即興性への憧れ
アートの片隅で、こじらせシアター。
はい、ということで、今回、テーマ、お願いします。
はい。ほかの表現に憧れ、ありますか、ということですね。
第3回目で、今回、静謐ながら、私から、コマツさんの。
お願いします。
ほかの表現に憧れですよ、でしょ。
はい。
めっちゃある。
まあ、そうですよね。いろいろ経験なさってるんでしょうから。
まあ、なんだけど、一言で言うと、即興性のあるものにすごく憧れる。
ああ、そうなんですね。
というのは、我々初めてお会いする人とかで、
まあ、コマツさん俳優なんですねって言われたときに、俳優であることを証明できるものがあまりなくて。
まあ、そうですね。
これがさ、なんかさ、バーとかさ、またきれいなお姉さんがいるとか言ってさ、
ああ、俳優さんなんですね。すごい。
で、終わっちゃうわけ。
うん、確かに。
何出てます?とか。
で、でもさ、なんか、たとえばダンスやってる人だと、
あ、じゃあ、ちょっと踊ってみてくださいよ、とか。
確かに。
歌ってみてくださいよ、とか。
ちょっと、ピアノあるんで、弾いてみてくださいよ、とかさ。
パントマイムやってます、とか。
マジックです、マジシャンです、とかやると。
あ、じゃあ、ちょっとやってみますね、とか。
ああ、すごーい!って言われてみたい。
そうですね。
さすがですね。
すごいわかる。
言われてみたい。
そうなんです。役者ってそうなんすよね。
そう。
特技を見せることの難しさ
あれ言われるじゃないですか。なんか、なんか、俺もよく言われるんですよ。
ダンス、ダンサーと一緒になんか踊ってよ、みたいな。
そうそうそうそう。
なんかもう、ほんと嫌なんですけど、ちょろっとなんかやったりはするんですけど、
おー、ぐらいで終わっちゃう。
まぁまぁまぁまぁまぁ。
まぁ、でもさ、それはね、あれなんだけど、ちょっとその、テクニカル的なことを見せることができないっていうのは、
そうですね。
お話し家さんだったらちょっとね、謎かけとかさ、ちょろっと見せるとかも、まぁまぁ、それでも難しいとは思うんだけど、
そういう即興性、大道芸性的なものにすごく憧れが。
そっか、そうですよね。
うちらがおい料理を言うわけにはいかないですからね。
そうそうそうそう。
いや、単純に、わ、すごいですね。
わさすごいって言われたいだけなんだけど、なんかそういうのがね。
何かあるんすか、なんかその、明確なこういうのやってみたいな、みたいな。
ないない。
いや、でもそう、ないなー。
そういうのでテクニカル的なことで見せるのは、本職がいいと思うから。
あー。
なんか、趣味でやってるものをね、見せても、それは趣味だから。
そうですね。
だからやっぱりちょっとね、本職でやってるものを、ちらっとさわりを見せるみたいなことができるのは、うらやましくて。
あとは単純にその大道芸的なものっていうのは、その分、その時にパッとできなきゃいけないわけで。
はい。
われわれみたいに、なんかお話をもらって、セリフを覚えて、読み込んで、練習して、みたいなことをせずに、
あ、じゃあちょっと曲流すんで、これで音ってみてくださいって言われて、
あーすげーって思わせなきゃいけないっていう、この大変さは、好きでなと思うんだけど、憧れはあるんだけど、
あそこに行き着くまでにまた10年とかかかるわけじゃん、みたいなことを思うことは。
そうですね。
確かに。
すごいけど、そこのすごさに憧れるんだけど。
なんかね、縦をやってみてくださいってのは難しいんだろうけど、あの大道芸性を持ってるってのは、うらやましいって、単純に思っちゃう。
あれいいですよね、確かに。ジャグリングの、そのジャグラーの人たちとか。
そうそうそう、そういうの、そういうの、そういうの。
じゃあこれとこれとこれで、ブブブイみたいな。わーすげーみたいな。
まあなんか、持ってる人とかいるじゃないですか、常々。
そうそうそうそう。
なんかボール持ってたりとか、ヨヨを持ってたりとか、ああいうのはいいですよね。
いや、マジシャンの友達でさ、こう、マジシャンなんですか、すごいですね、ちょっとなんかできます?
ああ、いいですよ。
じゃあちょっとそのペットボトル借りていいですか?
ああ、はい。
ポーンってやって、ペットボトルの中に10円がポーンって落ちるとか。
えー!なるじゃん、なるじゃん。
で、それはなんか話してたと思うんだけど、すごいって言われたりとかもあるんだけど、
なんかそこに至る技術とか、そこにいるお客さんをパッと喜ばせられるとかに憧れてるのかもしれない。
はいはいはい。
うん。
その本当に一瞬の出来事ですよね。
そう。で、やっぱそこにいるお客さんを喜ばせられないっていうのはちょっとなんか悔しいのかもしれない。
そうですね。確かになんか残念がられるんですよね、なんかやってよって。
そうそうそうそう。
いや、ちょっと今はできないっすって。何もないっすもんみたいな。
ああ、そっかみたいな。
そうそうそうそう。
それはちょっとなんか悪いなーって感じがするから。
基本的に我々サービス精神があるじゃないですか。
うん。
だからなんかこうお客さんに求められたら喜ばせようとは思うんだけど、
そこのために準備が必要だったりするのにちょっとうーんって感じて、
ああ、じゃあいいですよって言って、じゃあギターあるんでギターで。
うん。
コピーですけど。
はい。
ああ、すげーってなったりするのって、やっぱお客さんがいい気分になる時間を作れるっていうのに憧れてるのかもしれないと思う。
楽器への憧れ
ああ。
話しながら。
なるほどね。それはそうかもしれないですね。ないもんな、そういうのうちら。
ダンスもね、まあ。
うーん。
でもまあ求められてるダンスもね。
そうですね。
あれは違って。
基本的に自分が求められてるの、得意なダンスって、
コンテンポラリーとか、あとモダンバレー、モダンダンスとか、そっち系なんですよ。
どうしてもスペースが必要なんですよね。
そうだよね。
あまり的に空間じゃ。
だから居酒屋とかちょっと踊ってよって言われても、空間がないから、あとでちょっと外で、外だったらいいですよみたいな。
まあでも確かにな、いきなり日部やってます、日部のプロデュースって日部踊るわけにはいかないから。
そうなんですよね。
見てもお客さん喜ばないから、まあそうだよね。
いきなり暗黒舞踏を捉えても困るだろうしな。
そうですよね。
ラクダみたいにね。
愛せてって言ったらいいものの。
急に体育座位で跳ね出してもさ。
困りますもんね。
困るよ。
分かった分かった。
ありがとうありがとう。
もう大丈夫大丈夫。
そんな感じなんだよね。
そうだな、そう考えるとお客様をその場で喜ばせる技術みたいなことなのかもしれないね。
そうですね。
思ってんのはね。
確かに役者を表現するのは難しいですもんね、即興的に。
そうそうそう。
例えばじゃあ、坂井雅人さんが言ってさ、ちょっとあの、倍返したって言ってみてくださいよみたいなことは、
それはね、もうそういうスターになった方ができるものだったりするんだろうけど、
モノマネとかもね、喜ばれるよね。
そうですね。
そうですね。
ああいうのはまあ、喜ばれるんだろうけど、
そういう即興的な喜ばせる技術を持ってないゆえの、そういう技術への憧れはあるな。
泣いてみてよとかってよく言われる。
言われるんだ。
あとセリフ、なんか今までのやつのセリフ言ってみたいな。
あーめんどくせー。
めんどくさいっすよ。
私片っ端から忘れてきたやつが今何もありませんって。
何もありませんみたいな。
そう。
そんなことそらんじても何のなー、感動も何もないしなーって思っちゃう。
泣いてみてよとかマジでうざい。
ありますよね。
あります。
しかも苦手なのさ。
役者ってさ、すぐ泣けんの。
そうそうそう。
言われますよね。
あれ困るもんね。
蛇口のような人もいるけど。
いやまあそうですね。
ちゃんと気持ちがあってから泣いてるんで。
泣きたくて泣いてるわけじゃないから。
あの子役の猫みたく何か何か思い出して、
お母さんが死んでるところも何か想像して泣いてるとかじゃないから。
結構作品に沿って泣いてるからみたいな。
こっちはその泣き方にもどういう泣き方がいいか考えてやってんねみたいなところで泣いてくれようじゃないからね。
そうそうそう。
そういうのにはカリッと着ながらも。
カリッと。
カリッと着ながらも。
でも何か喜ばせたいなっていうのはあって。
ありますよね。
そういうのがないっていうのは。
そこだな多分ね。
ちょっと喜ばせる。
しかもその特技でこれ私できるんでやりますじゃなくて、
それが本職で喜ばせられるっていうのが憧れの。
そういうのやっぱ音楽強かったりするよなと思って。
そうですね。
音楽は強いですね。
その趣味でもパッと弾けるとかいうのはすごくいいなって羨ましいなって思って。
全然関係ないんだけど何かやってみたい楽器とかある?
いやもう俺は本当に最近はトランペットですよ。
めちゃくちゃやりたいです。
近い。俺サックスやりたいんだ。
あー本当ですか。
かっこいいです。
サックス。
サックス今また出てきましたまた。
またコマンさんのサックス姿。
確かにかっこいい。
ハルコワールドの中に。
そういうの憧れが。大変じゃん楽器なんか特に。
そうなんですよ。
毎日やんなきゃいけないし。
でほら、悪口みたいになるけどさ、
ウクレレとかをさ、特に女の子がさ、やってみましたとかで毎日上げますとか言ったら、
大体1週間ぐらいでやんなくなるんだけどさ。
はい。
コロナの時にさ、別に悪気があってやってるわけじゃないんだけど、
そういうコンテンツとしてね、やってみたとかやるけど、
まあやっぱ好きじゃないと続かないしね。
そうですね。
そうなんだよな、トランペットとかもやりたいけど、
まあ何万円とか3万円ぐらいで確か安いのがあって、
でまあ教室とか通ってとかって思ってるんですけど、
本当に俺続ける?続けれる?
いや、管楽器は練習場所も大変なんですよ。
そうなんですよ。
楽器への憧れ
俺ね、サックスの話したんだけど、
Tスクエアが中学、大学、高校ぐらいで流行って、
それ聞いてて、かっこいいなーってなサックスって思って、
で、親に相談して、サックスやってみたいんだけどっつって、
親もね、昔ブラスバンドにいたから、
おーいいじゃねーかって。
買って与えることはやぶさかではないと。
ただし、毎日練習しなきゃダメだと。
そうすると、部活として、
僕は運動したかったから、柔道部だったんだけど、高校のときね。
それを毎日やれるかって言われて、部活と並行して。
で、当時ほら、まだカラオケボックスもないし、
まあそうですよね、なかったですよね。
あの河川寺とかさ、公園の立教の下で練習してた。今でも聞くじゃない。
ああいうのを毎日やらなきゃダメだと。どうするって言われて、
いや、部活やりますっつって。断念したんだけど。
それは親父が言ったんだけど、その選択の迫り方は正しいなと思った。
ブルージャイアントじゃないんだけど、本当にあんだけやりこまなきゃいけない。
いいことにならないし、楽しくなってこないから。
それだけ時間を費やさなきゃいけないぞ。
買い与えだったらそれが条件だみたいなことは、
ああなるほど、それは確かにそうかなと思って。
それ聞くと、今この年になってちょっとやりたいなと思っても、
なかなか踏み出せないっていうのは、そういうのがあるから。
そっか、そうですよね。
やっぱちょっとね、部屋でちょっと弾くみたいなことできないだけだなみたいな。
そうなんですよね。
そうじゃなくてもみんなさ、キーボードでも練習大変なのかなと思うと。
なかなかパッと。
ですよね、俺チェロとかもやってみたいな。
かっけー。
かっけー。
私もデカめのこういうのすごい憧れる。
いいよね。
ウッドベースみたいなデカいやつ。
かっこいい。
なんかある?それ楽器、はるさん。
音楽練習の難しさ
楽器、でも私本当にシンプルにギターが弾けるようになりたい。
いいじゃんいいじゃん。
そう、ギター家にあるんですよ。
あるんだったらじゃあ。
あるんですよ、そうだから。
あとやるだけじゃん。
あとやるだけ。
それコロナの時にウクレレ少女じゃないですけど、毎日弾いて。
それはいいのよ。
やってましたね、自分の好きな歌調べてコードされて歌って。
コードがね、増えたからね。
おうち時間で憧れの楽器をこのタイミングでやってて、ギターすげー売れたらしいから。
そうなんですね。
そういうのって初めて続く人は良かったんじゃないかなと思うんだけど、
良い側面としてあるんだけど、ギターもね、いいよね。
ギターなんかやっぱ、舞台とかに結構使ったりするから。
そうですね。
直結してトップにしてもOKっていう感じがするしね。
なんか弾けるの?
いや、何も弾けないっすね。
何も弾けないっすね、私ね。
最悪、俺のこっそり書いてる歌詞でギターで作曲もできるってことね。
もうちょっと上達したら、できるかもしれない。
それが、コジラセシアターシーズン2のエンディングテーマ。
コジラセ音楽。
オープニングか、エンディングか、
ひとつですね。
1年なくなっていくから。
1年通して練習していく。
1年通してギターやります、練習します。
でもね、それはいい。
だから、やっぱ練習がね、ほんと大変で。
そうですよね、音はね、音が鳴るものは。練習が。
音楽を打ち込みで作る人だって、押し入れで撮ってみたりとかするわけじゃない。
そうですよね。
大変なわけじゃない。
そういう音楽練習環境問題についてはさ、みんながスタジオ行けるわけじゃないじゃないっすからね。
そうですね、ほんとに。
あと、アドさんだって未だに、今はねアメリカにいるけど売れてからも、
押し入れ部屋、押し入れを回収した録音部屋で撮ったりしてるって聞いたから。
やっぱそういうのにみんな困ってはいないんだろうけど、そこからやっぱ好きなときに使えるとかいうかね、
好きなときに練習できるっていうのがやっぱベストだからね。
そうですよね。
そうしないと身につかないから、なかなか即興的なとこにつながっていくような得意にはならないんだよなと思って。
撮ってすけたもんじゃね、対応できないもん。
そうですよね。
即興芸術の魅力
やっぱ何年かやんねえとな。
でもあのパントマイムとか見てると、やっぱお客さんのさ、行き交うお客さんの前でその大道芸に登るんだけど、
行き交うお客さんの前でなんかやるって、一番ハードトレーニングじゃん。
そうですよね。
絶対できないもんね。
我々そういうことをやる機会ってあんまないじゃないですか。
即興芸でいうと、もうね、えっとなんだっけ。
インプロ。
インプロ。
インプロビゼーションか。
みたいなものもあるし、それをね、メインでやってる方もいるんだけど、どちらかというとそれぐらいだよね。
そうですね。
即興でお芝居を作っていくっていうのは。
インプロですね。
行き交うお客さんの前で大道芸的にっていうのはあんまりないですよね。
やっても、お笑いみたく、鴨の一角で居酒屋の一角で清浄とかいうぐらいで、流動的なお客様の前でっていうことはあんまり基本的にないから。
そういうの前でやっていて、パッと目につく技術とか芸を見せるっていうのには憧れがある。
憧れありますね。
ずっと泊まってるのすらできないもん。
いや、そうですよ。
よく流れてくる。
リビングスタチューみたいなやつが泊まってる。
スタチューっていうのが。
スタチュー。
あれはね、難しいよね。絶対できない。
瞬きしちゃうよね。
しちゃいますよ。
どうやってんのって思って。
ドライアイですか。
ドライアイはね、特に乾いちゃうから。
全然ドライアイで思い出したけど、俺もドライアイだからさ、舞台でさ、目をずっと開けてよってね、30秒とか大事な話を聞いてるから、開けてる。
最中にドライアイで目が乾いてきて、コンタクトが肩を外れてくる。
危ない。
そっか。
コンタクトだとね、危ないですね。
ソフトでも外れちゃうから。
そっか、そうですよね。
絶対そんなスタチューなんかできねえと思ってた。
絶対できない。
あんなのはできない。
なるじゃない。
そう考えるとやっぱりそういう技術ね、多分永遠の憧れだね。
そういうことですよね。
そういう場を想定してやってないからね、我々もね。そういうのに向けて技術をね、トレーニングしたりすればある程度できるようになるかもしれないんだけど、そういうのは基本的に想定しない職業だから、難しいだろうなと思って。
そうですよね。
即興でね、なんかほら、我々エチュードなんかをね、練習で即興劇として、ある程度テーマ与えられたり与えられなかったりして、やったりこと、番組だったら筋無しとかね、ああいうのをやってはするんだけれど、それもやっぱり定点観測でね、見てるお客さんがいる状態でアドリでつなぐっていう。
あれも技術だから。
まあ即興性、即興芸ではないとね。
そうですよね。
とは思うからな。
確かに。近いっちゃ近いんでしょうけどね。
あれをね、ちゃんとやる自信はあるんだけど、面白いものになるかどうかはね、わかんないかなと思いながら見てるけど。
なんとかフェスティバルとかでさ、パッと行って、行きかお客さんの前でやるって。やってみたいけどな、出せるものはないな。
そうですね、ないな。
踊りもないか?踊りはある?
踊ってる人もいますけどね。
でもそれをね、じゃあこれから踊りますって言ってやるもんね、だいたいね。
そうですね、はいはい。
ストリートでね、みたいなことは。
でもストリートっていうのが近いかもしれないね。
そうですね。
ストリートで見せられるものみたいなことに関しては、いいなあと思うんですよ。
決まっててもなんとか、ブラスバンドとかがさ、更新してるのもかっこいいなと思うし。
かっこいい、あれもかっこいいですよね。
ストリートピアノ。
あります。
しじきめちゃめちゃ流行りますって。
流行ったよ。
仕込みとは言わないんだけど、ある程度作ってんだけど、見てるお客さんから飛び込みで、
違う楽器が入ったり、バイオリンとかサックスがピアノに入って、即興でパンパンパンってやって。
ああ、オペーションが。
いいなあ。
あれめちゃくちゃいいっすよね。
あれかっこいいなあと思って。
すって去っていくわけですよ。
めちゃくちゃかっこいい。
ああいうの最高に憧れるわ。
そうですね。
トランペットとかやってて、ストリートピアノとか見て、ああ、あの曲かみたいな。
一緒にセッションとかしたいっすもんね。
ルパン三世どうですかって。
めちゃくちゃいい。
ああいうの見たら、でもあれっていうのこそ即興芸術だよなって思う。
そうですよね。
そこにお客さんがパッて来て、それは言語の壁も越えちゃうしみたいなこと見ちゃうと、
あれはほんとアメイジングですよ。
いや、いいなあ。
その頃さ、ニューヨークとかだとさ、歌も含めてとかやったりとかしてると、
そういう文化圏って、そこだけ見てるとやっぱいいね。
いいっすよね。
かっこいいよなあ。
そこのかっこよさにしびれるね。
あれはしびれちゃうなあ。
ちょっと前、下手なピアノ、ストリートピアノ弾くなみたいなこと言われたけど。
ありましたね。
それはそれで別問題ね。
上手いやつだけ弾きたいというよりは。
それも遊びで子供が弾いたっていいんだけど。
全然いいんですよ。
あの即興性は羨ましいなあ。
かっこいいっすよね。
ストリートピアノはね。
いいっすよね。ささっと帰りたい。
そうそう。
もしかして、有名な方ですかみたいな。
エセックスくらいした。
そこまでワンセットかな。
そうなんですよ。
この自己顕示欲みたいな。
ちょっと後ろ髪は引かれたい。
でもなんもなかったら寂しいから。
誰も声かけてくれないみたいな。
あれあれで寂しい。
そこまでストーリーにしてるのが我々だよ。
ダメなんですよ。
そんなの求めてるがダメなんですよ。
演出家の影響と憧れ
演出家に言われるやつね。
自分出すんじゃねえよみたいな。
面白い。
でもそこには憧れの曲地としてはあるかな。
ストリートでできることっていいよね。
いいですよ。
すごい憧れあります。
自分の身一つと何かで、全く知らない形で。
でも路上ライブもそうだよね。
近いね。
止まりたい人はいるから、それってすごいなと思って。
ちょっと聴いてみようかなみたいな。
本当にすごいことだから。
CD買ってくれるとか。
もっとすごいですよね。
届いてる実感はすごく感じられるよね。
こちらが発信したものを、
何のゆかりもない人にフックがかかって届いて、
みたいなことの実感があるっていうことに憧れがあるかもしれない。
我々は映像でも見に来てくれる人とか、
劇場に来てくれる人っていう前提があるから、
ある程度信頼関係があった状態で来てくれてる。
当然先にお金払ってくれてるわけだし。
後からね、よかったですって。
投げ銭でお金を入れてくれるっていう関係性にも憧れてるのかもしれない。
路上ライブとストリートアート
そうですね。
そういうのを感じる。
でも路上ライブもそうだよね。
そうですね。
弾き語りの人とかね。
絶対できない。
絶対できないです。
なんか下北祭とかね、詩を朗読してる人とかいるじゃん。
昔、漫画とか読んでる人がいらっしゃいましたよね。
ああいうのもできない。
知り合いに長篠朗読をやる人がいて、
居酒屋のところで、
中から選んでもらって朗読をしてほしいかっていう。
お客さんに選んでもらったやつをその場で朗読するっていう。
なるほどね。
ってやってる方がいて。
今まではまだ見に行けてないんですけど、
面白いから今度行こうよって。
長篠朗読詩。
そこまでできたらかっこいいなって。
そこまでできたらすごいね。
そうですね。
それは懐かしいかも、うちらの即興的なものとしては。
本を何冊か持ってて、
じゃあこれ選んでください、読みますよみたいな。
そうですね。
それは新しいね。
前から言われてるんだろうけど。
確かにそれは目からうろこかもね。
いいな。
いいね、そういうのは。
そういうのいいな。
なるほどな。
確かに漫画読んでる人とかもすごいテンションですもんね。
あれね、大声。
あれ、下北沢じゃなきゃできないんだろうな。
でしょうね。
下北沢で血が。
あれは全然本当。
漫画をこう、ロードコインに出して。
いっぱい漫画が前にあって、
で、この北斗の拳のここを読んでくださいみたいな。
そこをすんごいハイテンションで読んでくれる。
すごいですね。
効果音とかも、ギギギギギとかも、ちゃんと読んでくれる。
ヒヤーとか言いながら。
やってくれる。
すごい。
名物だよね。
そうですよね。
今あんのかな。
いやもう今見ないですね、あの人。
再開発に伴い。
そうですね。
行き前開発に伴い。
ガードしたらね、やられてたんですけどね。
もうなんか占いの人とかもいなくなっちゃったしね。
いないですよね。
そういう、いわゆるアングラ感みたいなのがなくなりつつあるからね。
寂しいっちゃ寂しいけどね。
そうですね。
手相占いとかもあんま見なくなりましたね。
あれもストリートだね。
そうですよ。
確かにストリートですね。
あれもストリート。
ストリート術ですね、あの。
怖いね、あれもね。
あれもね。
何かわけわかんない人が来てさ、占ってくださいって言ってさ。
そうですよ。
で占うんすか、ストリートですよね。
あれもストリートだね。
しかも発信できないもんね、ここに。
占いますっていう、なんかねテーブルがあるだけで。
ぐらいの。
結構そういうストリートに憧れるのがあんのかも、俺。
石売ってる人とかもできないもん、俺。
あー。
はいはい。いますよね。
露天性だね。
石に塗ってさ、塗ってる人いたじゃない。
いましたね。
ああいうの、まあ今はその法律的に、条例的にできないんだけど、
ああいうのね、すげえわかんなくなって、ね、わかんないからやろうって言って、
いやできねえなあと思って。
そうですよね。
対応できる気がしないもんね。
はいはい。
ちょっとそれもできないな。
その辺のストリート、
あ、でも今もう見ないしなあ。
見ないですね。
そうですね。
あんまりほんといなくなったなあ。
石、まあまあね、色紙に石描いたりとかもいましたよね。
似顔絵描きますね。
似顔絵描きますとか、はい。
ここはもうね、道具船とかにもいらっしゃるもんね。
そうですね。
だからそういうのにも憧れるから、やっぱストリート的な、
あ、でもストリートに出ること自体に憧れがあんのかも。
街という場所で。
そうそう。
俺一人でストリートに出るっていうことに憧れがあんのかも。
何かに守ってもらわないと表現できない。
守ってるとは思ってないんだけど、
何かに関わってる中で活動するのが基本なんだけど、
身一つでストリートに表現者として出ていくとか、
大助として出ていって何かを言うとかに憧れがあんのかもしれない。
はいはいはい。
そっか、それはありますね。
そうそう。
絶対。
それが一番近い感覚かな。
やれって言われて一番できなそうなところだから、
できないものにやっぱ憧れを感じるから。
そうですね、ほんとにそう。
どちらかでそっちのほうに近いんじゃないかな、俺のその、
心理的には。
無理だもんな。
弾き語りで何かオリジナル曲、
自分がこっそり書いてるやつに曲つけて弾き語りとか、
メンタル相当すごくないと無理よ。
役でやってくださいって言われたらできるのよ。
そうなんですよね。
そうですね。
こういう役があるんで、
即興でやる役をストリートでやってくださいって言われたら、
これはできるのよ。
そうなんですよ。
ストリートで出ていくことに、
すごい抵抗ができる。
そうなんですけどね。
あれってほんと不思議ですよね。
バックダンサーとかもやるんですけど、
バックダンサーって船原孝道なんですよ。
言ってしまえば。
役じゃないから、
カッコつけれないんですよね。
キザな感じで踊るとか、
っていうのはあるんですけど、
どうしても自分が出ちゃうっていうか、
ちょっと照れくさいくなっちゃうんですよね。
見えゆく見えゆくみたいな。
だからバックダンサーっていう役で、
踊ってるっていう考えを持って、
踊らないとウインクとかできない。
そうだよね。
コーラスラインみたいな。
セクシーな衣装着てバックダンサーで踊るっていうの。
個人でやったら恥ずかしいけど、
そうなんですよ。
こういうステージングに割り当てられてるから、
できるみたいなことはあるかもしれないね。
不思議ですよね。
本当だから俺って役者なんだなって思います。
役がないとできない。
ただでも相方とかはダンサーだから、
いや全然そんなこと考えたことないっすねみたいな。
いやもううちらうちらでダンサーだから、
全然もうカッコつけれますけどみたいな。
その感覚がほんとないみたいな。
そうそう、そういうのもあるよね。
なりきらなきゃダメなんでしょうね、うちらは。
そうそう、なんか一枚かぶんないとできない。
だけど、練習っていうか養成所自体はさ、
もっと自分をさらけ出せみたいなことを言われたりするわけじゃん。
そういうとこの葛藤だったんだなと今考えると思う。
だからクラウンの人たちもそんな感じですもんね。
赤い鼻をつけたら飼われるみたいな。
マスクだね。
マスクとかで。
そうだね、そういうのはあるかもしれないね。
確かに俺なんかマスクかぶったら牢状でできる気はする。
プロレスラーにもなれる気がする。
なれる気がします。
そういう人格をやっぱり一枚かぶるとできるっていうのは。
多分それは人によってそれぞれなんだろうけどね。
前回言ったみたいな、
自己表現を欲求にしてるのかみたいな、
差分なんだと思うんだけど、個性なんだと思うんだけど。
そうだよな、そういう即興性ね、憧れるな。
でも無理だよな。
船原貴道じゃ無理。
俺の小松大輔じゃ無理。
絶対無理ですよ。
私もできないですね、恥ずかしくて。
それこそワークショップのアシスタントとかをやる機会があって。
ペットボトルやったよね。
あれとかもそうでしたね。
時間で子供に接しなきゃいけないっていうので、
すごい、こういうの私恥ずかしくなっちゃうタイプなんだって気づいて。
演劇関係者で見ててくれる人とかもいたので、
そういう方からやっぱり、こういう作るのが大好きな子っていうのを、
役を自分で作っちゃえばいいよっていう。
やっぱりそういう。
はるこお姉さんだよって。
そういう感じの1個キャラクターを作って、
それにいつもハマっていけば、恥ずかしくないと思うよっていうのを作ってくれて。
はっ!って思いました。
無理よね、絶対自分じゃ無理。
結局職業的にそうやってないと、続けられないじゃん。
持たないじゃん、メンバーが。
ずっと個人で社会とぶつかり続けるのは無理だから。
無理ですね。
そういう防衛的なこともあると思うんだけど、
基本的にはそこつらいっすって思っちゃう。
そこに憧れな。
岡本太郎と自己表現の哲学
そういう姿勢なのかも。
社会に個人で立ち向かっていくみたいな姿勢なのかも。
なるほど。
岡本太郎さんとか、芸術家の人たちもそうだけど、
そういう姿勢なのかも、俺が憧れてるところって。
個人、本当の社会性を脱ぎ捨てて、
本当の人間、一個人で社会に退治していくっていう姿勢に憧れてるのかもしれない。
聞いてて思った。
それはあるか。
社会で暮らしていくとか、職業で長く続けるには、
そういうことを役割を与えられて、その役割をこなすっていうのは基本的な仕組みだと思うんだけど、
そこから抜ける、抜けてやる、生きるみたいなところに憧れてるのかもしれない。
ストリートって思ったのは。
そうかも、そうだろうと思う。
そういう魂って言うんですか。
そうそう。
ソウルの強さなんだろうな、走行性とか。
飼い猫が脱走して、野良猫になるみたいな。
そういうことですよね。
動物園のトラなのか、サバンナに。
行きたくないじゃん、サバンナに。
いや、無理ですね。
ちょっとトラ演じててとか、ライオン演じててとか、たまにガオーって吠えてて、
どちらかというと、我々極限のライオンよ。
そうですね。
じゃなくて、俺はサバンナのライオンで、狩りをして生きていくぜみたいなところに憧れてるライオンなのかもしれない。
すごくわかりやすい。
わかりやすくなった。
サーカスのライオンとかがダメかっていうとか、社会的な価値が低いかっていうことじゃなくて、
俺はあれですごいんだけどね、みたいな。
それはそれでちゃんとお金をもらえるんだけれど、
そこはそれとして、そこを両立できるライオンみたいな感じなんじゃない?
芸術家って。
サバンナに行っても、狩りもできるし、動物園入っても、ある程度順応するし、
たまにはサーカスもしちゃうぜみたいなことされると、
いや、それはさ、みたいな。
生きていくの大変じゃね?ってなっちゃう。
そういう感覚なんだけど、でも俺はサバンナでもう生きていけるぜみたいな魂の持ち方をされてると、
生き方をしてると、
なるほどね。
っていう感じかもしれない。
確かに。
それは憧れますね。
サバンナに行きたくないよ。
無理だな。
人っていうものはね、発展をやっぱり求めて。
求めてるからね。
補償とね。
そこでほら、サバンナで生きてるライオンの演技をしながら僕ら生きてるわけじゃない?
仕事をしながら。
そうですね。
俺は本当にサバンナで生きてるからなみたいなライオンを見ると、かっけえな。
かっこいいっすよ。
確かに。
ことなのかな?なんかその姿勢とか生き方みたいなところに。
生き方。
なんか僕らがさ、俳優がエネルギーを燃やしてないかっていうとそういうことじゃないんだけど、
そうですね。
やっぱその身の置き方みたいな。
そしてそっちにもいけるぜ。
100%そっちじゃないんだと思うんだけど、そっちにもいけるぜみたいな覚悟の持ち方に憧れてる感じはするな。
自分に話を聞いてて今思ったんだけど。
いやーいけないもんな、サバンナは。
いけないですね。
万人の闘争の状態に行きたくないじゃん。
いけいけ。
誰も頼れないんだぜ、サバンナは。
そうですよ。
何もないんすよ。
狩りをして生きてくださいだから。
携帯もお金もない。
水とかどうするみたいな。
ワンチャン他から襲われますみたいな。
いやーそうですね。
ライオンだけどみたいな。
こわっ。
っていう覚悟の話なのかなとも思ったりして。
別に俺はサーカスのライオンに誇りはあるんだけど。
はいはい、もちろんもちろん。
そんな感じする。
こんな感じです、あれは。
いないですね。
サバンナのライオンだったんですね、結局。
憧れは。
憧れは。
表現とルーティーン
よし、じゃあエンディングですね。
はい。
今週もコジラセシアターを聞きいただきありがとうございます。
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来週もぜひお聴きください、ということなんですが。
あ、そうそう。
次回のテーマは春3回になるんですけど、何か決まってます?
別に決まってなくても大丈夫ですけど。
そうですね。
ルーティーンありますか?っていう。
あー。
芝居前とか。
舞台の本番前っていうんですかね。
はいはいはい。
劇場に入ってからのルーティーン。
あー、ルーティーンね。
あるね。
ありますあります。
とかジンクス持ってる人も多いよね。
そうですね。
ここに寄ってから来るとか。
ガンガキ持ってるしね。
あと生活上も結構ルーティーマークもあるから。
あー、なるほどね。
聞いてみたいですね。
聞いてみたいね。
知りたい知りたい。
俺も誰にも言ってないルーティーンがあるんだけど。
え、気になる。
誰にも言ったことない。
恥ずかしいルーティーンがある。
あー、でもあるよね。
あるっていうか、本当にあるもんね。
結構いろんな人がジンクス持ってやってるからね。
社会の俳優とか、表現関係じゃなくても、
必ず右足から靴履くとかね、
そういう人いるもんね。
いますもんね。
確かにね。
それ結構面白そうですね。
じゃあ次回のゲーム、それでいきましょうか。
はい。
では、今回本編は以上で終わりたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。