1. ゆいなわさんの「聞く人」ラジオ
  2. Vol.22 さすらい中の豊福さん..
2023-10-22 42:25

Vol.22 さすらい中の豊福さんに聞く「道中そのものが物語」

今回は、さすらい中の豊福さんにお話しを伺いました。
海外雑誌の編集者をされていた豊福さん。現在はご自身が体験された思いがけない出会いを本にするため、執筆を続けています。実際にお会いするのは初めてながらも、様々なお話しをしてくださいました。
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/6513739a0bc9d6e1d690bae1
00:03
ゆいなわさんの聞く人ラジオ 皆さんこんにちは、ゆいなわさんの聞く人ラジオの時間です。
今回は、さすらい中の豊福さんにお話を伺いました。 海外雑誌の編集者をされていた豊福さん
以前オンラインでお話をしたことはあるんですが、実際にお会いするのは初めてでした。 そんな初対面ではありながらも様々なお話をしてくださいました。
何か好きなことってありますか? 趣味とか? 夢中になることとか?
今は、柔術というものを始めたんですよ。
柔術って色があるじゃないですか、柔術も。
いわゆるブラジリアン柔術というものですね。 あれを一年半くらい前ですかね、コロナの時に始めて。
それは定期的にやってますね。 それって興味があった?
なんかありましたね。 空手とか武術的なものとして、いわゆるマーシャルアーツと呼ばれるもので、空手だったり、日本の剣道とか柔道とか、子供の頃から興味があったんですけど、
ちゃんとそういうものをやったことなく、日本人としてはやってみたいなとずっと思っていて、歳とってきたんですけど、
柔術って打撃がないんで、ボクシングとかと違って、パンチとかキックがないんですよ。
なので、一年半前はまだ仕事会社に在職してたんで、急に顔がボコボコになってとか、あばらを蹴られて折れるとか、そういうことがないじゃないですか。
打撃がないので。 もちろん怪我はしますけど、格闘技ではあるので。
でもちょっと始めてみようかなと思って始めて、それを定期的にやってますね。
やってみてどうですか?
遊んでも楽しいですね。
何やるんですか?1時間とかそういう時間があって、その中で稽古、トレーニング?
そうです。インストラクターの先生がいて、今日はこのテクニックをしましょうって言って、デモンストレーションされて、
生徒の中でペアを作って、それでドリルを打ち込みというか、今習った技を交互に何回もやっていって。
03:13
先生がいて、生徒さんが数人いて、先生が今日はこういうことをやるよって言って、デモンストレーションをやって、自分でやってみようみたいな。
やれます?やれるもんですか?
やれるもんですね。運動神経とか関係なくできる。
純出ってなると力というよりも相手の力を利用する、そっちの方に。
近いですね。
実際それはやられてみて体感します?
そうですね。すごい合気道みたいにびっくりするっていう、そこまでものすごくびっくりすることはないかもしれないですけど。
逆に僕は体が小さい方なんで、自分より重たい人とか、自分より背が高い人とかをひっくり返すというか、そういうようなこともしなきゃいけないんで。
それは言われた通りに、言われたフェジョンで正しくやるとできるんです。
それは初めてのときびっくりしますよね?
そうですね。それで楽しいなっていう。
だからいろんな人がいらっしゃいます。生徒の会員というかメンバーがいろんな人が。
若い方から?
若い方。20代でものすごい体力も筋肉もある方からそうでない方まで。男女だったり、仕事職種だったり、年齢だったり。
50代の方もいらっしゃれば。体重も別ですからね。身長体重も。
身長体重問わずに皆さんとやる?
大会に出るとなるともちろん階級があるんで。練習は関係ない。
大会に出るんですか?
一度だけ出ましたけど。見事に負けましたけど。それはもう全然言えるような話です。
でも大会は誰でも出れるんですよ。出ますって言えば。エントリーすればいいんで。
エントリーして出られてちょっとドキドキしますよね。
僕ね、全然緊張しなかったんですよ。少しは緊張した方がいいって先生に言われたんですけど。
えー、なんでしょうね。分かんないですね。
普段あんまり緊張とかされない感じですよね。仕事とか。普段生活において。
あんまりしないかもしれないですね。
力が入ったりとか。
あんまりしないんですか。どうですかね。
今日僕実際お会いするの初めてじゃないですか。
06:00
前にZoomではお話したことがありますけど。でも初めてってなると。
やっぱり最初はちょっと緊張ってあるかと思ったんですが、柔らかい感じを受けました。
非常に力の入ってないというかリラックスされてる印象があって。
その話の中で大会で緊張しないって言うと、あ、そうかもみたいなところを若干受けはしたんですけど。
あー、そうなんですね。そっか。
でもじゃあ出られて、そうなるとまた出たくなりましたね。
そうですね。
そのうち。ちょっと勝ってみたいなみたいな。
そうですね。どんなもんなのかなって。
そもそも始める前ってスポーツとかそういうのは。
いや、全くやってなくて、それこそ10年ぐらいずっと何もやってなくて。
ただ元々運動は大好きだったんで。子供の頃から。
何かやりたいなっていうところで。それで、僕が今行ってる道場があるんですけど。
それがあるっていうのはずっと前から知ってて。通ったりしてたんで。
それで、ウェブサイト見てみたら見学とか体験ができますよって書いてあったんで。
で、行って体験して入りますっていう感じで。
あー、いいですね。そこって、行く、何だろう、通いって一歩踏み出す感じあるじゃないですか。
それをさせない時期もあったわけじゃないですか。行きたいな、行きたいなっていう。
行くぞっていうところがあって、それって覚えてます?何かきっかけがあるとか。
多分その一歩前の展開としては、柔術を始める1年ぐらい前にジムに通い始めたんですよ。
おー、いわゆるスポーツジム。
そうです。ウェイトをやる。それで1年ぐらい通って。
それで少しずつ体をリハビリ的な、ずっと何もしてなかったんで。
少しずつ体も動くようになってきて、それで行ってみようかなっていう。
そっかそっか。ちゃんと助走期間的なのがあった上で。
そうですね、少しあったと思いますね。
じゃあ今それで実際に始められて1年半っていうと、なんかいいですね。
そうですね。楽しいです。
次はもしかしたら大会に出て勝つことが1つあるかもしれないですけど、でも健康にもね、体も動くようになって。
大会に出ない人もたくさんいらっしゃいますから、きっと。
健康のために楽しみになるっていう。
面白い、いいですね。ちょっと興味的な格闘技的なのが興味あるんですけど。
09:01
そうですね。
どっちかっていうと走ったりとか泳いだりもして、それのほうが一人でやれる部分があるから。
そうですね。
そっちはそっちなんですけど。
運動とかすごい忍耐力が要りそうですよね、2人で。
そうですね。なんかやってないと気持ち悪い状態みたいなところに行けばいいのかなみたいな。
そこまで行くまでが結構難しいですよね。
そうですね。やっぱり柔術とか対人みたいなのは相手との関係性。
言葉ではないものじゃないですか。
それの面白さは絶対あると思うし、いいですね。素晴らしい。
そっか。今は前のお仕事されてて、前のお仕事がいろいろ編集的なお仕事じゃないですか。
で、お辞めになって、これからいろんなところに行って紹介をしたいみたいな感じなんですけど。
日本のありのままの日常というか。
今ちょうど本を出版しようと書いてるんですけど。
もともと雑誌社に勤めていたので、雑誌でも新聞でもテレビ番組でもですね。
メディアというものを考えたときに、テーマだったり各媒体において求められてるものってあるじゃないですか。
月刊誌だったり週刊誌だったり日刊だったり。
でもテレビのニュースってなると今の速報があります。
それぞれのニーズを満たしてると思うんですけど。
僕が月刊誌の雑誌で日本各地飛び回って取材していく中で。
やっぱりテーマがあって取材、出張に行ってるので。
ものすごい極端な言い方をすると、テーマから外れているものは記事にならないことってあるじゃないですか。
そうですよね。
仕事していくうちに、いわゆるストライクゾーンから外れてるかもしれないようなことに惹かれているなという気がしてて。
どうでもいいようなことなんですよね。
そういう取材先の人が教わってくれるちょっとした話とか。
取材先に向かう道中で見た風景とか景色とか。
12:00
取材のあとちょっと時間があったから寄った寺で話しかけたり。
清掃を掃除してる人がこんな面白いことを話してくれたとか。
そういうことを、どうでもいいようなことに興味があるというか、どうでもいいかもしれないこと。
それにだんだん気づき始めてきたってことですね。
そうですね。
特にこの3年くらいですか、4年くらい、コロナになる前後くらいですね。
海外も行けなかったので。
それ前は1年に1回ロンドンに本社の方に出張に行ったんですけど、それもなくなったんで。
静かに、特に国境が閉まってたじゃないですか。
なので結構静かに日本各地を旅することが、旅が許されるときはできたりして。
それで気づきとしては、仕事をしていないとき、もしくは締め切りに追われていないとき。
何時にもう駅に戻って、この新幹線で戻らなきゃいけないとか。
取り継ぎがあったとか、飛行機があったとか、そういうものに追われていないときに結構オープンになって
ちょっと遠回りしたり、ちょっとここでゆっくりしたり。
別に行かなくてもいいかもしれないところに寄ってみたりとか。
僕は釣りも好きなんで、釣りしてるおじさんに話しかけて。
そういうことをやってると何回かちょこちょこ面白い話が聞けたんですよ。
でもそれが何かどういう、何でしょうね、たわいもない話なんで
これを読んだらこういうスキルが身につくとか、そういうことでは全くなくて
自分が面白いなって思うような話が普通の人から聞けたんですね。
それって多分、日本各地のいろんなところに持っていると思っていて
やっぱり僕も含めて、普通、いわゆるですよ、国平を恐れずに言うと
自分の人って、自分が持ってる、知ってるような話とか
自分が自分の生まれ育った町とか村のこと、知ってるけど
それがもう当たり前だし、別に人に話すことでもないと思ってることがたくさんあると思うんですけど
15:05
外から来た人にすると、それ面白いと思ったりとか
知らなかった、ちょっと会話したりとか
そういうことが今、この刻々と変わりゆく日本を生きる中で
そういうものに目を向けたり、耳を傾けたりするのが大事なんじゃないかなと思ったんですよね
じゃあもうそっちをやろうっていう
そうですね、それをやるには結構時間が必要だなと思って
なんせ、今月はこれとか
ここでこのストーリーについて、この人に取材しようっていうよりは
とりあえずここに行ってみようっていうスタイルになるのかなと思っていて
そうすると、もう時間が必要なんです
そうすごい究極に贅沢な話をすると
道中そのものが物語というか
そこに行ってみたっていう
もしかしたら行く手前に何かが起こるかもしれないし
もうそれ始まってる段階で、いつ何が起こるか
そこに素晴らしいものの出会いがあるかもしれないし
そこですよね
それはやっぱりお仕事としてテーマを持ったものを取材したり
っていう仕事をされてるからこそまた側面として見えてきて
そっちも面白いじゃないですか
そうですね
それはそうだよな
今は実際本の準備、書かれてるっていう感じで
そういったようなお話を集めたみたいな
そうですね
実はいくつかここ2,3年ぐらいですかね
そういうエピソードというかに出くわしたんで
それはきちんとメモというか記録に取っていたものがあったんで
それを今出筆していて
それだけでは一冊作るのはもうちょっと欲しいかなと思うんで
近いうちにもしかしたらその人たちにもう一回会いに
会いに行くって言ってもその時は取材をしに行ったわけじゃなくて
あったわけじゃなくてたまたま会ったりとか
たまたま話しかけた人なんで
ちょっと会えるかわかんないんですけど
18:01
そういった他のところを全く当てもないところに行ってみたりというか
当てのない旅というか
その方に会えるんですか?
わからないですね
一人は会えるかもしれない
会えないというか探すのが大変な方もいるかもしれないですね
一応偶然にお会いして
例えばお話を聞いて名前も聞けたかもしれないし
ご連絡先とかも聞けたかもしれないけど
それもやっぱりなかったりする状態
なかった人もいますね
その手がかりをもとにその時のちょっと聞き込みとかしながら
それは面白いですね
なんか出会えるかわかんないですけど
でも出会えないとしても
それはそれで物語になりますよね
そうなんだ
時間は必要だし
ちょっと贅沢だといえば
かなり贅沢だと思います
そうですね
時間もかかりますし
時間をかけて
どうでもいいかもしれないことを
綴るっていう
ただしそういうものが
効率だったり利益性だったり
っていうものを
全てにおいて追い求めると
そういうものが本当にないがしろにされていくのかな
っていうことも
やっぱり東京に10年ちょっと住んでみて
日本人としてちょっと思うところもあり
自分で気づいたというか感じたので
じゃあもう自分でやらなきゃいけないなっていう
そういうことですね
もともと
前職に入るきっかけもあるじゃないですか
もともと取材とかそういうのしたいっていうのがあったんですか
そこまではないんですけど
もともとは雑誌モノクロを見て
もともと国際関係学というか外交とか
西米同盟とか軍事同盟とか
そういうことを勉強してたんですよ
それである時この雑誌を見て
そういう政治だったり国際関係とかも取り扱っておきながら
21:01
ビジネスとかデザインとか建築とか旅とか
それ以外のところもすごい包括的に取り扱っている雑誌があったので
面白いなと思って
ちょっとこれがこの雑誌気になるなと思ってそれで入った
そういうことですね
それはもうある程度若い時っていう
それが11年
2011年でしたね入ったのが
その前は
その前は学生でした大学院に行ってました
そこからすぐパッと入って
そこで社会人としてモノクロで
様々な取材とか
そうなんですね
やっぱりそうすると結構興味は多方面に
そうですね
もう本当建築家の方にお話を伺うこともあれば
市長さんだったり
街づくりのことだったり
カフェを始めた若いカップで話を聞いたり
本当様々な取材があるので
ホテルの取材だったり
デザイナーの取材だったり
いろいろな
じゃあ結構取材的なものはされてるわけですね
やっぱりその中で取材っていうのは
基本はお話を聞くとかなんで
かもしれないんですけど
そこからもちろん記事みたいなものを
作っていかなきゃいけないわけですから
大変ですよね
それはそりゃそうですよね
申し込むところから始めたり
そうですね
僕は今この聞く人っていうのをやってて
それもいろんな人に話を聞くんですけど
それって実際に
特に今雑誌にしようとかそういうことはなくて
ただ聞くことをしてるので
もちろんポッドキャストで流させてもらうんですが
それが何になるかも特になくて
ただ皆さんお話を受けてくださった方は
ちゃんとお話してくださるんですよ
やっぱりお話をされて
いいというか喜んでくれる方もいっぱいいらっしゃって
それって実際にご自身で取材とかされてると
感じたりとかしてましたか
お話しくださりとか
全職の時ですか
そうですね
特に東京から
東京以外のところに出て行って
また雑誌がA字の雑誌で
ロンドンに本部があって
日本だけではなくて世界中で流通するっていうところで
24:03
これ海外の人も読むんですかとか
そういうことで
そんなことをいろんな人に知ってもらえるなら嬉しい
って言ってくれた方はいましたね
そうですよね
確かにそれは世界に開かれたメディアなわけだから
それはその方とかはうれしいですね
実際その記事を作られて
その後の読んだ方からの感動みたいなのが来るんですかね
そういうこともありましたね
そうですね
雑誌を実際に手に取って見てもらって
喜んでいただいたりとか
トラベル旅とかに関わるような記事だったりすると
あの雑誌を見てきたんだって海外から
雑誌持ってとかもしくはトラベルガイドとか
これに乗ってたから来たよとか
行ってきてくれましたということは聞くことはありましたね
それはうれしいですね
その雑誌が媒体となって繋げてくれて
新しい出会いがあって
そこは何とも言えない喜びですね
そうか
素晴らしいな 面白い
それはそれですけど
今度は新たなトライとしてやることが
どうなるかまだ分からないですね
そうですね
出すっていうようなご準備とかそういうのもできてたりとか
まだ準備はできてはいないんですけど
とりあえず一冊目は
イジヒで出そうと思って
それで小さな文庫本みたいなフォーマットで
おそらく活字だけで
ボディだけで
写真とかデザインなく
もしかしたら
挿絵をちょっと
誰かに書いてもらおうかなとは思ってるんですけど
文字メインで
一冊目は
何というか
自分の名刺代わりになるような
今僕が日本をこういう視点で見てます
っていうところを分かってもらえるような
目標としてはシリーズ化していく
なるほど
必ずしも
地方で区切らずに
東北辺とか九州辺とかでは区切らずに
一冊の中に
那覇での出来事があって
京都での出来事があって
昔聞いた何々のどこどこでの話があってっていう
ランダムに
いろんなものが入って
27:00
いろんなものが繋がっていたり
交差していたりっていうもの
ことを書きたいんで
地域別には区切らずに
やっていきたいなとは思ってます
いいですね
僕はとしてはすぐ読んでみたいぐらい
まだ物はないですけど
思ってしまうような
いろんな視点を通したもの
それが
まだ物を目にはしてないので
どんな視点を持ってして
どんなアプローチというのは
気になりますね
じゃあ旅もこれから出て
そうですね
少しずつ年々いきたいなと思ってますね
何でしょうね
面白いと感じる瞬間って
僕とかも普通に普段生活したらあるんですけど
やっぱりそれって
向こうからやってきたりとか
それもありますね
本当に本当に偶然も
あったりとか
あとは
何でしょうね
ちょっと聞いて
なんかみんなが
まじまじと同じものを見てるんですけど
そのものについて聞いてみたら
すごく面白いお話が聞けたとか
なんていうか
これ例えを
分かりにくいですよね
今の例えを
これ今ちょっと書いてる話なんですけど
京都で
あるお寺というか
そこで
地元の京都新聞をカフェで読んでたら
そこで今ゴールデンウィークぐらいだったんですけど
数年前の
ゆかもみじ
もしくはゆかみどりだったかな
いくつか名称があると思うんですけど
どういうことかというと
建物があってですね
古い日本の建築の木造の
庭に
外の庭に
あそこに緑があるように
あわおとした春のもみじが
今ありますと木が
それが
外がものすごく明るくて中が真っ暗いので
室内の
この建物の
木材の床に反射して
あわおとした緑が映ってますと
30:01
それを反射しているものを見るのが
非常にこちらでは名物です
これが今見どころ
非常にいい時期ですと
観賞するに
と書いてあったので
電話してきょう空いてますかと
自転車で40分くらいかけて
行ったんです
それで
そこの間はその間を
間の中には入れないんですよね
床を見なきゃいけなくて
その間の
入口のところに結界があって
そこに座布団が敷いてあって
そこで座ってみるようになってるんですけど
そこに着いて水道に着いていて
座ってずっと見てたんですよ
風もすごく気持ちよくて
本当にあわおとした緑が
床に映って
ぼやけて揺れてるんです
すごい綺麗で
ずっと見てて
グループの観覧車が
2組か3組くらい出して
彼らは結構ささっと見て
入口のところで
施設内は
写真撮影はご遠慮ください
あったんで
撮れないんですよ
でも僕はそれを本当に
肉眼で見るのがすごい面白くて
風で揺れてて
音も聞こえるし
風も感じられるし
見てると
基本的に照明がないくらい
日本の伝統的建築の
室内の床に
緑が映ってて
その日外がすごく晴れてたんで
コントラストもあって
グループの方々が見て
写真撮らないといけないんだね
これインターネットなのか
新聞なのか
これ見たい
これ有名なやつだねって言って
おのおの楽しまれて
ささっと回られたんですけど
僕そこ40分くらい座ったんです
結構いましたね
ずっと眺めてたら
床が気になってきたんですよ
今度は
じーっと見てる中で
なんでこんなにきれいに
反射するんだろうと思って
ニスか何かを塗ってるんじゃないかな
色々思い始めて
帰り際に
床の施設というか建物の方に
あれ床って何か
塗ったりされて
何か秘密あるんですかって聞いたら
だいぶ前に
100年くらいなのかかなり前に
漆が塗られてると思います
もともと墓所の建物だったらしいんですけど
それが移築されてきて
ここに今あります
昔の話を聞けて
もともとは
33:00
あそこに床が
そこの間の床にもみじが映ってることを
私たちは知ってたんですけど
素通りの間だったんですよっておっしゃったんですよ
全く気にしてなかったと
映ってるなと
それもんだみたいなぐらい
他にカノーハの虎の障子とか
他の展示物もあって
他のものを見に行く場所だったんですよ
ある時
個人タクシーの運転手さんがいらして
個人タクシーの観光の運転手さんがいらして
観光客を連れてきて
観光客を連れて上がってきて
タクシーのお客様に
ここが床もみじの間でございます
タクシーの運転手さんが案内したんですよ
建物の方は知らないけど
全く無視してたのに
それでそこの建物の方は
パッと開眼して
タクシーの運転手さんに
床もみじとか
今使われた床みどりの間っていう言葉を
使わせてもらって
ウチらでもウェブサイトとかで
宣伝してもよろしいですかって聞いたら
それはもう僕関係ない
お寺さんのもんなんで
ご自身どうぞって言われた
それで雑誌とかテレビとかNHKの取材とかも
受けるようになって
一番有名なのはそこの間になったんですよ
それなんですけど
そこの施設の人でさえ
素通りしていた間なんですけど
そのタクシーの運転手さんが
面白い神秘感を持っていたっていうか
いわゆるアートディレクターとか
何々美術館のキュレーターとかではなくて
失礼な話大きな肩書きとか
有名な権威的な方とかいうことでもない
タクシーの運転手さんが
もしかしたら芸術と
全く紐づけてないかもしれない方が
これは床もみじの間ですっていう
そこにその美しさについて
気づいてたんですよね
ずっとあったんですよそこに
床もみじの間は
でもそれを床もみじの間ですって言ったら
ものすごい人が来るようになって
すごいなそれ
僕が聞いた話をただ今
僕は雄見直さんにそのまま伝えてるだけなんで
僕はたまたまずっと見てたら床が気になってたんで
聞いたんですよ
あれ何ですかって
36:01
でももちろん鑑賞の仕方は自由なんで
全くいいんですけど
いらして
写真撮っちゃいけないよねって言って
ふんふん見て綺麗だね
これ見たい人だねって言った人は
この話を知らないかもしれない
っていうようなことが
いろんなところに眠ってるんだろうな
っていうのが今一つの例え話
実際にあった話なんですけど
すごいよくわかりました
そういう視点で
そのオープンに
なんでちょっと冒頭の方で言っていた
オープンになって
いろんなものに目を向けたり
自分が知ってると思ってるものだったり
わかってると思ってるものを
もう一回聞いてみたり
もう一回見てみたり
他の人の視点で
同じものを見つめてみると
全然違うことがあるかもしれないな
っていう風に思っていて
そっかそっか
いやーちょっとそうですね
本当に
これもそんなにすごい話じゃないんですけど
でも
そういう話
あると思います
そっか
そうだわ
面白い
例えば日々生活している中にも
そういうものってきっと眠っているでしょうし
またまた気づいていないだけで
あるところにはすごいストーリーが眠っていたり
それは本当に面白いな
でもそういうものって楽しいですね
そういうのって
まだまだいっぱいいっぱいあるわけで
素晴らしいもの
すごいわ
その感じ
なんだろう今うまく言葉にできないんですけど
なんかみんな頑張って作ろう作ろうみたいな
さっき言った効率とか
いいものをみんなが受けるものとか
そういうのって今すごい追求されてたりとか
作られたもの
じゃなくてちょっと視点をずらすとか
変える
ちょっと床からものを見てみるとか
するだけでなんかあるよね
だからなんかすごく
やっぱりさっきから感じてた
自然な感じを持ちなので
自然体でいる感じといいますか
力が抜けた
そういうのがもしかしたら大切なのかもしれないですね
40分そこを見続けるっていうのも
でも僕もちょっとそういう気がするんですけど
ずっと見てると気づいてくることがあるので
床が気になるぞみたいな
なんだあれは
結構その辺の純粋な視点
39:01
子供のような
そうですね
本当に純粋な
それを聞きたいから聞いちゃうみたいな
そうですね
この好奇心のそのままみたいなもの
それをそのまままいっかってせずに聞けばいい
そうです
したらすごいストーリーがわーって出てくる
面白い
それは本当に早く本を読んでみたいですね
頑張って書きます
そういうなんかこう
今おっしゃったように純粋に聞いてみるっていう
そしたらちょっと面白い会話ができたりとか
釣り人に何が釣れるんですかって聞いてみたりとか
庭いじってる人に今何の季節ですかって聞いたりすると
ちょっと思いも寄らないような
期待してなかったようなことが聞けたりとか
そうですね
たぶん
素晴らしい
こういう話ってたぶん
とにかくどこかに行ってみないとわからなかったりとかするんで
そうか
時間もかかりますし
計画性があまりないというような
そういう意味では道草を食うっていう
寄り道をするみたいな感じ
タイトルにしようと思っているんです
タイトルが道草を食う
めっちゃいいですね
今の時代やっぱり
馬も道草も生えてないんですけど
馬は交通手段として僕は今回使わないんですけど
今まで飛行機で飛んでたところだったり
新幹線でできるだけ近くまで行ってたところを
あえて一つ前で降りてみて
そこから在来線で行ってみたりすると
やっぱり新幹線とかってものすごい便利ですし
飛行機も便利ですけど
その間のところを全部飛ばしてしまうんじゃないですか
それだけで見落としているところがたくさんあるだろうな
なのでわざと遠回りしたり
寄り道したり
違うとこで行ってみたり
現在はご自身が体験された
思いがけない出会いを
執筆されている豊福さん
道草 寄り道 道中そのものが物語
たわいもない雑談の中にある
魅力的な物語を早く読んでみたい
42:00
と思うばかりでした
豊福さんありがとうございました
それではまた次回
ユイナワさんの聞く人ラジオでお会いしましょう
42:25

コメント

スクロール