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いや、何の話?ってね。 誕生日のことなんですけれども、
少し前までは正直しんどかったんですよ。 喜べなくてね。全然喜ばしくないんですよ。
年老いていく自分を意識させられる日っていうか、 毎年毎年やってくんじゃねーよ!とか思ったりしてね。
なんていうのかなぁ、少しずつ女っていう殻を脱いでって、 中からおばちゃんが、あらやだー!こんにちはー!みたいな感じでね、こう出てくるのが嫌だったっていうかね。
昔はね、自分がおばちゃんになるなんてこれっぽっちも気づかずに、 この日が来ると、美味しいものを食べられて、プレゼントももらえて、お友達が集まってくれる今日が一番楽しくてね。
少し大人になるとさ、恋人に買ってもらったお財布やら、 アクセサリーを大事に大事に身につけたりしてね。
幸せなケーキを食べてたもんですよ。毎年思い出すなぁ。 で、
今の私は?って言うと、お祝いのケーキの生クリームは胃がもたれるし、 お祝いのプレゼントもまあ特にいらないし、
脱皮による第三形態くらいをね、じりじり生きている絵でございますよ。
まあでもね、結局人間誰しも必ず老けていくわけですし、 何で勝負するのかって言ったら、こっからは人間力、中身なんじゃないかなーって思いますね。
アラフィフというより、ジャスフィフの記念日に自分の年ぶっちゃけてみました。
ああ、もう、年は言わないようにしてきてたんだけどなぁ。
っていう話。
