1. 古代の福岡を歩く
  2. S2 8回目は壱岐国を紹介しま..
2016-11-19 29:24

S2 8回目は壱岐国を紹介します。

壱岐国から発掘された遺物は、現在大宰府の九州国立博物館で開催中の「海の王都・原の辻遺跡と壱岐の至宝」点でみることができます。
ここには壱岐の代表的な遺跡、原の辻遺跡とカラカミ遺跡の大変貴重な遺物が展示してあります。
中でも目をひく展示物は人面石。やわらかい凝灰石を使って人の顔の形を作ったものです。
目は大きく彫り込んで、口は貫通しています。中でも特徴敵なのは眉毛、片方の目に二筋、合計4つの眉が線状に彫ってあります。
15センチ程の大きさで、どうやら祭祀の時に使われたのではないかといわれます。
そして、土笛ではなく、ヤシ笛。大きさは土笛より一回り大きく、穴は上に4つ下に二つあけてあります。
果たして弥生人はどんな曲を奏でていたんでしょう。
そして、カラカミ遺跡から出土した大変珍しいものがあります。
それはイエネコの骨です。
弥生人はネズミの襲来に手をやいていたそうで、そのネズミをとるために猫を運んできたのだろうといわれます。きさは現代の猫とあまり変わらないそうです。
これは一見の価値があります。
展示会は12月4日まで開かれています。
※写真は人面石
 「古代の福岡を歩くリポート」
10月に国の史跡に指定された、古賀市の船原古墳から見つかった「馬冑(ばちゅう)」。
馬の顔を覆うように張り合わされた金属板は、目の周りのふくらみ、鼻先から頬あてにかけての緩やかなカーブが見事です。
さらに固定させるためのバックルも残っていました。
当時の技術力の高さとともに、思わぬ保存状況(冑に杉材の痕跡が残っていた!)まで判明したのは、土ごと取り出して科学分析を行ったおかげ。
ちょっとだけ詳しく、クリーニングと復元作業を担当した九州歴史資料館学術調査室保存管理班の小林啓さんに伺いました。
馬冑は、12月11日まで古賀市歴史資料館「船原古墳展」で展示されています。
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