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  2. v.79 三味線普及家・三宅良さ..
2024-03-07 47:09

v.79 三味線普及家・三宅良さんに聞く「心地良い違和感」

今回は、三味線普及家・三宅良さんにお話をお伺いしました。
京都にお住まいで、日々三味線奏者としての演奏活動や、三味線の普及活動をされている三宅さん。
まずは三味線に興味をもったきっかけからお伺いしました。
三宅さんの三味線普及活動:https://www.onbunso.or.jp/activity/15713/
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ゆいなわさんの聞く人ラジオ。皆さんこんにちは、ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
今回は三味線普及家・三宅良さんにお話を伺いました。 京都にお住まいで日々三味線奏者としての演奏活動や三味線の普及活動をされている三宅さん。
まずは三味線に興味を持ったきっかけからお伺いしました。
一応三宅さんにお聞きしたいのは、三味線のことをお聞きしたいんですけど、いつからやってるみたいな。
始めたのは20歳ぐらいなんですけど、最初はちょっと町のお師匠さん的な、おばあちゃん師匠で、
趣味として三味線を習われてて、名取であったりとか師範をとられて、ご自宅で教室とされてる方だったんですけども、そこで習いに行った感じですね、始まりは。
もともと興味があったみたいな感じ?
三味線に興味を持ったのが、別に家がそういう家であったわけでもなくて、身近にそういうことがあったわけでもないんですけど、
関西で言われるとお笑い番組を特集とかでやってる時に、昔の漫才師の方で三味線の名手の方がおられて、
三味線が3本弦があるんですけど、弦1本で曲を弾いたという、逸話を聴いて三味線に興味を持ったんですけど、
そのぐらいの時に吉田兄弟とか津軽三味線の分がわりと出てきてて、
三味線自体が多少盛り上がるというか、知名度が上がってたタイミングだったんですけど、
父が知り合いからお稽古をもらってきてくれたんですけど、それが長歌というジャンルの三味線だったので、それで長歌を始める。
長歌って歌う?
長歌っていうのが、歌舞伎とか日本舞踊と一緒に発展してきたんですけど、
三味線と歌のパートが分かれているんです。歌は歌の人がいて、三味線は三味線の人がいてっていうところで、
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三味線の方がやっているんですけど、長歌の歌っていうのは口編に会の歌なんですけど、
三味線自体もいろいろ先唄が津軽三味線とか、地唄とか木屋本とか時和津とか、
ジャンルがこう。
いろいろ名誉にも青鳥の三味線があったり、58万のあんなところがあったりっていうので、
結構細巻がされているんですけど、その中でたまたま長歌のお稽古三味線だったので、長歌を始めるかという流れになって、
それも近所に最初の和尚さんが住んでおられたので、そこに行くことで始められたという感じですね。
そういうことですね。そっかそっか。
じゃあその入り口がたまたま長歌をやられて、もしかしたら違うのになっていたかもしれない。
かもしれないですね。
けどその入り口はそこだったから。
そこだった。
ということですね。
最初何やるんですか、そしたら。稽古。弾いてみるのかもしれないですけど。
弾くことから始まるんですけど、最初やったのは、もう長歌からいきなり始めたんです。
そういうのをさくらさくらでやってとか、土曜とかをやるのが一番簡単でいいんでしょうけど、
長歌の町の緑という短い曲があるんですけど、だいたい始めにやるような曲ではあるんですけど、それを始めたんですね。
それからですね、そこからスタートですね。いきなりそういうガチガチの長歌というものから始めたんですね。
最初って、シャミセンって場所がわかんないじゃないですか。わかんないっていうか。
ああ、押さえるところ。
押さえるところの楽譜的なものがあるんでしょうっけ。
楽譜もありますし、ギターでいうフレットっていうのがないんですけど、シャミセンには。
ただ、竿の部分に数字を振って何番押さえましょうとか。
ああ、そうなってるんですね、最初。最初というか、今普通はそうなんですかね。どうなんですかね。
まあまあ、教室によって違うんだと思うんですけど、そういうわかりやすい教え方をするところもあれば、感覚で。
この音で、先生が出される音に対して合わせていく。
ああ、そっかそっか。
ここを押さえたら、ああ、その音が出るなという感じで弾いていくっていうのがまあまあ一つはあるんですね。
そうか、じゃあ指の場所もそうだし、音もそうだし、音を合わせないといけないってことは。
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そう、チューニングも合わせるんで。
そうですね、チューニング合わせて。
まあ押さえる、勘所とかツボとかいいんですけど、を合わせていくっていう。
だからフレット、いわゆる例えばギターとかだったら一応こう分かれてるからそこを押さえるけど、シャミセンってちょっとでもずれると変わってきたりするんですよね。
そうですよね。
ぴったり合うかっていうと、そこはそこを合わせていかなきゃいけないみたいな。
そうですね。
感じで、それほどしっかり練習しないとって感じですかね。
そこはまあまあそうですね、練習もそうですし、感覚よく聴く方ですね。
聴く方なのか。聴いてこの音っていうのを自分で探していくみたいな。鳴らしてみて。
でまあそれが合ってる、正しい音っていうのを。
まあまあ先生がちょっと押さえるところがずれてるよみたいなあったりとか。
そうか、じゃあ長年やってるとすぐ分かるんですよね。
まあまあ聴いてるとやっぱり違和感があったりとか。
ああ、違和感か。
そっか、なんかギターとかだとどっちかっていうと、例えばじゃあ練習するってなると教本があって、6番、5番とか指とかがあって、それ見てやるからなんとなくはできるじゃないですか。
シャミセンだともうちょっと耳を開くみたいな感じというか、聴くことをちゃんとしていくんですかね。
まあ音楽自体まず聴くことからスタートすると思うんですけど。
どうでしょう、僕もギターを習ったことから私分かんないんですけど。
まあ不親切というよりも不親切だと思いますね。
そうか、不親切、そうですよね。
ギターフレットがあってコードがあって指の形があって、それを押さえ方をすれば、初心者であろうがプロであろうが同じ音は出るはずなんですけど。
やっぱりシャミセンになってくるとより熟練度が必要になってくるのかもしれないですね。
もしかしたら難しい感じがしちゃうので、難しいから諦めちゃうみたいな人も当然いるでしょうし。
そうですね。
でもそれでも三宅さんはずっとやり続けてる。
難しいと思わない、今でも難しいと思ってはいるんですけど、別になんでしょうね。
まあギターは多分難しいな、難しいと思うんですよ。弦も多いし。
あんな複雑な和音が基本シャミセンであてないので、コード押さえる、例えばEが難しいとかって言うんですけど、そういうこともないですし。
楽器としては単純なので、単純だから難しいところもあるんでしょうけど、面白いところもあるんじゃないのかなと思うんですけど、そこで楽器の比較をしていくと。
シャミセンで何年やってましたか?
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今の師匠に教わっても多分17,18年くらいなんじゃないかなと思うんですけど。
でもそれでもまだまだ難しい?
そうですね、やっぱり難しいというか、簡単ではないですね。やっぱり出したいことであったりとかね、曲を一つ身につけるとかにしても、やっぱりどんだけやってもスッと入ってこないですよね。
でもやっぱりそれでも経験を重ねているから、前よりは上達はしてるわけですよね。
してるフレーズであったりとかパターンとかがわかってはくるので、だいたいこういう流れはフレーズに行くとかっていうのはわかるのはわかりますけど、やっぱりきれいに弾くとか、ちゃんと弾くとかになってくると、
たぶん自分の耳が慣れてくるっていうのもあるんですけど、やっぱり自分のイメージの音と実際に出た音と違うっていうのがあったり。
イメージとしてはこれでいけるって思っても実際に出た音が違っちゃうみたいなことですよね。
ありますね。
そしたらちょっと違うってなる。
でも時にバシッとはまることもある?
時には。
やっぱり先生とかになってくるとそれがちゃんと?
そうですね。
先生はきっと長年やらされてるんで。
もうやっぱり経験値もそうですね。全然違います。きれいにはまる感じの。
練習もいっぱいされてるっていうか。
教えるぐらいだったから、それは教え方もちゃんとやってらっしゃるみたいな。
曲の理解度であったりとか、やっぱりその辺も全然違うんですよ。
今はいろんな演奏会とか外で発表をしたりとかしてるんですよね?
今はそうですね。
結構それはやってるんですか?発表会の。
発表会とかライブ的なことは、月一回毎月ライブハウスがあって、
毎月三味線の仲間、いろんなジャンルの。
長歌であったり、ツーガルであったり、沖縄のサンシーであったりとかっていう、
三味線のいろんなジャンルの人たちが集まってやってる三味線三昧っていうイベントを毎月やってるんですけど、
そこで人前でやったりとか、後は子供向けのワークショップとか、いろんなイベントがあったりするときに演奏させてもらってる感じですからね。
一個教わったのは、ペットボトルを三味線にする?
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そうですね。2リットルのペットボトルに角材を加工して、三味線の竿とか一巻きにして、ペットボトルに竿を刺して三味線にするっていうペットボトルだけでの。
それは三役さんが考えて?
そうですね。
なぜそれに行ったんですか?
子供向けにワークショップをやるのに、やっぱり楽器がね、お稽古用でもやっぱりちょっと高価。
三味線自体が?
自体が高価だし、割と困っているところがあるんですけど、そこは壊れやすかったりするんですね、パーツ的に。
親御さんとかも、子供にちょっと怖がって勉強せなあかんみたいなのがあったら、
だからちょっとやったらダメよみたいになっちゃうんで、気軽に触れて、割と楽器として音がしっかり入れて、構造的にカンカラ三芯みたいな感じで。
カンカラ?
三芯のカンカラバージョンっていうのがあるんですよ、カンカラ三芯って。
構造としては箱と棒があれば楽器としての手はなすので、それが身近な素材としてはペットボトル。
それを考えている中で、ペットボトルがいいんじゃないかなみたいなところに至った?
わざわざ箱を探してタッパーをやるとかよりは空でいたしているだけのものを再利用じゃないですけど、楽器として使えるのであれば加工もしやすいですし。
じゃあそれは三宅さん自身がいけるんじゃないかって作ってみて、自分で。
そうです。いろいろ協力はしていただいたんですけど、楽器その当時、シュガーボックスギターとか、タバコの箱をギターにしてっていうのがあったんですけど、
そういうのを作ったり、木工関係で楽器を製作されている方が知り合いにいて、その方にちょっとお手伝いしていただいて。
それを作ってみて、これはいいぞってなって、それを使って。
そうですね。
そうなるとお子さんとかも反応が変わってくるみたいな。
そうですね。子ども向けのワークショップの時とかに。
それを作って、いくつかを作って持っていってみたいな。
そうですね。
そっか。やっぱり高いんですよね。
ちゃんとというか普通の楽器は。
15:00
普通の楽器はやっぱり安くても何万円スタートになるんで。
あ、そうなんですね。1万円とかじゃなくて2万円、3万円、4万円とか。
そうですね。
上はもうすごい。
まあまあ。
例えば、やっぱり値段によって音が違うとかそういう話なんですか。
物が良ければ。
そうですね。やっぱり硬ければいいっていうわけではないんですけど、
シャミセンのコーキっていうベニーの木とかがいてコーキっていうのがあるんですけど、
それが割と硬くて一番良い音が出る。
シャミセンに使われている素材としての木。
そうですね。コーキっていうのがあって、一応最上級っていうんですかね。
最上級、はい。
次がシタンになって最後カリンとかっていうのがお稽古用であるんですけど、
求める音によっても違うかもしれないですけど、
中歌としてはやっぱり中歌以外、純歌とか他のジャルでもだいたいコーキのシャミセンが一番最上級扱いやなるんですけど、
やっぱりそうなってくると輸入木材になるんですけど、割と高い。素材自体が高い。
値段も必然的に上がっていくっていう。
京都のミーツを作っているところはある?全国的に?
全国的にあると思うんですけど、全国的にだいぶ職人さん自体が少なくなっているので、
シャミセン屋さん自体も京都でも1軒ぐらいしか今ないんじゃないですかね、多分。
分業生なんで、もともと竿は竿だけの職人がいて、竿の職人さんがいて、竿張るみたいな。
全部一括でというか、じゃないんですね。
シャミセンという職人がいて、シャミセンの竿、シャミセンの竿、竿張るっていうような。
そっかそっか。じゃあそこで1個作って、それを次のところに持っていって、最終的には組み立てるというか、全部繋げるんでしょうけど。
ああ、そうなんですね。
今はどうなっているかわからないですけどね、そういう職人さんがどれだけ分業できないか、
一人一人で全部やっているというパターンもあるかもしれないですね。
これやっぱりじゃあ、そんなシャミセンを今もやり続けてて、面白みみたいな、良さとか、どういうところ。
そうですね。
音そのものかもしれないし、例えば。
聞き方ちょっと分からないですけど、例えば鉄道が好きな人って、音が好きな鉄道の人もいる。
18:03
音鉄の人もいるし、乗り鉄の人もいるとか、あるじゃない、鳥鉄とかっていう中で、じゃあシャミセンのどこ。
僕がよく言っているのは、心地いい違和感っていう。
心地いい違和感。
やっぱり、今の日本で生まれると、シャミセンの音楽を聴くより先に洋楽であったりとか、学校の音楽とかも、ベースが西洋音楽で習っていたり、テレビが流れてくるとか、ポップスであったりとか。
そうですね、耳に入ってくるのは最初そういうところから。
そういうところに慣れていると、やっぱりそういう昔の伝統音楽とかって、展開がこう。
ちょっとこう来るんだみたいな感じになりますよね。
それは心地いいという感覚があったんですね。
ファミヤンさんにとってそれがいいなっていう感じですね。
音の流れ方であったりとか、構成であったりとか、音色もそうなんですけど。
いわゆるAメロ、Bメロとかじゃないんですよね。
そうです。そして構成自体もそういう感じじゃない上に、何でしょうね。
もう心地いい違和感としか言わないんですけど。
違和感ではありながらも、それが心地いい。
違和感って聞くと、心地悪いっていうのが感じがしちゃうんですけど、くっついてくる言葉としては。
違和感だからこそいいっていう感じ方、考え方を。
シャミセンの楽器としての特徴は、不協和音。
サワリーがついているんですけど。
サワリーって何ですか?
シャミセンは3本弦があって、1の糸って一番太い糸があって、2の糸が真ん中、中くらいの太さなんですけど。
3の糸って一番細い糸があって、3の糸を上弦があったときに鳴らすと、共鳴して1の糸がブルブルと震えるんですけど。
震えるときに1の糸のところだけ、ちょっと構造的に溝があるというか。
1の糸自体に。
糸が当たるところに。
ご自身見てもらう方が早いんですけど。
あえて不協和音が鳴るようにサイプがしたんですね。
それはどのシャミセンにおいてもそういう風になってるんですか?
鳴らしたときにビーンという音がしているんですけど。
それがちょうど、1の糸だけでも鳴るんですけど。
21:00
3の糸と上手く上弦があっているときに、1の糸鳴らしていなくても3の糸鳴らすとビーンと鳴る。
上弦があっていないと鳴らないんですか?
鳴らない。
じゃあまずは上弦をすることで、それが鳴るようにしてからスタートみたいな。
スタートというかそういう。
そうなんだ。それは初めて知りましたね。
1を弾いて3が行って、ブルブルと鳴って、それでスタート。
上弦できましたという。
そうですね。
そういうものなんですね。
もちろん、本調子とか2上がりとか3下がりとかあるんですけど。
それは何ですか?本調子とか?
2上がりとか3下がりとか、いろんなチューニングの方法がある種類があるんですけど、
その時によってこの3の糸のどこを押さえると共鳴するとかいう。
そっか、そっか。そういうのは確かに勉強しないとわかんないですね。
最初に習いたいって言ってもそれ知らないわけですから、まずそのあたりから勉強していって。
そっかそっか。それでそこに面白みみたいなものを。
楽器としてもその不協和音をあえて、日本の楽器は結構そういうのは多いんですけど、笛とかでも。
ちょっとドレミの音階とは外れる、日本の音階なんですけど。
そういうところのズレというか、これが共通してあるのかわかんないですけど、
いわゆる虫の鳴き声、セミもそうです。
そういうのを風景、自然、環境音として聞けるのは日本人かインドネシアの方かみたいな話を昔聞いたことがあって。
そうなんですか。
海外からの方からすると、いわゆる車の走る音みたいなノイズしか聞こえないのが情緒として感じられるみたいなのは。
そうなんですね。
またそういう音楽に対しても独特な発展というか、感覚がそういう楽器を作り上げているのかもしれないですよね。
そうですよね。やっぱり環境があるからこそ楽器というのはできてきているというか、
日本というところだからこそ出てきた楽器があったり。
マッチングしたのかもしれないですね。
そっかそっかそっか。
例えば西洋の楽器というのは西洋の環境があったからこそ生まれてきたような。
例えばアフリカとかだからドラム的なのかもしれないし。
それは文化と民族性と環境といろいろと繋がっているかと思うんですけど。
シャミセンが奏でる読めない展開、その心地よさ。
24:00
特徴としての不協和音、文化や民族性が反映された楽器についてのお話はとても興味深いものです。
そして三宅さんになぜシャミセンなのかというお話を伺っていきます。
そんないろいろ楽器とかがある中でもやっぱりシャミセンに三宅さんが行ったっていうのが。
行ったのはたまたまの流れですけどね。
その辺は別にどうしてもシャミセンをやりたいというわけでもなく。
でもそれでもやり続ける魅力があるんですね。
それも本当に何で続けているのかわからないくらい。
強い意思を持って続けているというよりは、やめるタイミングがなかったみたいな流れの。
続けられることが自分の中についたんですよ。
シャミセンの仲間ができたりとか、人前で演奏する機会があったりとか、
子供向けにワークショップすることがあったりとか。
シャミセンを破るタイミングがなかったということはもう一つの消極的なやり方説ですけど。
でもやっぱり毎日触るんですか?
できるだけ触るようにはしてますけどね。
触るは触るとりあえず。
やっぱり一週間触らないなんてことはないんですよね。
たまに触れない時もあるし、感覚的に触らない時もありますね。
気が乗らないというかもしれない。
もちろんお稽古をしないとという意識はあるんですけど。
気分が乗らない状態で触っても身が入らないというか、全然学習できていない。
そういう時もないわけではないんですよね。
自分のコンディションがありますからね。
そこまで長期はないんじゃないかと思うんですけど。
義務感でやる時ももちろんないわけではないんですけど。
それよりはどっちかというとこう…
やるタイミングを自分の中で待つみたいな時が結構多いですね。
やるタイミングを自分で待つ?
で、ある時それが来るってことですね?
そうですね。
来たっていうか、おもろになのか、また取り出して。
構えて触って、続けられるかどうかですね。
続けられない時もあるってことですか?
構えて触るまではするけど、ちょっとうーん、今日は違うんだみたいな時が。
あー、そっかそっかそっか。
27:02
大体やり始めると結構バーッてやるんですけど。
他のことを考えることであったりとか、そういう時があったらやっぱり。
例えば発表があったりすれば、それは締め切りがあるというか。
それまでにやると仕上げなきゃいけないから。
やっぱり三味線一人でもやるでしょうし、何人かってやったりもしますよね。
そうですね。
そうですよね。
みんなが同じの弾く時もあるでしょうし。
同じパートとかじゃない時もある。
そうですね。
そうですよね。
三味線もあれなんでしたっけ?
いわゆるお迎えが違う、なんていうのかな。
ソプラノアルとテナバスみたいな、そういうのって。
いや、そういうのは。
あと特に。
ないわけではないんですけど。
ギターでいうカポみたいなのをつけて、ちょっと高い音を出すみたいな。
再行する時もあれば、同じチューニングで別のAパートBパートを分かれて弾くみたいな。
フォンテとカエデって言うんですけど、分かれて弾くっていうこともありますし。
曲の構成によりますね。
例えば発表があったとしたら、みんなそのお仲間さんがいて、話し合ってこの曲やろうみたいな、そういう風になって。
自分はこれ、自分はこれみたいな感じで、それぞれが練習してきて、時に集まって合わせてみたいな。
そうですね。
曲決まるのとかってなんかあるんですか?
あるって言ったらあれだけど。
いや、俺その曲嫌だよみたいなことが起こったりしないのかな。
それはほんまないのかどうか。
僕が今、コンビというわけじゃないですけど、長歌なんで、シャミシャミと歌って書いて、歌の方がいるんですけど、
その時大体任せる感じですね。
僕はあんまりその、こだわりがない人間なので、
季節感であったりとか、
例えばタイガでそういう、南本の吉野とかああいう話してたら、
題材になって曲をやってみようかみたいな、いろいろ考え張るんですけど、
僕は別になんとかしないという感じなんで。
じゃあこれでって言われたもの、お題が出たらそれを練習して。
そんな感じですね、僕の場合は。
もうじゃあ、言われれば何でも弾けるみたいなことですか?
それは弾ける範囲で。
やっぱり難易度が違いますよね、曲によって。
難易度があるし、僕が習ったことのない曲とかになったらできないんですけど。
30:05
習ったことなかったら、でもそれはゼロからやっていけばできるようにはなっていくんですか?
まあいいんでしょうけど、時間がね。
それもありますよね。いきなり10日後にそれやるって言われても無理みたいな。
ある程度経験があった方が早い。
そっかそっかそっか。
じゃあやっぱりそういうある程度のパターンみたいなのがあるっていうことなんですね。
そのものによってこういう流れとか。
じゃあ長年続けてらして、こうなりたいみたいなのってありますか?
三味線でこういう感じに行きたいとか。
やっぱりストロングスタイルじゃないですけど。
ストロングスタイル?
コテコテのコテンをしっかり仕切るようにもなりたいっていうのもありますし。
自分の好きな音楽、もともと好きだった音楽っていうのが三味線始まる前。
何ですか?
三味線始まる前に好きだった。
ハードロックとかも好きだったし、今で言うと打ち込みのEDMとかも好きだった。
ダンスミュージックとか。
ダンスミュージックを三味線でって言うと超分からないんですけど。
やれないことはない?
作ってる人がいるか分からないと言えないですけど。
いわゆるミニマルミュージック。
とかだと一つのフレーズをこうやって繰り返していくっていうようなことだったりするんで。
一人だと民族楽器を繰り返しているんで。
アレンジの仕様だと思うんですけど。
そっかそっか。それはできますよね。確かに。
もっとミニマル寄りにしていくとか。
一応同じフレーズをずっと弾き続ける。
で、ちょっとずつ展開していくみたいなこともできますよね。
リズムの打ち込みをしっかり作れば。
まあまあできなくないかなと思いながら。
そういうのもちょっとやってみたいなと。
確かに。それ面白そうですね。
僕は音楽も作ること。
DTMはパソコンで楽器とかできないんですけど。
パソコンで作るので。
確かにそう言われてみれば三味線の音色みたいなものを取り入れつつ。
ダンスというかビート。
そうですね。ビートを。
ミニマルにしていってっていうのはできますよね。
なるほどね。それは面白いですね。
そっかそっか。
で、やっぱりステージというか発表の場があるわけですから。
そういうところでやろうともできるわけですよね。
まあまあそうですね。
いわゆるそういうクラブでやったりとか。
で、あまり聞かない選手の方が多いところで。
33:04
そういうところで何かのフレーズを聞くと。
聞いたことある。
もし興味のことがあったらこの方がいいみたいな。
何かそういう一つのフレーズを知っているだけで。
一つの文化の入り口というか。
バッて大きく広がる入り口に入ってしまえば。
中が広がっていくみたいなことにもつながると思うので。
何かそういうのができたらなという感じですね。
うん、面白いと思います。いいなと思います。
そっかそっか。それは面白いな。
それはぜひ。
はい。だから全然取り組んでないのであるんですけど。
まあまあ好きなアーティストがいて。
その人のあれを勉強しながらできたらいいなと思います。
好きなアーティストって例えば誰とかありますか?
えっとね、フォーテッドっていう。
ああ、フォーテッドわかります。
わかりますわかります。
あの人が僕好きで。
最近やってます?
ちょっと前に結構やってきた。
ちょっと前って言ってももう10年とか前。
そう、僕初めて知ったのは10年とか20年近く前。
そっかそんぐらいになりますかね。
えっとね、5、6年前にたぶん新しいアルバム1回出してたと思う。
その後も出したんじゃないですかね。
フォーテッドちょっと今たぶん入ってると思うんですけど。
フォーテッドは何すげえ聞いたかな。
フォーテッド、フォーテッド。
あのイギリスのBBCのエッセンシャルラジオですかね。
これすごい聞きましたね。
ああ、はいはい。
これも聞いた?
これもありますね。
これもでもいつなんだろう。
何年か。
20年前なんだこれ。
これも何でしょうね、陽気みたいな感じ。
ちょっと楽器もね、いろいろ使えますもんねフォーテッド。
フォーテッドいいじゃないですか。
シャミセンで。
あ、そうっすか。
フォーテッド好きなんです。
僕も結構こっちの方好きで。
こっちと言ったらなんですけどミニマルとか。
エレクトロニカとか。
エーフェクスツインとかってあるんですけど。
どっちがテクノとか。
結構そっちの、いろいろ幅広く聞いたんですけど。
今これフォーテッドの名前は聞けると思いながら。
多分あんまりシャミセン奏者でフォーテッドの名前の人はいないみたいだからと思うんですけど。
そうっすよね。
知ってしまえば相性は良くなると思うんですけどね。
面白いと思うんだよな。
ぜひ聴かせてほしい。
36:01
できたら。
フォーテッドというアーティスト。
僕もたまたま知っていてよく聴くこともあるんですが。
三宅さんも好きで聴くというのはとても嬉しいことでした。
ぜひシャミセンでのフォーテッド的な音楽を作っていただきたい。
そしてお話は三宅さんおすすめの京都のスイーツのご紹介です。
今お聞きしているのは、普段聞いているのは仕事か好きなことみたいなことを聞いているんですけど。
好きなことというのは何ですかという質問だとすると。
もしかしたらシャミセン奏者なのかもしれないですけど。
それもそうですし。
食べるのが毎度好きですから。
ご飯食べるのも好きなんですけど。
割とお菓子、スイーツが好きで。
京都って割とパン屋さんも多いですけど、ケーキ屋さんとかも。
ちょっと街を歩いていると多いじゃないですか。ジャンルも多い。幅広いし。
割とこんな路地で人くるんかみたいなところでもあったりするんですよ。
割菓子屋さんですよ。最近は減りましたけど、昔ながらの割菓子屋さんとかって。
別に表通りとか、商店街の中じゃなくないところでもやってたり。
いきなりポンってあって、間口もそんなに広くないけどやってるってありますよね。
最近は30代、40代くらいで独立というか。
面白いケーキ屋さんもあれば割菓子屋さんも結構あって。
そういうところを探すというか。
同世代のシンパシーじゃなくて。
有名な老舗とかもいいんですけど、小さく個人商店としてやってるところを見つけていくっていうのは最高。
いっぱいありますもんね、本当に。
きっと皆さんの舌も越えてるような、レベルが高い感じがするというか。
かもしれないです。数があると。
そうですよね。そうやって競争にしますもんね。
それで底上げもされると思うので。
おすすめありますか?
おすすめは…
さっきそこ行ったらめっちゃ並んでたんですけど。
アフターバーですか?
アフターバー。
あっこは有名な感じなんで。
39:01
もちろん豆餅は美味しいし、あれなんですけど。
あんだけ並んでるのを見ると、別におすすめはしないと。並ばなあかんとこられて。
一回もし機会があったらどうですかぐらいの話で。
別に絶対食べんと、京都来て食べないのはそうですよみたいなことは別に。
宮城さん自身がちょっとここだけの話、ここだよみたいなところってあったりするんですか?
和菓子でいくと、堀川五条ちょっと入ったところに。
堀川五条ちょっと入ったところ、はいはい。
菓子屋のなさんっていうところ。
菓子屋のなさん、へー。
ここは和菓子屋さんなんですか?
和菓子屋さんですね。
へー。
あと、こっちは有名だと思うんですけど、糸立さんっていう。
糸立。
多分一番有名なのがこのクマのお腹ですかね。
かわいいですね。糸立。
はい。
で、あと、丸に抱き柏っていう。
丸に抱き柏?
丸。
カモンらしいんですけど、っていうところが和菓子。
割と若手というか、世代的に30代40代くらいの店主さんがされてるところですね。
で、あと、ケーキでいくとパテスリーレモアノっていう。
パテスリーレモアノ。
あと、最近いいなと思ったのは。
さすが知ってますね。
そっかそっか、好きですもんね。
はい。
なるほど。
12ヶ月っていう。
12ヶ月。
土日、第3、第4の土日しかされてないらしいんですけど。
そこのケーキはおいしかったですね。
いいですね。
味もさることながら、やっぱりお店の雰囲気っていうんですかね。店主の方と。
なんかちょっとお話、買うだけではそんなに長く話したくないけど、ちょっとお話やりとりするだけでもいい感じっていうんですかね。
そういうのも含めて、お勧めする感じですね。
買いに行って、もちろん食べるお菓子もおいしいし、そういうちょっとした会話も楽しめるというか。
42:04
本当にこんだけいっぱいあるから、全部行けるわけではないじゃないですか。
そうですね。
中でも、当然メディア的なものにも出てくるところもあるでしょうし、評判いっぱい並ぶところもある中で、
やっぱり観光として来ると、情報源、インスタもそうですし、やっぱり地元の人が行くみたいなところもきっとあるらしい。
そうですね。
やっぱり飲み屋さんとか、お酒飲みます?
あんまり飲まないです。
ちょっと僕、夜泊まったのが八坂神社の辺りで、ポント町とかの辺はちょっとグロっとしたんですけど、
一人だったんで、入るって言ってもなぁと思って、ちょっと適当なとこ入って、たちのみか何回飲んでたぐらいなんですけど、
知ってる人がいれば、そりゃあそこにその人を勧めるところに行けばいいんですけど、
なかなかその辺って難しいなと思いながら。
その辺が目的で来られたかによると、観光になってくるとやっぱり京都っぽいとか、
そういうね、いわゆるインスタ映えをする料理を出すところとか、そういうところになったりはするんでしょうけど、
居心地がいいというか、やっぱり京都だからといって日本の海石料理というわけじゃなくて、
韓国料理なり、メキシコ料理なり、インド料理なりという風なお店でも美味しいところがあれや、お勧めするというか。
確かに京都まで来てカレー食べましたってわからない人はあると思うんですけど、
京都の美味しいラーメン屋もあれや、カレー屋さんとかもあると思うんで、
それはなんか、地元美ってお勧めというか、そこはまた別、思いとはまた別の。
結構文化的にもあるじゃないですか、すごく当然ですけど京都って。文化度が高いと思うんですけど。
歴史は当然ある。歴史はもちろんあるけど、例えばサブカルっぽいような文脈でも京都ってすごくあるなと思うし。
見に行かれたと言われるタクタクにしても、そういう70年代60年代くらいのライブハウス、実際ライブハウスが京都多かったみたいですけど、
そういうカルチャーですね、文学にしてもそうですし、美術とかアートとかでも割と尖った人が多かったじゃないですかね。
やっぱりその辺の視点を持ってしてもすごく魅力的だし、それも面白いなと思うので。
やっぱり今日もウロウロしながら、当たり前ですけどふっとお寺なり、自社服がバッて出てくる急に。
45:07
隣は靴屋さんとかファッションとかの間に行ってながら混在しながら、やっぱり歩いてて飽きないというか。
こっちのエリア行ったらまた街並みが違って。
その辺がまた来なきゃいけないなと思いながら、今日帰っちゃうんですけど。
そうなんです、それはやっぱり感じますね。
僕も東京に行った友達とかから聞くとやっぱり何か違うとか言われます。
日本全国お寺はあるし、住宅街の中にあって、そこまで違うのかなと思ったりはするんですけど。
僕も旅行とかでいろいろ行きますけど、地域それぞれなんで、それ全部違うなと思うんですけど。
今日とは違うと言われると、どこがどう?
それぞれ違うの中で、今日とは違うと言われると、どう違うんだろう?みたいなのはちょっと思いますね。
シャミセンを長年続けていながらも、まだまだ難しいとおっしゃる三宅さん。
西洋の楽器にはないシャミセンの魅力を広めるべく、これからも普及活動を続けていっていただければと思います。
そしてスイーツ情報もありがとうございます。
次回京都に行った際は訪れてみようと思います。
三宅さんありがとうございました。
それではまた次回。
ユイナワさんのキクヒトラジオでお会いしましょう。
47:09

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