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#190【ゲスト回】0対9で負けたとき、どう声かける?▼不登校35万人の時代に考える▲
2026-10-31 55:25

#190【ゲスト回】0対9で負けたとき、どう声かける?▼不登校35万人の時代に考える▲

子どもがサッカーの試合で大敗―、あなたならどう声をかけますか。小中学校の不登校児童生徒35万人の時代に、子どもと大人の関わりについて考えます。

【ゲスト】杉本昭一(一般社団法人こども環境デザイン代表理事)

【聞き手】山田俊介(岐阜新聞社報道部)

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感想

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サマリー

杉本翔一さんを迎え、サッカーで0対9と大敗した子どもにどう声をかけるかを出発点に、子どもとの関わり方を考える。不登校支援では、子どもを変えるのではなく、周囲の人・物・場所・制度などの環境を変えるという一般社団法人子ども環境デザインの理念が語られる。通知表の数字や現在の学習量だけで子どもを判断せず、本人の目標や思いを聞くこと、学校に戻すことだけを支援のゴールにしないことが重要だと説明される。文部科学省調査の2024年度の不登校児童生徒数は全国で35万3970人、岐阜県で5897人に上り、多くの子どもが家庭で過ごしている実態も紹介された。保護者の孤立や就労制限に対して、経験者との交流、在宅就労の講座、柔軟な雇用形態などの支援が必要だと話す。子どもごとに安心できる人・物・場所は異なるため、個別に信頼関係を築く支援が求められる。発達サポーター養成講座のように、学校や地域で子どもを支える大人を増やす構想も示された。最後に、家庭や職場で先に話し出さず、様子を見て話を聞く時間を増やし、指示ではなく気持ちを引き出す声かけを、短く頻繁に続ける実践が提案された。

0対9の試合で子どもにどう声をかけるか
結構、それってあれですもんね。 いわゆる大人の中で言うと、アツみたいな感じですもんね。
社会人の中の上司、部下の関係の中で生まれがちな。
岐阜新聞の社員が、紙面には載らない岐阜のこと、岐阜じゃないことを 本音混じりに語り合うポッドキャスト▼ききかぢ、報道部山田俊介です。
今回は、ゲスト回。
今年9月に発足した岐阜市の一般社団法人、 子ども環境デザイン代表理事の津本翔一さんです。
よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
岐阜市の教育行政に携わった経験のうちで、 現在は民間企業に勤める方々、不登校支援に関わっていらっしゃいます。
ということで、今、全国の小中学校で 学校へ行かない子どもが増えています。
そんな中で、杉本さんが立ち上げた法人では、 子どもを変えるのではなく、環境を変えるという理念を掲げています。
子どもが学校へ行かないとき、周りの大人は どうするといいかということですが、
先日、設立総会が岐阜市教育署で開かれまして、
冒頭で、杉本さんご自身が話してみた、 息子さんのお話が一緒で聞きました。
息子さんがサッカーをされていて、
部活でサッカーをしていて、
小学校から小中高と続けているんですけど、
勝てない試合は結構これまでもあったなと思っていて、
その時、私たち保護者って、小学校の時も中学校の時も高校になった今でも、
保護者応援に行くんですけど、
勝ったときは本当に万々歳でいいなというふうにあるんですけど、
負けた子どもたちで、しかも結構、この前ですと0対9という形で、
0対9。圧倒されてしまったという。
もちろん、毎評判的にむちゃくちゃ強い優勝候補みたいなところなので、
辛いだろうけれども、やむを得ないところもあるのかなと思いながらも、
負けて戻ってくる生徒のみんな、子どもたちに何て声をかけるといいのかなというところ。
それはやっぱり私たち保護者も、毎日週5とか週6で朝練やったり夕練やったりして、
すごい頑張っている子どもたちを見ている中で、
その頑張りが届かなかった時に、何て答えるといいのかな、
私たちが何て声をかけるといいのかな、
こういった不登校支援とかということも全然関係なく、
本当にどの子どもに対しても、親としてどんな関わり方とか声かけ、
働きかけができるのかなというのは、本当に日々自問自答しているところで、
その時もまさに一緒に応援していた保護者の方々とも顔を見合わせながら、
何て声かけて私たちを迎えるといいのかな、みたいな。
いや難しいですよね。
ただ頑張りは認めたいというのもあるでしょうし、
0対9という数字だけでは見えない部分というのを、
子どもたちとして分かってほしい部分というのもきっとあるでしょうし、
そこをどう受け止めて声をかけるかって、
結構親としては考えさせられる部分だなと思いながら。
もしかしたら10点取られずに良かったと思っているパターンもあるかもしれなくて、
確かに。
そういうのって、私たちじゃ分からない子どもの思いとか、
今日どういうふうな目標で試合に臨んだのかというところも、
私たちは分からないところもあるので、
保護者にとって大事なのは子どもの声を聞くとか様子を見るみたいなところに、
もっと時間を割いてもいいのかなと。
どうしても喋っちゃうところが、
自分たちの価値観、教育観、思いで。
先に一歩踏み込んでしまう。
まず向こうから踏み込んでくるのを待つというのも姿勢としてあり得るということですよね。
通知表の数字だけで判断しない
そう思います。
サッカーのお話、他のことでもいろいろ同じようなケースってあり得るなと思ったのが、
例えば通知表を持って帰ってくるというのがね、
今結構学校が前後期制で、今ちょうど後期が始まって、
少しずつまた頑張り始めている頃だと思うんですけど、
前期終わって通知表を持って帰ってきたその中身によっては、
結構その親さんの声かけの中身が問われる場面ってあるなと思ったんですよね。
例えば二重丸々三角みたいな評価が、
その科目ごと、その項目ごとについてたりして、
なかなかその成績通知表っていうのが、
かんばしくない結果だったっていうことはあり得ると思うんですけど、
全くその二重丸がなくて三角がほとんどになっていたりとか、
丸ばっかり並んでいるみたいな風な時に、
どう声かけるかって結構難しいなって、
親としては言いたいっていうのもあるかもしれないけれど、
けどまずはそこでもお子さんの言葉を聞くところからとか、
手渡す時の様子を見るところからみたいなところがあるんでしょうかね。
そうですね。どうしても僕自身も結構小学校中学校で勉強を、
自分なりに頑張ってきたっていうことがあるので、
どうしても自分の子供も頑張るんだろうみたいなところで見ると、
やっぱり僕が大事にしていたことと、
今の息子や娘が大事にしていることってやっぱり違うと思うんですよね。
それは教科の中でもこの教科があっていうこともあれば、
この前期は、この後期はここを頑張ろうと思ったことがどうだったのか、
みたいなところがやっぱりあるなと思っていて、
なのでそういった意味でもやっぱり通知表も見て、
ただに5、4、3、2、1っていうその数字だけで、
なかなかその前期の半年間を3ってなった時に、
この半年っていう長い期間を3だけで評価してしまうというか、
先生も多分心苦しいところもあるんじゃないかなと思うんですけど、
もっと評価してあげたいなっていうところもあるかもしれないですけど、
そのあたりもやっぱり数字だけでは見えないところもあるし、
子どもの声をちゃんと聞いてあげたいなと思いますし、
そもそも私もこういう教育界隈の仕事をしだしてから、
私のような40歳前後の世代と今の小学生を比べてみると、
授業の時間ってそんなに大きく変わってないんですよ。
ゆとりで減ってるんですけど、その時を除けば基本変わってないんですけど、
教科書の量が2倍とか3倍になってるんですよ。
そんなに違う本なんですね。
違う。なので、同じ時間で量が2倍学んだり、
そういう情報量がたくさん入ってくるんですよね。
私たちの時に、例えば90点100点取れたのに、今の子たちが50点60点で、
でも学んでる量とか理解した量って、
もしかしてあんま変わらないんじゃないかなっていうぐらい、
今の子どもは大変で忙しいんじゃないかなっていうのがそもそもあります。
確かにツメツメになっちゃってないかなっていう。
私も今子どもが小学生、中学年なんですけど、
結構見ててしんどいんじゃないかなって感じる場面は、
家の中だけ見ててもそうですし、
学校でもたまに授業参観とかそういうところで、
逆にその学校での様子って見えないですけど、
あんまり楽しそうにはしてないかもしれないなっていうのが、
宿題に追われたりだとか、
今結構その宿題自体をゼロにしようって言って、
実践を重んじるみたいな学校も出始めてきてはいますけど、
結構今のお子さんって、
量的にどのぐらいかってあんまりちょっと考えられてなかったんですけど、
負担感が膨らんでるのかもしれないなって感じるときはありますね。
学校が好きだった経験と不登校支援
鈴木さんご自身はどうでしたか?
子ども時代、先生との関わり方ってどうでしたかね?
私はたまたま高等校の授業に、
今ここ10年ぐらい携わらせてもらってるんですけど、
私自身は、いわゆる小学校・中学校の学歴は、
本当に学校とか先生がむちゃくちゃ大好きで、
まさに小学校2年生・3年生ぐらいのときは、
自分の憧れがその担任の先生だったので、
先生が憧れの対象。
でもちょっとわかる気がしますね。
小学校のときの先生?
小学校の先生、私1・2・5・6が同じ担任の先生なんですけど、
その先生は幼い頃にすごい人だな、
こういう人になりたいなって思ってたんですよね。
担任の先生とかってちょっとかっこよく見えますよね。
だから基本的にまだ小学生の頃って、
いろんなことができない状態で、
それを一人の担任の先生に教わりながら身につけていくみたいなところで、
自分が必死になって身につけることを、
もう先生が完璧にできているみたいな。
それで結構かっこよく見える部分があったんですけど、
水門さんはどうでした?
私もまさにそういったところもありましたし、
厳しいんですけど優しいって感じで、
今で言うとかなり大罰スレスレなところがあるかもしれませんけど、
かなり怒られて厳しいっていう側面と、
でもすごく優しくて温かくて、
僕らのことをめちゃくちゃ考えてくれてるみたいな感じで、
怒られても納得していましたし、
厳しくされても自分たちが良くなかったなみたいなところもあったので、
そういう厳しいと優しいみたいなところが相まった方だったので、
本当にこういう人になれるといいなと思って、
小学校の時に行きたい高校は先生が言ってた高校、
どんな高校か知らなかったですけど、
この高校に行ったら多分ああいう人になれるんだろうなっていう、
単独的な思考で目指してました。
自分自身が学齢期の時に、
学校も先生も大好きで育ってきている中で、
教育委員会で当時の教育長の方から、
不登校、特例校の話を聞いた時に、
私は向いてないというか、
こんなに学校先生が大好きだと、
どうしても対局にいる可能性があるなと思っていたので、
この不登校の取り組みを僕自身が推進するのが適切なのかな、
自分でできるのかなっていうのはものすごく思ったんですけど、
不登校の子どもたちとか、
保護者の方とか支援されている学校の先生とか、
支援者の方々とかといろんな話を聞く中で、
大きく学校とか先生を捉えていたところから、
一人の子とか一人の先生、一人の保護者の方みたいな形で、
かなり解像度を上げてみた時に、
その一人のお子さん、一人の保護者の方を、
何か手助けになるようなことをできるっていうことは、
引いては何十人何百万人いる子どもとか保護者の方の、
何かしらの手助けの一条になるんじゃないかって思ったので、
この学校先生大好きから、
学校先生がちょっとしんどいよっていう場合の子もいる中で、
ここの触れ幅ある授業を自分自身ができたことによって、
ものすごく自分としてもハマっていったんじゃないかなと。
両方わかるようになったっていうことですね。
そうして大局にあるであろうと思っていたところが繋がるっていうのが、
また面白いですね。
これは本当に想像もつかなかったなと思いますね。
通知表もそうですし、
結構一つ一つが重荷に感じてしまうような局面っていうのがね、
子どもたちにとってはあったりするのかなっていう中で、
福島さん、親としての関わりっていうのと、
不登校の支援としての関わりっていうので、
両面から子どもたちの姿っていうのをご覧になってるわけですけど、
子どもに頑張ってっていうふうに求めすぎてるんじゃないかなって感じる場面とかってありますか?
今の情報の量みたいなところが劇的に増えている。
求められていることがすごく増えている。
一方で、夢や目標みたいなところも持った方がいいよみたいなところで言われていて、
ただ日本全体で見ると65%の子どもたちは夢や目標があるよって言っていたり、
でも今はないっていう場合ももちろんあると思うので、
何かそこをあんまり強制するものでもないなと思うんですけど、
何か将来に向かってのビジョンを持ってほしいとか、
そのための基礎的な学力として勉強もしっかりしてほしいとか、
そういったところで、
学校とか社会とかの中で今の子どもたちに求めすぎていることが結構あるんじゃないかなと思っています。
男になる子どもたちっていうのも、やっぱりそういったプレッシャーの中で
気持ちがしんどくなるなとか、誰かの期待に応えたいんだけど、
応えられる状況じゃないなっていうところで、
気持ち的に落ちてしまうところもあるんじゃないかなと思っていますし、
子どもを変えず環境を変える理念
その子自身が何を大切にしているのかとか、
何を認めてほしいなと思っているのかっていうところは、
やっぱりその子の様子を日常的によく見たり、
声を聞いたり、話を聞いたりっていうところをきちんとしていく必要があるなと思っているんですけど、
やっぱりそういう声をその子自身が上げたり、
態度とかで示したりできるような関係性のある人が、
保護者も含めて周りに一人でも多くいるといいなというふうに思っています。
今、一人でもそういった大人が増えていくといいっていうところでいくと、
先日立ち上げられた法人の理念で、
子どもを変えるのではなく環境を変えるっていうのもそこにちょっと関わってくる話っていうことですかね。
まさにそうです。
この理念に至った経緯っていうんですかね、
どんな経験がきっかけで子どもを変えないっていうふうに掲げられたっていうのもあります?
そうですね、私たち立ち上げのメンバーが4人、
全員もともと教育行政に関わってたメンバーであると。
だから一方で誰も教員ではなく、
あくまで行政職員という立場で教育行政に関わっていたっていうところがあるので、
何か子どもたちに対して直接的にアプローチをする、何か教えるとか、
そういったところは私たちがこれまで培ってきていないところですし、
そんなに上手にできないんじゃないかなっていうところもあるのが私たちこの4人かなと思っています。
本当にそれぞれ2人や3人の子育てをしていますけど、
自分の家庭の子育てですらなかなかままならない父親4人なので、
子どもに対して直接何かということではない軸で、
でも子どもにとっていい社会とか未来を作れる方法って何かないかなと思ったときに、
子どもって当然一人で生きていくってほとんどないなと思ったときに、
何が子どもを取り巻く環境としてあるんだろうと思うと、
それは保護者とかおじいちゃんおばあちゃんとか、
あるいは先生とか、習い事の先生とか、あるいは地域の方々とか、
そういった周りには人がたくさんいるな、お友達も含めてですね。
たくさんいる周りの人であるとか、あるいは物であるとか、
今本当にiPad含めていろんなデジタル機器もありますし、物理的な物もたくさんあるし、
あとは環境です。
この環境は物理的な学校とか家とかっていう空間もあると思いますし、
もう少し広い意味でいうと制度とか仕組みみたいなところも環境かなと思うんですけど、
こういった人とか物とか場所みたいなところをより良くしていくことが、
子ども自身が思い願うことをあまり閉じずにのびのびやれるといいんじゃないかなと。
やっぱりどうしても子ども自身を成長とかやりたいっていう思いとか、
その子が持っている力とかを何かしら妨げたり邪魔しちゃったりすることが、
普通に生きていくと結構多いんじゃないかなと思っていて、
なのであれしちゃダメだよとか、こっちしなくちゃいけないよとか、
そういった声かけもやっぱり、別に全部が間違ってるわけじゃないですけど、
何か子ども自身が思っている思いとか力とかを発揮できる方向で、
ある関わり方とか環境を用意できるといいなと思っています。
設立の時に子どもが頼れる人を増やすっていうことだったりとか、
時間、空間、仲間を豊かにする、子どもの周りの環境を変えるっていう方向性も
全部合わせて示してみえたんですけど、
これどうですか?一番不足しているもの、特に不足を感じるものがこの中でありますか?
それとも全部やっぱり等しくというか、どこもこれ今ちょっと足りない要素だなというふうに感じられますかね?
そうですね、やっぱりこれでも実は子どもだけじゃなくて大人もっていうところがセットなんですけど、
子どもの環境を良くしたいなと思う思いは、その周りの大人の人たちの環境を良くすることとイコールだなと思っているので、
子どもが頼れる人を増やしていきたいっていうのはもちろんありますし、まだまだ足りてないなと思っています。
ただ子育てで悩んだり、登校の子どもさん、どのように対応すればいいのかなっていうふうに不安だったり悩まれている保護者の方も
頼れる人は一人でも多いといいと思っているので、まさに私たちが掲げているこの頼れる人を増やすとか、時間とか空間とか仲間ということを増やしていくということは
子ども自身にもそうですし、そこを取り巻く環境の一つである保護者とか先生っていう人たちの自身が頼れる人、
あるいは仲間、空間、時間みたいなところも増やしていきたいという思いがあるので、そこは一緒にやっていきたいなというところですね。
不登校35万人の実態と学ぶ権利
ここで改めて統計的なところのお話も挟んでいきますが、文部科学省、文科省の2024年度の調査、もうすぐ最新の統計がまた出てきますけど、
2024年度の調査ですと、全国の小中学校で不登校の児童生徒が35万3970人に上っていると、前年度から比べても2.2%増えています。
岐阜県内では小中学生合わせて5897人ということで、
この数字どうご覧になっていますか。教育行政に携わられたということもそうですし、その後の関わりとしても不登校支援に携わってこられる中で、これだけ数が増えてきているということを。
ありがとうございます。私がいわゆる学びの対応科学校を制度設計させていただいたときから比べると、本当に非常に大きな数になってきているなというところは
実感しています。合わせてフリースクールと含めて、学校外の学びの場所というところ自体も増えてきているかなと思うので、
ここの数字の増え方のところにもちろん目は行きますし、そこも注視していかなくちゃいけないというところもあるんですけど、
やっぱり数字だけでは見えない1人の子どもがきちんと学ぶ権利が保障されているのかというところ、それは学校という場所でもいいと思いますし、
学校以外のフリースクールを含めたところでもそれはいいと思うんですけど、何かしら子どもが学ぶ権利をきちんと保障されている環境を、
私たち大人が一緒になって作っていくというところが大事かなと思っています。やっぱりご家庭にいらっしゃる不登校のお子様が圧倒的に多いと思うんですよね。
フリースクールに通われているのは全国でも4%とか、不登校の子どもたちの中の4%とか5%なので、非常に多くの子どもたちは外に出ていくというよりかは、
家の中で何かしらの形で過ごしているということが多いので、やっぱりこの数を見たときは、もちろん学校という環境を良くしていくことも、
フリースクールという環境を良くしていくということも、社会として進めていくべきだと思っていますので、そういった事業を私たち、私の会社でも取り組んでいますし、
この団体でも取り組んでいきたいと思っています。合わせて、多くの不登校の子どもたちが家にいるということも実態としてありますので、
何かしらその家にいる子も学ぶ権利を保証できたり、あるいはいろんな人とつながれるような機会というところは作っていく必要があるんじゃないかなと思っています。
不登校の子さんが増えているという話が出るときに、それ自体をネガティブな方向に捉えられがちな向きがあるかなと思うんですけど、
増えているんだったら、どういう手を使ってでも学校に引き戻した方がいいんじゃないかみたいな結構論調になりがちな、
だいぶそういうところが薄まってきてはいて、あらゆる点で多様化しているというといったところの理解が広がりつつはあるかなとは思うんですけど、
法人として支援のゴールというのはどこにおいて見えますか?
私たちは教育行政に関わっていたとはいえ、何か学校運営をしているわけでもなく、教員席でもないというところもありますので、
学校にとにかく戻したいみたいなことでは、私たちの活動の軸はないかなと思っています。
一方で、学校という場って先生たちという人がしっかりいて、物理的な建物であるとか学びの教材であるとか、そういったハード面も含めてあって、
支援としてはものすごく整った場だと思うんですよね。
それを一位民間企業のフリースクールで実現してみましょうとなると、なかなか人であったり環境であったり、お金を設けたりする必要も特にないですから、
そのあたりから学校と同じような環境を学校以外で整えようというところは結構難しいところもあるんじゃないかなと思っているので、
今、岐阜市を含めていろんなところで学校の中の環境をより良くしていこうという取り組みもされているので、そういったところはとても大事だと思っていますし、
その先にまたフリースクールというところは、そういった子どもたちの居場所学びの場としてきちんと成り立っていくという形の支援というのも社会としては必要なんじゃないかなと思っています。
あとは私たちの活動の軸という意味でいうと、ふとこの子どもたちを学校に戻していこうというよりは、保護者も子どもたちも自分のこととか自分の子どものことをよりよく理解していく。
なんとなく私もそうなんですけど、わかった感じになっているんですね。自分の保護者という自分自身のことも自分の子ども自身のこともわかった気になっちゃう。
子どもも自分のことをすごくまだまだわかっていないこともたくさんあると思っています。
私も今会社の中ではいろんな就職の支援とか人材関係の仕事をしていることもあるので、やっぱりその時に20代から50代60代の方々とお会いすると、やっぱり自己理解というところがされている方の方が圧倒的に少
ないなというのはデータでも面談の中でもよくわかってきているので、
何かしら子ども自身もあるいは保護者自身も自分のことをよく理解しながら、自分の今の思いとかあるいはこれからどうしていきたいかなみたいな願いの部分を大切にしていくというところを家庭の中でもできるといいの
かなと思っています。
お子さん自身がいろんな周りからの声かけによっていい方に働くこともあれば悪い方に働くんだとすると、何か不意をかけられて自分はこうなんだって思い込んでしまうみたいなことってあるのかなと思うんですよね。
それによって本当はこういう力があるはずなのに、引き出してもらうきっかけに恵まれないことで力を出せないまま、その力に気づかないまま年を重ねていってしまうということで、なかなか自分に本当に合った職業だった
りとか進路選択というところにつながりにくくなってしまうみたいなことにつながっていくこともあり得るのかなと思うんですけど、
何とかその逆をいけるようにするっていうんですかね。いいところに周りも気づいてもらえるようになるといいでしょうし、それを引き出してもらえるような大人に恵まれるつながりに恵まれるような形を作っていけると
いいということですかね。
そうですね。私たち保護者も子育て生涯はもちろんないですし、子供が10歳になったから子育て10年で何かしら知見が高まってきたかというと、むしろ子供の成長の方が早いくらいかなと思うので、保護者も自分のこと
とか子供のことを何でも分かっているよということではなく、やっぱり声を聞いてみたり、
様子を見てみたりしないとそこがわからないところが結構あるんじゃないかなと思っています。
本当にそうですよね。子供の成長のスピードの方が早いんだろうなっていう、そこに追いついていけてないんだろうなっていうのは結構親としても感じるところですね。
なかなか把握しきれないというか、一つちょっとうまくいった解消できた、何かちょっと障壁にぶつかったときも、乗り越えたなと思うとまた次の壁にぶつかってたりとかして、またそこでいろいろ考えないといけないこと
がある。
それをなかなか子供だけで考えて乗り越えていくっていうのが、なかなか小学生とかだと難しいっていうのもあるでしょうし、多分これ小中高と上っていく中で、いろんな壁にぶつかる中で子供だけで解決していけること
の方が少ないんだろうなと思うぐらいですし、
一緒に乗り越えていくためにも子供の声をちゃんと聞いていかないといけないなというのはぶつかる度に思いますね。
そうですね、親とか先生も他の友人も何か正しい答えを持っているわけでもないと思いますし、
さっきのプログラミング教育みたいなところも、先生とか保護者も自分が学齢期の時に当然やってきていないことなので、
そこは様子を見ていても子供たちと一緒に試行錯誤している先生のクラスの子たちとか、先生も何かわからないから一緒に調べようとか、
そういう形で一緒に学んでいっているところ、そういうところの子供たちの方が意外にプログラミング力が高まるのが早かったりして、
何か先生の知っていることを教え込んでいくんだというところよりも、もう少し子供にも委ねながら、あるいは子供が早く情報をキャッチアップすることもたくさんあるので、
そういったところを先生も取り入れながら他の子供たちにも広げていくみたいな形で、
本当に教える教えられる、これは先生も保護者もそうですけど、そういう関係性からどんどん一緒に学ぶとか一緒に考えるみたいなところも
ありだと思います。
かつてってやっぱり先生と子供って割と上下関係に近いというか、教えるというのが結構上から叩き込まれるみたいな感じでやってきている時代もあったと思うんですけど、
なかなかそれだけではちょっと難しい時代に問うになっていて、今はそれよりもフラットな目線で伴奏型というか、
一緒に学んでいく先生も一緒に勉強していくみたいな時代になっているというところで、
そういうところに地域社会も理解を深めていけると本当はいいんだろうなというのは予想でありますね。
保護者の孤立と働き方への支援
先ほどもちらっとお話が出ましたけれど、自立理念で周りの環境を変えるという中で、子供さんだけじゃなくて親の環境も整えていく必要があるという話、
ありましたけれど、清水さんのこれまでのご経験を通じて、保護者の方の孤立だとか不安、勤務形態をそのために変えざるを得ない状況ですとか、
そういったものをご覧になってきたというお話も設立の時あったと思うんですけど、
環境を整えていく中で今特に深刻だなというふうに感じになっていることとかってどんなことでしょうか。
そうですね、やっぱりお子さんが不登校になったという時にやっぱりお家にいるということになりますから、
保護者の方がその間、特に学年が小さいお子さんだと家で一人でということにはならないと思うので、保護者の方がお家にいる必要が出てくると。
そうすると保護者の方自身もご自身の働き方を変えていく。
それはフルタイムからパートタイムになったりとか、あるいは出社する仕事から在宅の仕事に変えるとか、
それが保護者の方にとって何かしらの転機になったりして思いもよらない良い効果があった場合も実際はあるんですけど、
やっぱりどちらかというと多くのケースは、そういった職業形態とか雇用形態を変えざるを得ない状況に追い込まれてしまうというケースを見聞きしていることがたくさんありますので、
そういった点で保護者自身の働くというところがかなり制限をされてしまうという実態はあるかなと思っています。
なので、そういった面での保護者の雇用とか就業形態みたいなところに対して何かしら私たち自身もソリューションというかアプローチをできるといいなと思っていますし、
もう一つ保護者の方の不安とか孤立みたいなところもあると思っていまして、
不登校がすごく増えてきていると言いながらも、クラスで何十人もいるかというとまずそんなことはなくて、
やっぱりクラスに一人二人となると誰に相談しようとか、ここからどこがどうなっていくのかなというモデルケースというか、
そういったところもほとんどわからないという状況になると思うので、
そういった意味での保護者の不安とかを軽減させてもらうという意味で言うと、
同じような保護者の方々の集える場であるとか、あるいはかつて自分の子供が不登校だったんだけど今は大学とか社会人になっているよという方々の、
そういったお父さんお母さんとのつながりの場みたいなのを作ることで、
少しでも今目の前で子供さんが不登校だよという状況の保護者の方にとって、この先がちょっと見えたりするかなと思っているので、
そういった交流の場とか、あとは在宅にいながら仕事ができるようなスキルを身につけていただくような講座とか、
そういったところは私たちの団体の中でも事業として取り組んでいきたいなと思っています。
保護者の方の孤立とか不安感というのは、先の見えなさから生じているんじゃないかなと思うところもありまして、
どうしても目の前のことを目の前のことに対処していくのは手一杯で、夢とか希望を描く、語るというところにまで持っていけないというところが、
親としてもきっとあるんだろうなということで、そういう中でつながりを作って、
過去にそういう経験で苦しんだけど今は乗り越えたよという話ができる方とつながるというのは、
今まさに困っている方にとっての希望になるんじゃないかなというのは思いますよね。
先ほどの勤務体系を変えざるを得ないという局面にぶつかった場合に、
どうしてもその親さん自身がなんとか変えることで対処していくというふうに、
今結構ならざるを得ないところがあるのかなということなんですけど、
ただそれだけではなくて、例えば学校だったりとか、教育生だったりとか、
勤め先の企業であったりだとか、周りが何か担える部分もあるといいんじゃないかなと思うんですけど。
今回、高校の子どもさんの保護者というところを見ていますけれども、
今いろんな介護と育児と仕事を両立していくみたいなところも難しい状況もあったりとか、
あとはもういろんな雇用形態、フルタイムではなくてパートタイムもあれば、
もう少しフレックスな働き方もあったり、働き方って本当に今多様になってきているなと思っています。
必ずしも週5日間フルで出社しなくちゃいけないという仕事ばかりでもないというところもあるので、
こういった働き方とか、各個人がもう少し選べるような雇用形態みたいなところは増やしていったほうが、
いろんなライフワークバランスみたいなところで取りやすいんじゃないかなとは思っています。
ただ今のパッと目先のことで考えてみたときに、
どうしても行政の政策として一人のお父さんお母さんの雇用の部分をどうするかみたいなところは、
やっぱり行政という大きな単位での事業としては難しいと思いますし、
私が勤めているようなある程度規模のある企業においても、
例えば売り上げとかそういった面で見たときに、
なかなか一企業も手を出していくことが難しいというニッチなというか、
狭い領域のところもあるかなと思っています。
なので私たちの社団王子のような小回りの企業団体のほうが、
そういった一人のお父さんお母さんの働くというところを何か解決するような事業を小さく打ってみるみたいなところは、
やっぱりやりやすいんじゃないかなというのは、
これまで行政とか民間企業の中で教育産業のところに関わる中でも感じているところなので、
何かその行政や少し大手の民間など手が届きにくいところを、
私たちの団体の事業としてやっていけるといいなと思っています。
まさにこれまでなかなか手が届きにくかったところを、
一般社団法人として攻めていきたいというような思いがあられるということですね。
なんとか周りの環境を変えていかないといけないなという時期には入っているとは思うんですけれど、
なかなかそうは言っても、子どもさん以外を変えようとしても、
親さんもいっぱいいっぱい、とはいえ学校の先生もやっぱり余裕は今ないんでしょうという中で、
それぞれがもっと頑張るという以外の支え方が考えられるといいのかなというお話を伺っていて感じたんですけど、
ちょっと話戻るかもしれませんが、教育委員会で一緒に仕事をされていた方々で、
民間の立場で法人を立ち上げたというのは、
先ほどのお話で小回りに効くというところを生かして踏み込んでいこうというところを狙ってということだと思うんですけど、
行政におられたからこそ見えた課題だったりだとか、
行政の外に出たからこそできることというのを改めて教えていただいてもいいですか?
やっぱり事業とか取り組みをスケールさせていくときは、
やはりこの行政のような大きな信頼と大きな予算のところで、
事業を広げていくというところはあると思います。
併せて民間企業においても、ある程度の規模のある取り組みというのは取り組みやすいところがあるかなと思っています。
私たちが行政とか民間企業の中で取り組みをする中で、
どうしても小さな規模の、あるいはもう少し特定の方だけのというような、
私たちは勝手に独断と偏見のある事業を自分たちではやっていきたいというところで話をしているんですけど、
何か自分たちがいいと思うものであれば小さかろうが、
少し偏った考え方であったとしても、それを一旦やってみるということが、
やっぱり行政や大手の民間企業よりもやりやすいのかなと思っていまして、
それがうまくいけばさらに広げていく。
広げていく時には民間企業や行政の皆さんのお力がいるのかなと思っていますので、
その時は改めてご提案をしに行きたいなと思っているんですけど、
一旦まずは小さな成功事例みたいなのを私たちの団体の中で作っていきたいなと思っているので、
そういった意味でこの小さな団体ができることがまず最初あるのかなと思って始めたというところですね。
一人ひとりに合う安心できる環境
学びの対話学校を制度設計するにあたって、
本当にいろんな不登校の子どもたちとか支援されている方々、
保護者の方々のたくさんお話を聞いたんですけど、
一人として同じ理由、同じ状況が残っていないんですよね。
いないですね。
その中でその一人の子のかなりオリジナルな課題を解決するということが、
それがどこまで横展開が見通せるのかとか、
そういったところをあまり考えずに、
まずその目の前の一人のお子さんとお母さんだったりというところの
悩みや不安を解決できるようなことを一緒になって取り組むことができれば、
それはそれで私たちの団体としては大満足なんじゃないかなと思っています。
なので、そういった特定のオリジナルな課題について
アプローチする機会というのは私たちも貴重だと思っているので、
そういった形で取り組みを進めていきたいというふうに思っています。
それこそその不登校になる背景、学校に行けない、行かなくなる背景って、
それぞれでしょうしね。
全く重ならないと思うんですよね。
それぞれのケースがあって、
その理由だとかというのもなかなかそのことを
信頼関係を築いて対話ができるようになってというところで
初めて見えてくるものだったりするでしょうから、
そこがつかめない以上はどうしても大きな事業にも
結びつけにくいところがあるんでしょうし、
まずはそうやって繋がりを増やしていくところからということですかね。
そうですね。
設立の記念講演でも明星大学の星山先生がお話ししてくださった。
よかったですね。星山先生の講演で。
まさにこうセーフパーソン、セーフグッズ、セーフスペースみたいな形で
子ども一人一人にとって安心できる人とか、
物とか居場所があるというのが大事だよねって。
この大枠自体は多分どの子にも当てはまると思うんですけど、
どういう人が、具体的に誰がセーフパーソンなのか、
どんなグッズ、どんな場所が安心できるのかっていうのは
やっぱり個別具体的だと思うので、
そこを何か一律に、このグッズ置いたらいいよねとか、
そういうことでは多分ないと思うので、
やっぱりその子にとっての安心できる人もの場所っていうところを、
本当にそれはもう一人一人カスタマイズみたいな形になると思うので、
大枠の何かしらのパッケージがあったとしても、
そこからの何か支援の手立てっていうところは、
一人一人違うのは当然だろうなと思っているので、
その一つ一つを積み重ねられるのが一番、
私たちの活動としても取り組みたい。
いろんなお子さんに向き合う中で、
この頼れる大人を増やす、その子にとって合う環境を作る、
そのための大人を増やすということを、
どう形に実現していくというふうに考えてみえますか。
講師の星山先生が東京でやっていらっしゃるのは、
発達サポーター養成講座というところで、
名前は発達サポーターという名前なんですけど、
中身はどんな子どもにもきめ細かく支援できるような人を
一人でも増やしていきましょうという講座になっています。
そこは子どもへのどういう声かけとか働きかけがいいのかというところも含めて、
非常に学術的な部分もあれば、非常に実践的な部分もあるというところで、
年7回とか10回とかという講座形式で、
どういうふうに子どもと関わればいいのかなというところとか、
そもそも子どもってどんな特性があるんだろうみたいなところの
子どもの特性理解みたいなところも含めて、
そういった今の子どもたちとか、一人のその子についてよく知るので、
そこからさらにその子に対して何かしら関われる、
いい関わり方の術を身につけるみたいなところを、
講座としてやっていけるといいのかなと思ってまして、
まさに星山先生は東京の八王子でそれを何十年もやられていて、
800人以上の方が養成されて、
学校現場にも関わられているということがあるので、
私自身もさっきの話のとおり、一人の先生が
30人、40人の子どもたちをきめ細かく支援するというのは、
実際に難しいと思っていますので、
教室の中に一人でも二人でも先生と一緒になって
子どもさんを支援できるような人が入れると、
むちゃくちゃいいなと思っていますので、
そういう人たちを一人でも多く増やしていけると、
子ども支援の学校を含めた現場の中に、
まさに子どもが頼れる、すぐその場で何か声をかけられる人が
教室の中に増えるといいなと思っています。
人員を配置するというのは手段の一つなんでしょうけど、
ただ配置するだけじゃなくて、
そのお子さんにとって配置された人というのが
声をかけやすい相手かどうか、
自分の本音を話せる相手かどうかというのは、
またちょっと別の課題があるということですよね。
その課題を越えていくために、
技術のスキルの部分であったりだとか、
どうその子どもと一人の子ども、
それぞれの子どもと信頼関係を築くかというところで
ノウハウがあったりするという中で、
800人を超える方が受講されている講座があったりだとか
ということもあるわけですね。
そうですね。
児玉先生の講座、私も参加させてもらったことがあるんですけど、
当初はシニアの方々、退職をされた方とか、
というのがすごくセカンドキャリアとしてのニーズがあるのかな
という思いもあったみたいなんですけど、
蓋を開けてみると40代、50代の女性がもう9割以上なので、
少しだけ自分の子育ては落ち着いたけれども、
その時に結構苦労したなというお母さん方が
自分と同じ苦労をさせたくないなということで、
そういった養成講座に参加されている場合もあれば、
自分の子どもはひと段落したけど、
周りにいる子どもたちとか地域の子どもたちを
私にも何か関わりたいなという思いを持っていらっしゃる方が
すごいたくさんいらっしゃるなと思ったので、
そういった潜在的な方々のやりたいということを
まさにやってほしいということと結びつけるようなことが
できるといいなと思っています。
なかなか今、かつてのように近所付き合いがあまりなかったりだとか、
地域の中での繋がりというのが薄れる中で、
周りの大人と子どもというのが結構分断されてしまっているところも
各地域であるなと思うんですけど、
実は大人の側は結構お子さんの様子とかを
気にしているという側面もあるのかもしれないですよね。
もっと関わりたいなと思っているんだけど、
なかなかそのきっかけがなかったりすると
繋がることができないという中で、
そういった講座を介してノウハウを身につけて、
その上でいろいろな繋がりを必要としている場を
探していくという流れがあったりするわけですね。
お子さんが安心できる場所だったり、
子どもにとって安心できる人というのは
どちらも必要ということがお話の中で分かりましたけれど、
これからこの学校や地域で実現したいなと思って見える
具体的な仕組みや取り組みはありますか?
私たちの団体としては、
何かハードな建物を持っているわけでも特にないので、
人材の育成みたいなところで、
保護者の方や先生方と一緒に学び合うような機会、
子どもたちの特性を理解するとか、
支援の方法を共有し合いながら、
それぞれ実践していくみたいなところの、
保護者の方や先生方と一緒に学び合うような場や講座を
まずは作っていきたいなというところと、
先ほどの話の通り、何かしら雇用形態を変更せざるを得ない状況の
保護者の方向けの就労につながるような事業を
私たちとしても取り組みをしたいというところと、
あとは物理的なハードな環境も、
これから学校とかフリースクールというところでも
環境を整えていくという意味ではすごく大事かなと思っていますので、
この先のことも踏まえて、実際に子どもたちにとって
まさに政府スペース、政府グッズみたいなところが
何なのかというところとか、
学校という環境の中でどこまで実現できるのかとか、
学校という環境の中ではどういうふうにすればいいのかみたいなところを
専門の先生方ともお話ししながら、
調査・研究していけるような活動も
私たちの取り組みの一環としていきたいなと思います。
聞く時間を増やす小さな実践
最後にお聞きになる方が、
明日からできる小さな環境の変え方というのが
何かあれば一つ教えていただけるといいのかなと思ったりなんですけど、
どうですかね。
そうですね。これは私も本当に実践し始めたところなんですけど、
やっぱり今、家庭の中では2人の中高生がいるというところと、
あと職場では150人くらいのメンバーが今いるというところで、
私がとにかく先に話し出さずに、
今日自分の息子娘は何を思っているかなとか、
どういうふうな様子かなみたいなところを
見たり聞いたりするということの時間の方を、
自分が何かしら話したり提案したり支援をしたりする時間よりも、
できるだけ増やしたいと思っているので、
やっぱり自分の近くにいる子どもたちとか、
あるいはチームのメンバーの様子を見ることとか、
話を聞くというところの時間を増やすというのが、
私は大事かなと思っていて、
それを本当に日々小さな実践としてやっているので。
まず何かそういう乗り広じゃないですけど、
そのきっかけを見つけるところからですもんね。
そうですね。
なかなかそれが、まず聞くというところがないと、
結構こちらの主観で決めつけみたいなところも入ってしまったりだとか、
それをなるべく親としては配して、配してというか。
結構親さんとしては言いたくなるという気持ちも結構、
そこをうまくこらえないといけないなというのが。
言いたくなりますし、親の側も忙しいですから、
限られた時間の中で待っていられないみたいなことも
たくさんあるかなと思っています。
そこはうまくやれなかった日ももちろんあっていいと思うので、
何かしらそういうことを一回やってみるというトライは必要だなと思いますし、
あとは岐阜大学の先生から教えていただいたのが、
子どもたちとかチームのメンバーというのは
声かけの頻度みたいなところも重要だというところがあって、
何かたくさん、量として声をかけるということ以上に、
一回に大量に声をかけたり何か話をするよりも、
それを小分けにしながら頻度高く関わり合うというほうが、
より関わっている実感とか、何かしら認めてもらっている実感みたいなのは
高まるという研究があるそうなので、
本当に朝少し話をするとか声をかけるということを
続けていくことでも大事だと思いますし、
何かその声をかけるのも、
何かその子の話を引き出すとか聞く声かけがいいのかなと思っていて、
何とかしなあかんとかしたとかそういうよりも、
その気持ちとか様子を聞くような声かけができると一番いいのかなと。
というか質問型みたいな感じなんですかね。
そうですよね。
指示、指令みたいな感じじゃなくてということですよね。
何かよくありますね。
確認するというか、何とかしたんかとか、
何とかしなくていいのかとか、何でそうしたのとかですね。
そういうどちらかというとこっちからの決めつけ的なところも多いかなと思うので。
結構それってあれですもんね。
いわゆる大人の中でいうとアツみたいな感じですもんね。
社会人の中の上司、部下の関係の中で生まれがちなやつですけど。
そうですよね。
親と子の関係の中でも、
ちょっと親からアスを子どもたちにかけてしまっているんじゃないかというところで、
そうじゃなくてどうかなというふうに問いかけていく。
子どもの言葉が引き出せるような対話を仕掛けていくというような感じですよね。
そうですね。
上司、部下みたいなところも、
上司が思っているほど部下は話を聞いてもらえているとも認められているとも思えていないみたいなので、
やっぱりそれは上司側が思うほど伝わってはいないというところもありますから、
そのあたりも理解した上で関わり方を日々、これも試行錯誤ではありますけど、
積み重ねていくことが大事かなという気がします。
そちらのテーマでもちょっと伺いたくなるぐらいの感じですけど、
今日はひとまずここまででということなんですが、
ちょっとまた定期的にというか、いろんな課題がまた教育関係に出てくると思いますし、
そういう中でちょっといろんな方のお考えですとか、
ここがこう変わっていく必要があるだとか、
こういうタイミングでこういう取り組みが必要なんじゃないかだとか、
いろんなお声が必要になるところが出てくると思いますので、
また引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
ここまでは一般社団法人子ども環境デザイン代表理事杉本翔一さんでした。
杉本さんありがとうございました。
ありがとうございました。
55:25

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