1. 古代の福岡を歩く
  2. S2 5回目は糸島の神功皇后の..
2016-10-29 29:26

S2 5回目は糸島の神功皇后の足跡を辿ります。

神功皇后は朝鮮出兵の下見のために糸島をぐるっと一回りして雷山に登り、
そして背振山に登り、那珂川方面へおりて、住吉の神のために神田を造ります。
それが現在も残っている裂田の溝という灌漑用水路として残っています。
それから本拠地の香椎宮へ戻ります。
今回はその糸島を歩きます。
まず、訪ねたのが周船寺付近から国道56号線を南にちょっと入ったところにある染井神社です。
本殿から歩いて5分くらいのところに染井の井戸があります。小さな鳥居があってその鳥居をくぐったところに苔むした井戸があります。
ここで神功皇后は鎧で占いを行っています。
白い鎧が赤く染まれば朝鮮出兵は成功であろう、という占いです。
占い叶って鎧は赤く染まります。そして、本殿へ向かい赤く染まった鎧を松に干すのです。
その松がいまでも枯れた状態ですが本殿横に残っています。
さらに近くの山には直径20メートル程の鎧を干した岩~緋おどしの岩も残っています。
※写真は染井の井戸
「古代の福岡を歩くリポート」
糸島市の三雲・井原遺跡から出土した、弥生時代後期(1~2世紀)の硯のかけらが二つ、伊都国歴史博物館3階に展示されています。
日本で2例目と3例目という貴重な品。
今の硯と違って海や丘の部分が無い平らな板石なので、びっくりです。
しかも白っぽい色。ご案内くださった糸島市教育委員会文化財係主任主査の平尾和久さんは「ここに確実に墨を使う人たちが常駐していたと考えられる。
しかも楽浪系の土器が見つかった穴と同じ場所から2つとも出土。
おそらく楽浪から来た人たちが使ったのでは。
魏志倭人伝の文書を裏付けるものだ」と、教えてくれました。
特別展「王の鏡」が開催されている11月27日までの展示です。
この特別展がまた、見渡す限りの国宝で、すごいことになってます!

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