恐怖の根源って半信半疑というか、確証の無さとかも含まれると思ってて、その企画とは相反する何かなんだけど、それを織り込めないと恐怖が生まれないかなって。
そうだよね。
大将 そう、リアルな悩みを1個相談するとさ、若い頃そういう面白いことを作り出せる人への憧れもあったからさ、いろんな人の企画書を紹介しますみたいな本を読んでみたりとかさ、
そういうセミナーとかにも行ってみたりとかさ、そういうクリエイティブ系の人の話聞いたりとか本読んだり一生懸命やって、それこそパターンを自分の中に蓄積しようっていう時期があったの、若い頃。
で、それを実際やってみて受けたかとか受けなかったとかっていう経験値もまた積み上げていってさ、20年くらい経つとさ、仕事柄企画書を書くみたいなことはたくさんあるんだけど、結局ね、持ってる引き出しで一応勝負できちゃったりするんだよ。
何というか、それの焼き直しでとか組み合わせで、あのパターンのちょっとアレンジ版でこんなことでできるなとか、何年か前に書いたあの企画書ちょっとリライトすればここに出せるなみたいなやつで、仕事はできちゃったりするんだけど、
で、たぶんまあその120点じゃないかも知らんけどまあ70点ぐらいを出してるんじゃないみたいな結果も得られたりはするし、それも書く前から想像ができちゃったりするんだけど、もうそういう構造になってること自体がすげえ面白くないなって思ってて最近。
そうだね、その乱世に生きるものとしてはね、なんかこう、つまんないですよね。
そういうことなんだろうなと思ってて。
結果も全然逸脱しないしさ、想像の範囲から。
相反するものを持ってるのはたぶんわが家さんの面白いところで、内心に抱えたその乱世を望む魂と、表面上の小器用さみたいなもののこのアンバランサーっていうんですかね。
褒めてる?それ褒めてる?
褒めてる褒めてる。
仕事とプライベートワーク
褒めてる?それ。
これがその表面上の器用さがなければ、完全に強靭コースして走る感じになると思うんですよ。
うっかりこなせてしまうが故の刺激というか、抱えた悩みなんじゃないかなっていう気がするね。
ないですか?ネコレキスさんもそんなに遠い業界の仕事じゃない気がするんだけど、そういう面白くないなぁを感じることない?
面白くないなぁはずっと思ってるよ。
そうなの?そうなんだ。
でも面白くないことをするのが仕事だし、プライベートワークとは分けてるかな。
そうか、プライベートワークが充実してるとそれでもいいのかな。
別に何かを成したわけでもないし、あれなんですけど、若い頃プライベートワークっていうものがあった時代を過ごしていて、
仕事でも同じようなことをやってることは一緒なんですよ。フラッシュ作ってるっていう。
っていう両方をやった結果、仕事はつまんなくて当然。
そのレイヤーに行けるのちょっと羨ましいなぁ。
人から見られて楽しい、いろいろ言われたり、思い通りだったり思い通りじゃなかったりみたいなところのギャンブルの快感みたいなのはちゃんと知ってるんですよ。
その上で仕事として、そのアウトプットを出すためにつけた能力でお金がもらえるっていう仕事があって、生活を支える仕事があって、
仕事と面白さの探求
プラスアルファでできることがあるんだったら、それはそれでやったらよろしいやんくらいの温度感なんで、あんまりそこに往々を感じないというか。
それが、その境地に達するのがたぶん一番手っ取り早いんでしょうね。
手っ取り早いと思います。何もしなくてもなんならいいです。
お金がもらえるならね。
お金がもらえるなら。だからそのうちやったろうとは思い続けてて、例えば小説書いてやろうとか、
フィールドを変えてやれることはなんとなくわかっているから、そのうちやったろうという気持ちだけでつまんない仕事をずっと続けられるっていう。
つまんない仕事をただやるっていうのがどうしてもできなくて、若い頃から。
つまんない仕事はもちろんいっぱいあるんだけど、世の中の大半はつまんない仕事なんだけど、でもやっぱりそこに自分なりの面白さを加えたくなるというか、
単なるデータ入力みたいなやつも一応タイムトライアルみたいにやってみるとか、そうしないとやりたくないんだよね、そもそもが。そもそも手が動かないというか。
プライベートなクリエイティブ領域とパブリックな領域が建設しすぎてるかもしれないね。
あー、そっか。
っていうことなんじゃないかなと思った。全然話してみたら。
すごい覚えてるのは小学校の時に漢字の書き取りっていう宿題の意味がわからなくて。
同じ漢字を20回とか書かされる宿題あるじゃない?
あるある。
言うてその国語は得意だったからさ、漢字なんか一回見たら覚えるんだから、なんで20回も書かなきゃいけないんだって理解ができなかったわけ。
だけどそれを書いて持っていかないと宿題をクリアしたことにならないっていうルールだったからさ、このゲームは。
何にも面白くないけどこれやんなきゃいけないなと思って、普通に10回書くのと、
編だけ先に全部書いて、その後作りだけ先に全部書くとかとどっちが早いかを比べるとか、
そういうゲームにしないと、とてもじゃないけど手が動かないわけ。
世代の悩み
でもなんか社会人になってからの仕事とかもさ、やってること一緒だなってすごい思うんだよね。
結果わかってるじゃんとか、これやらなくても別にいい仕事ですよねとかがわかってるけどやらなきゃいけないみたいなのもたくさんあるなっていうことに対して、
感情が抑えきれないんだよね。つまらないなっていう感情が。
たとえば漢字を100回書かせるやつとかならさ、編をまとめて書くとかっていうのは、リスクのないチャレンジではあるよね。
編を書く、作りを書くならまだいいけどそれでも面白くなくなってきて、最後1画ずつ書くにしたらさすがに字が汚いって怒られたけど。
そこだよそこだよ。逸脱するとしたらよ。そこで逸脱するとしたらまず消しゴムハンコを作るんですよ。
なるほど。狂気だね。いいね。そういうの面白いね。
そういう方向に仕事ではっちゃけられるんだったら楽しくなるかもね。
今ちょっとワクワクしたもん。
3種類くらい作って、ランダムに押していくとわかんないんじゃないかみたいな。
いいね。そういうの好き。そういうやつ好き。そういうやつ好きです。そうなんだよな。
そういう面白さを感じるやつやっぱ少数派なんだろうね。
真面目に普通に悩んできた。悩みが深くなってきたのでエンディングに行きたいと思います。
ここは今からラジオです。
みんな同世代のやつと会うとさ、この前、去年かな。
昔の会社の同期とかと久しぶりに会って飲んだりしたんだけど、
同世代みんなちょっとずつ今の状況に悩んでるというかさ、
ガチで人生悩んでるやつもいれば別に仕事も安定してるし、そんなに金に困ってるとかでもないんだけど、
同じことの繰り返しでこのまま年老いていいんだろうかみたいな種類の悩みとかさ、発生しがちな年齢ではあるじゃない。
そうだね。
そういうのをいろいろ聞くにつけさ、自分が今一番そういう悩みの本質ってなんだろうなと思った時に、
そういう種類の面白くなさを感じている。
別に生きていけるけど、たぶん生きていくんだろうけど、
面白いかと言われると面白くないなっていうことを毎日感じているなっていう。
面白いことを選び続けてきたはずなのに、自分にとって面白いだろうと思われることを選び続けてきたはずなのに、
結果あんまり面白くないなっていう種類の悩みをどうしたらいいんでしょうねっていう話をした今日は。
構造と新しい挑戦
なりわいと分けたほうがいいですよね。
なりわいと分けるか。
なりわいはなりわいなんで、別に面白くなくていいと思ってて、
たまたま同じようなクリエイティブっていう似たようなジャンルの仕事をしてるけど、
別に俺これは何かの配送の仕事だったり、養鶏場の仕事だったりしても僕はいいと思うんです。
それが得意だったらね。
得意というか、それでお金がもらえるんだって。
お金がもらえるぐらいのことであればいいってことか。
そう。何にも困らないから。
で、他方を何かしたいことで楽しめるなら別にそこに優劣はなくないっていう。
いやこれ、僕ねちょっともう予感がするんですよ。
僕がこういう何かおもんないなぁを感じ始めた時の次の行動って大体これも構造化できていて、
大体ね、グレートリセットして全く違うことをやり始めるんですよ。
仕事でも全く違うことをやり始めようとするんですよ。
それはね、20代ならいいけどやってみれば。
ちょっとリスキーだよね、40代。
40代ももう後半に入っていてね、それは果たして何か人としていいのかとかもちょっと思ったりはしてるんだけど。
地方の社長さんでさ、何かよくわからん業態に手を広げる人いるじゃん。
いるいる。
多分あれそれだぜ。
そうなの。いやそれ分かってるの。
それもね何かそういう人と会いがちだから、そういう人の話を聞くとそういう構造だなってもうだんだん見えてきてもう分かってはいるんだけど。
でもこれ難しいなと思うのはグレートリセットして全く今の仕事全部手放してまた一からもう新しい事業を始めましたとかでやっていくのもちょっと面白そうだなとも思うし。
それで失敗したら失敗したでそれも含めておもろいなとかもちょっと思ったりもするし。
本業を維持したまま本業をなんとかうまく回せるような形を作った上でちょっと新規事業に進出しますな感じで手堅い感じで隣接分野とかでやっていってるのとかもそれはそれですごいなと思ったりする反面ちょっと思んないなと思っちゃうんですよ。
なんか安排取りすぎて。
まあそうね隣接だとそうなんね。
全然違うことしたらいいじゃん。
隣接分野じゃないところに行くってことか。
じゃないところで。
そうね。
なんか魚の養殖とかしたらいいじゃん。
あの養殖業をやっている放送局の事例を一つ知ってはいるけど。
そうそうそうあそこのこと思いましたけど。
一つ知ってはいるけど。
ままあれはMAだからね。
知らないけど。
あれMAだからね。
じゃなくてなんか車のレンタル業とか。
まあだからねみんなないですかねこういうこういう種類の悩みってみんな抱えてないのかな中年のおじさんたちは。
あると思うけどあると思うけどその悩み抱えがちなのって構造を楽しむ側の人で。
なんだろうその場の上橋さんがちんこを出した話の方が面白いっていう人の大半は満足してると思うんですよ与えられたもので。
給料が少ないとかで悩んでることあるかもしれないけど。
それはあるでしょうけどだからそういうインスタントなTikTokだとかスマホゲーだとかで日常の楽しみは十分に充足されていますっていう人はそんなに多くない気がするんだけどどうかな。
意外とそういうもんなのかな。
もったいりみんな考えてないと思うよそんなに。
そうですか。
であればもうちょっとねあの投票率とか上がってると思うんだよね。
もうちょっと貪欲に世の中を楽しむと思っていれば。
変革を望んでないって証拠じゃないですか。
そうだね。
いや本当なんかしないですよしないけど先もって言っとくとしないけど仕事辞めてタイに移住した人の動画とか最近見てるもん。
しないんだけど自分は。
絶対しないけどって言ったらするやつだねそれは。
いやいやまあ多分さすがにしないんじゃないかなと今の時点では思ってるけどちなみにどんな感じになってるのか興味あるなと思って見てるもんね。
タイだかシンガポールだかに行っちゃったヨザワツバサさんはなんか大変なことになってるでしょ。
なんかねヨザワツバサさんそんな感じなのって思ったわあれ見て。
いつの間にそんなことになってたのみたいなまああれはあれで面白い生き方ですよね。
で上垣さんがその刺激的だと思う生き方の一番エッジにはあの人がいると思ってて。
ヨザワツバサさんになりたいわけじゃないよ決して。
なりたいわけじゃないでしょ。
でもなんかその同じ仕事を続けられないとかつまんないと思った仕事を続けられない人たちの先っぽにはあの人がいるからね。
ヨザワツバサさんになりたいわけではないし別に彼に憧れも何もないけどその求める構造に近いものはあるというか。
何かしらある気はする。
なんか手を返しなおかえさん。
やっぱなんかなりたいおじさん像は何して食ってるかわかんないおじさんだもんねやっぱり。
そうだね。
だからそれで言うとねなんかもうわかりやすいおじさんになりすぎてるのよ。
特にローカルでやってるとさもうなんかある程度名前とかも自分のことを知っている人も増えちゃうとあの人はこういう人っていうなんか自分が自覚しているものとはちょっとずれた上書き像が世の中にできてしまっていて。
出会う人出会う人それで来られるからそれに答えることが求められるみたいな種類の面白くなさでもあったりするからこれは。
おじさんがあの別名というか裏垢というかで音楽のアカウントやってるのは多分その反動ですね。
やってるもうねあの本垢の2倍フォロワー数いるからね。
そういうことなんじゃない?
自分のなんか面をこういろいろ増やしてさポルノ作家になるとか著名な縛り師になるとかなんかそういう道もあるんじゃないですか?
あのなんかナメダルナ先生みたいな。
ナメダルナ雄吉先生がつい鹿児島にいらっしゃったみたいな。
収録の3分目になるとIQが下がって下ネタすぐ言うようになるのどうにかしようよこの番組本当に。
それもう構造がだんだん見えてきてる。
みんな好きかなと思って。
サービスですよサービス。
ご要望に応えしているだけです。
そう僕なりのサービスですよこれは。
これがないと終われないかなと思って。
そうそう終われないからなんかその。
頑張れみたいな感じだよ。
面白い。
ガチお悩み相談会でしたけど面白いとは何かっていうのはねなんかそういうことをね最近考えてるって話なんですけどね。
なんだろうねどうしたらいいんだろうね。
エロテシズムとジャンルの観察
縛り師になりましょう。
別に縛り師になりたいわけでは全然ないしそれが面白いと思う。
ニーズは消えないからこれ。
人間というものがはびこる限りニーズは消えないですから。
もうちょっと終わるけどさもう終わるけどあの縛るっていうエロテシズム全然わかんないんだよね。
俺も全然わかんない。
俺も全然わかんない。
生に食い込んだ跡がエロいとか全然わかんない。
でも言っていいっすよあるじゃないあのジャンルって。
あるあるある。
でも結構結構あるじゃない。
僕なんかねあれなんですよそのエロサイトとかもさ動画とかをいっぱい見せてくれるサイトがあるらしいじゃない世の中には。
著名なサイトがいくつかありますよね。
いくつかあるじゃない。
あれをさ最初にバッて開いた時にさそのオールジャンルミックスで出てくるわけじゃない。
オールジャンルミックスで。
でもさそのなんか明らかに自分の思考とは違いすぎてむしろ嫌悪感を覚えるようなものもミックスで出てくるじゃない。
あれもうちょっとどうにかしてほしいんだよナエルから。
それ多分わざとやってると思うよ。
わざとやってるのあれ。
嫌悪感を覚えるということは何かしら刺激があったということですからそこから花開く可能性があるんですよ。
ああそうかスイッチ押しにきてるとかもあるのか。
スイッチ押しにきてるんですよ。
そう。
いやでもさなんていうのそのえっとこう熟女者と学園者は相反するじゃん絶対に。
そうだね。
それはさもうなんかそいつがさどっちかを押した時点でさどっちかはもう出なくなるようにしてほしいわけよ。
なんかそれぐらいのデータベース持ってるでしょ彼らも。
でもほら年齢が進んだことによって制服を着た熟女みたいなジャンルが。
新たなジャンルが生まれる可能性あるのかそっか。
いいのかなみたいな。
そっか面白いって奥深いね。
趣向の多様性と面白さ
奥深いですよ。
面白いって奥深いなってことがわかった今の話で。
なるほどそういうことかわかった。
いろいろ見るようにします。
ということで皆さんの面白いを教えてください。
メッセージをお待ちしております。
ということで今日はこれくらいにしましょう。
ありがとうございました。
さようなら。